ナンダロウアヤシゲな日々

◎この日記は、ライター・編集者の南陀楼綾繁が書いています。
◎新刊『町を歩いて本のなかへ』(原書房)発売中です。
◎著書『一箱古本市の歩きかた』(光文社新書)、『谷根千ちいさなお店散歩』(WAVE出版)、『小説検定』(新潮文庫)、『ほんほん本の旅あるき』(産業編集センター)、『路上派遊書日記』(右文書院)、『ナンダロウアヤシゲな日々』(無明舎出版)、『老舗の流儀 戦後六十年あの本の新聞広告』(とうこう・あい監修、幻冬舎メディアコンサルティング)、編著『チェコのマッチラベル』(ピエ・ブックス)、共著『ミニコミ魂』(晶文社)。
◎ご感想・ご連絡は南陀楼綾繁 まで。
◎「不忍ブックストリートの一箱古本市」は毎年春に開催します。
詳細は不忍ブックストリート公式ホームページもしくは、しのばずくん便りをご覧ください。
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2007-04-29 一箱古本市、盛況のうちに終了

第4回不忍ブックストリート一箱古本市は、一日中、晴天に恵まれ、無事終了しました。人出も売り上げも昨年春を上回ったのではないかと思います。関係者の皆さん、ご協力ありがとうございます、お疲れ様でした。いろいろ書きたいのですが、外出せねばならず。とりあえず、終了のご挨拶のみ。



7時起き。眠っていても判るほどの強い陽射し。コレはけっこう暑くなるかな。冷凍しておいた〈がもう〉のうどん釜玉うどんをつくり、今日一日の健闘を祈りつつ食べる。旬公はしのばずくん神社と交流館に設置する「浄財箱」の制作、ぼくはロゴマーク自転車にくくりつける。そのうちテレビのヒトたちもやってくる。今日は彼らも自転車を借りて、二班に分かれて旬公とぼくを追いかけるのだ。ぼくのところには、カメラのWさんとディレクターのOさんが。


9時すぎにウチを出て、アートスペース・ゲントの前へ。オーナーのMさんに挨拶。忙しい方なので、電話でやり取りしていて、お会いするのは初めて。Oさんが撮影機材を肩にかけているのを見て、「こちらミュージシャンの方? 演奏もあるのかしら」とおっしゃる。いや、もっと無粋なものです。貸はらっぱ音地へ。高野ひろしさんが奥にトラックを止めて、写真展の準備中。荷台にパネルを設置している。ほうろうの宮地さんが来る。助っ人のK兄妹も来る。音地の持ち主の方々も来る。店主の人たちも来る。……で、たちまちはらっぱはヒトで埋まる。往来座のセトさんが箱を抱えて登場。上部に「本ドラ」を設置した「一箱タワー」だ。今年から、箱のサイズの高さの上限をやめたのだが、いきなりスゴイのが出てきたな。


10時になったので、店主を誘導してゲントへ。助っ人はKさん(男性)とYさん(女性)。Yさんは妹さんがオヨヨ書林の専従で、ヒトが足りないので急遽手伝ってくれるコトになった。だいたいの場所を決めて、箱の設置に入る。オーナーのMさんに手伝ってもらい、ロゴをその辺に貼ったりしていると、11時になった。最初にココを目指す客は少ないので、まだ静か。ぼくが先に箱を見せてもらう。〈ビオラ書房〉には『夜想』や『幻想文学』の珍しい号が出ている。『夜想』の夢野久作竹中英太郎特集に手が伸びるが、スタッフが先に買うワケにいかないのでふた回り目で残っていたら買おうと思う。また、〈脳天松家〉は、買ってくれたヒトには古い絵葉書を1枚あげるサービスをしている。ほかの店もそれぞれ凝った品揃えやディスプレイに工夫をこらしている。


そろそろお客さんが集まり始めたので、移動する。後ろにテレビクルー2人がついているので、狭い道を自転車で通るのに気を使った。〈乱歩〉で塩山さんや晶文社森茉莉かい堂さん、いろはに木工所で『ぐるり』の五十嵐さん、classicoでふぉっくす舎さんや右文書院青柳さんと知り合いの店主に挨拶。各スポットに行くごとに、お客さんや店主さんにしのばずくんトートを勧める。知り合いには勧めるというよりは、ほぼ脅迫して買わせてしまった。Gallery Jinのあと、しのばずくん神社に回ると、店の中に入れないぐらいの人出だった。神主姿のカフクさん、岡崎武志さんの姿が見える。お賽銭を入れると「古本おみくじ」が引けるというアイデアは上々だったようで、午前中で50冊がなくなったとのこと。本を提供してくださった〈デカダン文庫〉さんに感謝。ココの前で黒岩比佐子さんにお会いする(お土産ありがとうございました)。


ギャラリーKINGYOのあと、やっと、自分の「古本けものみち」の出店場所である往来堂書店へ。11時までに来れそうになかったので、笈入さんと助っ人のSさんに箱の設置をお願いしてしまった。往来堂は今年は、店前の右側に箱をL字型に固め、店番が交代で中に入って売るしくみにしていた。なるほど、こうすれば少ないスタッフで対応しやすい。集中レジ方式ならではの態勢だろう。そのあと、つつじまつりの人出が最高潮の根津神社近辺を通り、根津教会へ。教会に机を貸してもらい、いい感じで販売していた。オヨヨ書林へ。店番していた退屈男くんに聞くと、オヨちゃんは始まるなり姿を消したそうだ。困ったヤツである。「あれ、こちどり姉妹は?」「食事に行ったみたいです」と会話していたら、向こうから「なんちゃまー!」という叫び声がして、丸い物体が2つ、こちらに駆け寄ってくる。拉致されそうな勢いに思わず走って逃げる。もちろん、こちどりさんでした。しのばずくんトートを5枚も買ってくれたというので、愛を込めてサインをする。テレビのOさんに「あの人たちはなんですか?」と真顔で訊かれたので、「ぼくのグルーピーです」と答えておく。嘘じゃないし。


ぼくは自転車部隊なので、物品が足りなくなったなどの連絡が来たら、そっちに向かうのが仕事だが、1時ごろまではドコからも電話がなかった。電話がないのはうまく行っているしるし、とWさん、Oさんと昼飯を食べにいき、言問通りのお好み焼き屋でビールを一杯飲む。食べている間に中村さんからトラブル発生っぽい電話が入るが、行ってみたらとりあえず問題はなさそうだった。Classicoの前で海野弘さんにお会いする。「ほうろうの前でダンスの本だけ売っている箱(ロンダ亭)があったよ」と買った洋書を見せてくれる。コシヅカハム、花歩、古書ほうろうと回ると3時になった。ここでテレビクルーと別れる。ほうろうで石ころ書房さんから、石子順造『俗悪の思想日本的庶民の美意識』(太平出版社)を割引で1500円にしてもらって買う。銭湯のペンキ絵の表紙がイイ。石ころさんに、ご主人を紹介されるが、コレがいい男。美男美女ですな。こんどは「ビジュアル系古本屋サミット」でもやるか。


ホントはこの段階での集中レジスリップを回収する役だったのだが、連絡が入ったので、千駄木交流館へ。旬公が先着10人のお絵かきを始めていた。『路上派遊書日記』を読んでくださったという、赤ちゃん連れの千駄木男性とお話ししていると、新書館編集者Mさんに声をかけられ、『暴れん坊本屋さん』の著者・久世番子さんに紹介される。取材半分興味半分で、二人で来てくださったのだ。久世さんは可愛らしい。でも、たしかにどこか番子ちゃんにも似ている。古本屋体験がほとんどないという久世さんに、一箱古本市について一通りお話しする。そのあと厚かましくも、色紙をお願いする。1枚は番子ちゃんと「しのばずくん」のコラボレーションで「久世番子賞」の賞品とし、1枚は家宝として南陀楼家に保存されるコトになった。役得御免。


お二人を案内して、ゲントに戻る。〈ビオラ書房〉で目を付けていた、『夜想』の夢野久作竹中英太郎特集はやっぱり売れていた。あとでmixiで買ったヒトを見つけたが、このヒトは「古本けものみち」に出した、山名文夫装幀の江戸川乱歩『陰獣』(美和書房)1500円をお買い上げくださっていた。しかも、乱歩が千駄木古本屋「三人書房」を経営していたコトにもちゃんと気づいている。こういうヒトに買われていくなら仕方ないです。そのあと、はらっぱに向かって歩いていると、向こうから、「神保町暴れん坊本屋さん」ことアクセスの畠中さんがフラフラ歩いてくる。呼び止めて、久世さんを紹介すると、「あなたが番子ちゃん? かわいいヒトじゃないの。私のほうがもっと番子ちゃんよお〜!」とさっそくトバす。番子ちゃん、たじたじ。もし今日の様子をマンガに取り上げてくださるなら、この対面シーンだけは絶対入れてください>新書館のMさん。


はらっぱに行くと、出張アジマル・カフェが出てみんな酒飲んでいたり、包丁砥ぎが実演中だったりと、おもしろい空間になっている。いいねえ、こういう雰囲気。新刊出たばかりの荻原魚雷さんや晶文社のMさんも来てた。久世さんたちと別れ、団子坂まで戻る。あと一カ所、谷根千工房が残っているが、もう終了間際なのであきらめて、往来堂に戻る。高野マユたん、「生活月報」さん(http://d.hatena.ne.jp/mashco/)、小説すばるのOさんらが訪れてくれる。


17時、販売終了。みんなで拍手。「けものみち」の撤収をお願いして、スリップと売上金を持って、ふれあい館に向かう。3階に行くと、集計係のセドローくんと牛イチロー先生市川さんが計算をはじめている。ぼくは中村さんと地下のホールに降りて、打ち上げイベントの会場づくり。120人分の椅子を並べる。店主のヒトたちが続々入ってくるが、実行委員の姿が見えず、集計の状況もわからない。おまけに「会場の使用許可申請書が出されてない」とも云われる(オヨちゃんが出してなかったことが判明。この野郎)。この場から離れるわけにもいかず、焦る。


6時15分、ようやくイベントスタート前説を短めにして、個人賞の授与に入る。

書肆アクセス賞  チーム・ブックオカしのばずくん神社前)  賞品=ふるほん節の手ぬぐい

セドロー賞  こちどり(オヨヨ前)  賞品=「わめぞ」前掛け

岡崎武志賞  ど真ん中書房(Gallery Jin)  賞品=岡崎堂の看板

谷根千賞  ロンダ亭(ほうろう前)  賞品=谷根千1年分+花歩のコーヒー

オヨヨ賞  モンド部(いろはに木工所前)  賞品=バッグ

往来堂賞  ぐるぐる堂(根津教会)  賞品=書籍専用の防虫香

★ほうろう賞  ふぉっくす舎(classico前)  賞品=ほうろうへの出店権

南陀楼綾繁賞  BOOK LOVE往来堂前) 賞品=題字スクラップブック+復刻マッチ

久世番子賞  くちぶえブックセンターしのばずくん神社前)  賞品=直筆色紙


賞を貰った店主の受賞の弁がそれぞれオモシロイプロレス本と演劇本のど真ん中書房は、マスクをかぶって登壇。南陀楼賞は品物のほかに、「書評のメルマガ」3ヶ月連載権というのを出したのだが、いまいちウケが悪かった。


