とりあえず、手を動かそう!

このエントリは、新卒準備カレンダー 2011春に関する記事です。id:takahashimさんの記事に次ぐ記事になっています。

なにはともあれ

まずは、大震災から1ヶ月経ちました。首都圏では、多少の不便はあるものの、だいぶ回復してきております。また、被災地においても仮設住宅の建設など、ゆっくりながら、しっかりと復興に向けての動きが進んでいます。 亡くなられたかなのご冥福をお祈りいたします。


さらに、新入社員の皆様。ご入社おめでとうございます。本当におめでたいことなのかはよくわかりませんが。

自己紹介

エントリーさせていただいたリストを見ていると、知り合いがいません。まさか、回ってくるとは!でも、いい機会なので、ここで、何かのご縁があればいいかなと思います。

id:kawa1128 (@kawa1128)です。普段は、情報通信業のブラックっぽい会社で、社内ツールの作成などを行っています。もう、かれこれ6年ですか。早いものです。

他には、最近流行っていませんが、ニコニコ生放送でプログラミング放送をしていました。最近は、家に帰ってくるのが遅くなったこともあり、家でコーディングできなくなってしまいました。あと、年取ったので、夜遅くまでがんばる!が通じなくなってきました。

使ってる言語はCだったりC++だったりPerlだったりRubyだったりPythonだったりします。あ、Fortranも。

とりあえず手を動かせ!

社会人にもなると、なかなか、そうも言ってられなくなって、場合によっては新技術に手を出しているくらいなら、とっとと作れとか言われてしまうかもしれません。

でも、ここで言いたいのは、こういう時に「グダグダ言わずにいいから手を動かせ!」という意味ではなく、新しいものにどんどん手をつけていきましょうということです。

よく学生さんとかで「Javaやりたいんだよね〜〜、いい本ない?」とか聞かれますが、いい本から入るのも全然問題だとは言わないですが、本を読み込んでから何か作ってみようとか思うのではなく、とりあえず、やってみるんです。本の課題の部分でもいいですし、ナンでもいいのでとりあえずつくってみればいいと思うんです。

でも、会社の中で、特に仕事において、とりあえずやってみるが通じない時もあります。それは、すでにその部分は会社の経験値として、うまくいかないことが分かっているから、先輩方が、モジュール化してあり、それを使うように教育されていると思います。

では、どんな時に?

たとえば、今GPGPUが流行っているらしい、と聞いたら、いまどきのPCを使っている方だったら、それなりのGPUを積んでいるので、試すことができると思います。

じゃあ、どこまでやるの? 最低限のチュートリアルは終えておいたほうがいいと思います。

今目先を見ると、無駄なことをしているかもしれません。たしかに、テクニックというめんでは、非常に表面的ですが、本質はあとから効いてきます。

仲間を作っておこう!

私は、この部分は致命的に失敗したかなと思っていますが、これを読まれた皆様は、ぜひとも勉強会やカンファレンスを通じて、良き仲間たちと出会ってください。

おすすめの書籍

非常に自分の考えていることに近く、思います。まだ、自分で勉強会はひらいてはいませんが。

IT業界を楽しく生き抜くための「つまみぐい勉強法」 (技評SE選書)

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最後に

とりあえず、いろいろやってみましょう! あわないなと思ったらそのことは、やめるなり、少し休憩すればいいんです。

ただ、さっきお勧めした本とは少しずれてしまうのですが、自分の核(つよみ)になる分野はぜひ極めてください。


次回は、と言いたいのですが、未定です。きまったら、また告知しますが、いつになるかわかりません。ごめんなさい。
つぎの方はid:masa_nakaさんです。

放射性物質拡散モデルの解釈

気象庁がついに、放射性物質の拡散モデルの結果を公表しました。http://www.jma.go.jp/jma/kokusai/kokusai_eer.html

それ以前に読売新聞Webで公表されたドイツ気象局(http://www.dwd.de/)初期時刻は、4月5日12UTC。で、これには条件が発表されていないため、評価のしようがありません。

