ナンダロウアヤシゲな日々

◎この日記は、ライター・編集者の南陀楼綾繁が書いています。
◎新刊『町を歩いて本のなかへ』(原書房)発売中です。
◎著書『一箱古本市の歩きかた』(光文社新書)、『谷根千ちいさなお店散歩』(WAVE出版)、『小説検定』(新潮文庫)、『ほんほん本の旅あるき』(産業編集センター)、『路上派遊書日記』(右文書院)、『ナンダロウアヤシゲな日々』(無明舎出版)、『老舗の流儀 戦後六十年あの本の新聞広告』(とうこう・あい監修、幻冬舎メディアコンサルティング)、編著『チェコのマッチラベル』(ピエ・ブックス)、共著『ミニコミ魂』(晶文社)。
◎ご感想・ご連絡は南陀楼綾繁 まで。
◎「不忍ブックストリートの一箱古本市」は毎年春に開催します。
詳細は不忍ブックストリート公式ホームページもしくは、しのばずくん便りをご覧ください。
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2007-11-29 アクセス本、見本できました

書肆アクセスという本屋があった』は11月30日刊行予定でしたが、諸事情で遅れ、本日、見本が完成しました。取次への搬入は12月7日(金)になります。書店には早いところで翌日、多くは10日(月)頃から並ぶはずです。どうぞよろしくお願いします。


書肆アクセスという本屋があった――神保町すずらん通り1976-2007』

岡崎武志柴田信・安倍甲 編

書肆アクセスの本』をつくる会 発行

右文書院 発売

http://www.yubun-shoin.co.jp/

四六判・約250ページ

装幀・林哲夫

本体1143円+税

ISBN978-4-8421-0704-2


なお、執筆者および募金していただいた方には、来週中にお手元に届くよう送ります。


10日間のご無沙汰です。そのうち一週間ぐらいは歯痛で苦しんでました。子どものときから、まともな歯だったためし、ないもんなあ。昨日は歯医者で膿を切開されたときに、あんまり痛くて泣いちゃいました。そんな40歳です。明日も歯医者だ。

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2007-11-18 藤原章はデブがお好き

まず、告知。一箱古本市の会場としてもお借りした〈貸はらっぱ 音地〉で、こんな催しがあります。「わめぞ民族大移動といったところ。


はらっぱ市〜研ぎ猫プロデュース


■日時

11月23日(金・祝日) 10:00〜16:00 雨天中止

■会場

谷中・貸はらっぱ音地 

台東区谷中7−17−6 日暮里駅北口徒歩約5分

http://ondi.exblog.jp/


本・雑貨骨董リサイクル商品・ステンドグラス・パン販売・刃物砥ぎまで何でもありの楽しい市を一日だけ開催


参加者

天然酵母パンのパリットフワット(千駄木)、不思議(はてな)(谷中)、プフレーゲライヒト(谷中)、やすら木(雑司が谷)、ステンドグラス工房 時屋(雑司が谷)、闇猫屋(東池袋)、刃砥ぎ堂(東池袋)、旅猫雑貨店わめぞ)、古書現世わめぞ)、m.r.factory武藤良子(わめぞ)、リコシェわめぞ

主催 刃研ぎ堂 問い合わせ 080−5003−5777


12月12日、〈古書ほうろう〉での『酒つま』『モツ煮』トークは、本日、予約が定員に達しました。ありがとうございます。当日予約なしで入れるかどうかは、そのうち発表します。


8時起き。いい天気だが、肌寒くなってきた。西日暮里に行き、溜まっている書評用の本を読む。午後から出かけて、西荻の「昼本市」→〈ラピュタ阿佐ヶ谷〉で映画1本→新宿ニューベリー〉でジャック達のライブ、という予定を立てていたのだが、昨日あまりに多くのヒトに会ったので、中央線方面に出かけるのが面倒になる。それで、いつもの〈ときわ食堂〉で昼飯を食べて、千駄木に帰ってしまった。寝転んで本を読んでいると眠ってしまい、気づくと外はすっかり暗くなっていた。


久しぶりに夕飯をつくる気が起きて、カレーを準備する。旬公が帰ってから、それを食べながら、藤原章監督ラッパー慕情》(2004)をDVDで観る。ボンクラ兄弟のあがきっぷりに限りなく共感。後半いいハナシになりかけるが、それを完膚なきまでにブチ壊すラストもいい。これを観てから《ヒミコさん》を観たら、もっと盛り上がっただろう。田野辺尚人さんが、小ずるい「百円さん」を怪演。それにしても、藤原監督デブが好きだなあ。井口昇の下あごがつねに強調されていた。それと《ヒミコさん》でも思ったが、地方の小さな街のすさんだ風景がこれでもかとインサートされている。何度も出てくる鉄塔が不気味だ。


