ささやかな夢想

昨夜は、テレビ朝日の《虎ノ門》の「しりとり名人戦」を3時まで観てしまう。ピエール瀧が出ていたが、いまいちキレが悪し。午前中、毎日ムックの「世界の古本屋」原稿に取り掛かる。ぼくはウチで文章、旬公は谷中でイラスト。10枚ほどの分量で、ロンドン、ソウル、台北プラハウブドの5ヵ所を紹介しなければならないので、ちょっと構成に手間取るが、5時ごろには書き上げて、メールで送る。


旬公は例によって描き込みに時間が掛かり、7時ごろにウチに帰ってきて、色を塗り始める。晩飯(鶏肉とコンニャク炒めと、タケノコとしめじ炒め。どっちもかなりウマかった)をはさんで、10時半に完成。やっと終った。息抜きに閉店間際の〈古書ほうろう〉に行って、小泉喜美子のミステリ小説の文庫を2冊買う。山崎さん、今日、根津神社の祭りで神輿を担いできたという。元気だなあ。


ウチに戻って、ビデオを観ながら、レイアウト用紙にイラストのコピーを貼ったり、トレペ掛けをしたり。今回の原稿、たった5、6カ国だけで「世界の古本屋」とはおこがましいが、今回書かなかった国も含め、あと7、8カ国について、イラストと文章を書けば、一冊の本ができるかもしれないと思う。じっさいにやるとなれば、とんでもなくタイヘンなコトは判っている。でも、この連休中に書かねばならないあと数本の原稿のコトを忘れて、いつか出るかもしれない本について夢想をめぐらすのは、書き手のささやかな抵抗である。


【今日の郵便物】
★古書の日記念即売会目録(名古屋古書会館)
★漫画屋より 「コミックMATE」11月号
こないだ10月号が間違って送られてきたと書いたら、スグ新しい号が。ありがたい。