其の二百四拾五 「せあぶらの神」

京都大宮のラーメン店「せあぶらの神」のラーメンは、なかなか個性的だ。
店名の背油は、表面一杯に広がっていて、刺激的なルックスだ。
スープをひと口すすると、煮干の風味が一杯に広がる。
そう、店名は「せあぶらの神」だが、ラーメンの名前は「煮干ラーメン」なのだ。
刻んだ玉葱が入っており、これに背油がマッチしている。
スープの醤油味も、濃い目だ。
これも薄味の京料理にあって個性的だ。
薄いが大きめのチャーシューが4枚入っており、歯ごたえのあるメンマも入っている。
他に似た味のない個性的で、しかも味も「いける」ラーメンである。