こないだ〈コクテイル〉で、小耳に挟んだ「阿佐ヶ谷にこんどロフトが来るらしい」というハナシをしたのですが、西武系のロフトだと思い込んでいたのは間違いでした。〈ロフトプラスワン〉などのライブハウスグループの店が出るということです。サイトhttp://www.loft-prj.co.jp/lofta/index.html)を見ると、トークイベント中心の店のようだ。最近、旬公が惚れ込んでいる切通理作さんのイベントもある(残念ながらこの日は、ほうろうのイベントがあるのだった)。

こちどり妹こちどり妹 2007/11/21 06:21 なんちゃま〜お元気ですか?先週の金曜日、原稿遅れのいいわけをしがてら、連れ合いと編集者の人とカフェヒナタ屋さんに寄ったら「ついさっきまでナンダロウさんが畠中さんといたんです」と言われ、くらみました。もしかして、独特の嗅覚を持ってて、逃避されたのかしら?会いたかったなぁ…でもあのエレベーターで行きあってたら身動き取れなかったかも。
昨夜は渋谷C.C.Lemonホールで「鳥羽一郎コンサート」の帰りに、ホントに偶然!!モンガ堂さんと同じ電車のドアで行き会って超ビックリ。あ…鳥羽一郎さんはたまたまチケットが手に入ったので行ってみたの。きよしくん命には変わりないけれど…でも鳥羽さんが特攻隊の人たちの遺書の朗読CDを出しているなんて知らなくて、これと阿木耀子&宇崎竜童による「若桜」の歌に号泣しちゃいました…海系の歌ばかりじゃない人なのね…
ともかく!一箱がご縁で楽しいオマケを満喫しています、という御礼方々、寒くなってきたから、お互い肉冷え気をつけましょうね!というところで。今日も一日頑張ってお仕事、お仕事!!
※中央線方面に来る時は、こちどり姉の会社にも寄ってくださいね〜私も大体そこで生息しています。

kokada_jnetkokada_jnet 2007/11/29 09:19 こんにちわ。「ラッパー慕情」、いいですよね。
ところで、あの巨大な鉄塔は、「地方の風景」ではなくて・・。たしか、高井戸駅前にあるゴミ焼却場の煙突だったと思います。
10年前に高井戸の社宅に住んでいたのですが、あの煙突がすごくインパクトがありました。
なので、わりと高井戸周辺でロケしているのかなあ、と思いながら、私は見てました。高井戸周辺、妙に寂れて、「地方感」がありますので。

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2007-11-17 行きかう人々

8時起き。西日暮里に行き、『進学レーダー』の原稿を書く。1時すぎに一段落し、旬公とバス上野へ。すごい人出で、どの店も満員。安っぽい中華料理屋に入ったら、安っぽい味がした。そのあと〈白山眼鏡店〉へ。客が一杯いて、しかも男が熱心に眼鏡を選んでいるので、驚く。メガネ男子の時代なのか。ぼくもいくつか掛けてみるが、買うにはいたらず。


大江戸線に乗って、春日三田線に乗り換えて、神保町。地上に出たところで、後ろから呼び止められる。「みつばちトート」の束松さんとご主人だった。わざわざ追いかけてくれたのだ。


書肆アクセス〉に着くと、予想していたが、店内は満員。畠中さんが外にいたので、ちょっと立ち話。未来社の天野さん、「どむか」の帰山さんも来ていた。もう買うまいと思っていたのに、岡山文庫の棚に立つとほしくなって、『岡山の内田百ケン』『玉島界隈ぶらり散策』を買う。アクセス領収書をもらうのもコレが最後。この2、3年、店内に飾ってあったモクローくん人形などを引き取って、店をあとにする。


そのあと、〈三省堂書店〉を見て、靖国通りを歩くと、最近出来た〈本と街の案内所〉(休憩所みたいなところ)がえらいコトに。コンビニ弁当を拡大コピーしたものが、入り口から内部まで貼りめぐらされている。リコシェプロデュースして「アンダーグランド・ブック・カフェ」でも展示されたアートなのだけど、通行人には俗悪な感じしか受け取れない。旬公など「あの風俗の案内所みたいなのはナニ?」と云っていた。靖国通りにはこんなの似合わないよ。


クラインブルー〉で本を読む。旬公と別れて、九段下方向に歩き出したら、後ろから呼び止められる。こんどは浅生ハルミンさんだ。アクセスに行くという。九段下から東西線に乗って、早稲田へ。〈立石書店〉に寄るが、牛イチロー先生は不在。店を出て歩いていたら、向こうから本人が自転車で戻ってきた。古本屋を数軒覗いて、〈古書現世〉に行くと、セドローくんが「さっきハルミンさんと会ったでしょ」という。さっき店に来て、いま戸塚市場古本市に行ったという。つい30分前に別れたのに素早い。


