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ノボ村長の開拓日誌

2011-12-16

愉快な町 その2

 ブータンのような幸せ満タンの「愉快な町」、いったいどんな町になるでしょう。今日は町にある施設のユニークなあれこれを描いてみます。

 私ごとで恐縮ですが、私の働き場所(会社)が移転して二週間。出勤途上の車の中であれこれ妄想をめぐらしながら走ってるせいか、昨日も今日も引越前の働き場所に行ってしまいました・・・。

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 さて、「愉快な町」第一号はいよいよ建設が始まりました。

 大まかな見取り図はこちらをご覧ください。「愉快な町 その1」

<町の中心に山がある>

 この山は後から造った山なのです。普通は山を切り崩して宅地を造成するのですが、「愉快な町」はその逆です。

 「自然」を人が再生させるのです。育てるのです。必要な場所に。

 どうして「山」が必要か?

 それは、「里山」になるからです。この里山で人は「自然」とふれ合い、生き物たちを知り、また自然の中で人々も交流します。ここは子どもとお年寄りの遊びと憩いのホームグラウンドになります。

 町では月一回、ここにあるバンガローでキャンプしながらワークショップを開催します。ツリーハウスも作って、週末には他の町の親子もここに来て遊べます。

 町の有志が「親子冒険ランチセット」を出して、マイクロビジネスをはじめています。

 土木会社は最初面食らいました。山肌を削ることが仕事だったのに、山を、しかも自然豊かに作りあげるという仕事ですから・・・。

 自然に対する知識が豊富でないとできません。あわてて、昔山仕事をしていたり、造園に詳しいお年寄りたちを契約社員として迎えることになりました。

<山の廻りに畑がある>

 山を囲むようにして畑があります。ここは町の共同農園です。管理運営は「地域コンビニ」が行います。

 今まで個別に作っていた家庭菜園はここにまとまります。個人でやっても、グループでやっても、お年寄りや子どもたちや奥さんたちに外注しても構いません。

 自分の望むやり方を「地域コンビニ」に申し込んでおくと、うまく調整してくれます。

 ここの肥料は、この町の下水システムを利用した自然肥料を主に使います。

 仕入、販売はすべて「地域コンビニ」が行います。曲がった野菜なんかも大歓迎です。

 畑を通して世代間の交流も生まれますし、山と一緒に子どもたちの冒険・遊びゾーンにもなります。

 住民募集の段階で、畑作りに詳しい人を必ず入れるようになっているので、町の人々だけで畑を育てていくことができるのです。

 最近では、中心の山の麓を利用して味噌つくり、炭焼きなんかも行われているようですね。「ハイカラ自給自足」と新聞が紹介してくれました。

<豊かに用意された「みんなの場所」>

 畑の周りは「みんなの場所」。基本はログハウスです。なぜって、ログハウスは分解、移動、増築なんかが自由なんです。

 町の成長に合わせて「みんなの場所」も自由に変わっていけるのです。

 この場所がコミュニケーションと助け合いをになう装置になるのです。主な施設を紹介していきますよ。

<くつろぎの「つどいホール」>

 「つどいホール」は単なる集会場ではないんです。冬には常に大きな薪ストーブや囲炉裏に火が絶えず、だれでもいつでも、ここでくつろげるのです。まるでヨーロッパのスキー場にある山小屋のように。

 見渡すと、ここで編み物教室をしている奥さんや子どもたちもいますよ。こちらではお父さんたちが囲炉裏を囲んで一杯やってます。おかずは家庭からの持ち込みのようですね。

 町のいろんな打ち合わせは「地域コンビニ」の担当者、といってもこの町の住民なんですけどね。その人がまとめてくれるので大騒ぎになったりすることはありません。

 そうそう、ここは住民の来客宿泊用のゲストルームもありますよ。家掃除しなきゃいけないから訪問されるはいやだ、なんていう心配はなくなります。

 最近「地域コンビニ」に申し込んで、ここでワンショットバーを夜8時から10時まで開く人も現れましたね。

<これからの仕事スタイル「ワークハウス」>

 全国から応募してきますから、職業にはやはり制約があります。世の中は、自営の人や通勤できる人だけではありません。

 どうするか? 実はこの「愉快な町」に協賛している「会社」は、SOHOスタイル勤務を奨励してくれているのです。この企画をきっかけとして。

 こんなに電脳化が進んでいるのに、今でも渋滞の中、通勤ラッシュの中、無益な移動を繰り返す会社は減っていません。

 この町のおかげで質の高い企業はようやくめざめ、SOHOスタイル勤務、つまり自宅勤務を大いに推進することとなりました。それで全国から住民が集まるようになったのです。

 「ワークハウス」はやはりログハウス、大きなテレビが何カ所かに設置され、テレビ会議で仕事場と連絡を取り合います。世界とつながる仕事をしている人もいますね。そういう仕事ではもともと通勤できないので。
 
 家に書斎なんかなくたっていい。こっちの方がずっと快適。共同キッチンや図書館もあって実にカイテキ!

<閉じ込めない「ケアハウス」>

 この地域にはお年寄りのデイサービスセンターもあります。付近の町からも受け入れています。職員は町の住民採用が優先です。

 何よりもいいのは世代間交流があること、自然があること、つまり閉じ込められないことなんです。

 前を見れば畑や山、歩ける人はそこへ出て行って構わない。多少の農作業だって、体が動くならしたほうがいいに決まっています。

 後ろを見れば、路地のような道路が組込まれた住居ゾーン、そこでは子供たちが自転車なんかで遊びまわっているんです。

 なにせこの町の住居地域では、人と共存できる車「ソフトカー」以外は通れません。おかげでで子どもたちは外で群れを成して遊んでいます。

 たまにひ孫のような子たちが、日向ぼっこしているばあちゃんのそばにきて、お手玉遊びを教えてもらっています。

<家賃格安!しかも快適「シェアハウス」>

 シェアハウスって、家賃負担を減らすための単なる共同生活ではないんです。もっともっとだいじな意義があるんです。

 それは「現代の長屋」、ゆるく、あたたかくつながる「未来の暮らしスタイル」の実践なんです。

 シェアハウスは共有コーナーがとても充実しています。たとえていうと、この町の構成が「シェアハウス」にそっくり活かされている、といってよいでしょう。

 だから、一人一人の部屋はそんなにスペースがなくてもいいんです。だから安い賃貸料でOKだし、この町で採れる野菜と米さえあればお金に脅かされない生活が可能なんです。

 さらに「つどいホール」も「ワークハウス」もみんな使える!かえって贅沢ができるんです。

 シェアハウスは入居時に「コーディネーター」が相性などを調べたり、世代間のバランスもとります。つまり若年、中年、老年の組み合わせを基本とするのです。ここに多様な世代間での助け合いや交流が生じていきます。

 連れ合いに先立たれた方が、この町の自分の住居を賃貸にして、ここに引っ越しなんていうのも可能です。

 町ではこの「シェアハウス」を最初から数棟建てておきますが、個人住居をシェアハウスとして建てても構いません。というよりそれを推奨しています。

 

 今日も、あっというまに枚数が多くなってしまいました。「みんなの場所」にある「ヘルプハウス」や「ショップハウス」のことまで説明するのは無理のようです。次回にそのユニークなあれこれをご紹介したいと思います。

参考
 (「愉快な町」)
 愉快な町の「ユカイ塾」
 愉快な町のエネルギー
 愉快な町の「地域コンビニ」
 愉快な町の「住宅街」
 愉快な町のショップハウス
 愉快な町のヘルプハウス
 愉快な町 その2
 愉快な町 その1