第10回 伊那小沢〜富山

長野県から愛知県設楽郡豊根村富山、そこにある村唯一の喫茶「栃の木」をめざす。16・3K。
先日1月15日に車を繰って下見。その際に富山の観光案内所の若い人が、足がなければ駅まで送ってくださるとの嬉しい言葉をかけてくださった。かつてはバスも温泉も毎日あったのだそうだが、合併して、「本州一小さい村」のレッテルがなくなってから、バスは週末は運休、温泉は週末だけになってしまったそうな。
村の人情に気をよくしていたら、さらに今回はありがたいことに初のサポーターが出現!しかも2台。酷道といわれている県道1号を、出発地点まで運んでくださり、さらにつかず離れず目的地まで。おかげでトラブルなく、全員が完歩できました。

今回担当は百です。

7:00 箕輪発 Tさんと、Dさんの大きな車にゆったり8人が分乗。
     いざ出発
     伊那ICより飯田山本JCから天龍峡 151号を南下
     いつもの下条道の駅にて休憩
     早稲田の信号を右折天竜川に下り県道1号へ。
     前回まで一生懸命歩いた道をあっという間に平岡駅、休憩。
9:05 伊那小沢駅
     

     
      Before写真は元気な証拠写真
     
      年を越した目印も無事だった! 
     今日は何事もスムーズ!
9:15 さー!歩くぞ!
     駅を出てすぐに右折(新野、平岡、佐久間)方面へ
        

     水神橋を渡ったらすぐに登り始め
     杉か檜か唐松か・・・薄暗い林の中をゆるやかに登り下りしながらひたすら歩く。

 こんな写真、今までにないアングル
 
 
 この橋を渡ると中井侍の駅 とても車で行けない道が続くそうな


    

10:15 休憩  
 犬が声が聞こえる!! 犬にとっても車以外久々の他人に違いない。
 見上げると頭上に民家あり。 (写真の中からぼくをさがして〜!)


こっちも対岸もすごい傾斜地。民家を茶畑が囲んでいる。   
それにしてもあそこまでどうやっていくのだろう?

こんな廃屋も

そしてひたすら歩く、歩く、歩く
ムムムッ! 今回はハイペース 気合はいっているぞ!

平神橋を渡る  伊那小沢より4K地点
3県境に到着 長野県 愛知県 川をはさんで、向こう岸は静岡県
皆で手をつなぎ一列に並び1・2の3で県境越え
 
やったー!愛知県に入ったぞー!

と、そこに白と青の車が2台・・・止まる
一人が降りて車を誘導し写真を撮っていた我々に「カーブだから気を付けて!」と言い残してもと来た道を戻っていった。
背中にPOLICE の文字が・・・何?何?何?あっという間
「何かの点検?」
「何かもうちょっと声かけてくれてもいいのにね」
「上司が乗ってたからよぶんな事言えなかったじゃない?」それにしても、県境の標識の真下のU-ターン
「もうちょっと先に広い所あるのに、融通きかないのねぇ」
アラ環、言いたい放題!

ここより大嵐まで5K余り とサポーターが声を掛けてくれる (いつもは闇雲に歩いているが、今日は見通しが明るい)

佐太トンネル  細畑トンネル   

下見で車の時は何も問題ないと思ったがいざ歩いてみると、足元は暗い。次回のトンネル対策は重要。
そしてまたひらすら 歩く歩く歩く

カーブを曲って曲って曲って・・
11:50 左前方につり橋が見えてくる。ほっとする。
   
 たかす橋を渡れば大嵐駅静岡県) 伊那小沢より12・3K

  今回は見にいけなかった大嵐駅

渡りたいのをこらえて・・橋を横目に 喫茶「栃の木」をめざす。 あと4K余り

合併前は本土一人口の少ない村富山
消防署 駐在所 役場 高台には巨大温室のようなグランドをもつ、小中学校あり
あっという間に富山銀座を通りすぎる

もう 春の気配も

みーんな、気がせいていて、こんないいもの見落としてない?
もうすぐ、バレンタインよ!

 (気づいた文だけがラッキーの一人じめね!)  これは天竜川の支流です。川の名?

12:40 やったー! 富山の交流施設森遊館 栃の木到着!

16.3K 3時間半の歩き これって新記録!皆すごいネ!頑張った!
百は肉離れでパンパンに張った足を引きずっても完歩、執念だね
他のだれも弱音はかず。おばさん達は強し!

予め予約を入れておいた食堂にて足を伸ばす
みぞれと味噌のカツ定食(そうかここは愛知県、だから味噌カツなんだ)
  + 博の美味しい沢庵漬け

2:00 湯の島温泉で、ぬるめ〜の湯にゆっくりつかる。

地元の女性とおしゃべり。
「ここのお茶はおいしいよ:」「栃餅もおすすめよ」「合併前は毎日温泉あったのに、今はね・・・」

サポーターの車2台に分乗して帰路につく。
天龍峡駅にて宏とお別れ!
いつもより早く歩けた訳、いつもより疲れがすくない訳、いつもより安心して歩けた訳
数日前に下見をしておいた事ももちろん役に立った。
そして大なるは、サポーターのおかげ!なんと心強かったことか! 感謝感謝