戸塚市場に行くと、入り口女子大生二人がいるだけで、あとはハルミンさんだけ。本も前に出たのと同じようなものばかり。こういうユルイのも嫌いじゃないけど、商売でやるのにはキツイだろう。次回12月でいったん終わりになるそうだ。〈三楽書房〉でアキヒロの顔を見てから、東西線高円寺。待ち合わせまでまだ1時間あるので、〈十五時の犬〉に行ったら閉まっていた。こんど、あづま通りに移転するという。明治通りまで出て、あづま通りに入る。〈アジアンドッグ〉でも見るかと思ったら、それらしい建物がない。見落としかと思って、3回ぐらい往復してしまった。〈コクテイル〉に入り、狩野さんに尋ねると、店売りをやめたらしい。しばらく高円寺に来なかったので、変化についていけない。


入り口の囲炉裏で、ビール飲んで待つうち、セドローくんとハルミンさんが来て、そのあと〈リブロ名古屋店のAさんをエスコートするように、退屈くんと前田チンくんが来る。来年2月の名古屋での本イベントの詳細を、Aさんから聞く。「一箱古本市」というのは勘違いで、リブロイベントスペースに数十人が本を出品し、期間限定で販売するという企画。〈恵文社〉の古本市みたいなカンジだ。路上での一箱古本市想像していたのでちょっと残念だが、店内でもオモシロイものにできればイイ。前田くん帰り、荒木幸葉さんが来る。金沢から戻ってきて、春日部に11月オープンした〈リブロ〉で働いているのだ。コクテイルは満員。中川六平さんも来ていた。


11時に店を出て、新宿まで一緒に、そのあと山手線西日暮里へ。自転車千駄木に戻ると12時だった。やたらといろんなヒトに声を掛けられる一日だった。

飯田啓子飯田啓子 2007/11/20 12:56  本と街の案内所にコンビニの弁当のコピーを貼りめぐらした、
美術家の飯田啓子です。

 この度は、作品を見て頂き有難うございました。
大変面白く、感想を拝見させて頂きました。
 特に”風俗の案内所みたい・・・”と言うご意見には、
思わず笑ってしまいました。

風俗とはこの場合は性風俗ですよね?

”食と性風俗 ”
 口に入れる物を過剰に表現すると、
性風俗につながるのですね。
面白いですねぇ。
美術をやっているとこういう出会いがあるので、楽しいです。

もしよろしければ、もう少し「俗悪な感じ」「風俗みたいな感じ」について
お話を伺えたらなぁと思います。

2007-11-16 ミニコミを知らない子どもたち

朝7時起き。眠い目をこすりながら、千代田線に乗る。混んでいる時間なので、表参道でやっと座れる。新百合ヶ丘で乗り換えて、鶴川に着いたのは8時半。駅前でそばを食べて、9時前に和光大学に到着。津野海太郎さんの「プライベート出版の未来」という講義で、ミニコミについて4回話をすることになっている。今日はその初回。学生は7、8人。最初に「ミニコミ」という言葉を聞いたことがない生徒に手を挙げさせたら、3人もいた。予想はしてたけど、ホントに知らないんだなあ。今日は、ミニコミを20誌ぐらい持っていって、こんなにいろんなのがあるぞと見せたが、彼らが面白いと思ったかはよく判らず。そのあと、津野さんのゼミでブックカフェについてレポートを書きたいという女子に引き合わされ(押し付けられ)、レクチャーをする。


そのミニコミ論だが、次回(11月30日)は『HB』の橋本倫史さん、その次(12月14日)はライター木村衣有子さんにゲストに来てもらい、ラスト来年1月11日)はぼくの話(ミニコミのつくりかたの変遷になりそう)で締める。朝9時と早いし、遠いけれど、聴いてみたいというニセ学生は歓迎します。メールでお問い合わせください。


荷物を持って歩いて鶴川駅に戻り、新宿都営新宿線に乗り換えて、神保町に着いたら12時すぎていた。〈ダイバー〉の「ふるぽん寄港市」を覗く。塩山さんの「嫌記箱」も出ていた。今回は何も買わず。いよいよあと1日となった〈書肆アクセス〉に入り、ざっと一回りする。買い出すときりがないので、せめて棚の様子を記憶にとどめておきたいと思って。たぶんこの店最後の納品だろう『谷根千』第88号を買って出た。〈高岡書店〉で、いましろたかし化け猫あんずちゃん』(講談社)を買う。


なんだかカレーが食べたくなって、〈ヒナタ屋〉に行くと、畠中さんが昼飯に来ていた。お疲れ様。ぼくも講義と大荷物に疲れていたので、ふたりでぐったり。並んで座っていると、Tさんに「親戚の寄り合いみたい」と云われる。せめて「小津映画の一シーンみたい」と云ってくれ。西日暮里に戻り、ソファに寝転んで、2時間ほど眠る。


