「仙台近郊に佳き里山いくつかあり」とわがバイブル『宮城県の山』で知りました。さっそく一番楽そうな「権現森」へ登り口の下見に向かったのですが、下見どころかあっという間にてっぺんまで登ってしまいました。
(「背広姿で・・・」というタイトルは最初背広姿で登山をしたことに由来します。その後はハイキング風に着替えて登っておりますがシリーズ名としてそのまま使っております)
今年第三座目の登頂です。(登頂といえるかな〜?)
前回登山は千メートル近い「荒雄岳」、わが股関節にはヘビーでした。。。
しばらくは楽ちんな山登りをしようと思い、目を付けたのが仙台近郊の「権現森(ごんげんもり)」(標高314メートル)です。
ガイドブック『宮城県の山』によれば、初心者ピクニックレベルの低山のようです。
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今年の九月に定年退職する私は、ただ今「着陸準備中」または「整理体操中」みたいなものでして、毎日昼前には「さらば会社」です。(仕事がなくなるのも実に寂しいものですが)
途中のコンビニでいつものようにおにぎり2個と水を買い、さっそく仙台方面へと向かいました。
さて、大都市仙台は独立峰の裾野のごとく郊外でさえ都会の延長です。
車はビュンビュンひっきりなしで、街並みはハイカラで、おなじみのショッピングモールやら飲食チェーンやらが並びます。
最近はどの町、どの郊外に行っても同じような光景。。。車で走っているとそのワンパターンにぐったりしてきます。
「分け入っても分け入っても青い山」(山頭火)ならぬ「分け入っても分け入ってもイオンの山」か。。。
今や、都市風景が「第二の自然」になっているのかもしれません。
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青葉区南吉成5丁目から少し細道に入って、登山口のひとつである「活牛寺(かつぎゅうじ)」というお寺に着きました。
お寺のそばの空き地に車を駐めて12時25分登山開始です。
登山道入り口のなんとド派手なこと!
とはいえ、山道に入れば別世界、あ〜〜ほっとするな〜〜自然の中は。
熊よけの鈴を鳴らしながら、錫杖ならぬノルディックポールをついて山道をただ一人歩く私。
私以外誰もおりません。
登り口がお寺だったせいもあり、つい一句。
「権現に巡礼のごと寺より登りけり」
この山(というか森)はとってもなだらかで超ビギナー向けです。
途中、仙台名物?「太白山」を望める場所がありました。(近いうちに行こうっと!)
一休みしようと思ったらもう頂上間近!
近くの中学生たちが林業実習でつくったベンチがあります。
そこには望遠鏡がたくさん!と思ったら目標物に向けて固定したただの空洞パイプでした。
ここから5分くらいでもう頂上らしいです。
頂上には大きな「あずまや」がデ〜〜ン。眺望はほとんどありません。
登頂感はかなり希薄なのですが、まずは12時55分、標高314メートにたどり着きました。
コースタイムは30分でしたが、はじめて同じ時間で登れました!
先ほどのベンチで仙台の西の外れを眺めながらおにぎり2個の昼食です。
下りはこれまたコースタイム通りの25分でした!
ま〜今までで一番楽な山登り、というよりハイキングでありました。
この権現森にはもうひとつの頂「権現森南峰」があるようなので、近いうちにそちらにも登ってみたいものです。
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→背広姿でプチ登山
→背広姿でプチ登山2
→背広姿でプチ登山3
→背広姿でプチ登山4(頂上間近)
→背広姿でプチ登山 その5(薬莱山に登頂!)
→背広姿でプチ登山 その6(おこま山に登る)
→背広姿でプチ登山 その7(たっこ森に登る)
→背広姿でプチ登山 その8(笹倉山に登る)
→背広姿でプチ登山 その9(倒木だらけで道に迷う)
→背広姿でプチ登山 その10(ツツジの徳仙丈山でMy山開き)
→背広姿でプチ登山 その11(荒雄岳に登る)