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はてなポイント3万を使い切るまで死なない日記

2012-06-06 E3で思った任天堂とWii Uの今後 このエントリーを含むブックマーク

今日はE3の初日ということで、午前中にノキアシアターで行われた任天堂の発表会を見てきました。前日、前々日とおこなわれたマイクロソフトとソニーの発表会と比較して、日本でネットから見ていた視聴者の評価は圧倒的にトップで、とりあえず任天堂ファンとしては一安心しました。


しかし、任天堂のE3でのプレゼンテーションのうまさというのは伝統があって、Nintendo 64やGamecubeの時代。一時期、完全にサードパーティーが見放していた冬の時代にも任天堂はE3での展示自体は毎回、大成功。ユーザーの評価も高く、我が道をいくというかんじで、ソニーやマイクロソフトの人たちは不気味さを感じながらながらも任天堂は眼中にないというポーズをとってお互い競争しているといった雰囲気が印象的でした。


いつまでたっても売れ続ける任天堂ソフトのじわ売れとクリスマス商戦の圧倒的な強さ、E3でのユーザへの評判の良さ、業界の覇者の地位を一時失っていたときにも任天堂の底知れぬ強さにはみんなが一目をおいていたものです。


まあ、しかし、今年は日本人が少なかったです。前回のE3来たのは何年前か忘れましたが、そのときも日本人の少なさにびっくりした記憶が残っていますけど、今年のE3は少ないどころのレベルじゃなく、もはや日本人を見つけることすら難しかったぐらいに絶望的に日本人がいない。気持ちいいぐらいにいません。


そんなわけでカンファレンスで任天堂アメリカの社長がダンスゲームのプレゼン中に、ダンスゲームのプレイヤーの衣装を簡単にチェンジできることを、任天堂アメリカの社長みたいに簡単に日本からコントロールして交換できるんだというジョークを飛ばして会場が涌いたときにも、とてもドキドキして素直に笑うことができませんでした。いや、ちょっときつすぎでしょ。ほんと、今回、大丈夫か日本と心配になりました。


さて、今回の発表会の感想を正直にいうと、Wii Uのコントローラが本当に必要なのかの疑問への回答は任天堂はうまくできなかったと思います。ただ、それで心配する気にはならなかった。そこが任天堂の凄いところです。


任天堂が心配されるのはいまにはじまった話じゃないのです。むしろ、DS/Wiiの大成功した後のこの数年間が例外だったのです。もともと任天堂の戦略はいまいち意味不明なのです。


Nintendo 64もGameCubeもみんなこれで本当に大丈夫なのか?なんか間違っているんじゃないかと思ってました。


で、実際にそのときは任天堂は冬の時代でした。それを打破したのはもちろんDS / Wiiの大成功ですが、よくよく思い出してみると、DSとWiiもみんな不安に見守っていたのはまったく同じでした。


特にWiiのコンセプトがあまりにもあざやかで、しかも予想を裏切る大逆転を見せたため任天堂の戦略の凄さというのに伝説が生まれました、考えてみれば任天堂の大逆転に決定的な影響を与えたのはWiiではなく、DSでした。DSが発売されたとき、みんな本当にデュアルスクリーン+タッチパネルが画期的だと思ったでしょうか?Wiiは画期的だった。マイクロソフトはすぐにKinnectを対抗して開発しました。でも、PSPはいまだにデュアルスクリーンではなく、タッチパネルでもない。だれもあのDSの最大の特徴を成功要因だとは判断していないわけです。


DSを勝たせたのはソフト。それも任天堂が自社開発したソフトの力です。


今回もWii Uというハードの仕様にみんなが納得しているわけではないでしょう。でも、結局は任天堂の純正ソフトがWii Uの機能をいかしたびっくりする体験を与えてくれるのでしょう。


任天堂はそういう勝負をできる世界で唯一の会社です。


そういえば、今回、ニンテンドーランドという仮想テーマパークが発表されましたが、前日、ディズニーランドで今月中旬にオープンするカーズランドを見せてもらいました。カーズランドは素晴らしい出来だったのですが、もっと印象的だったのはディズニーのひとの言葉です。ファイナンス部門のひとがテーマパークの製作もコントロールしていたらいいものはできない、お金をかけてクオリティの高いものをつくったらお客が喜んで、それは結局ビジネス的にもプラスになる結果を生むことができるということを証明してファイナンス部門のひとにも分かって欲しいんだ、というようなことをいっていたのが印象的でした。


これはコンテンツをつくる仕事に携わるひとすべてにあてはまる言葉でしょう。


任天堂もそういう勝負をしています。

そもそもゲーム機を安くしてソフトで回収するという、いまでは当たり前のゲーム機のビジネスモデルを最初につくったのは任天堂です。


まあ、ゲーム会社だってそんなもんですけどね。カプコンみたいにばくちみたいな商品開発をしつづける会社がある業界というのはやっぱりすごい。


たぶん、年末に発売されるだろうWii Uは最低6台、そしてラウンチタイトルは全部3つずつを自分一人だけ用として購入するつもりでいることをあらかじめここに宣言しておきます。応援とかじゃなく、たんに欲しいもん。全部の部屋と実家とか自分が移動する場所すべてにおかなきゃ。