『ぐるり』の原稿にかかる。今回はジャック達。何度か書き直して、7時に完成。旬公と〈大栄〉で、ミノ焼きやソルロンタンを食べる。牛ダシが腹にしみるなあ。千駄木に帰るなり、また寝てしまい、気づいたら12時半だった。よっぽど疲れたようだ。布団の中で、東直己探偵、暁に走る』(早川書房)を読み終える。今回はメインの筋がちょっと弱いが、それでも読ませてしまうのが、このシリーズの強み。東直己の文体が、ときどき日垣隆に酷似しているのに気づいた。最近の現象か? 2時すぎに眠る。

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2007-11-15 船戸さんが「ひこにゃん」のTシャツを着てた

朝8時起き。昨夜の味噌汁とご飯を食べて、西日暮里へ。校正仕事をまとめて、宅急便で発送。『yom yom』小説検定のゲラに加筆して返送。その他もろもろやっているうちに、昼になる。昼飯はソバ。2時にいったん千駄木に戻り、ちょっとヨコになってから、〈千駄木倶楽部〉へ。今日も混んでいる。単行本の企画の相談。どうもピンとこなくて、そっけない応対になってしまった。


また西日暮里へ。〈リブロ名古屋店の方からメールで、来年の2月に「BOOKMARK NAGOYA」というイベント企画していて、そのナカで「一箱古本市」をやりたいという申し出がある。先日あるヒトと雑談で、次に一箱があるとしたら、名古屋じゃないかと話していたところだったので、やったあと思う。もちろん協力しますと返事を送る。すでにサイトhttp://www.bookmark-ngy.com/)も出来ていて、着々と進行している様子。「ブックオカ」に続く本イベントになればイイと思う。


6時半に自転車で出かける。根岸洋食屋ビクトリヤ〉で、ハンバーグチキンカツのセットを食べる。あんまり愛想はないが、ウマイ店だ。7時半に入谷なってるハウス〉の前に着くと、10人以上が待っている。この店がこんなに盛況になるのは、ふちがみとふなとライブのときだけじゃないかなあ。〈古書ほうろう〉の宮地夫妻とナカに入る。あとから『谷根千』の山崎さんも。テーブルを取り払い、身動きもままならない状態で50人が入った。


ふちがみとふなとは、すでに10回以上見ていて、大半の曲は知っているのに、まったく飽きないのが不思議。最初に聴いたときの驚きはなくなっても、次はどんな組み合わせで、どんなアレンジで来るかが読めないから楽しいのだ。今回は3曲ぐらい初めて聴く曲があった。5歳の記憶を歌にしたという「池田さん」が歌詞、曲ともにすごくイイ。後半で船戸さんが、彦根市キャラクターひこにゃん」のTシャツを着ていたのに笑う。こないだ「ひこにゃん」の著作権をめぐる騒ぎを報道していたコトもあるが、あまりに船戸さんと似合いすぎの、ほのぼのしたTシャツだったから。


宮地さんたちと別れて、自転車西日暮里に帰り、旬公と買い物してから千駄木へ。明日は早くから出かけなければ。

2007-11-14 《いちどは行きたい女風呂》は大井武蔵野館で観たかった

『酒とつまみ』+『モツ煮狂い』イベントの告知に、内澤のイラストを追加しました(http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20071106)。


早くから出かける旬公に付き合って、7時に目覚める。見送ったあと、がもううどん釜玉で食べる。朝刊に前衛美術家風倉匠氏が亡くなったという記事が。71歳。ネオダダに関わった一人として、その印象的な名前とともに記憶している。いま手元にないが、尾辻克彦が「風倉」という小説を書いていたはず。ご本人の著書とか、美術雑誌『機関』の風倉特集とか、探せばどこかにあるんだろうが……。


西日暮里で、紀要校正。半分終えて、「書評のメルマガ」を2本編集して発行。久しぶりに15日までに出せた。このところ、ずっとウチに籠もっているので、中央線方面に出ることに。とはいえ、杉並区郷土博物館分館(荻窪)の石黒敬七展は先週で終わっていた。ゼッタイ行くつもりだったのだが。阿佐ヶ谷の〈ラピュタ阿佐ヶ谷〉で、特集「1970−71 ダイニチ映配ノスタルジア」をやっている。日活ロマンポルノへ移行する直前、大映倒産直前に両社が共同で配給していた作品群。低予算で無名のキャストだが、長谷部安春監督《反逆のメロディー》や藤田敏八監督八月の濡れた砂》などを残している。


今日観たのは、江崎実生監督《いちどは行きたい女風呂》(1970、日活)。浜田光夫予備校生を演じるが、どうもひねこびたオヤジにしか見えない。ストーリータイトルどおりで、なんのヒネリもなし(主題歌は「女風呂の唄」)。馬鹿馬鹿しく、なんの盛り上がりもなく終わる。つまらないけど、不思議に観て損したという気にはならない。客は10人ほど。〈大井武蔵野館〉のレイトショーで、わずか2、3人の客で、こういう映画をたくさん観たよなあと思う。ラピュタはいい番組をやってくれるが、入れ替え制だし、上映前にお姉ちゃんが「それではこれより《いちどは行きたい女風呂》を上映いたします。おタバコロビーで……」云々と喋るのが、どうも気恥ずかしい。


