くりごはんが嫌い このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

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2017-07-15

[]そもそも選曲が48Gのベストオブベスト『NGT48 1ST ANNIVERSARY16:02 そもそも選曲が48Gのベストオブベスト『NGT48 1ST ANNIVERSARY』を含むブックマーク

NGT48劇場オープン一周年特別記念公演とNGT48自体の一周年記念コンサート、そして劇場オープン一周年特別イベントを丸々収録した『NGT48 1ST ANNIVERSARY』のBDを購入して、全部観た。

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7500円とわりと高額だが、購入に踏み切った理由はセットリストが神がかっていたからである。

ディスク1に収録されている劇場オープン一周年記念の方は、劇場“の”一周年なので、それこそ公演曲が中心のセットリストで、後半につれてシングル曲を中心に盛り上がっていくいつもの構成だが、それも「重力シンパシー」など、わりと地味な曲が選ばれており、あえて「会いたかった」をいれないなど、玄人好みになっている(そもそも「会いたかった」はもう聞き飽きている。あと収録されているが、個人的に「桜の花びらたち」も)。

そして圧巻なのはディスク2。NGT48発足一周年を記念したソロコンサートなのだが、こちらは48G全体のベストオブベストな選曲で、自分でプレイリストを作っても選ぶであろう神曲たちがずらり。曲順もDJセンス溢れるというか、このタイミングでこれが来るかね!と驚きの連続で、特に欅坂46の「サイレントマジョリティー」は当時コンサートに行ってた人は度肝抜かれたのではないだろうか。

もちろんそれだけじゃなく、NGT48というグループ全体を多角的に見せようという意図があり、曲によってセンターがコロコロ変わるのも魅力的。加藤美南による「愛しさのアクセル」は彼女の“ある特技”を活かした振り付けに変更されていて、完全にたかみな超えを果たしていて圧巻。衣装が合ってないように感じたNMB48の「ナギイチ」では兵庫県出身の太野彩香をあえて選んだり、Maxときの乗車時間に合わせたコンサートで、クライマックス前に「最終ベルが鳴る」が披露されたり、最初と最後で二回パフォーマンスをする「Maxとき315号」は振り付けを変えるなど、とにかくいちいち気がきいている。

あと全体のパフォーマンスへの言及だが、わりとアダルトチックでアーバンなナンバーであるSDN48の「佐渡へ渡る」がまったく違和感なく、もはやNGT48の曲にしてもいいくらいしっくりきているのも嬉しい誤算。そして、バラエティではその独特の声と顔をイジられまくる山田野絵が、非常に良い役回りをしていて、選抜に選ばれるのも納得。AKB48でいうところの宮澤佐江*1になるのだろうが、元々コメディリリーフ的なところがあるので、大仰なパフォーマンスであっても鼻につかず、むしろグループ全体の良いアクセントになっているのには驚いた。意外にダンスのキレもあり、マジメな表情であっても「すましてんじゃねぇ」とは言えない感じで、もはや彼女なしでの公演は考えられない。ビートルズでいえば変なことばかり言ってるわりにそれが曲のタイトルに採用されるリンゴ・スター的なポジションなのかもしれない。

あきらかにポンコツな動きだけど、精一杯がんばる西潟茉莉奈前田敦子のようにどの曲でも適応能力を見せる高倉萌香。ちんちくりんなのにも関わらず大きく見えるキレを持つ加藤美南、もはや安定感しかない柏木由紀などなど、NGT48自体の魅力も満載。さすがに箱推しでない限り購入に踏み切れないだろうが、少しでも興味を持っている方にはおすすめしたい。

D

*1:もう卒業したけど

2017-07-09

[]近代アイドルと題材の相性の良さ『ひぐらしのなく頃に16:40 近代アイドルと題材の相性の良さ『ひぐらしのなく頃に』を含むブックマーク

NGT48のメンバーが多数出演した『ひぐらしのなく頃に』を観た。

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超がつくほど人気のメディアミックス作品をNGT主演で、しかもオール新潟ロケで実写化するという負け戦感がプンプン漂う企画で、実際原作の大ファンである妹も「何を考えてるんだ」的なことを言っていたが、我々兄妹、絶賛NGT箱推し中ということもあって、高価なDVD-BOXをお金を出し合い購入。ところが、いざ蓋をあけてみるとこれが想像以上によくできており驚いた。というかとてもおもしろかった。

いきなりだが、そもそも『ひぐらしのなく頃に』という作品は萌え絵的なフニャフニャした甘酢パートから急転直下で八つ墓村的なミステリーになるのが魅力なのだが、それを実写にする場合、その二次元萌え要素を表現するのが難しく、2008年に映画化したときもそれをクリアすることができてなかった(当時AKBだった小野恵玲奈こそ出ていたものの)。ところが、「人差し指と人差し指でつぐつぐ〜」など、人を喰ったような自己紹介をするアイドルが当たり前になってきたこの昨今、それをそのまんまアニメにトレースすることで、違和感がないようになっている。セリフも原作に忠実にした結果、大凡日常でいわないようなものばかりなのだが、それもアイドルらしく振る舞うことでクリア。特にその中でも終始「◯◯なのでございますのよ」とか「◯◯なのです」という喋り方をしなければならなかった清司麗菜本間日陽はある意味で助演女優賞をあげても良いレヴェル。演技初挑戦とは思えない中井りか加藤美南女優としてもやっていけそうだし、見た目でいうと稲葉友はどうなんだろうと思っていたが、良い意味で肩の力がバリバリに入った演技でもう前の映像化の主人公が思い出せないくらい。ピッタリだったように思う。

さらにスカパーで放送されたということもあり、エクストリームな表現は予算内でやれるだけやっている。飛沫まみれの血しぶき、多彩な死体とグロは熱狂的なNGTファンが観たら卒倒してしまうこと必至。在郷まるだしの新潟ロケも『ひぐらしのなく頃に』の世界を再現するのにピッタリで、わざわざ美術スタッフが作り上げたというゴミ収集場のクオリティの高さは映画並み。映像作品における美術は金喰い虫と言われがちであるが、そこにお金をかけることで完成度の高さを底上げしていて、NGTの企画モノと思って見ていると良い意味でやられる。

実はぼくは原作を途中で断念したクチであり、今回改めて『ひぐらしのなく頃に』という作品を最後まで見返したのだが、そもそもこの作品自体が、さわやかに終わる黒沢清みたいな感じで、『CURE』や『回路』、『カリスマ』あたりを連想させた。人間というのはわかりあえない、常に孤独であり、誰も信じることなどできないというのが根底にあり、大凡あの絵柄(ドラマの場合はアイドルになるわけだが)からそこまでの作品になるとは思っておらず、そのギャップによってテーマがより明確になり、それにはとても感銘を受けた。ぶっちゃけどうせ『エヴァ』みたいに逃げるんだろ?と思っていたラストの着地も納得がいくというか、ああ、これがあったから『まどマギ』もあったのかなと。観てないけど『涼宮ハルヒ』とかもそういった系譜なのかもしれない。

といったわけで、NGT推しも原作ファンも楽しめるようになっている『ひぐらしのなく頃に』はどう考えてもおすすめ。DVD-BOXは高いが特典も入ってて、それがまた泣かせるので是非に。というか『時をかける少女』や『セーラー服と機関銃』みたく、アイドルの登竜門的な作品の新たなバイブルとして、延々映像化され続ければいい。