気象庁IAEAの要請に基づいて計算し、その詳細を公表しました。で、DWDが行ったシミュレーションは、これhttp://www.jma.go.jp/jma/kokusai/EER/eer23.pdf

もし、前提条件が同じだったとすると、独立した2機関が別々に計算した結果が相等に類似しているので、モデルはわりかし正当なのでしょう。

結果も似ているから、前提条件もほぼいっしょだろうと思います。(実はまったく同じモデルを使って境界値も同じという可能性も否定はできない)


で、気象庁の資料から前提条件を確認してみましょう。

4月4日 6時UTC 以降72時間にわたって総量1Bqの放射性物質が放出された。高度は20m〜500mの間。

その結果、濃度分布が図のようになった。

濃度をみると、関東北縁で1^-13なので、10兆分の1になるとのことです。

これは、そもそも4月4日に爆発していることになっていますが、その日、放出されるようなイベントがあったでしょうか?放射線量を計測しているデータを確認してもその日前後で有意に放射線が増えたというレポートは上がっていません。

これを、まるで、予想かのように扱っているサイトが散見されますが、そもそも、これは予想ではありません。この日にもし、放出があったらこうなるだろうと言うものなのです。

では、実際に参考にすべきなのは、3月15日に、多く放出されたとおもわれているので、3月15日0時UTCの3時間で1Bq放出したと仮定した計算結果になると思いますhttp://www.jma.go.jp/jma/kokusai/EER/eer10.pdf

ちなみにこのモデルの解像度は100kmの格子だそうです。升目1つや2つくらいは誤差の範囲ですので300kmくらいは誤差があると言う解釈になります。(拡散モデルなので違うかもしれませんが、気象シミュレーションでは、そのモデルが表現することにできる大きさは、格子感覚の2〜5倍程度のものと言われています)

これは、たぶん、国内の避難計画を立てるのにはあまり、約に立たないのでは、とおいます。公表しても誤解を招くと思います。

前提条件も、計算モデルもわからないまま、海外の発表したものをまるまる信じて、「不安」を煽りたがる、Webサイトや、新聞にはもう少し考えて発表してほしいものです。

玄箱(Kuro-Box)のsqueeze化

我が家の玄箱(Kuro-Box)は、無印です。
とりあえず、woody -> sarge -> etch -> lenny とへてきましたが、Debianもsqueeze化してみることにしました。

ええ、無謀にも専用カーネルを構築せずにいきます。
失敗したらやり直せばいいもんね!!!

で、http://www.debian.org/releases/squeeze/powerpc/release-notes/index.ja.htmlのページにしたがってやっていきました。

で、どしょっぱつから、ええ、バックアップは省略!
やるなら、/etc、/var/lib/dpkg、/var/lib/apt/extended_statesとdpkg --get-selections "*" ですかね。

#dpkg --audit
#dpkg --get-selections "*" > ~/curr-pkgs.txt
#dpkg --get-selections | grep hold

/etc/apt/sources.list あたりから非公式あたりはとりあえずコメントにしておきましょう。

で、aptのsourceにある、lennyをsqueezeに変更します。

ここで、

sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade

ここまでで、簡易なバージョンアップは終了。
/etc/debian_versionは、6.0になりました。 squeeze化完了? でも、実は、まだカーネルが古いんです。

と言うわけで、カーネルのアップデート。

sudo apt-get install linux-image-2.6-powerpc

kernelが最新版にならなかったような気がするけど、まあいいか。

VPSの設定 覚書

さくらのVPSをUbutuでカスタムインストール。

インストールされたVerは、これ10.04のLTSですね。
Linux xxx.kawa1128.jp 2.6.32-28-server #55-Ubuntu SMP Mon Jan 10 23:57:16 UTC 2011 x86_64 GNU/Linux