三鷹に行き、〈江ぐち〉へ。ココに来るとまずビールとおつまみチャーシューを頼むのだが、これにはいつも味の素たっぷりかかっていて、舌にピリピリくる。だけど、「味の素抜きで」というのもなんだか大人気ない。なので、頼んでからいつも後悔するのだった。次からはラーメンだけにしよう。〈上々堂〉で打ち上げを受け取る。2ヶ月で1万円ちょっと。


帰りの電車で、昨夜から読んでいた、鈴木謙介仲俣暁生ほか『文化系トークラジオLife』(本の雑誌社)を読了TBSで深夜にやっているラジオ番組を一冊にまとめたもの。最初から最後まで、ずっと違和感が消えず。パーソナリティーは1964年〜76年生まれなので、ある程度共有している経験はあるが、この人たちが話していることを聴くと、同じ時代に生きていた(生きている)ことが、どうも信じられないのだ。


麻野一哉・飯田和敏・米光一成恋愛小説ふいんき語り』(ポプラ社)を送っていただく。カバーイラスト、見た絵だなあと思ったら、マンガ家志村貴子だった。


西日暮里に戻り、校正2本。千駄木に帰って、晩飯をはさんで残り2本も終える。校正というのは一気にやってしまわないと。いったん帰ってきた旬公は近所のバーで知人と会うと出かけていった。先に寝てしまうが、3時前に目覚めてもまだ帰ってこない。メール電話にも出ないので、法月綸太郎『生首に聞いてみろ』(角川文庫)を読みながら待つ。夫の夜遊びに耐える若妻のような気分。

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2007-11-13 アクセスの「面出し」を悲しく眺める

朝8時起き。風呂に入ってから、西日暮里へ。ゲラ戻しや原稿の直し。某誌の編集者とのやり取りで、声を荒げてしまった。昨日残った講演のまとめ。5時前に、旬公と出て神保町へ。〈書肆アクセス〉は今日も客が多い。スタッフ総出で掃除にかかっている。補充できないため、空いた棚には本が「面出し」になっている。これまで棚差しだった本がやっと表紙を見せることができたのが、閉店直前だったとは……。なんだか皮肉。取り置いてもらった『HB』第2号を受け取り、『本の雑誌』12月号、庄野至『屋上の小さな放送局』(編集工房ノア)、『廃村と過疎の風景2』(HEYANEKO)を買う。『廃村〜』はスタッフの選ぶフェアより。


畠中さんに誘われて、三人で〈ぶらじる〉へ。馬鹿話をしていても、どこか力が入らないカンジ。閉店後も店や在庫の整理、伝票の整理が続く。無理をせざるを得ないけど、なんとか乗り切ってほしい。旬公と〈スヰートポーヅ〉で中皿ライスビール。昼飯抜きだったので、ギョーザが腹に入ってくる。


そのあと一人で本屋を回る。〈高岡書店〉で『コミックビーム』12月号、二ノ宮知子のだめカンタービレ』第19巻(講談社)を。〈書泉グランデ〉で、『久生十蘭「従軍日記」』(講談社)、山田風太郎昭和前期の青春』(筑摩書房)、京須偕充戦後10年 東京下町』(文春文庫)、クラーク幼年期の終わり』(光文社古典新訳文庫)を。〈三省堂書店〉で、正津勉小説尾形亀之助 窮死詩人伝』(河出書房新社)、真銅正宏『食通小説記号学』(双文社出版)を、と久しぶりに新刊を買い込む。真銅著はテーマは興味深いが、読んで面白いかどうかは料理の腕しだいといったところ。


夕方に寒くなるので厚着で出たのだが、帰りの千代田線が満員で、汗がだらだら噴きだす。丸い男にはけっこうツライ時期がやってきました。

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2007-11-12 チンと退屈男のお見合い

ドトウの締め切り(破り)攻勢もやっと一段落と思う間もなく、こんどはK社の講演のまとめ。朝から西日暮里パソコンに向かう。合間にNTT電話マンション光ファイバーが入ったので、ADSLからそっちに切り替えるため。隣で大工事をしているせいか、この数日、ネットがしょっちゅう落ちるので、やむなく。この種の申し込み電話は、なんだかいつもモメてしまうので、なるべくおとなしく話したつもりだったが、やっぱり二度ほどキレてしまう。窓口担当は、自分が客になんの情報を求めているかぐらい、説明できるようにしておいてほしい。