そして、売り上げ点数、金額のベスト3の発表。

★売り上げ点数 

1位 蟲本三休堂(ほうろう前) 193点

2位 犀は投げられた!(仮)(乱歩前) 110点

   古書往来座(音地前) 110点

3位 古書北方人(コシヅカハム前) 97点


★売り上げ金額

1位 岡崎武志堂(しのばずくん神社前)  50,100円

2位 右文書院(classico前)  42,200円

3位 芒果書房(マンゴオ書房)(音地前)  40,450円


芒果書房以外は常連か知り合いだが、知り合いだからといっても優遇はしていないし、買うのはお客さんだ。情実は一切入っておりません。総売上金額と点数は、後日集計して発表します。そのあと集計レジの店主に、売上金を渡す。「古本けものみち」は42点で21,400円。まったく店番できなかったことを思えば、まあまあの売り上げか。最後に、大家さんやデザイナーの板谷成雄さん、助っ人の皆さんに感謝を表す。そして、次回は今年秋に行なうことを宣言して、打ち上げイベントを終了した。終わるとドッと疲れて、座り込む。


荷物をまとめて、ふれあい館を出る。テレビ撮影もここまでで終了。いつもの〈車屋〉2階で打ち上げスタッフ助っ人ら45人が集まって盛り上がる。石風社の藤村さんから今年のブックオカ企画について聞く。なんだかデッカイ動きになりそうだ。その他、助っ人さんらといろいろ話す。次回もよろしく。11時にお開きとなる。しのばずくん神社に寄って鳥居を外す。明日まだ作業があるので、3次会に向かうみんなと別れて、ウチに帰る。


今年も無事に終わった。天気に恵まれて丸一日できたので、お客さんの数も売り上げ金額も、昨年春を上回ったと思う。店主も何度か参加しているヒトが多くなり、やり方を飲み込んでくれている。スタッフの数も増え、マニュアルが行きわたっているので、問題が少なかった。もちろん、ちょっとしたミス(集計結果を箱ごとに記入する用紙をつくり忘れたことや、配布物が足りなかったことなど)はあったが、その程度はしかたがない。春3回目、通算4回目にして、やっとカタチができてきたかな、というのが実行委員としての実感だ。来年の春は、今回をベースにしてやっていくことになるだろう。とはいえ、こういう手づくりイベントは、あまり同じようにしすぎてもマンネリになってしまう。バカバカしくても熱中できるポイントを見つけることも重要だ。今回で云えば、貸はらっぱしのばずくん神社にいろんなネタを投入したことがヨカッタと思う。


また、今回の新しい試みとしては「不忍ブックストリート」のロゴの導入がある。地図に使うだけでなく、ポスターやチラシにも入れ、店主の名札にも使い、大きく出力したものを大家さんや協賛企画の場所に貼ってもらった。ぼくも自転車の前にくくりつけて、街を走り回った。遠めでも一発で判るアイコンが、この日、谷根千のあちこちで見かけられた。この効果はかなり高かったのでは、と思う。


もうひとつの試みがオリジナルグッズだ。当日限定をうたって「しのばずくんトート」を販売したのだ。自転車で回っているぼくから買ってくれたヒトには、モクローくん絵葉書を1枚付けた。押し売りもあって手持ちの50枚は完売したが、ほかのスポットではやはりみんな古本に気がいっているせいか、もうひとつだったようだ。集計は終わってないが、まだ残部があるようなので、販売を継続することにした。せめて制作費は回収したいので、みなさんご協力をお願いします。3店舗で販売するほか、このブログでも通販を受け付けます。1枚750円+送料実費(メール便)です。お名前、ご住所、枚数、メールアドレスを明記の上、上のメールアドレスまでお申し込みください。

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2007-04-28 いよいよ明日です!

朝8時半起き。一箱古本市については、スタッフの配置、店主への連絡、大家さんへの連絡、自分の出品物の値付けなどなど、昨日のうちに大体カタがついている。第1回目(徹夜)や2回目(午前3時就寝)のことを思えば夢のよう。それだけ慣れてきたのだろう。とはいえ、やっぱり未決定のことがあり、メール電話での連絡に追われる。


『文游』最新号が届く。鈴木地蔵「黄枯茶の味――久保田万太郎の料簡かた――」を読む。『ちくま』5月号、岡崎さんの連載は〈トンカ書店〉。新連載に間村俊一「偽雑記」。巻末の新刊予告に、小玉武『「洋酒天国」とその時代』(2520円)が5月19日刊とある。中野朗さんから聞いていたが、読むのが楽しみだ。また、ちくま学芸文庫井上鋭夫『山の民・川の民 日本中世の生活と信仰』が入った、以前、平凡社選書で刊行されていたもの。もう一度読んでおきたい。


「城北古書会展」の目録に、〈銀装堂書店〉が、塚田涼子日本ふんど史』(1999年、私家本)12,600円という本を出している。ハードカバー180ページ、図版多数。「三島の褌姿に魅せられ、以来ふんどし研究に勤しむ著者21歳の作品」とある。「最後にパンツを履く人の割合」という統計表の図版が載っている。いいなあ、ふんど史。


旬公の仕事が一段落する間に、you tubeであれこれ検索。最初はミュージシャン映像を探していたが、それ以外にも面白いものあり。先日は1980年の『平凡パンチ』を最初からめくっていくだけの映像http://www.youtube.com/watch?v=nb_fmv8lP3A)を見つけた。今日は、自分の本棚から古本を抜き出して、中身を見せる、「No Comment (My old books) (My Old Radio and Camera)」(http://www.youtube.com/watch?v=fpusj1_9C7M)に行き着いた。自慢系というかブラウジング系というか。わざわざアップするほどでもなかろうと思うのだが、その情熱はドコから来るのか。今年の一箱古本市ビデオを回すので、その映像もアップしようかな。


午後3時ごろから雨が降り出す。カミナリまで鳴って、大丈夫かよという天気。でも、今回はすべての大家さんに雨対策ができているので、ぜんぜん平気。心配する必要がナイって素晴らしい、。6時ごろには雨が上がる。旬公が「しのばずくん神社」の入り口にかける「鳥居」を制作する。それを設置に行く。このしのばずくん神社、元の〈青空洋品店〉の建物を一日だけ借りたのだが、いろいろと案を出すうち、神棚を持ち込んだり、「古本おみくじ」を用意したりと、本格的に神社っぽくなってしまった。しかも、専従のカフクさんの服装は……。見てのお楽しみ。


もうひとつ、今回お祭りっぽいスポットは、貸はらっぱ音地だ。ココでは、高野ひろしさんの写真展、〈アジマル〉の出張カフェ包丁砥ぎの出張などが行なわれる。しかも、ココに出店する〈往来座〉は売る本よりも「箱」の製作にイノチを懸けているという噂がある。さらに彼ら、「わめぞグループの箱には、大漁旗ならぬ「わめぞ旗」が翻るとあって、なんだか、見世物小屋の様相を呈してきた。いや、オモシロイ


明日の南陀楼は、まず音地、それからアートスペース・ゲント。そのあとは自転車部隊として、方々を回る予定。たぶん辺りを見回す余裕はないと思うので、知り合いの方は自分から声をかけてくださいね。後ろに、旬公を追いかけているテレビカメラの別班が張り付くらしい。また、書店ネタで有名なあの作家さんも来てくださるそうです。なお、当日限定で「しのばずくんトート」(750円)を販売(古書ほうろう往来堂オヨヨ書店根津教会谷根千工房)しますが、南陀楼から直接買うと、「モクローくん絵葉書」1枚が付いてきます。一箱古本市の記念に、ぜひ1枚お買い求めください。


それから、南陀楼の「古本けものみち」は、〈往来堂書店〉前に出店。売る本は、古めの単行本、雑誌、紙モノ、文庫など。けっこうイイ本、あると思います。集中レジということもあり、あまり店番できないかもしれませんが、不在時には、(ブックオカでも活躍した)ぬいぐるみの「モク村さん」がお相手します。じゃんじゃん買ってください。


この日は関連企画も方々でやっていて、大家さん以外の場所での古本販売も多い。主催者のぼくたちも、ちょっと把握できてないほど。15箇所を回るついでに、それらも一緒に回ると、意外な掘り出し物が見つかるかもしれない。


それでは明日11時、不忍ブックストリートでお会いしましょう!

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2007-04-27 中里和人さんと話す

朝からパソコンに向かう。連絡事項、あれこれ。堀切直人さんから『新編 唐十郎ギャラクシー』(右文書院)贈られる。「堀切直人コレクション」の1だ。前から聞いていたが、ついに刊行スタートとあいなった。第2巻の『書遙游』(書評集)が早く読みたい。また、山川直人さん(http://yamanao.exblog.jp/)から『コーヒーもう一杯』第3巻と『ナルミさん愛してる その他の短篇』(いずれもエンターブレイン)贈られる。嬉しいサイン入り。読者カードが著者の手書き&イラスト入りなのがいい。


たちまち午後になり、2時半ごろに出かける。毎週金曜の夕方は遠出なのだ。先方でKさんと落ち合い、一緒に。Kさんの力もあり、今日はちょっとだけ、前に進んだかも。急いで駅に向かうが、電車を一本逃してしまう。


7時すぎに千駄木着。走って〈乱歩〉へ。中里和人さんの写真展「東亰(とうけい)」の茶話会。6時からハナシがはじまっているので、1時間遅れで参加。12人ほどお客さんがいた。中里さんの後半のお相手をつとめたのだが、ひとつハナシを振ると、きちんと受けていろんな実例を話してくださる。向島の長屋や撚糸工場でやった展覧会のハナシがおもしろかった。たまたま立ち寄って、わけがわからずに話しかけてくる近所の人たち。中里さんは、丁寧に彼らに話しかけ、そのうち意気投合してしまうようだ。中里さんの話の「写真」を「本」に置き換えると、ぼくたちのやっているコト、これからやりたいコトが見えてくるという気がした。


8時に終わり、残った7人でどこかに行こうということになり、三崎坂上の〈町人〉に向かうが席がなく、また坂を下る。よみせ通りを数軒あたるが、いずれも満員。この辺りは大人数でいきなり入れる店はほとんどナイのだ。うろうろした末、千駄木駅近くの〈Ryu〉に落ち着く。美味しいし、量も食べきれないほど多い洋食屋。入れてよかった。10時半ごろまで話し、解散。車で来た中里さんとは、いずれ日を改めて飲みに行くことになった。写真展「東亰(とうけい)」は、一箱古本市の29日が最終日です。〈乱歩〉も大家さんなので、古本めぐりの途中で、入ってみてください(ワンオーダーお願いします)。

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2007-04-26 助っ人さんのおかげです

この4、5日間、仕事の合間をぬって、不忍ブックストリートMAPを配りに行ったり、マニュアルとかの書類をまとめたり、と、一箱古本市の準備が忙しい。自転車で走っていると、一箱古本市ポスターがいろんなところで目に付く。これは「助っ人」さんがこまめに動いてくれるおかげだ。このイベントは、自分でできるところはやるが、動いてくれるヒトにはじゃんじゃんお願いするという「他力本願」型の運営なので、関わってくれる人が多ければ多いほど助かる。ただ、関わる人が増えるとそれをとりまとめるのにも、それなりに労力を払わねばならないのが、痛し痒しだが。


