ナンダロウアヤシゲな日々

◎この日記は、ライター・編集者の南陀楼綾繁が書いています。
◎新刊『町を歩いて本のなかへ』(原書房)発売中です。
◎著書『一箱古本市の歩きかた』(光文社新書)、『谷根千ちいさなお店散歩』(WAVE出版)、『小説検定』(新潮文庫)、『ほんほん本の旅あるき』(産業編集センター)、『路上派遊書日記』(右文書院)、『ナンダロウアヤシゲな日々』(無明舎出版)、『老舗の流儀 戦後六十年あの本の新聞広告』(とうこう・あい監修、幻冬舎メディアコンサルティング)、編著『チェコのマッチラベル』(ピエ・ブックス)、共著『ミニコミ魂』(晶文社)。
◎ご感想・ご連絡は南陀楼綾繁 まで。
◎「不忍ブックストリートの一箱古本市」は毎年春に開催します。
詳細は不忍ブックストリート公式ホームページもしくは、しのばずくん便りをご覧ください。
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2017-09-23 盛岡、八戸を一日で

朝6時起き。東京は雨。傘持ち歩くのもめんどくさいがしかたない。上野駅コンビニおにぎり買って、新幹線に乗る。盛岡には10時前に着。カメラマンSさんと待ち合わせ、〈さわや書店〉フェザン店で田口幹人店長取材。著書『まちの本屋』(ポプラ社)を読んでから来たこともあり、話がいちいち腑に落ちる。同じ駅ビルにこの春、支店の〈ORI ORI〉をオープンしたということで、そちらにも案内してもらうと、新潟内野にあった〈ツルハシブックス〉店主の西田さんに出くわしてびっくり。宮沢賢治が好きで、命日に合わせてこの辺を旅しているという。地域雑誌・リトルプレスのコーナーで、『いわてのZINE Acil』

第15号を買う。こんな雑誌、知らなかった。この号は鍛冶屋特集

Sさん駅ビルのそば屋で昼食。少し時間があるが、街なかに出る暇はない。バス停近くの広場で休憩。バスセンターのあったあたりを見に行きたかった。新幹線改札口前のパン屋で、福田パンを売っていたので、定番の「あんバター」と小岩井牛乳のパックを買う。福田パンは、店で売っているものよりパンサイズが小ぶりなようだ。外売り用なのだろうか。それを食べているうちに、八戸駅に着く。30分と、仙台盛岡間よりも近い。

八戸は昨年1月に来て以来。駅前Sさんレンタカー借りて、旧市街のほうへ。〈さくら野百貨店〉の駐車場に車を止めて、隣の〈はっち〉に出る。その向かいに〈八戸ブックセンター〉があるのだが、正面が工事中で入れず、裏から回ったので時間がかかった。あとで、屋台村を突っ切れば近いことを知る。八戸BCがまだ建設にかかる前に、コーディネーターの内沼慎太郎さん、小林市長とのトークに出演した。出来上がってから、どういう場所になったか気になっていたのだが、やっと見られてよかった。Oさんに取材し、全体を撮影させてもらった。八戸出身作家ということで、三浦哲郎の『野』(講談社文芸文庫)に司修装丁したオリジナルカバーがついたものを買う。あと、『あおもり草子』2011年10月号(特集考現学創始者 今和次郎」)も。

そのあと、〈はっち〉で明日一箱古本市の会場を見る。私は朝早く出てしまうので立ち会えないが、Sさんが残って撮影することに。これで今日取材は終わり。時間は短いが、集中してやったので疲れた。そこから5分ほど歩いたところにあるワシントンホテルに入り、少し横になる。18時に高坂真さんが迎えに来てくれる。八戸在住でうみねこのフンを模様にした「フンノート」をつくっている人。地元に根を据えて活動していこうとしているのだが、八戸の現状への不満が深く、最初一言からネガティブなことを云う。最近ハライチ岩井のような見事な腐りっぷりに笑ってしまう。もっともそこが愛されているところでもあり、会う人はみんな彼の愚痴を聞き流しつつ励ましていた。

最初に行ったのは、やきとりおでんの〈浅坂〉という店。時代劇に出てきそうな木造一軒家でカウンターのみ。常連度が高いので一人では入りにくいが、女店主は気さくで話しやすい。焼き鳥は肉厚で、塩もいいけど、タレで食べるのに合っている。おでんうまい。そのあと、近くのビルに入っている飲み屋に移る。ここも女店主がやっている。高坂さんの知り合いが2人合流し、10時ごろまであれこれ話して飲む。歩いてホテルに戻り、風呂に入って12時前に寝る。明日は朝早くから朝市に行くのであった。

原 久原 久 2017/11/20 13:03 11月20日、くにまるJapanにて、お名前を知りました。その折に、3.11被害地に本を届ける活動をされていたとか。私も被災地に送る100kgほどの本をストックしております。受け入れてくれる団体や場所があれば教えて頂きたく、よろしくお願いします。
当方、デザインを生業としている67歳の男です。