6時半までに3本まとめ、自転車三ノ輪へ。そろそろ夜が寒くなってきた。〈中ざと〉で右文書院青柳さん、退屈男くん、そして「高円寺のチン」こと前田和彦くんと飲む。退屈くんと前田くんは同じ年なのだが、何をキッカケにタメ口で話そうかと探り合っているのがほほえましい(ホントはうざい。もう何度も会ってるし、お見合いじゃないんだからさあ……)。青柳さんから娘さんのハナシをはじめて聞いた。「うちにある本はいつでも読んでくれていいんですけどねえ。携帯ばっかりやってて……」。野口冨士男唐十郎中学生に読ませるのは、さすがに酷だろう。


今日の中ざとは珍しく満員。われわれも話が弾み、11時すぎまで居座る。退屈くんは飲みすぎて、テーブルにつっぷしていた(無事に帰れた?)。店の前で別れて、自転車で戻る。〈古書ほうろう〉に寄り、宮地夫妻と雑談12月12日のトーク、もう44人予約が入っているのコト。チラシをつくる前に埋まるのは確実なので、旬公に頼んでいるイラストポスターブログに使うことにした。

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2007-11-11 『書評王の島』はアクセスで売れそう(だったのに)

朝7時半起き。西日暮里に行き、『yom yom』の小説検定。なんとか午前中にあげようとがんばるが、昼前にネットが落ちてしまい、サイトメールも見られなくなる。いくつかデータ確認しなければならないので、焦る。そのうち復旧し、原稿も2時前に完成。今回はちょっとイレギュラーテーマなので、やりやすいと思っていたが、けっこうタイヘンだった。引き取りに来たバイク便に資料を渡す。


ちょっと時間ができたので、秋葉原東京都中小企業振興公社 秋葉原庁舎でやっている「文学フリマ」を観にいく。今年6回目だが、初めて行く。一階と二階で200サークル近くが出品している。豊崎由美さんの書評講座でつくった『書評王の島』第1号は、岸本佐知子インタビュー書評王に輝いた書評原稿などを収録。宇田川新聞さんが表紙イラストを描いている。500円。ブースにいた受講生(コスプレしてた)に訊くとすでに100冊売れたという。これはアクセスに置けば売れるよなあ。……もう置けないんだけど。ほかに近藤正高雑文集『Re:Re:Re:』臨時増刊号、『倒産編集者日記』などを買う。それ以外のブースでは、ほとんど何も手に取らず、一回りしただけで会場を出てしまった。この空間はどうもぼくには合わないみたいだ。いくら混雑していてもコミケのほうが、ぜったい面白い。


すぐ近くの〈書泉ブックタワー〉に久しぶりに入り、鈴木謙介仲俣暁生ほか『文科系トークラジオLife』(本の雑誌社)、東直己探偵、暁に走る』(早川書房)を買う。山手線西日暮里に戻り、遅れていたもう一本の原稿にかかる。6時すぎにいちおう完成。

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2007-11-10 入谷コピー文庫最新刊

堀内恭さんから入谷コピー文庫の最新刊が届いた。キング亀田『今、投稿 「本の雑誌」2003〜2007闘稿日録』。『本の雑誌』の特集に合わせての読者投稿欄に載った、亀田氏の原稿をまとめたもの。これはいわば「お題書評」だ。彼はこの5年間、毎号投稿しているのだとか。「2006年読者ベスト1」に『路上派遊書日記』、「2007年に期待する出版界のこの人」に「右文書院青柳隆雄さん」を挙げている。前者に付したコメントには、「一度南陀楼さんを台東区中央図書館廃棄本セールで見た。真剣そのもののまなざしだった」とある。はい、今年も行ってきましたよ、今日。雨の中を。今年は青柳さんのほうが先に列に並んでました。キング亀田氏は『暮しの手帖』の投稿欄でも見たコトがある。このままいろんな雑誌に投稿して、「投稿書評」のスタイル確立してほしい。今回は限定10部。


12月12日(水)の『酒つま』VS『モツ煮』トークイベントは、すでに定員の半分を上回った模様。みんな食いつき早いなあ。チラシをつくる前に予約で埋まってしまいそうだ。だけど、当日新しい号が間に合うかどうかを訊くと、両氏ともに弱気コメントしか返ってこない。大丈夫か? ま、ちょと覚悟はしておけ(二階堂和美カヴァーバージョンの「関白宣言」より)。


『「阿佐ヶ谷会」文学アルバム』(幻戯書房)の書評が、新聞2紙に載りました。10月14日北海道新聞、筆者は荻原魚雷さん。10月22日公明新聞、筆者は紅野謙介氏。ありがとうございます。前者に「木山捷平の娘」らにインタビューとあるけど、正しくは息子です。