昨日は午後から荻窪ひなぎく〉で海月書林+『いろは』の取材。久しぶりに市川さんのハナシを聞いていたら、取材というより世間話モードに入っていた。同行の編集者2人も、ほしい本を物色するのに忙しい。次の用事があるので早めに終えようと思っていたコトを忘れて、2時間経ってしまった。急いでタクシーを拾い、西荻窪へ。道のまったくわからない運転手に当たり、降りてから相当歩かされる。30分で打ち合わせを終えて、西荻から西日暮里へ。


7時ちょっとすぎ、千駄木交流館に到着。助っ人さんの顔合わせ会。すでに集まったヒトたちが、地図に挟み込むチラシを折っている。実行委員も入れて20人以上いた。作業に区切りをつけてから、助っ人さんの当日の配置を決めていく。だいたい埋まったのが、今日来れなかった人に連絡する必要あり。


実行委員は荷物を持って、谷根千工房に移動。各スポットで使う道具を仕分けし、そのあと最終打ち合わせ。いくつか決まってないことがあり、やや論戦模様となる。一区切りついたところで、ヤマサキさんがどーんと酒、ビールを出してくれ、その場で酒盛りとなる。新刊書店古書店ネットアナログみたいな話題を、わりと真面目に話す。このメンバーでこんなハナシしたのは、初めてではないか。気づけば2時半。あー眠い。


『雲遊天下』第43号届く。特集「雑誌は世につれ」。執筆者がすごい。村上知彦=『プレイガイドジャーナル』『漫金超』、木村聖哉=『話の特集』、田川律=『ニュー・ミュージック・マガジン』、本間健彦=『新宿プレイマップ』、奥成達=『東京25時』、山口由美子=『プレイガイドジャーナル』、中川五郎=『ブルータス』。このうち、本間さんと奥成さんにはインタビューしたことがある。

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2007-04-22 どんよりしたり、盛り上がったり

この土日は、ひとりで落ち込んでいた。しばらくはこの不安を引きずって生きねばならない。今日は午後に根津にできた新しいカフェ〈BLANCHEUR〉に行く。半分はセレクトされた花屋さんで半分がカフェ。〈オヨヨ書林〉に寄った後、自転車上野に行こうとしたが、ふらふらしているうちに本郷に出てしまった。そこで白山まで走り、駅の近くに自転車を止めて、三田線神保町へ。古書会館で「新宿展」を早足で見て、牛センセイから先日の買取金額を受け取り、〈ダイバー〉のふるぽん市を覗いて、一冊買う。そのあとも落ち着き場所を求めて迷走する。結局、〈北京亭〉でビール焼き飯を食べる。


白山まで戻って、ウチに帰り、まだ読まずにいた、最相葉月星新一 一〇〇一話をつくった人』(新潮社)を読み始める。予感どおり、読み出したら止まらなくなり、5時間ぐらいかかって一気に読み終えた。間違いを指摘する声がネットであるようだが、初めての星新一の評伝が、このボリューム、このレベルで書かれたことに満足する。たくさんの新知見があったが、とりあえず、旧制中学時代の同じ学年に文学研究者槌田満文氏がいて、後年、東京新聞星新一に『気まぐれ指数』を連載させたのが槌田氏だった、という事実には驚愕。以前、ゆまに書房で『風俗画報』をCDROM出版したときに監修していただいた方だ。もっと早くこの事実を知っていれば、いろいろお聞きしたかったのに、と悔やむ。ほかにもメモしておくべきこと多し。すっかり盛り上がる。



今朝の朝日新聞読書面に「一箱古本市」の記事が載りました。いよいよあと一週間。24日(火)から、大家さんでもある〈乱歩〉で中里和人さんの写真展がはじまります。27日(金)の中里さんとぼくのトーク、まだ席に余裕があるようです。リコシェまでお問い合わせを(http://www.ricochet-books.net/)。6時開始ですが、ぼくの到着は7時ごろになります。

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2007-04-20 久しぶりの五反田でいろんなヒトに会う

朝早めに旬公が出かけたので、ひとりで〈がもう〉のうどんを食べる。かけうどんにしてみたが、醤油に比べるとだしはもうひとつか。それでも充分ウマイのだが。すっごく久々に五反田古書会館へ。今日は「本の散歩展」。〈古本ねこ〉さんが戦前古書目録を出すというコトをブログで読んだので、やってきたのだ。1階で〈揚羽堂〉が個人がつくっていたスクラップブックを大量に出していた。その中に「出版 1982年」というのがあり、開いてみると「読売新聞」で雑誌編集長インタビューしているシリーズが貼り込んであった。コレは使えそうと購入。200円だった。


2階に上がろうとしたら、目の前に岡崎武志さんが。挨拶すると、ほぼ同時に後ろから「岡崎さん、こんにちは」という女性の声がかかる。黒岩比佐子さんだった。ブログは拝見しているけど、お会いするのは初めて。もっとも、これまで何度も遭遇している可能性は高い。ぼくが人の顔を覚えられないだけだ。


2階で、海ねこさんの箱で古書目録を漁る。やはり、明治書店目録がすごい。巻頭に古本好きのエッセイが入っているのだが、池田文痴菴が書いている号を見つけてホクホク。6冊ばかり買う。あと、投稿雑誌『ポンプ』の1984年に出た号を2冊。1冊300円。素人の投稿だけで構成する画期的雑誌だったが、同時代に見たコトがなかった。なないろさんにお願いして、一箱古本市のチラシを置かせてもらう。揚羽さんや〈古書一路〉さんに挨拶。本の散歩展は、ふだん五反田に出ていない店も多く参加しているので、いつもより賑やかだ。荷物番には片岡知子さんがいて、「スタンプラリーのハンコ、できあがったから送りますね」と云ってくれる。やっぱり五反田はイイなぁ。どの店もみんなイキがいいし、楽しいし。ぼくは万が一、古本屋になるとしたら、一時的にでも住所を移して、古書組合の南部支部に属したいと思っている。


岡崎さん、黒岩さん、岡崎さんの古本弟子の女性Kさん(東京セドリーヌ所属)と4人で、〈フレッシュネス・バーガー〉へ。この何のヘンテツもないカフェが、五反田会館帰りの古本好きの溜まり場になっているのが、なんとなく可笑しい。黒岩さんと岡崎さんの「フリーランス仕事を回していくのはたいへん」「でも、不思議になんとかなるもんやね」という会話を、駆け出しフリーライターとして拝聴。黒岩さんはあるテーマの書き下ろしのために、国会図書館に日参されているそうだ。そのあと例によって、今日の収穫合戦。Kさんが「こんな贅沢なもの見せてもらって興奮します」と云っていた。


山手線西日暮里に帰り、資料を調べる。いろいろ面白いコトが判ってきた。3時前に遠くに出かける。目的の場所に行くためにバスに乗ったら、完全に反対方向で、タクシーで戻ったために遅刻してしまった。肝心のハナシは、まだボールバットにかすってないカンジ。終わってから1時間ほど調べものをし、9時前に帰ってくる。旬公と〈鳥ぎん〉で釜飯を食べる。ウチに帰るとすーっと眠くなり、そのままナニもせずに寝てしまった。黒岩さんの爪の垢でも煎じて飲まないとダメか……。

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2007-04-19 「不忍ブックストリートMAP」の配布にご協力を

16日に完成した「不忍ブックストリートMAP」ですが、この数日の雨のせいもあり、配布のペースがやや遅いカンジです。今回はMAPの中に「一箱古本市」の告知やスタンプラリーの台紙も組み込んであるので、当日より前に、なるべく多くのヒトの手に届けたいと思っています。


MAP古書ほうろう往来堂書店オヨヨ書林の3店で配布しています。助っ人や店主のかた、その他の方々で、「自分が配ってやろう」という方は、お手数ですが3店のどれかまで取りにいらしていただけないでしょうか? 100部以上配布してくれる方、地方の方には、郵送するコトもできます。shinobazu@yanesen.org までご連絡ください。


あと、一箱古本市当日、各大家さんに専従スタッフとして立ち、店主さんやお客さんの手助けをする「助っ人」が、あと5人いるといろいろやりやすいなー、という感じです。一日中でなくても結構です。こちらもご応募よろしくお願いします。


今朝は8時起き。バスに乗って、荒川区のがんセンターへ。40歳の誕生日検診と胃がんの検査を受ける。久しぶりにバリウムを飲んだ。2時間ほどで終了。ウチに帰り、原稿を書いたり、資料をまとめたりする。7時ごろ、宅配便坂出〈がもう〉のうどんが届く。半分は冷凍に入れて、あと半分は土曜日までに食べてしまわねばならぬ。うれしい悲鳴だ。

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2007-04-18 ヨムヨムを読む女性(ひと)

今朝も選挙カーの声で起こされる。昨夜のカレーを食べて、出かける。満員の千代田線に乗ると、降り口に立っている女性が『yom yom』第2号を開いていた。この雑誌、表紙に文字が入ってないから、どこで開いても様になるんだよな。自分が書いているコトもあり、ちょっと嬉しかった。


新御茶ノ水都営線に乗り換えて、九段下へ。千代田図書館移転するのにともない、リサイクル市が開かれるのだ。すっかりガランとした館に入り、3階に上がると、10時ジャズとなのにかなりのヒトが本に群がっている。何冊でもタダで持っていける。出されているのは教育建築経済などの講座や研究書、行政の資料などで、食指の動くものは少ない。『明治文化全集』がたくさん出ていて、学生の頃だったらぜんぶ抱え込んだのだが、置き場所を考えるとちょっとムリ。加藤百合大正の夢の設計家 西村伊作文化学院』(朝日選書)、上坂冬子『伊作とその娘たち』(鎌倉書房)、清水一『住みよい家の建て方』(大泉書店)、アンドリュウ・ガーヴ・福島正実訳『メグストン計画』『ギャラウエイ事件』(ハヤカワ・ポケミス)をいただく。これ以上は持って帰れない。


そろそろ帰ろうかと思いつつ、未練がましくもう一回りしていると、鏑木清方記念美術館鎌倉)の図録が出ているのに気づく。収蔵品図録の「作品編」「卓上芸術編」(1)(2)、挿絵図録の「文藝倶楽部編」(1)(2)「東北新聞編・講談雑誌編」の6冊だ。カラー図版もあり、書誌的な記載もきちんとしている立派なもの。コレは捨て置けまい。重いけどもって帰る。清方にそれほど執着があるわけじゃないので、誰かに上げるコトになるかもしれないが。


ウチに帰ると、河北新報から4月16日(月)の夕刊が届いていた。「古本女子 自分の完成で楽しもう」というカラー記事で、〈加勢の庭〉の前野さんら女性3人の座談会だ。「女性古本の楽しみ方に衝撃を受けている男性は多いと思うんです」という前野発言に同感。カコミで「全国サミット主催者に聞く」とあり、ぼくのコメントが載っている。誕生日前野取材だが、掲載日に合わせて40歳となっている。「全国サミット主催者」という肩書きは、この先、一生使うことはないかもしれない。


