くりごはんが嫌い このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

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2013-06-10

[]ロックバンドが売れるためにはどうしたらいいか? 19:41 ロックバンドが売れるためにはどうしたらいいか?を含むブックマーク

島田紳助はデビュー前にどうすれば漫才で勝てるのか?どうすればじぶんのような技量のない人間でもおもしろ漫才がつくれるのか?について徹底的に分析してからネタ作りをはじめたという。諸先輩方の漫才をテープに録音し、しゃべってることをノートに書きだし、それをじぶんなりのことばに変え、紳竜漫才はつくられていった。B&B島田洋七は「オレの漫才パクリやがって」と紳助に冗談まじりでいってるようだが、それはある意味まちがってない。彼がパクったのは漫才の構造だからである。

それと一緒というとたいへんおこがましいが、小生、バンドごっこのようなものをやっていたり*1、知り合いにスタジオミュージシャンバンドマンが多いこともあって、ロックバンドが売れるにはどうすればいいのか?について本気で妄想したことがある。

まず、日本ではメロディが際立ってないと誰もが知ってるレベルの売れ方をしない。ビートルズはもちろんのこと、オアシスグリーン・デイボン・ジョヴィなんかが日本で売れるのは間違いなくメロディが際立っているからである。

さらに構成が凝ってないとダメだ。きっちりAメロとBメロがあり、サビで盛り上がり、Cメロがくるくらいの展開がないと物足りなく感じるからである。

あと歌詞。ひねくれたような余計な文学的な比喩はいらない。ハッキリこれはこうだと言わないとダメである。そこに短編小説のような物語調の歌詞を書けば良い歌詞だと言ってもらえるだろう。ビートルズでいえばジョンの歌詞よりもポールの歌詞じゃないとダメなのだ。そして全体的にボヤーッとしていてもディテールが細かければ、これはリアル歌詞だ!と受け取ってもらえる。BUMP OF CHICKENがまさにそうで。あと恋愛ソングでいえばラッドウィンプスなんかもこれに当てはまるのだろう。

アレンジ面でいえば、洋楽邦楽の良い所を取ってミックスする――――いわゆるサンプリングのような形式を取ればよい。ASIAN KUNG-FU GENERATIONが出てきたとき、まさにやってみたいことをやられた!と思ったもんだが、彼らも言ってみればウィーザーパワーコードナンバガイースタンユースの疾走感と日本語の歌詞、さらにオアシスやティーンエイジファンクラブメロディを使って出来たようなバンドである。

しかし、これだけで勝負したところで売れるというところまではいかないだろう。やはりそこには「個性」がないとダメだ。アジカンが売れたのもボーカルの声だったり、パワーコードだけでもキャッチーだったりで、サンプリングのその先が見えたからである。そこでそういったことを踏まえて、日本で売れるロックバンドとは何かを考えたとき、ぼくは未だにフォロワーがいないレッチリやレイジに着目した。

とりあえずかっこいいリフを考え、Aメロはそれで突っ走り、メロディがあるんだかないんだかわからない言葉をラップっぽい感じで叩き付ける。あとはサビだけしっかり作る。言い方は乱暴で雑だが、これさえ出来れば、あまり日本にいなかったタイプのバンドができるんじゃないか?

そんなことをなんとなく考えていたら、こんなバンドがMステに出演していた。

D

なるほど、確かにレッチリのように16ビートではないが、8ビートによる言葉数の多いAメロ、アークティックモンキーズ的なアプローチでありながら、ガレージに寄りすぎないリフ、そして超ハッピーで覚えやすいマクフライのようなサビと、先ほど考えてきたことに当てはまるバンドである。しかも歌詞サンボマスターのように熱く、直接的で分かりやすい。業界注目のバンドとして番組では紹介されていたが、なんとなく分かる気もする。実際ライブもかなり盛り上がってるようだ。もしかしたら彼らは売れるバンドになるかもしれない。



しかし、なんだろう。このまったくグッとこない感じは。



こんなことをいうと大変失礼にあたることは承知だが、良い意味でも悪い意味でも上っ面だけのしょうもない音楽である。とても音楽を武器にしているという歌詞に呼応しない。これを聴くといかにマキシマムザホルモンの『恋のメガラバ』はよく出来ていた楽曲だったかが分かるし、ジャンルはやや違えど、サザンウルフルズ怒髪天もギリギリのラインを狙っていたんだなぁと改めて認識させられた。それこそこないだの『グランド・マスター』ではないが、食い合わせの悪いものを合体させた結果、なんと言っていいか分からない音楽になってしまったという感じだ。

つまり、先ほど書いてきたように、理屈でこれはイケる!という音楽を作ったとしても、それがちゃんと良い物になるとは限らないということなのだ。もしかしたら彼らは売れるかもしれないが、やはり「売れる音楽を作ること」と「良い音楽を作ること」はまったく違うベクトルなんだなということに気づかされた。

ちなみになんちゅう変な音楽を作る連中だと思って他の曲も聴いてみたのだけれど、全部ダサかった。恐らく本人たちはこのダサイ感じを意図してやっているのかなぁとも思った。そういった意味でも要チェックである。


【追記】

レイジやレッチリのフォロワーならRIZEとかいるじゃんという指摘をもらいましたが、少なくともぼくはその影響をハッキリと感じられなかったということです。もっとパンク寄りに感じたというか、さらにいうとDragon Ash的な……

*1:スタジオで合わせる程度でステージには立たない

badendingbadending 2013/06/10 23:37 私はかなり好きです。
初めて聴いた時の衝撃は、少年ナイフ、OLH、ミドリカワ書房以来でした。
個人的に「主流の歌詞から外れた感じ」に心が惹かれるというのも大きいですが・・。

katokitizkatokitiz 2013/06/10 23:57 あー!なんかそのラインの人たち(OLHは分かりませんが)に比べると形式だけでやってる感じが見えるんですよねー。毛皮のマリーズ的な感じというか。

アフガニスタン・バナナアフガニスタン・バナナ 2013/06/11 11:58 はじめまして。
はてブに掲載されていたので、読ませていただきました。

>しかし、なんだろう。このまったくグッとこない感じは。
 こんなことを、(以下略

この感想、僕もまさに同じです。笑
なんなんでしょうね。

katokitizkatokitiz 2013/06/11 15:16 どうもはじめまして。確信のないグッとこなさというか、説明できないんで、大変もうしわけないんですが、うーん。

バナナパブリックバナナパブリック 2013/06/14 23:14 同じことを思い妄想を繰り返してましたが踏ん切りがついた気がします。ありがとうございました。