のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

なぞの転校生 5〜10話

5話 ムー君らに打ち解けてきた様子も見せていたノリオだけど、心配してやってきたムー君らに冷たかったり迷惑そうな表情で受け答えしてたのがずっしり来た。友情よりも任務なのか〜。もしムー君らが邪魔になったら、冴木のように扱うのかもしれないと思ったら悲しくなったよ。ノリオの怖さが強調された回だったな。
6話 サワコ死んじゃったの…?クラスメイトがノリオに不信感を持って孤立していく様子が妙に生々しかった。どの役者さんも、ドラマの雰囲気を壊すような人がいなくて、きっちり世界が出来上がってるよね。ノリオに肩入れするみどりを見て不安そうになるムー君が切ない。部室での告白シーンはそのピークだったわ。キリキリするじゃないか〜。どうにもできなくて、振り上げた拳で大事なセットを壊してしまい、踏んだり蹴ったりでもう泣きそう!なムー君切ない。切なすぎる。ノリオに操られた(下僕にされた)人が、ただの兵隊じゃなくてちゃんとノリオのいた世界のことを理解してるのはなんでだろう。支配すると同時にそういう情報も送り込まれるのかなぁ。
7話 ノリオはヒューマノイドなのか〜。まあ転落しても怪我ひとつしてなかったし、序盤でインストール云々いってたしね。でも、モノリスに寿命?使用回数限度?があるようだから、モノリオと呼ばれてるノリオにも寿命があるのだろうか…。何か別れを考えただけで寂しくなってきたじゃないか。アイデンティカって、平行世界の同一人物ってことなのね。ここのところ若干陰の薄かったムー君だけど、姫の登場によって物語のど真ん中に連れて行かれるのか。D8からやってきた2人の従者が雰囲気良いな〜。特に女の人。じいちゃんの支配が消えてヨボヨボしている時と、しっかりしている時の差がすごい。ヨボヨボしている時は見てて心配と不安になるもの。うまいなぁ。
8話 アスカ姫が可愛すぎる…。みどり、ヒロイン交代の危機!!ちょっとズレた感覚のお姫様から、普通の女の子に戻った感じの時がきゅーんてなるわ。そらムー君も口元がゆるむわなぁ。…なんて思ってたら、姫も余命わずかなの。え〜〜〜〜〜。王家の血筋を残すために、ムー君とくっつけて子孫を残したいのが大人の思惑か〜。であるのに、王妃の回復先にしちゃったのは、やはり王妃を見殺しにして姫を先に!とは簡単に割り切れないからか。クラスで姫シカトしようぜ〜の流れがゾワゾワする。過剰じゃないからより痛いんだよなー。あの空気が怖いよ。
9話 冴木退場?あとサワコはあの後どうなったのー!?まさか死んじゃったわけじゃないよね、ムー君たちも何も言ってないし。記憶を抹消されて普通に生活してるのかな。アスカ姫の空気を読めてないワガママは可愛いが、王妃の分かってない感はイラッとするな〜。モノリオ大変じゃないか。ムー君は本当に普通でいい子で優しくて好きだ。あの普通さがたまらない。ノリオの体温感じさせない異質感と見事に対照的な普通さ。ムー君、姫にまとわりつかれて何だかんだと楽しそうね。姫登場で完全にヒロイン交代してるみどりだけど、彼女の場合ムー君をすでに軽く振っちゃってるから、姫とムー君が接近するエピソードもモヤモヤせずに見られる。姫とムー君でいいじゃないか!と思えてくる。あとムー君の家族も温かくていいな〜。
10話 スゲーーー切なかった!今回が全話通して一番になるんじゃないの…?冒頭の、王妃のワガママに愛想をつかすアゼガミにも共感できた。王妃自身にも問題があったのね。ただ、王妃も孫に対しては普通の良いおばあちゃんであるのが分かると、責めてばかりもいられない気分になる。家臣の前では権威を振りかざして押さえつけてたのは、出自が良くない(?)ことからくるコンプレックスだったのかね。モノリオはムー君たちの前では表情が硬い事もあるけど、姫の前だと優しい顔になるんだよね。時々見せる優しい顔がたまらないのです。姫もちょっと変わった子ってだけでなく、「人の心のあやを…」って状況で生きてきたんだなーってのが分かると今後の展開を見るのが辛いわ。スズシロたちのアイデンティカが幸せそうなのにホロッときた。自分達は手に入れられなかったけれど、D12で生きるアイデンティカは穏やかで幸せな生活を送る事ができたって事が分かって安心したのだろうか。羨ましいと思ったのだろうか。そのしんみりした感情を、シャボン玉で遊ぶムー君たちさらに揺さぶってくれました。みんないい表情してるんだよね。これが最後の幸福な時間なのかなと思うと泣けてくるわ!音楽もぴったりだった。あれはとても印象的な映像だった。

DVDボックスをかなり本気で欲しくなっている。