今日もずっと雨が降っている。仕事部屋の「天国」部分(旬公が必死に片付けているスペース)に残っている「地獄」要素(ぼくの荷物が山積みになっている)の撤去に、ようやくかかる。雑誌新聞を切り抜かねばならず、手が着けられずにいたのだ。無印良品バインダーが使いやすいので、上野まで買いに行くと、丸井休み。旬公に電話して、池袋西武の教えてもらい、そっちに移動。バインダー10冊と透明のシート、アルバムなどを買う。ウチに帰って、切抜きと分類の作業。6時前に電車千駄木に行き、〈ブーザンゴ〉でコーヒーMAPをお渡しする。


7時から、不忍ブックストリート会議テレビカメラ入りだ。店主などに送るMAPを封入しながらの話し合いとなる。それでも10時すぎには終わったので、いつもよりもずっと早い。

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2007-04-17 「疑」が八割ですよ

朝8時。選挙カーのがなり声に起こされる。区議会選挙、以前は9時から活動してたような気がするが、今回は8時すぎから大騒ぎ。せめて9時までは音を出すのを禁止してほしい。出かけたときに、ぼくの横をわめきながら選挙カーが通り過ぎていったが、ある一角ではピタッと音を止め、しばらく先に行ってから再開していた。小学校の前だった。選挙活動の期間は、小学校に住みたいよ。


昨夜届いた原稿に手を入れて、11時に神保町へ。入稿を終え、〈書肆アクセス〉へ。「不忍ブックストリートMAP」を渡す。〈高岡書店〉で、久米田康治さよなら絶望先生』第8巻(講談社)を買う。オビにTVアニメ化とある。裏に「アニメ化半信半疑でしょうか?」とあり、「『疑』が八割ですよ!」というセリフがある。この作者らしい反応で、笑う。


古書ほうろう〉に寄り、MAPの追加を受け取る。配達に回りたいが、雨が降っていて出かけにくい。ウチで資料を読んだり、メモを取ったりする。夜はDVDで、瀬々敬久監督サンクチュアリ》(2006)を観るが、いまいちノリ切れず。


昨日発行の「書評のメルマガ」に載せられなかった、お知らせ2件。情報が入るといつもメモしておくのだが、最近、本イベントがすごく増えたので、どうしても掲載漏れが出てしまう。まずは「わめぞ」。河内さんのトークには行きたい。

「外、行く?」 第2回 古書往来座外市 〜軒下の小さな古本祭〜


▼日時

5月5日(土)〜6日(土) 雨天決行!

初日 5日 11:00〜22:00

二日目6日 11:00〜17:00(往来座は22:00まで営業)


▼参加店舗

■第2回ゲスト(大棚使用約200冊出品)

石田書房(神保町) http://www.ishidashobo.com/


スペシャルゲスト(一箱)

河内紀(放送演出家映画音楽監督


わめぞ古本屋軍団(大棚使用約200冊出品)

古書往来座雑司が谷)/古書現世早稲田)/立石書店早稲田


わめぞオールスター(小棚 or 一箱 or 自家製棚)

武藤良子(雑司が谷http://www.geocities.co.jp/Milano-Aoyama/5403/

旅猫雑貨店雑司が谷http://www.tabineko.jp/

リコシェ雑司が谷http://www.ricochet-books.net/

ブックギャラリーポポタム(目白http://popotame.m78.com/shop/

琉璃屋コレクション(目白) 版画製作・展覧会企画

退屈男(名誉わめぞ民)http://taikutujin.exblog.jp/


■一箱スペシャルゲスト

古本けものみち南陀楼綾繁)/書肆アクセス神保町

ハルミン古書センター浅生ハルミン)/北條一浩(「buku」編集長

晩鮭亭主人 http://d.hatena.ne.jp/vanjacketei/

他、往来座お客様オールスターズ


刃物現場で研ぎます 「旅猫」の兄、「研ぎ猫」見参!

刃研ぎ堂(雑司が谷) http://www.tcn-catv.ne.jp/~kai555/


ワメトーク vol.1 〜「彷書月刊河内紀特集記念〜

WAMEZO TV」河内紀トーク&作品上映会


4月26日発売の「彷書月刊」5月号は、映像作家河内紀さんの特集。それを記念しまして、河内さんのドキュメンタリー作品の上映会とトークショーを、古書往来座外市にあわせて開催します。外市には河内さんも参加します。どちらもよろしくお願いいたします。


■日時

5月6日(日) 15:00〜17:00(開場14:30)


■会場

上り屋敷会館 2階座敷

東京都豊島区西池袋2−2−15 

地図はコチラです。→http://f.hatena.ne.jp/wamezo/20070413174217

往来座から会場への要所に案内人を配置いたします。外市会場では簡易地図も配布しております。お気軽にお尋ねください。

電話ありません。連絡は往来座までお願いいたします。


■定員 40名  ■参加料 500円

予約は古書往来座が受付します。

メールにて、お名前、人数をお知らせください。

ouraiza@kosho.ne.jp

問い合わせ 古書往来座 03−5951−3939

※当日急な参加希望は、外市会場で直接か、往来座電話でお願いいたします。


■内容

ドキュメンタリー上映

「のんきに暮らして82年 たぐちさんの一日」(1996年テレビ東京で放映)

第34回ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞受賞作。文京区西片、明治初年に建てられた瓦屋根の家に独り暮らしをする82歳の田口親(たぐち・ちかし)さんの一日を追ったドキュメント早稲田大学在学時にラバウル出征。戦後は、早稲田大学図書館司書として定年まで働いた。妻が倒れ、独り暮らしがはじまった。自炊し、司書時代からのライフワークである研究のために大学図書館バスで行く。本郷界隈の古本屋を回る。庭の竹を切って、風呂を焚く。淡々と暮れていく一日を見ながら、最後にご両親から言われていたという言葉を聞いてじんとくる作品です。みどころはいくつもあって、織田作も出入りしていたことで知られる本郷古本屋ペリカン書房の店内の様子、店主である品川力さん(故人)も登場すること。8ミリフィルムに残っていた田口さんのお父さんの「ふんどし一丁での体操」シーンなどなど。河内紀さんが言うに「今じゃ作れないよ。企画が通らないでしょ」という作品。いや、これ、ホントに貴重です。この機会をお見逃しなく。約45分。


▼トーク

聞き手:阿部麗奈リコシェ)、目時美穂・屋良清香彷書月刊編集部


河内紀(かわち・かなめ)プロフィール

1940年東京都生まれ1962年東京放送に入社。ラジオ番組制作にあたる。1974年退社後、鈴木清順監督作品『ツィゴイネルワイゼン』『陽炎座』の音楽監督キース・ジャレットコンサート映像全作品を演出。TV番組制作ディレクターとして1988年今日甦る幻の東京オリンピック』でギャラクシー大賞受賞。古本好きとしても知られ「雑本探検家」をなのる。「彷書月刊」にて「尋ね人の時間」を連載中。著書に「ラジオ学校―生きるためのことば」(筑摩書房)、「ベニヤの学校」(晶文社)など多数。


企画 リコシェ主催 わめぞ/協賛 彷徨舎(彷書月刊編集部


そして、〈火星の庭〉では手ぬぐい展。昨年夏に京都〈ガケ書房〉に行ったメンツが、そのまま北上仙台でアバレます。


久住卓也・石丸澄子「くすすみ手ぬぐい・招布展」

開催中〜5月6日(日)


イベント(すべて要予約)

4月27日(金)夜6時半開場 7時開演

◆てぬぐいワークショップ

(シルクスクリーンによる手拭いが完成するまでの工程を、映像を見ながら解説します。他、スタンプを使ったお手軽プリント手拭いを実際に作ってみます。)

スペシャル古本対談!

『街と記憶古本と』岡崎武志 狩野

 古本に関することならこの男! 関西出身売れっ子ライター岡崎武志さんと、この街仙台高校生活をおくった古本酒場店主・狩野さんが初対談!今は、東京に住むおふたりが、おもしろかなしく、せつなくてはずかしい記憶の断片を語ります。

イベント終了後、「古本大交流会」あり。

古本酒場コクテイル出張します! 名物である文士料理つまみながら、 出演者と共に杯を交わしましょう!(参加費2000円)

4月28日(土)昼さがり2時半開場 3時開演

マンガユニット・QBBの兄弟トーク!

 人生で一番ダサイ季節!傑作マンガ中学生日記』もシリーズ6巻めに!原作者である兄(久住昌之)と作画の弟(久住卓也)が、どのようなやりとりでもって画作品をつくりあげているのか?!爆笑必至!

久住昌之弾き語り

バンド久住昌之モダンヒップ』活動でも元気な昌之さんがギターウクレレ片手にミニライブ。ゴキゲンな初CDも出たばかり! 楽しませます!

イベントチャージ:各日2000円

日通し3500円(古本交流会費のぞく

ご予約・お問合せは、book cafe 火星の庭まで

メール:kasei@cafe.email.ne.jp 電話:022-716-5335


なお、6月には仙台で、「蔵書票フェスタ」が開かれるそうです(http://www.kaseinoniwa.com/cafe/exfes.html)。

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2007-04-16 「不忍ブックストリートMAP」完成しました

11時に〈古書ほうろう〉に集合。デザイナーのIさんもいらしている。そのうちトラックが店の前に到着。小雨が振り出すなか、出来上がった「不忍ブックストリートMAP」を店内に運ぶ。5万部で何包みあるんだろう? 1枚抜き取って検品し、はいOK。やっと完成した。


今回第3版となるこのMAPだが、大きく変えた点が4つある。(1)折り方を変えて、出来上がりサイズを四六判に(店で置きやすくするため)、(2)これまで別にチラシをつくっていた「一箱古本市」の告知とスタンプラリーの台紙をMAPに組み込む、(3)不忍ブックストリートロゴマークを制定、(4)広告枠を増やした。このうち(2)(3)は昨年の「ブックオカ」からの影響が大きい。こういった小うるさい注文のすべてに、Iさんが解決策を与えてくれた。改めてデザイナーの力を痛感。


地図はほうろう、往来堂オヨヨ書林に分けて置き、地域内の店、とくに広告主と一箱の大家さんには早急に配布する。店主の皆さんには18日夜発送で、たぶん20日着です。置いてくださるお店の方は、3店のいずれかに取りに来てくださると助かります。助っ人や店主の方で、自分の知り合いの店に置いてくれるのも歓迎です。29日まであと2週間を切ましたが、なるべく多くのヒトに「一箱古本市」のコトを知ってほしいと思うので、どうかよろしくお願いします。


なお、ブログしのばずくん便り」(http://d.hatena.ne.jp/shinobazukun/)では、昨年秋の一箱の立役者、青秋部のI&Nが、今回の大家さんを紹介する記事を連載中。きちんと取材して、その店の特徴を書いてくれています。店主の好きな本を紹介したりして、かなりレベルの高いレポートになっていると思う。一箱に出品する店主さんは、これで自分の出る店の雰囲気をつかんでください。