  • ifconfigでネットワークの設定の確認
  • /etc/hostnameを確認、変更。
  • /etc/resolve.confに2つ目のDNSを設定。
  • /etc/hosts

なぜか、ローケルがアメリカになってるので、

$sudo locale-gen ja_JP.UTF-8
$sudo /usr/sbin/update-locale LANG ja_JP.UTF-8

で、一旦リブート。これで、ja_JP.UTF-8な環境になる。

apt-get updateで最新版のファイルリストにする。
日本のレポジトリ(http://www.ubuntulinux.jp/products/JA-Localized を参考に)を追加。

$wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
$wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
$sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/lucid.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list
$sudo apt-get update

とりあえず、最新の状況にするために以下を実行

$sudo apt-get update
$sudo apt-get upgrade

sshの設定。
自分用のSSHの鍵を持っている人は、インストールしたサーバに自分の公開鍵を持ってきて、

$ mkdir ~/.ssh
$cp authorized_keys ~/.ssh
$chmod 700 .ssh

で他のマシンから入れるかを確認。
ssh -i /home/kawasaki/.ssh/id_dsa hogehohe.kawa1128.jp

番外:sshの鍵を作る。

$ssh-keygen
or
$ssh-keygen -t dsa

で、sshdのセキュリティ設定をします。

/etc/ssh/sshd_configを変更します。

  • protocol 2
  • port 12345
  • PermitRootLogin no
  • RSAAuthentication no (これはこのみかなぁ)
  • PasswordAuthentication no
  • UsePAM no
  • AllowTcpForwarding yes
  • KeepAlive yes
  • GatewayPorts yes

あと、/etc/servicesも変更しておく。

で、sshd再起動を。

$sudo /etc/init.d/ssh restart

ログインできる事を確認。

$sudo ufw status

で、現状を確認(動いてない)ので、ufwでファイアーウォール構築。
とりあえず、sshだけ開けて、他は閉じる。

最低限の設定は完了したので、最低限入れていくアプリは、また今度書きます。

    • -

2011/02/12 08:45追記
SSHをProtocol 2に変更していた事を追記しました。

さくらのVPSとS@@SesとServersManのVPSを借りてみた

さくらのVPShttp://vps.sakura.ad.jp/
S@@Ses→http://www.saases.jp/vps/index.html
ServersMan@VPS(DTI)→http://dream.jp/vps/

で、どれも980円のプランを使ってます。

さくら SaaSes DTI
OS Ubuntu 10.04 LTS(標準はCentOS,自力でインストール) Ubuntu 10.04 LTS(標準はCent、FれえBSDも選択可、ちなみに別料金でWinowsの仮想もあり) CentOS5.4
CPU Core2Duo T7700(2コア) Core2Quad Q8400(1コア) Xeon L5520(2コア)
Memory 512M swap2G(自力インストール時に変更可) 1G swap2G 1G swap0G
disk 20G 100G 30G
IPアドレス 1個 1個(5個まで追加可有料)逆引き可 1個(1個追加可無料)逆引き可(DTIドメインを管理している場合
  • 所感
    • DTIは借りた当初は遅くて使えなかった。逆にさくらはさくさくと動く。まぁ、うちのプロバイダーがさくら系列なので、ネットワークかなり近いというのもありますが。で、いまは、DTIでも、問題なく動きます。
    • 全体的なバランスを考えると、SaaSesが言いような気がします。
    • でも、さくらには期待してます。特に逆引き。ディスクとメモリももう少し増えてもいいかなぁ。

お手頃な値段でサーバ環境が手に入るようになったのは嬉しいですね。

プログラミング生放送勉強会 ​第4回@名古屋 LT話してきました。

5zjさん主催のプログラミング生放送勉強会 ​第4回@名古屋のLTで話してきました。

最初はLTなだけに、Low level Technologyと解釈して、Linuxのブートプロセスを話そうかと思ったのですが、つまらなかったので没。

Rについて話そうかと思ったけど、華がないので却下。

という、わけで、Pythonで一攫千金で話してきました。