ドラマとアニメを評価するならこっちかと「WATCHA(ウォッチャ)」

以前「Filmarks」という映画レビューを載せまくるアプリを紹介され、今でも楽しく使っているが、また新しいその手のアプリを紹介された。

ぼくは簡素なデザインで使いにくかった「鑑賞メーター」を評価しておらず「Filmarks」の方が見た目も良いし、Twitterとの連動でフォロワーが増えるのも早いし、何よりも一般の人ならそのタイトルすらお目にかけないような映画まで登録されていることで、シネフィルからライトな映画好きまでいろんな人が出入りしておもしろいことになるだろうなと思った。

スマホの普及により誰でも参加できる反面、Yahoo映画レビューみたいな小学生以下の感想も目立ってしまうが、自分が信頼してる人だけフォローすればタイムラインはそれなりの感想で埋まるし、作品で検索してもその人たちの感想から羅列される仕様だし、たまーに「こういう文章が支持されるのか」と勉強にもなったりしてホントに今でもよく使っている。

こういうことを言うのもアレだが、映画に特化したSNSならこれひとつで充分くらいに思っていた。

WATCHA(ウォッチャ)-映画、ドラマ、アニメのレコメンドアプリを App S... : 【必見!】自分にぴったりの映画がおすすめされる?!レコメンドアプリ『WATCHA... - NAVER まとめ

さて、この「WATCHA(ウォッチャ)」である。使い方は基本的に他の映画レビューアプリと一緒。映画を検索し、感想を書き、点数をつける。レビューを書いたり点数をつければつけるほど、自分の好みにあった映画が表示されていくというのが他とは一線を画す仕様で、ホラー映画やバイオレンス映画ばっかり評価してたら、そういうものが並んでいくということなのだろう。

最大の強みは映画だけでなくドラマとアニメも同じように映像作品として扱える点で、映画よりもそっちを多く観るという人にとってはうってつけなのではないだろうか。実際、ぼくも「ブログに書くまでではないけれど、ドラマとして好きな作品の感想を書いて多くの人に読んでもらいたい」と思ったことがあったので、これはありがたかった。

ただ、良いところもあれば悪いところもあって、とても使いやすいアプリとはお世辞にもいえないところがある。

まず、登録したら映画とアニメとドラマからそれぞれ15本ずつ、ランダムに表示された作品の評価しなければならず、これが非常にめんどくさい。しかも自分で検索して点数をつけるならいざ知らず、ありとあらゆる作品から無理矢理点数をつけなければならないのでこの時点ですごいストレスを感じた。こちとら未見の作品の方が遥かに多いわけで、ドラマは韓流のものばっかり表示されているし、アニメも萌え的なものばかりで、自分が観た物に巡り合うためにはそうとうスマホの画面をスクロールさせなければならない。もちろんそれをスルーすることもできるのだが、なんで検索できない仕様にしたのか。これが理解できない。

さらに「ランキング」としてTwitterで話題の作品が表示されるのだが、これも10本しか表示されず、さらに全部が新作なために旧作から採点が高い作品までごちゃまぜに並ぶ「Filmarks」よりもガイドとしては使いづらい。ドラマやアニメなんかは放送されない地域も多く、基本的にはソフトでしか見る手だてがないのに、なぜ映画は上映中のものばかりにこだわるのか。

あとレビューの文字が100字までしか入れられないというのもいただけない。スマホで使うことを目的としているため、短評にこだわっているのかもしれないが、Twitterの140文字でも足りず感想を連投してるような人が多いこの昨今、それはいかがなものか。このアプリがきっかけでめちゃくちゃ映画が好きになり、感想を書くことが楽しくなってきたら他のアプリに流れることも考えられると思うのだが……まぁ基本的には採点だけを目的としているのかもしれないが(ちなみにぼくは映画に点数をつけるのが大嫌いなので基本的には感想だけを書いているのだが、このアプリでは点数を絶対につけなければならない仕様であり、それもどうかと思った)、

とはいえ、海外では160万人も登録者数がいるとのことで、mixiにおされていたフェイスブックがあっという間に盛り返したように、アップデートを重ねて、使って楽しいものに生まれ変わるかもしれない。その辺はこれからに期待したいところである。


「WATCHA」ダウンロードはこちらから↓
https://goo.gl/h38hCO