夕方までに原稿1本書き、資料を読む。途中、〈花歩〉で1時間ほど本を読む。雨がなかなか止まないなあ。7時前に出て、上野へ。上に高速が走る昭和通りは、雨が降るとなんだか陰惨なカンジ。途中、巨大なコインパーキングが何十メートルとあるエリアを通る。地上げしたものの、その後建てられずにいるのだろうか? その裏にある〈山海亭〉という居酒屋へ。2階の座敷の個室が予約されている。今日はK社の方々と飲み会T&Tコンビは相変わらず。Kさんは、こんど退社してフリーになった。もう一方、音楽ライター毛利眞人さん(http://www.h4.dion.ne.jp/~kishi_k/)もいらっしゃる。戦前・戦中の貴重な音源を掘り起こしているヒトだが、1972年生まれと若い。ちょっと質問すると、「そのハナシは長くなりますよ〜」と前置きしつつ、話してくれる。大阪では蓄音機で音楽を聞かせながらのトークもやられているそうで、東京でもぜひやってくださいとお願いする。


3時間ぐらいあれこれ話していると、襖が開いて、練れたカンジの中年男が入ってくる。「ご歓談のところ恐れ入ります。うちの社長キャバクラ経営しているのですが、いま女の子がヒマしちゃっているので、安くいたしますから、いらっしゃいませんか? よろしければお送りしますので」。おお、こんな勧誘、初めてだよ。なんか上野っぽいねえ。しかし、「いまレコード古本古書目録のハナシで盛り上がっているから、いいです」とあっさり断るTさん。「も、目録ですか、そうですか……」と半笑いで引き下がる、マネージャーらしき中年男。みんなで大笑いした。


お開きとなり、上野に向かうみんなと別れ、湯島方面へ。雨が強くなってきたので、油島駅まで歩くのをあきらめて、タクシーに乗る。

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2007-04-15 40歳の初日は酒を飲みながら過ぎていった

朝8時起き。今日でついに40歳だ。さまざまに感慨深し。日暮里図書館に行って、リクエストCDを受け取る。城達也ナレーション入りの[ジェットストリーム]だ。「古本ジェットストリーム」で毎回使うので、コピーしておこうと思いながら、その日が過ぎると返却していた。この[ジェットストリーム]はいろんな種類があるのだが、けっこう人気らしく、どこの図書館でも貸し出し中で焦るコトがある。駅前の立ち食いそばを食べたあと、ウチに帰る。今日の話のネタを仕込み、『進学レーダー』の図書館原稿を書く。


2時半に出て、新宿へ。新宿ゴールデン街で開かれているフリーマーケットを覗く。ゴールデン街ではまだ一度も飲んだコトがなく、小さな店が立ち並ぶ通りを歩くのもほぼ初めて。1番街とか3番街とか小路があるが、ぜんぶの店の前でフリマをやっているわけでもなく、ヒトが集まっているところといないところの差が激しい。場所柄かけっこう本が出ていた。5番街の〈レカン〉という店の前で、塩山芳明さんを発見エロ漫画の単行本と『奇譚クラブ』、その他の本をシートの上に置いている。「ゼンゼン売れねえよお」と云うので、ご祝儀代わりに、平岡正明『一番電車まで』(ブロンズ社、1977)を買う。800円のところを600円にしてもらう。時間がないので他はほとんど見ずに、新宿駅に向かう。


電車の中で、『一番電車まで』を開くと、「序に代えて 言文行みな一致」という文章に引き込まれる。この本は平岡が目黒ジャズ喫茶で、夜11時から夜中まで、レコードをかけながら話した、その記録だ。なぜそういうコトをやったか、という理由が序文にあるのだが、これがカッコいいんだなあ(引用したいが時間がないので略)。物書きとしての姿勢を教えられたような気がする。あとで調べたら、このとき平岡氏は36歳。いまのぼくより歳下だったのだ。かなわんね。


西荻窪へ。南口の飲み屋街でやっている「昼市」を覗く。〈松屋〉の脇にある細い小路に、エスニック料理屋やバーが集まっていて、月一回、店と路上で昼間から営業しているのだ。今回は古本も売られるというので、行ってみた。〈松屋〉の脇から入ろうとしたら、飲んでいる連中が一杯で通りにくい。ぐるっと回って反対側から入る。企画者の吉祥寺バサラブックス〉をはじめ、〈にわとり文庫〉〈すうさい堂〉、アクセスの畠中さん、退屈男君らが出品している。畠中さんのトコロに行くと、開始からビール呑み続けですっかりご機嫌といういつものパターン。退屈君もお客で来た〈ふぉっくす舎〉のNEGIさんも、ほろ酔いだ。「一箱」の名前を借りたからと、バサラ福井さんにビールカレーをおごっていただく。このまま腰を落ち着けたかったが、古本販売は4時で終了。〈ハンサム食堂〉の2階でのく打ち上げに混ぜてもらう。「一箱古本市」のスタイルが、いろんな場所でいろんなカタチで使われていくのを見るのは、ホントに嬉しい。


音羽館〉に寄ってから、高円寺へ。駅前で爆音がとどろいていると思ったら、杉並区議員立候補した松本哉(はじめ)の演説だった(http://www.senkyo.janjan.jp/bin/candidate/profile/profile.php?id=117505)。「法政貧乏くささを守る会」とそのミニコミはよく知っている。退屈君に「荷風のことを書いていた松本哉さん(故人)って、この松本さんのお父さんですよ」と云われ、びっくり。同じ名前だよなあとは思っていたら、父が息子の名前をペンネームとして使ったのだという。杉並区民だったら文句なく1票入れたのに。


途中で岡崎武志さんとばったり会って、一緒に〈コクテイル〉へ。今日は「オヨちゃんとモクローくんの古本ジェットストリーム vol.4」だ。CD係は『ぐるり』の五十嵐さん。セッティングしていると、お客さんが増えてくる。20人ちょっと入ったか。いつもの調子でスタートするが、すでに酒が回っているせいか、あまり物怖じせずに話せた気がする。オヨちゃんの受け答えも調子いい。休憩を挟み、後半は岡崎さんに出てもらって、「箱」をテーマに話す。本の函で、オモシロイものを三つずつ持ってきたので、それを見せる。ぼくは、京都ミニコミMOMO』(プラモデルの箱になっている)、『東京名物食べある記』(函のイラストがイイ)、和田義雄『喫茶半代』(喫茶店マッチ箱豆本を収める)、『僕らの科学文庫 力』(ロシア・アヴァンギャルドっぽいイラスト)、そしてドイツ人のペテルンというヒトの手づくり本(函に韓国の紙が使われている)を。岡崎さん、オヨちゃんもさすがにオモシロイ函を出してきた。ちょうどいいカンジで終了。コウノさんから誕生祝だと、京都の〈イノダコーヒ〉の台拭き(?)をいただく。ありがとうございます。


終わって、駅近くの焼き鳥屋の2階で打ち上げ。どんどん増えて15人ぐらいになる。塩山さんや魚雷さん(晶文社からの本が刊行間近)もいる。狩野さんからコクテイル文庫の第2弾をいただく。北村範史写真集『屋上』。第1弾には文句をつけたが、コレはすごくいいなあ。写真も文章も、いいカンジでレイアウトされている。小冊子という形式が生きていると思った。気がつけば12時前になっており、お開きに。〈ぶらじる〉の竹内さんと帰る。ウチに着いたら1時前で、すっかり酔っ払っており、どうやって布団に入ったかの記憶がない。40歳の最初の一日は、こうして過ぎていった。

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2007-04-14 「出雲ナイト!」に行きたいなあ〜

昨日は遠いところに行ってきた。疲れたけれど、おもしろかった。そこに行く前、西日暮里中華料理屋で昼飯を食べていたら、背中側にあるテレビでやっているドラマで、出雲弁っぽい発音が聞こえてきた。しかし、出雲弁と東北弁は混用されがちだしな……と思いつつ、それでも背中を耳にして聞いていたら、「この◎◎はサンドミュージアムで買った、もの」云々というセリフがあった。マチガイない、これは島根県舞台ドラマなのだ!


邇摩郡仁摩町の〈仁摩サンドミュージアム〉は、国が自治体に1億円ずつバラまいたときにできた(たしか)もので、世界一大きな一年砂時計と世界各地の砂が展示の売り物という、かなりショッパイ博物館だ。建物がガラス張りになっていて、国道9号線を走る車に光が反射してアブナイという批判もあった。いまは大田市合併したようだ。石見地方でも出雲寄りのエリアなので、出雲弁でもおかしくはない。


夜、ウチに帰ってから新聞を見ると、TBSで月〜金にやっている《砂時計》というドラマだった。少女マンガ原作で、3月からやっているらしい。島根ロケも多いそうだ。来週からは毎日録画だな(湧き上がる郷土愛)。


今日は朝から国会図書館へ。10時から11時半までに、雑誌新聞の調べ物を数件こなす。戻って、〈古書ほうろう〉に行き、神原さんとサトちゃんと今日の作業の荷物を、〈ふれあい館〉に運ぶ。1時すぎからポツポツ、助っ人さんが集まる。今回初めての参加者が多い。ありがたいことです。リソグラフで複数種の原稿を印刷し、それを助っ人が折っていく。ホントは新しい地図も封入する予定だったが、できあがりが月曜日になったので、途中までの作業となる。ウチに帰り、旬公と神楽坂のS社へ。戻ってきて、日暮里の〈深セン(土+川)〉で晩飯。中華の丼専門の店だが、二人で違う種類のを頼んで分け合って食べるのがイイ。150円のザーサイもウマイのだ。


茅場町の〈森岡書店〉(http://www.moriokashoten.com/)から展覧会のお知らせ。図案作家有田昌史さんのコトは知らなかったが、出雲の出身だと森岡さんから聞いて、興味を持った。4月28日のレセプションは「出雲ナイト!」だそうで、出雲出身のあんなヒト、こんなヒトが集まるという(推測と妄想)。他の日だったらゼッタイ行くんだけど、一箱古本市の前日じゃないの、この日は……。


有田昌史

月島ーIZUMONESIAー展


アリタマサフミは世界の神話民芸から得たインスピレーションをもとに図案を制作する作家です。その図案はコンバースオールスターの布地にも用いられています。本展ではアリタマサフミの故郷山陰出雲を主題とした新作図案30点を展示いたします。

作品の額はSTANDARD TRADEの渡邊謙一郎氏が制作担当しました。渡邊氏は松江小泉八雲記念館からの依頼で、生前八雲が愛用していた家具を復刻した経歴があります。


期日 4月19日(旧ひな祭)〜5月5日(こどもの日

場所 森岡書店

〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町2-17-13

第2井上ビル305号 森岡書店  Tel: 03-3249-3456

休業 日曜日

時間 13時〜20時


レセプション 「出雲night!」4月28日(土) 19時〜22時 

2007-04-12 活動的に見える日

10時半に神保町へ。午前とお昼に、それぞれ打ち合わせ。〈書肆アクセス〉で『本の雑誌』を買う。高野秀行氏が旬公の『世界屠畜紀行』について書いている。この本については、ホント、びっくりするほど多くの書評・記事が出たが、ぼくとしては高野さんのこの書評がいちばん嬉しかったな。店内では、「石田千が選んだ書肆アクセスの二十冊」フェアが開催中で、小冊子をもらう(冊子づくり、だんだん上手になってるじゃないですか、畠中さん)。畠中さんに「ハッティー」という異名があると知る。坂崎重盛さんの命名だとか。そのあと〈ダイバー〉にも顔を出す。


