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ノボ村長の開拓日誌

2012-10-18

ノボ辞典「必要悪」

 「それってほんとに必要なんでしょうか?」と真剣に問うてみれば、もしかして、この世のほとんどのものは不要になるかもしれません。だって電気がない時代も相対性理論がない時代も、暮らすには別に支障なかったわけですから。

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 良くないことだけど、なくては困る、なくせない、という「必要悪」。

 戦争、軍隊、核兵器、原発、談合、やくざ、タバコ。。。みんな「必要悪」?

 「必要悪」だからなくせない、って思い込みが強すぎませんかね。私たち。

 「必要悪」って言った時点で「思考停止」ですよね。

 もしかして「思考停止」も「必要悪」なのかな?

ノボ辞典より

Necessary Evil【必要悪】名

 実は不要なのだが、多くの人が必要と信じこんでいるために止められない「害悪」のこと。

 いや、「信じ込まされている」が妥当な表現であると考える人も多い。

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 「必要悪」の典型は「核兵器」である。

 その証拠に、広島に原爆を投下したB29「エノラ・ゲイ」と撮影のため一緒に飛んだB29には「Necessary Evil(必要悪)」という名が付けられていた。

 原爆などなくても戦争は終わったはずだった。

 生命にとっても、地球にとっても必要などないものであったし、今でも実に不要な「脅迫兵器」である。

 (注:もはや原爆は必要悪を超え、破壊神として奉られる「宗教」になりつつある)

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 もうひとつの「必要悪」の例は「政治家」である。

 ただしこの場合、見方が二つに分かれることが大きな特徴である。

 政治家は自らを「必要善」とみなし、

 有権者は彼らを「必要悪」とみなしている。

 全世界共通の認識であるが、特に日本ではこの二極化が進んできている。

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 「必要悪」は「へ理屈」の中にも存在する。

 たとえば、『相手が原爆を持つなら、こちらも原爆を持つべきだ』

 『互いに原爆を持つことこそ、互いに原爆を使わないことにつながるのだ』

 こういう「へ理屈」もまた「必要悪」の一種とみなされている。

 しかし、こういう考えに同調する人の中にも、少数ながら次の疑問を持つ人たちがいる。

 『これでは、世界の国はすべて原爆を持つ必要があるのでは?』

 あるいは、『あちらが二つにしたら、こちらもも二つ。これって際限ないんじゃない?』と。

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 そんな中、現代社会において「必要悪」に疑問を抱く人がしだいに増えてきた。

 そして「必要悪」を極力排除しようという動きが出てきた。

 ひとつだけ残念なことは、その運動が「家庭内」で起きたということである。

 従来多くの家庭では、父親は生計を立てるための「必要悪」とみなされてきた。

 しかし十数年前から、定年後の父親に対する見方に変化が生じてきたのである。

 「必要悪」が「不要」という言葉に取って代わったのだ。

 さすがに言葉がきついので、「粗大ごみ」などと言い換えられている。

 ありゃりゃ〜〜!

『ノボ辞典』目次
 ノボ辞典「オリンピック」
 ノボ辞典「デジタル」
 ノボ辞典「丁寧」
 ノボ辞典「農」「農業」
 ノボ辞典「経済」
 ノボ辞典「憲法九条」
 ノボ辞典「選挙」
 ノボ辞典「反面教師」
 ノボ辞典「必要悪」
 ノボ辞典「愛国心」「愛国主義」
 ノボ辞典「能力」「性能」