書肆アクセス〉はいよいよ17日(土)で閉店。アクセスのフェアは「けものみち計画が選ぶ」で終わりではありませんでした。最後の最後に、「アクセス店員が選んだ20冊」を開催中。その小冊子の出来がとてもいい(印刷のせいで文字が読みにくいのが難点)。最初の見開きに載っている、アクセス店頭写真に見入ってしまう。神保町ブックフェスティバルで、畠中さんと浅川さんがライトセーバーみたいな棒を持っているのが謎。終わりのほうには、これまで使った店頭POPの写真も。センスのいいレイアウトイラストは、「爪の長い姉ちゃん」(塩山芳明)こと西川あずささんの手になるものだろうか。この冊子を手に入れるためだけにでも、もういちど来店する価値はある。

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2007-11-07 諸事情により数日休み

いろいろ書きたいことはありますが、締め切りが輻輳しているのにナカナカ進まないので、日記は数日休みます。

関係者各位、一生懸命やってますので、お許しを……。

モンガモンガ 2007/11/09 12:35 茶和会、お疲れさまでした。
いろいろ聞けて楽しい会でした。
11日の文学フリマの豊崎由美さんのブースのブログが出ていて、
豪華なゲスト陣、発売される60ページの目次もPDFに載っていました。
参考になれば。。。
http://d.hatena.ne.jp/bookreviewking/

2007-11-06 『酒とつまみ』+『モツ煮狂い』イベント

kawasusu2007-11-06

告知です。

酒とつまみ』+『モツ煮狂い』最新号発売(たぶん)記念!

冬の夜長の酒飲みトーク 酒のつまみモツ煮はいかが?


 2002年に創刊された『酒とつまみ』は「飲兵衛のバカ話だけを集めた、決して人様のお役に立たない雑誌」。口コミで火がつき、いまでは大書店でもフツーに売ってる〈リトルメジャー〉な雑誌となりました。対する『モツ煮狂い』は2006年創刊。「モツ煮テーマ東京郊外史を掘り起こす」という深遠な趣旨のもと、モツ煮の名店を紹介しています。カラープリンタ出力・ホチキス留めという体裁で、一部に熱狂的なファンを持つ〈ビッグマイナー〉なミニコミです。

 どちらも新しい号が待たれているのにナカナカ出ない、じゃあ、一緒にイベントをやるコトにして、そのときまでに間に合わせよう――。これが今回のイベントの最大の目的です。果たして当日、会場に無事最新号が並ぶのでしょうか?

 ホッピーを飲みつつ、冬の夜長を一緒にグダグダと過ごしましょう!


出演:大竹聡『酒とつまみ』編集発行人)

   クドウヒロミ(『モツ煮狂い』編集発行人)

進行役:南陀楼綾繁ライター編集者


日時 2007年12月12日(水)

   18:30開場/19:00開演〜酒がなくなるまで

場所 古書ほうろう

〒113-0022 東京都文京区千駄木3−25−5

tel./fax 03-3824-3388

horo@yanesen.net

http://www.yanesen.net/horo


入場料 1000円(ホッピーセット付き)

入場は予約者優先。ご予約は古書ほうろうで、メールタイトル:「冬の夜長の酒飲みトーク申込み」)もしくはお電話にて承ります。


なお、クドウさん特製の「モツ煮」を先着順で提供する予定です(1杯200円)。品切れ御免です!


たぶん予約だけで満員になるので、お早めにご予約ください。なお、「リトルマイナー」「ビッグメジャー」は、いしかわじゅん吾妻ひでおの(かつての)関係になぞらえています(ちょっと使い方間違っているかもしれませんが)。

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2007-11-05 任侠沈没、おれも沈没

朝8時に起きて、西日暮里へ。今日なんとして送らないとまずい原稿がある(ほんとは複数本)のだが、冒頭でつまる。しかたなく、ジェフリー・ディーヴァー『ウォッチメイカー』(文藝春秋)に逃避。いつもだったら厚さが気にならないのだが、今回は残り何ページあるかが気になってしまった。あまり没入できなかったということか。オビの「近い将来、『ライムシリーズ中期の代表作』と呼ばれること必定の傑作」というのは云いすぎだろう、いくらなんでも。


2時ごろに完全に行き詰まり、自転車に乗って外に出る。スサミストリートのラーメン屋ラーメンを食べたら、ちょっと気分が上向き、戻って書き始める。夕方までに5枚ほど書くが、また止まってしまった。


6時半に旬公と出て、新宿三丁目飲み会に出るつもりだったが、電車のナカで旬公の調子が悪くなる。ボーダーインク新城さんにはアイサツしたいが、店の中に入るのもツライというので、前でしばらく待つ。新城さんたちが来たので、その場で立ち話。アクセスで一日だけのボーダーインク・フェアは盛況だったという。ほかの皆さんには申し訳ないが、飲み会に参加せずにその場を去る。


静かな店がいいというので、〈雪園〉へ。夜は高い店で、前菜盛り合わせを頼んだら、一口サイズのがちょこんと盛られていて笑う。でもウマイのはたしか。そのあと〈世界堂〉に行ったら、もう来年手帳が出ていたので買う。こないだ今年の手帳を買ったような気がするのだが……。〈あおい書店〉のマンガコーナーを覗くと、山口正人『任侠沈没』(日本文芸社)というのが3巻平積みになっていた。なんだか気になって1巻だけ買って帰る。……タイトル通り、日本沈没の状況でのヤクザ復讐に励むというハナシでした。構成はしょっぱなから破綻まくり。でもオモシロイ。次々に難題が襲い掛かるところは、『西遊記』っぽい。続きが気になる。

2007-11-04 名コンビ誕生!?