お昼の打ち合わせは、久しぶりの〈アンチヘブリンガン〉にて。ランチタイムに来るのは初めてだけど、すごく繁盛していた。〈ふぉっくす舎〉とのコラボイベントももうすぐ。終わって、一度ウチに帰り、資料を持って有楽町へ。〈東京国際フォーラム〉で行われているアートフェアの会場で、〈ギャラリーアルテ〉のUさんを呼び出して、打ち合わせ。入場券を貰ったので、あとでナカに入ってみるが、画廊のブースで作品を見るというのが、どうも慣れないカンジで、早々に出てしまう。


千代田線綾瀬へ。〈デカダン文庫〉の親父さんが、「一箱古本市用に文庫をあげるよ」と云ってくれたのだが、なかなか受け取りにいけなかった。奥からどんどん出してくれるが、とりあえず持てる量だけいただいた。それでも、手が千切れそうに重く、駅のコインロッカーに入れる。この文庫をどう使うかは思案中。〈味路〉に行くと、珍しく客が多い。ハイボールを飲む。今日はあちこち動き回って、活動的なように思えたけど、気のせいかもしれない。


不忍ブックストリート公式サイトで、店主の紹介文を掲載しています(http://sbs.yanesen.org/hako1/2007/shop.html)。これさえあれば、一日楽しく過ごせます。


こんどの日曜日は、「古本ジェットストリーム」です。いつも以上に「ぶっつけ」の展開になると思いますが、見に来てくれると嬉しいっす。この日は40歳の誕生日なんですが、プレゼントなんていりません。お客さんの笑顔が最高のプレゼントです。


オヨちゃんとモクローくんの古本ジェットストリームvol.4 

「箱」のハナシをしようじゃないか


2007年4月15日(日曜日) 18:00〜

古本酒場コクテイル

高円寺北2-24-13

TEL 03-3310-8130

http://koenji-cocktail.com/

*予約優先


出演:南陀楼綾繁

山崎有邦

ゲスト岡崎武志


オヨヨ書林山崎有邦(オヨちゃん)と、ライター編集者南陀楼綾繁(モクローくん)による、古本テーマとする実況ぐだぐだ話。第4回となる今回は、ゲストライター岡崎武志さんをお迎えし、この日、南陀楼が40歳を迎えるコトや、2週間後に行なわれる「一箱古本市」や、岡崎さんの新刊『読書の腕前』(光文社新書)の刊行など、いろんなことを記念してお送りします。お題は、「箱」。一箱古本市の箱、単行本の函など、箱のアレコレについて。

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2007-04-10 店主さんの出店場所を発表しました

しのばずくん便り」(http://d.hatena.ne.jp/shinobazukun/)に、一箱古本市の店主の出店場所を発表しました。店主の皆さんは、自分がドコに出るのか確かめてみてください。申し込み時のご希望に沿えなかった場合もありますが、どの大家さんもそれぞれ特徴があってオモシロイので、楽しんで出店してくださいませ。なお、店主マニュアルもアップしました。「集中レジ方式」と「フリーマーケット方式」で文書が違うので、お確かめの上お読みください。値札の見本も見られます。


昨日はなんだか一日中、使い物にならず。駄目なヒトまっしぐらな一日だった。さすがに今日は机に向かって仕事。なんか不審な匂いがするなあと思ったら、旬公がこないだ貰ってきた牛の角を鍋で煮ているのだった。角の外側にはコラーゲンみたいなのが貼りついていて一見モツ煮っぽいが、食うのはムリだろうなあ。


古書組合から『古書月報』第421号が届く。この号から「目録人の足跡」という連載をはじめることになった。第一回は〈麦書房〉について。資料を調べたり、店主の故・堀内達夫さんの奥さまに手紙でご教示を受けたりして、なんとか書き上げたもの。全10回の約束で、次に取り上げる古本屋も決めている。自分にとって大事な仕事になるような予感がするので、丁寧に書いていきたい。東京組合の加入者のみに送られる雑誌なので、一般読者の目に触れる機会は少ないと思うけど、お会いしたときに渡せるよう何枚かコピーを用意しておきます。


その古書月報の特集は「インターネットに活路を求めて」。以前セドロー牛イチローに引き合わせて強烈な印象を残した〈古書ことば〉山崎賢氏も寄稿。揚羽堂の登場以前、変わった古本屋さんを挙げよと訊かれたら、まずココを思い浮かべていた。「古書ことば 売れない本の紹介」(http://koshokotoba.seesaa.net/)をやっていて、コレがなかなかツボである。旬公の愛読書である『ウンコによる健康診断』も紹介されている。


退屈男さんのブログで、神保町の〈ダイバー〉がブログhttp://bookdiver.exblog.jp/5360676/)を始めたと知る。4月19日(木)〜23日(月)の5日間、店内で「ふるぽん秘境めぐり」というイベントをやるそうだ。〈バサラブックス〉ほかも参加。本コ時代に昼休みによく寄った市ヶ谷の〈麗文堂書店〉が出るのがイイではないか。出品者のコメントを読むと、みんなタイヘンそうだけど……。


帰山健一さんの葉書通信「本棚の溜息」で、麹町の〈A/Zブックカフェ〉(http://www.npv.co.jp/)が4月27日で閉店することを知る。店主の梶村さんには、ぼくが編集した『ブックカフェものがたり』(幻戯書房)で店の運営方法について執筆していただいた。そのときすでに「かなり厳しい」とはおっしゃっていたが。28日(土)は、閉店を偲んで、帰山さんたちの「どむか」200回記念+書店員ナイトが共催されるとのこと。わあ、一箱古本市の前日かあ……。

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2007-04-08 10歳先輩と18歳後輩

朝9時起き。本を読んでいるうちに昼になる。《噂の東京マガジン》を見つつ、明太子パスタを食べる。そのあと、旬公と都知事選の投票に行く。それから三鷹へ。〈上々堂〉で石丸さんから先月の売り上げを受け取っていたら、奥さん(もと『彷書月刊』にいたEさん)とお子さんが来る。1歳5ヶ月のカワイイ女の子だった。次に吉祥寺に行き、〈トムズボックス〉へ。nakabanさんの展覧会「ファ海岸」を見る。nakabanさんはスケッチもいいけど、色遣いもいいんだよなあ。


西荻窪に出て、「西荻ブックマーク」の会場である〈マーレ〉へ。一箱古本市のチラシを渡して、また駅前に戻り、喫茶店でHさんと資料の受け渡し。5時前になり、あわてて〈マーレ〉へ。初めて来るが、25人入ってちょうど収まるという広さ。岡崎武志さんのトークは、新著『読書の腕前』(光文社新書)を中心に。同書の原稿は、1・3倍あったものを捨てながら構成していったという。その元になったノートを見ながら、話していく。岡崎さんのトークは何度か聞いているが、これまであまり話さなかった、岡崎さんの本の書き方、ヒントのつかみかたが、具体的なエピソードとともに判り、トクした気分だった。同書でも出てきた、自殺した作家佐藤泰志の小説朗読したのも良く、みんなシンとして聴き入っていた。


終わって、打ち上げには参加せず、〈赤レンガ〉で北尾トロさんと〈音羽館〉の広瀬さんに「西荻ブックマーク」について取材する。『彷書月刊』で書くつもり。トロさんの仕事場にお邪魔し、新著『裁判長! これで執行猶予は甘くないすか』(文藝春秋)を頂戴する。例のベストセラーの第2弾なり。トロさんは今夜夜行列車で、四国に取材に行くという。岡崎さん50歳、トロさん49歳。二人とも、このところ絶好調だ。ぼくも10年後には、自分なりの手ごたえを感じる仕事ができているだろうか? そんなコトを考えながら、帰りの電車の中で、文庫本の字面を追っていた。


新宿駅に着いてホームに降りようとしたら、後ろから「すみません」と呼び止められる。誰か別のヒトに向かってかと思ったら、「南陀楼先生ですか?」と云われてビックリ。見ると若い男の子だった。ちょっと飲んでいるのか、少し話が見えにくかった。「高原書店のオープニングイベントでお見かけした」と云うが、あとで考えたら、立石書店のことだったようだ。早稲田大学を出て、この春、版元のK社に就職したそうで、てっきりさっきの岡崎トークのお客さんかと思ったら、ゼンゼン違っていた。名前を聞いて別れる。それにしても、彼からするとぼくはたぶん18も年上なのだが、それだけの年の差にふさわしい存在でないコトに忸怩たるものを覚える。年上の先輩に「お前もしっかりやれ」と云われ、年下の読者に「もっとちゃんと書け」と云われたようなカンジだ。


西日暮里に戻り、旬公と〈大栄〉へ。サンギョプサルとタコ炒め(ソーメン付き)、卵スープ。久しぶりにガッツリ食べた気になる。

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2007-04-07 「げんげ忌」はいつもいい天気

9時起き。乾麺のうどんをゆでて、釜玉にして食べる。ごくフツーの麺だが、〈G〉のうどん醤油を掛けると、アラ不思議うまいじゃないか。遅れていた原稿を書く。しばらく前に取材した件だが、飲み屋で話を聞いたので、ところどころ抜けがある。先方に電話して確かめる。構成に悩み、書き上げたのは出かける直前だった。


外は気持ちいい天気。12時半に三崎坂の全生庵へ。詩人菅原克己をしのぶ「げんげ忌」があるのだ。今回は19回目だ。この数年、新しい参加者が増えてきて、今回は95人も出席したという。次第に知り合いも増えてきた。共同墓地での読経のあと、小沢信男さんの報告から会を開始。会報「げんげ通信」」や、山川直人さんらによる菅原克己の詩のマンガ化など、菅原克己をめぐる動きが報告される。笑いあり、しんみりとしたハナシあり、脱線話あり、詩の朗読あり。ぼくなんかは、7、8年参加していながら、いまだに全詩集読了してないのだが、この会はそういう者を受け入れるだけの幅の広さがある。だから、会が終わるといつも会ったことのない菅原克己に出会ったような気になるのだ。来年もまた来よう。


会場で、小沢さんとともに最後まで新日本文学会に関わり、昨年亡くなった田所泉さんの『楠ノ木考 田所泉作品集』(風濤社)を買う。創作、詩、評論に加え、「新日本文学会史の試み」を収録。「公平な視点で書かれた新日本文学会の歴史はこれ以外にない」と小沢さんがおっしゃっていた。その小沢さんが「田所さんのが〈正史〉とすれば、私のは〈外史〉」と云う、『通り過ぎた人々』(みすず書房)も販売されていた。


終わって、『ぐるり』の五十嵐さんを〈不思議はてな)〉に連れて行く。例によって値段が付いてないので、田中小実昌自動時計の一日』(河出書房新社)を差し出すと、また信じられないような安値を云われる。いくらなんでも安すぎなので、勝手に倍払う。それでもえらく安いのだ。〈古書ほうろう〉に寄って、一箱古本市ポスターを受け取る、五十嵐さんと別れて、〈ときわ食堂〉でチューハイ