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2017-09-18 夏葉社でトーク

ああ、しばらく空いてしまいましたね。なんだかバタバタしています仕事が重なるときは重なるのですが、不思議なことに、2つ重なると3つ、4つまで増えがちなのですね。どういうわけだか。なので、朝とか夜とかに日記を書いて一日の節目にするという気分じゃなかったです。というか、いまも。

稲葉佳子・青池憲司『台湾人歌舞伎町 新宿、もうひとつ戦後史』(紀伊國屋書店)届く。終戦後に形成された歌舞伎町に集まった台湾人たちが、名曲喫茶スカラ座〉や〈風林会館〉をつくるなど勢力を広げていった過程をたどる。地図写真豊富で、こんな本読みたかった!という一冊になった。

と一昨日、ツイッターに書いたら、200人以上から反応があった。それも、ふだん私のツイッターを見ていないような人たちばかり。「台湾」「歌舞伎町」というキーワードから飛んできたのだろう。こういうテーマの本が求められていたということなのかも。この本、いろんな方面評価される気がします

朝8時起き。釜玉うどん。昨日の台風が過ぎて、暑い日差しが戻ってきた。西日暮里駅まで歩くだけでも汗がすごい。千代田線北千住東武線ホームが判りにくくていつも迷う。押上駅に行くつもりが、途中乗り換えるのを忘れて、とうきょうスカイツリー駅で降りる。連休最後とあって、人出が多い。そこから十数分歩いて、カフェ〈IKKA〉の2階の〈甘夏書店〉へ。急に雑誌取材することが決まり、開店前に開けてもらう。

甘夏さんから「同じ道沿いに新しい古本屋ができましたよ」と教えてもらう。〈書肆スーベニア〉という名前だそうだ。行ってみたいけど、まだ開店時間前で、もう移動しないと間に合わない。次に来ることにして、押上駅まで戻る。半蔵門線九段下東西線中央線吉祥寺。〈吉野家〉で牛丼食べてから夏葉社へ。

2時から岡崎武志さんとのトーク「読んで、書いて、食べていく」。事務所なので15人ほどでほぼ一杯になる。お互いのライターになるきっかけや、単行本のこと、編集者との付き合いなどを話す。かなり赤裸々な話にもなったが、本当はもう1段階リアルな話をしたいと思っていた。でも、時間が限られていたし、聞いている人が引くだろうなと思って、話さなかった。それに本当に悩んでいる最中にあることを整理して話すのはやはり難しい。また機会があれば、今度は別の角度から話したい。

終わって、岡崎さん、原書房Hさん、Iさん、Mさんと、駅前の〈戎ビアホール〉で打ち上げ。地下に降りると、店内はすごく広く、客層も落ち着いていて、いい店だった。ただ、西荻窪の〈戎〉がやっている店だという感じはないな。1時間ほどで解散し、駒込から帰る。

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2017-09-01 もう9月

今日からもう9月だ。いろいろ遅れていて焦る。

昨日は千駄木谷中で1件ずつ取材。一日中雨が降ったりやんだりしていた。

今日は朝、銀行郵便局へ。新潟資料館の図録を通販で手に入れるために、現金書留を送らなければならず、電話で送料を問い合わせたり、最初郵便局で住所のメモを忘れて家に帰ってまた別の郵便局に行ったりと、めんどうくさい。そのうえ、書留を送る料金が550円もかかるんだからやってられない。メールで振込口座を教えてくれれば、手数料こちらもちでも安いし楽なのだが。

藤村誠『古町芸妓物語 新潟花街』〈新潟日報事業社)読了江戸から平成までの古町花街の変遷をたどるもの。沼垂にも花街があり、その芸妓から東京に出て「島の娘」をヒットさせたのが小唄太郎だった。その他、興味深いエピソード多し。RYUTist活動に通じる要素もかなりあるな。

3時半、谷中で1件取材。店主の話を聞いていると、常連が次々やって来る。取材を中断されるとちょっと困るのだが、その常連さんが自分から店の魅力を語ってくれたので、面白い話が聴けた。〈往来堂書店〉に寄って帰る。また雨が降り出して、夜半まで降り続く。涼しいというよりも、寒くなった。

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2017-08-31 私が「不忍ブックストリート 店主さん・助っ人さん茶話会」を大事に

しのばずくん便り」(http://d.hatena.ne.jp/shinobazukun/touch/20170731/p1)で告知しているように、9月9日(土) 17時30分〜 駒込地域活動センター文京区本駒込3-22-4) 洋室Aで「不忍ブックストリート 店主さん・助っ人さん茶話会」を開催します。

昨年までは、集まった皆さんに一箱古本市不忍ブックストリート活動についてご意見を伺うかたちでしたが、それだと堅苦しいという意見を受けて、今年は「一箱古本市で◎◎した本」をテーマにします。参加される方は「一箱古本市で◎◎した本」を1冊お持ちください。「◎◎」には「売った」「買った」「発見した」「教えてもらった」などが入ります。それらを紹介しつつ、今年の一箱古本市についてのご感想、ご意見お話しください。今後の活動の参考にさせていただきます

店主さん、助っ人さんの生の声を、一箱古本市に反映できるチャンスです。お誘いあわせのうえ、ぜひご参加ください。昨年以前の店主さん、助っ人さん、これからどちらかになってみたいという方の参加も歓迎です。もちろん、大家さんもぜひ!