ウチに帰り、ちょっと眠ってから、「書評のメルマガ」を編集して発行。五條瑛『瓦礫の矜持』(中央公論新社)を読む。うさんくさい組織や集団を描かせたら、このヒトは天下一品だなあ。昨日も『エデン』(文藝春秋)を読み終わったところだ。

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2007-04-06 映画を2本観る

9時半起き。うーん、早起きできない。本郷図書館に寄ってから、デザイナーのIさんのところへ。地図の再校を戻す。あとは出来上がってくるのを待つだけ。そのあと、ウダウダやっているうちに出かける時間になる。五反田IMAGICAで、6月に公開される映画の試写を観る。知り合いが出演しているのだ。終わって、喫茶店コーヒーを飲む。ウチに帰り、しばらく仕事してから、晩飯(鶏肉とじゃがいもの煮物)をつくる。それを食べつつ、〈TSUTAYA〉の宅配レンタル(お試し会員になってみた)で借りた、瀬々敬久監督アナーキー・イン・じゃぱんすけ》(1999)を観る。おもしれえー。


ところで、出版界の若手がやっている「でるべんの会」で、不忍ブックストリートのことを話すことになりました。お相手は、実行委員の一人である〈往来堂書店〉の笈入さんです。第4回が終わってわりとスグなので、具体的なハナシになると思います。誰でも聞けるので、よかったら予約してください。


テーマ

「街・人・本をつなぐ試み〜不忍ブックストリートの3年間〜」


■講師:

南陀楼綾繁氏(ライター編集者)× 笈入建志氏(千駄木往来堂書店店長


■日時:5月24日(木)19:00〜20:30(*受付は18:30から)

■会場:水道橋・貸会議室内海」1F教室

http://www.kaigishitsu.co.jp/access.htm


勉強会参加料 1,000円

■懇親会参加料 3,500円(予定)


■予約お申し込み

下記の受付フォームにて承ります。

http://my.formman.com/form/pc/IuZ3mlXvML915uvE/

※席に限りがございますので、お早めにお申し込みください。

※上記のフォームが開けない方、あるいはその他のお問い合わせが

有る方は、以下のメールにて承ります。

deruben@excite.co.jp


第4回「不忍ブックストリート一箱古本市」のポスターができました。A3とA4、ふたつのサイズがあります。今回はオヨちゃんが制作してくれました。ご自分の行動範囲の店に貼るよう、動いてやろうという方は、〈古書ほうろう〉に取りに来ていただけますか。ご協力お願いします。地方のお店には、遅くなりますが、地図と一緒に再来週の作業日に発送します。ご希望のお店は、shinobazu@yanesen.org までメールください。

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2007-04-05 外骨ではじまり、骸骨で終わる日

昨夜、砂古口早苗『外骨みたいに生きてみたい 反骨にして楽天なり』(現代書館)を読み終わる。砂古口さんは、外骨の郷里香川で「ぐわいこつふあんくらぶ」というのを結成しているエネルギッシュな女性で、ぼくも何度かお会いしている。本が出たお祝いに手紙でも書きたいが、しばらくお会いしていないので、住所もわからなくなっていた。すると、読み終わった直後(ホントに1、2分後)、「まちがっていたらすいませんが、もしかしたら以前、ゆまに書房にいらした河上進さんですか」というメールが届いた。なんと、砂古口さんご本人だ。慌ててメールを返すと、最近になってパソコンを始めて、宮武外骨で検索したらこのブログに行き着いたとのこと。「”怪しげな人はなんだろう”とずっと気になっていました」という。この時には、ミニコミ関係以外では南陀楼の名前は使ってなかったからなあ。


今朝は9時起き。春眠なのか、やたらと眠い。神保町に出て、〈三省堂書店〉で桜玉吉御緩漫玉日記』第3巻(エンターブレイン)と松本清張『偏狂者の系譜』(角川文庫)を買う。ウチに帰り、短い原稿を一本書く。仕事に詰まってしまい、『御緩漫玉日記』を読む。コレで最終巻。それまで危ないバランスで塀の上に立っていたのが、この巻で向こう側に落っこちてしまった。もう少し続けてほしかったが(ヒロポンはその後どうなった?)、しかたないか。3時ごろ出かけて、高田馬場BIG BOX古書市へ。今回も含めあと2回とあって、いつもより人出が多いようだ。店のほうも在庫処分のためか、けっこうオモシロイ本を安く出している。渥美書房の棚から数冊買う。


吉祥寺に向かう。〈トムズボックス〉でnakabanさんの展覧会を観るつもりが、今日休み。調べてくるんだったな。とんかつの〈扇〉でチキンカツ定食を食べる。いつもながらデカいなあ。店主が病院勤務らしい常連客と、ずっとその病院の内部事情を話している。人事がどうしたとか、あの先生出世するとか、すっげえ詳しいの。〈バサラブックス〉に寄り、ナカタニD.×久住昌之百合子のひとりめし』を買う。自費出版で、『孤独のグルメ』の別バージョンマンガのようだ。知らなかった。


井の頭線に乗るが、すぐに眠ってしまい、気づいたら渋谷から折り返すところだった。ここまで眠り込むのは珍しい。池ノ上で『ぐるり』の五十嵐さんと待ち合わせ。踏み切り近くの〈ボブテイル〉へ。ライブハウスというよりはバーという感じの店。客は8割が女性だった。「平井正也、おおいにうたう」というシリーズで、マーガレットズロース平井正也のソロライブ。最初に出た弾き語りのヒトは、どうも受け付けず。京都のボブ・ディランと呼ばれているそうですが……。そのあと、平井正也。バックはガイコツ樂團。といっても、渡辺勝さんによる一人楽団。ピアノピアニカバイオリンタンバリンと奮闘する。2人の息はピッタリで、平井さんが楽しんで歌っているのが判る。終わって、できたばかりというCD-R[平井正也、おおいにうたう vol.1]を買う。平井さんの奥さんと一緒に、1歳2ヶ月というお子さんがいて、その辺をはいはいしていたのが可愛かった。マーガレットズロースは6月にミニアルバムを出すそうで、楽しみ。

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2007-04-04 土砂降りで出かけられず

病院に行く旬公につき合って7時起き。〈M〉のうどん今日はぶっかけ(熱)で。これで今回頼んだ分はなくなった。洗濯をしてからまた布団に入り、藤野恵美『ハルさん』(東京創元社)を読了東京創元社お得意の「殺人のないミステリ」の系列で、謎解きそのものにはさほど新味はないが、父と娘の関係がよく描けていて、ちょっとウルウルする。


鳥取〈祐生出会いの館〉の稲田セツ子さんから手紙。ほぼ孤軍奮闘でこの館を運営してきたが、この3月で常勤をお辞めになるとのこと。稲田さんがいなくなったら、あの膨大な板祐生の資料を維持できるのか……と不安に思い、電話してみたら、新しい職員が入ることになり、稲田さん自身もまだ関わるつもりだというので、ちょっと安心。稲田さん、長い間お疲れ様でした。電話を切ってネットニュースを見たら、今朝、鳥取県南部町で地震があったという。南部町といえば〈祐生出会いの館〉がある場所だ。数年前の鳥取大地震でも、かなりの被害が出ている。電話でナニも云ってなかったから、大丈夫だとは思うんだけど。


夕方まで机に向かって、書誌チェックの続き。今日は自宅にある本でやるのだが、気をつけて一箇所に集めておいたおかげで、肝心の本が見つからないというコトがなくて助かった。キリがついたら展覧会を見に出かけるつもりだったのだが、4時ごろからの土砂降りに出かける気が失せる。必要があって、電車千駄木に出て、本郷図書館で調べ物。すっかり濡れてしまった。


みすず書房から、小沢信男さんの『通り過ぎた人々』(本体2400円)が届く。『みすず』の連載をまとめたもので、「通り過ぎた」のは以下の人々。井上光晴寺島珠雄向井孝菅原克己、関根弘、古賀孝之、石田郁夫、菊池章一、内田栄一、小野二郎藤森司郎、久保田正文、畔柳二美、富士正晴秋山清藤田省三、庄幸司郎、田所泉。連載はだいたい読んでいるが入手してない号もあり、ぜんぶ通して読むのが楽しみ。表紙カバーの句は、小沢さんが田所泉のことを詠んだもので、筆跡も小沢さんだ。4月7日の「げんげ忌」(菅原克己をしのぶ会)に間に合ってよかった。書店には4月9日配本とのこと。


げんげ忌といえば、菅原克己の詩をマンガ化したり、イラストをつけたり、という試みを、山川直人内田かずひろ・保光敏将の三人がやっている。2005年に『夜のもひとつ向こうに』が出たのだが、2冊目として『朝の挨拶 菅原克己風景』(400円)ができた。前よりも取り上げた作品の数が多くなっていると思う。山川さんのマンガは、菅原克己の詩にぴったりと合っている。ご近所つながりで〈古書ほうろう〉にも置いてもらうコトになったので、ご近所の方はどうぞ。その他の情報は、山川さんのブログhttp://yamanao.exblog.jp/)で。


紹介ついでに、先日いただいていた本を。石塚公昭『Objectglass12』(風濤社、本体2000円)。石塚さんが10年前から続けてきた、文士人形写真シリーズから、12人の作家を選んだもの。12人とは、江戸川乱歩永井荷風稲垣足穂澁澤龍彦泉鏡花寺山修司村山槐多谷崎潤一郎中井英夫夢野久作三島由紀夫、ジャン・コクトー。その作品も、どういう表情、ポーズでどういう場所に置くかを考え抜いてつくられている。たとえば、泉鏡花人形の背後には、和服の女性が亡霊のように写りこんでいる。その作家への偏愛ぶりを語った小文も良い。岐阜陶磁器工場に勤めていたとき、東京からやってきた「あきらかに小悪魔テリブルタイプの娘」に澁澤の『エロティシズム』を差し出され、それを読んだのがきっかけで陶芸家の道から逸れてしまったという。


制作ノートに、「私の撮影は、左に人形を捧げ持ち、右にカメラの手持ち撮影である。その国定忠治のようなスタイルから『名月赤城山撮法』などと言っている」とあるが、ぼくはその現場に立ち会ったコトがある。『季刊・本とコンピュータ』第二期の子雑誌で、石塚さんの人形写真を表紙にしたときのことで、ぼくがリクエストした宮武外骨人形をつくってきた石塚さんは、早大図書館の書庫でその人形左手に持ち、右にカメラを持って撮影したのだ。三脚など使わないので、当然ピントはなかなか合わず、撮影にすごく時間がかかった。立ち会ったデザイナーは、あまりの効率の悪さに少々呆れていた。しかし、石塚さんも「そして間違いなく全てが写っている」と書くように、その非効率性の中で撮られた写真には、何か凄いものが乗り移っているのだ。


Object Glass12

Object Glass12


セドローくんの日記で、高田馬場BIG BOX古書市が5月で終わることを知る。建て替えで、コンコースでの催事がなくなるためだという。ヒトからそのうわさを聞いていて、それをセドローくんに確かめるつもりだったのだが、昨日会ったときには忘れていた。1974年から続いてきた古書市がなくなるのは残念だし、早稲田古書街にとっては大打撃だろう。せめて、あと2回は皆勤しよう。