なお、茶話会終了後、近所で納涼飲み会も予定しています。駒込オープンした〈BOOKS青いカバ〉を見学したあと、隣のタイ料理屋が会場になります。

というわけなのだが、いまのところ、参加者が少なさそうな感じだ。飲み会は人数把握のために予約制だが、集会は申し込み不要にしているので、毎年その日になってみないと参加者数が判らない。当日になってみると、意外に少なくてがっくりする年もある。でも、だからこそ、私はこの集まりは続けたいと思っている。

不忍ブックストリート一箱古本市をはじめた2005年から数年間は、みんなが手探りの状態だった。そのなかで、大家さん、店主さん、助っ人さんとわれわれ実行委員会関係が深まっていった。その一方で、一箱古本市は各地で開催されるようになり、多くの人たちが店主さんや別のイベント主催者になった。昨年創刊した『ヒトハコ』は、各地の一箱古本市関係者のつながりから生まれた雑誌だ。

店主さんや助っ人さんが仲良くなって、新しい本のイベントもたくさん誕生した。そこに参加した人が、不忍ブックストリート一箱古本市に出てくれるようになった。その分、以前に比べると、店主さんも助っ人さんも、私たち実行委員も確実に忙しくなった。かかわっているイベント複数あり、客として行きたいイベントも多い。トークイベントちょっと多すぎると感じている人もいるだろう。出演している私自身がそう感じているのだ(だから、逆に、最近の私はひとつひとつトークワークショップを少人数で成立する企画と内容にしたいと思っている。このことはいずれまた書きたい)。

毎年2月から一箱古本市の当日までは、全員が忙しい。助っ人集会で多くの人が集まっても、ゆっくり話す時間はない。だから、いまの不忍ブックストリート一箱古本市をどう思っているかを直接聞く機会は、オフシーズンである夏に行うこの集会しかないのだ。

私は、みなさんが、どんな多様な活動をしていても、不忍ブックストリートを「出発点」として大事にしてくれるのを嬉しく思っている。全国各地で「不忍の一箱があったから」と云ってくれる人に出会う。

でも、今年春の一箱古本市表彰式で話した通り、不忍ブックストリート一箱古本市いつまでもあるとは限らない。私も含め、実行委員それぞれの事情や状況、この地域の変化、大家さん、店主さん、助っ人さんそれぞれの事情があり、その一角が崩れたら即継続できなくなることは十分ありうる。有志による非営利地域活動はすべてそうだけど、決して盤石なものではない。これは大げさに云っているのではなく、ただの事実だ。

からいま、今後の一箱古本市の仕方を変えるのか・変えないのか、不忍ブックストリート活動をどうするかについて、なるべく多くの人たちの声を聞いておきたい。そうしないと、これまで通り続けることも、あるいは、大きく変えることもできない。その「声」は具体的な意見提言であってもいいし、「こういうのが好き」「こういう風になればいい」というイメージでも構いません。

そういうわけで、改めてお願いです。みなさん、忙しいとは思いますが、9月9日の集まりにぜひいらしてください。知り合いの方にもお声がけをお願いします。

茶話会は事前申しこみなしでも参加可です

飲み会参加希望者は

9月7日(木)までに下記の項目にご記入のうえ、お申し込み下さい。

どうぞよろしくお願いします。

【送付先】

hitohako@yanesen.org

【申し込み項目】

1 お名前本名

2 屋号(店主さんは)

3 参加人数

4 飲み会への参加 希望(○人)・参加しない

5 メールアドレス

6 電話

7 当日の話題にしたいことがあれば

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2017-08-30 〈カフェ・ド・クリエ〉千駄木店閉店

朝8時起き。今日インタビューメモをまとめる。バス千駄木、〈往来堂書店〉。人に会うため店内で待っていると、その人から電話で「前で待ってます」と。入口の植え込みにいたらしいが気づかなかった。この人、前も店に入らずに待っていたが、本屋での待ち合わせを指定するときは中で本を見ていてほしい。そうじゃないと、かえってプレッシャーになるから

向いの〈カフェ・ド・クリエ〉に入ると、珍しく客が多い。明日で閉店するので、名残を惜しみに来た客が多いようだ。打ち合わせの後、時間があるので残ってパスタを食べる。その間も恒例の常連がやって来て、なじみの店員と話していた。ここはタバコが吸い放題で、吸わない私にはけむいときもあったが、いつも空いていて、往来堂で買った本を読むには最適だった。

千代田線大手町乗り換え、神楽坂新潮社で著者インタビュー新刊についてのものだが、初めて読んだ作家で、すっかり気に入って過去作品全部を一週間かけて読んだ。短いが、いい話が聴けたと思う。そのあと、資料室に入れてもらい、2時間ほど調べもの。終わる頃には雨が激しく降ってきて、編集者に傘を借りて帰宅

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