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2007-04-03 図書館の書庫で懐かしい名前に

8時半起き。今朝も〈M〉のうどん。「釜玉うどん」で食べてみたら、ウマかった。外は雨。デザイナーのIさんに地図の色校を戻し、バス早稲田へ。昨日が入学式とあって、大学の周辺はにぎやか。グランド坂の〈ミキランチ〉で500円のハンバーグ定食を食べる。飽きの来ない味とほどほどの量がイイ。


早大図書館へ。先日から館内でインターネットが使えないかと、図書館サイトをあれこれ見ていたら、大学発行のIDがあればできるようだ。案内カウンターで聞いてみたら、卒業生でも発行されるらしい。本部の7号館にあるITセンターみたいなトコロに行くと、受付の女性に「在学中にアドレスをお持ちではないですか?」と訊かれる。パソコン通信が普及するはるか前の1990年卒業したのに、そんなの持ってるワケないっしょ。校友会に問い合わせてもらい、さらに本人確認で手間取り(だって、「卒業時の住所はわかりますか?」なんて訊くんだよ。覚えてないですよ)、ようやく登録申請書をメールで送ってくれるコトに。これで次からは、館内で有線LAN(なぜか無線ではないらしい)が使えるようになる。ちょうどこの4月から、開館時間を夜10時まで延長したことでもあり、利用する機会が増えるかも。


地下の書庫に潜り、書誌事項を確認するために、全集や単行本を検索して書架からとってきて、見終わったらまた戻して、という作業を繰り返す。3時間で50冊近く参照したのではないか。そのひとつに、ぼくの古巣であるゆまに書房が出していた山内祥史編『太宰治論集』同時代篇、全10巻・別巻1というのがあった。太宰が生きていた頃や亡くなった直後に、太宰について書かれた文章をまとめたもので、別巻の人名索引が役に立った。刊行は1992〜1993年で、そのあと作家論篇、全9巻・別巻1が出ている。


当時、ぼくはゆまにのバイトであり、この本のために図書館で調べ物をした記憶がある。太宰には別に興味がなく、当時は辛気くさい企画としか思わなかったが、いまとなってみると貴重な仕事である。山内氏の解題を見ていたら、いくつかの資料について、「この文献の入手に際しては、奥寺純子の助力を得た」との文言がある。奥寺さんは、ぼくがバイトで入ったときから編集部にいた女性で、当たりの柔らかいヒトだったが、企画力と実行力に優れており、編集部の要だった。のちには「編集長」だったような気もする。ぼくは、バイトとはいえ、すぐ自分の企画を通してしまうような生意気なヤツだったが、具体的な編集作業については奥寺さんに教わった。奥寺さんの仕事には、ほかに、『近代雑誌目次文庫 国語国文学編』というのもあり、国語雑誌・国文雑誌現物に当たり、目次をとっていくという、非常に時間のかかるものだった。いま考えてみると、ほかにやりたい企画もあっただろうに、会社屋台骨を支える手堅い企画ばかりを、奥寺さんはやってくれていた(その間、ぼくは宮武外骨雑誌の全復刻なんて売れない企画を喜んでやっていた)。ぼくがゆまにを辞めて、『季刊・本とコンピュータ』のスタッフとなった数年後、奥寺さんは病気で亡くなった。まだお子さんが小さかったハズだ。しばらく忘れていた名前に、書庫の奥で再会したことに、感無量なり。


5時前に切り上げて、退館。〈古書現世〉で取り置きの本を買う。旬公にあげる食肉関係の資料である。セドローくんをお茶に誘い、いつもの〈シェ・ヌー2〉に向かおうとすると、「あ、あの店、先月閉店したんですよ」とのこと。いつの間にか閉まっていたそうだ。前に〈シェ・ヌー〉があったときも、突然閉店して、しばらくしたら〈シェ・ヌー2〉に変わっていたのだ。〈シェ・ヌー3〉は……ムリかなぁ。しょうがないので、モスバーガーに入って1時間ほど話す。作成中の一箱古本市の店主配置リストを見せると、屋号やPRにいちいち大ウケしていたので、手ごたえを感じる。セドローくんと別れて、またバス停まで歩いて、上野松坂屋行きのバスに乗る。護国寺交差点で、こないだ路上でペシャンコになっていた携帯電話がまだあるのに気づく。誰のケータイかは知らないが、この中に入っているメモリーはこのまま風化していくのであった。いと寂し。


晩飯は、焼魚と明太子など。10時から関西テレビ制作の《あるある大事典2》の検証番組を見るが、予想以上のショッパさだった。とくに捏造を実行した、下請けプロダクション(名前が「アジト」というのが笑える)のディレクターが、まったく悪びれてないのがスゴかった。顔は映らないが、ロンゲでいかにも業界人という風体。番組全体の報道倫理とか視聴者への報道責任とかの大義名分が、コイツ一人の映像で吹っ飛ぶほどの存在感があった。逆にいえば、こいつの存在を隠蔽しなかっただけ、関西テレビに良識があったというべきか。

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2007-04-02 大家さんを発表します

朝8時起き。宅急便讃岐うどん届く。先日、〈G〉に注文したところ、めちゃくちゃ美味いのだけど、到着日が消費期限という厳しさだったので、今回は〈M〉という店に注文してみた。こちらは到着後3日間は大丈夫だし、それなりにウマイのだけど、ビニール袋にうどん玉がぶち込まれて届く〈G〉にはやっぱり負ける。次はまた〈G〉に頼もう。うどん通販はしばらくクセになりそう。午後から夕方にかけて、仕事


デザイナーのIさんから地図の色校が出たと連絡があり、旬公が受け取りに行く。表がオレンジ色、裏が緑色で、どちらもイイ感じ。〈古書ほうろう〉と〈往来堂書店〉に届けに行く。あともう一回校正を取るので、納品は16日ごろになりそう。


ウチに帰り、DVDで一本映画を観るが、どうもハナシに入り込めないまま終わってしまった。12時すぎに、ほうろうの宮地夫妻がやってきて、地図の直しについて話し合う。終わると1時だった。


一箱古本市の店主の配置は、いま検討中です。10日にはサイトブログで発表できると思います。その前に、今回の大家さんの場所をお知らせします。あなたはどの場所に出店することになるのでしょうか? 発表をお楽しみに。ちなみに、「しのばずくん神社」は、古本市当日だけに使われる名称です。普段からそんな神社があるワケではありません。念のため。


オヨヨ書林     根津1-1-25  6箱(集中レジ

根津教会      根津1-19-6   5箱(フリマ

★Gallery Jin     谷中2-5-22 10箱(フリマ

★classico      谷中2-5-22   3箱(フリマ

いろはに木工所   谷中2-15-13  5箱(フリマ

しのばずくん神社  谷中2-5-9(旧・青空洋品店)  6箱(フリマ

ギャラリーKINGYO  千駄木2-49-10  5箱(フリマ

往来堂書店   千駄木2-47-11   8箱(集中レジ

★乱歩   谷中2-9-14   6箱(フリマ

谷根千工房   千駄木3-1-1  5箱(フリマ

★貸しはらっぱ 音地+香隣舎  谷中7-17-6  7箱(フリマ

アートスペース・ゲント   谷中5−7−7  10箱(フリマ

★コシヅカハム   千駄木3-43-11  8箱(フリマ

★花歩    谷中3-21-8  6箱(フリマ

古書ほうろう   千駄木3‐25‐5  10箱(集中レジ

計100箱

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2007-04-01 電車の向こうに桜が見える

朝8時起き。旬公がヨガに行ったので、ひとりで西日暮里の〈ドトール〉で朝飯。〈古書ほうろう〉で本を一袋買い取ってもらう。今日はやたらとイイ天気。ウチで資料を読んでいると外に出たくなる。必要な本が外の倉庫を捜索(どでかい衣装ケースを下ろしたり上げたりしたら大汗かいた)しても見つからなかったので、尾久図書館に所蔵されているコトを確認して、自転車で出かける。途中、桜を眺めつつ、尾久銀座にいたる。宮ノ前のそば屋〈瀧の家〉で昼飯。


以前にも来ているのに、ちょっと迷って尾久図書館に到着。ココは2階の閲覧室の古ぼけたカンジがいいんだよなあ。今度は田端新町に出て、そこから西日暮里駅に抜けるコースをたどる。JR各線と新幹線が走る様子が見えるトレインビューな坂から、与楽寺の坂の大きな桜が見える。手前を新幹線が通過していく。桜と電車の両方が好きなヒトにはたまらん場所だな、ココは。と思ったら、カメラを下げた男がフェンスによじ登っていた。


ウチに帰ると、『ぐるり』の新しい号が届いていた。こんど4年目に入るのを機に、定価を税込み300円に値下げしている。ページ数は据え置きなので、安い。今回ぼくは連載を休んで、nakabanさんへのインタビュー担当した。DVD『三つの箱』(ミディ)についてのもの。悪くない出来だと思うので、読んでもらえるとウレシイ。5時すぎまでかかって、原稿を一本書く。そのあと、谷中の〈ギャラリー猫町〉で今日までやっている「猫のマッチラベル展・西欧燐票陳列展」を見に行ったが、最終日なので5時終了だった。DMにはナンにも書いてなかったのになあ。加藤豊コレクションを見逃したのは残念。


一度ウチに帰って休んでから、〈映画保存協会〉へ。これまで根津事務所があったのだが、今度、団子坂上の蔵を拠点とするコトになったのだ。今日はそのお披露目の上映会がある。地図がなく住所が頼りだが、見つからずにその辺をうろうろする。児童公園の奥にヒトが溜まっていてそっちに行ったら、公園の中から入るのだった。ナカに入ると、蔵の内部を改造して上映できるスペースにしている。大きな重い扉があった。お客さんは関係者らしき人たちが20人ほど。缶ビールをいただいて、椅子に座る。上映作品は休憩を挟んで6本。「一部上映作品は権利がクリアできておりませんので、ひみつにしておいていただけると助かります」とのコトなので書かずにおく(書きたいのだが)が、どれもオモシロかった。オモチャみたいに小さい映写機「パテ・ベビー」で、これまた小さなスクリーンに、昭和初期の地震映像が映し出されたのには感動。あと文筆家としても著名なあの女性が演出した映画も上映したが、ドキュメンタリーかと思えば役者が演技してたのには笑った。フツーにドキュメンタリーにしたほうが、ヨカッタのでは。映画保存協会は4月15日から毎週開館するとのこと。ココでなにかイベントをやってみたい、という気持ちがふつふつと湧いてくる。


終わってウチに帰ると9時半。適当につくって食べ、トマス・ハリスハンニバル・ライジング』を読みすすむ。すでに下巻の半分まで来た。


退屈男くんから情報西荻窪南口の飲み屋が並んでいる小路で、古本市をやるそうです。この日は夕方から、〈コクテイル〉で「古本ジェットストリーム」があるので、セットでお出かけされるのもよかろうかと。


イベント[昼本市]


日時 4月15日(日) 11:00〜16:00

場所 西荻窪駅南口 柳小路通り飲食街

雨天 (古本市のみ)中止


「昼本市」とは、西荻窪柳小路通り飲食街有志による月一イベント『昼市』(店先に屋台とテーブルが並び飲み食いできる)に、古本市も参入させてイベント全体を盛り上げよう!という試みです。

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