朝8時起き。西日暮里へ行き、資料を読む。なかなかアタマに入ってこない。12時半に旬公と出かける。池袋西口の立ち食いそば屋に行くも休みで、その先の、いかにもいまどき風のラーメン屋に入るが、意外にもウマかった。上がり屋敷会館に行く途中で、青柳さんとばったり。会場に入ってから、明日下版するアクセス本の最終確認を行なう。


2時に塩山芳明内澤旬子のトーク開始。遅れてきたヒトが座ると、完全に満員になった。スタッフも入れると50人以上いた。塩山さんは最初は多少おどおどしていたが、旬公が最初からトバしているのを見て、すっかりノリノリに。中ほどでは山崎邦紀監督の2本(旬公と畠中さんがエキストラで出ているピンクと、塩山さんが編集長役で出ているホモ映画)を数分ずつ見せた。二人が安心していじれるのは南陀楼綾繁なので、やたらとネタにされる。目に見えるところにサンドバッグがいないと困るだろうと、後ろのソファに座るやさしい私だった。アベちゃんがときどき放つ「普通に尋ねているつもりだが、けっこう心ない一言」も素敵だ。


それにしても「郊外から」(http://d.hatena.ne.jp/enjn/)よ。入場料払った客が何を書こうと勝手だけど、塩の字がしゃべったから解禁とばかりに、嬉しそうに他人の下半身事情に口はさむなよ。手前の薄汚い下半身ネタを露呈してるからって、ヒトにも露出プレイ押し付けるな。あと、このブログに書いた情報mixiのいろんなコミュニティに「無断転載」するときは、自分なりの感想とか情報とかを付け加えるのが筋だろう。同じネタ元からリンク貼るだけなら、コミュニティやってる意味があるのかね?【5日夕方にブログが閉じられ、ネット上の活動を自粛する旨のメールがあった。誰もそんなこと要求してないのに】


会館を出て、喫茶店で休憩。うまくいったのでご機嫌な塩山さんが「いい相方にめぐり合った、一緒に全国巡業しよう」とプロポーズするヨコで、迷惑そうにケーキを食べる旬公。わが妻ながらいい性格してる。5時半に〈蘭蘭〉で打ち上げ山崎さん、一水社のタコ多田とその部下、映画編集者のTさん、濱田くんら。テレビニュースで、「小沢がやめた」と流れてびっくり。7時からは、東口の〈世界の山ちゃん〉での「わめぞ打ち上げに。「古本けものみち」の売り上げは4万250円。スクラップブック(2万5000円)が大きかった。全体の売り上げも80万あったそうで、みんな満足そう。


昨日も飲み会だったので、途中から調子が悪くなり、先に失礼する。〈往来座〉に寄ると、まだ片付けの最中。礼を云って、タクシーに乗って千駄木に帰り、ぐったりと眠る。

小西昌幸(徳島)小西昌幸(徳島) 2007/11/06 09:00 ■ブログに書かれた情報をミクシィに無断転載しているような人間がいるんですねー。事情通消息通を気取りたいのかな? イヤハヤ。
■「創世ホール通信/文化ジャーナル」11月号に書きましたが、11月17日に石川県能美市根上総合文化会館で「ヒューマンメモリアル・佐々木守の世界」が開催されます。テレビマンユニオンの今野勉さんのご講演もある堂々の王道企画です。同地の図書館長さんからていねいな書簡とチラシ類をお送りいただき、宣伝協力を約束しました。また資料お送りします。
■12月に野坂惠子先生の演奏会があるので東京訪問しようと考えていますが、どうしても滞在時間が短いので、会う人が限られてしまい残念です。四至本アイさんからは、しょっ中上京時に会いたいですねといわれていて、私もお目にかかりたいと考えているのですがねー。

ウタ吉ウタ吉 2007/11/06 10:20 「郊外から」覗いてみたかったのですが行かれませんよー(11/6AM現在)。消した?消された?

kokada_jnetkokada_jnet 2007/11/08 20:18 南陀楼さんのはてな、コメント欄、できていたのですね。最近、拝見できていなかったので、びっくりしました。私なんかが、書きこみしても、いいのでしょうか。
少し、「郊外から」さんを弁護しますと、「イベント情報」をコミュに乗せておいて、そのイベントに参加した人の感想なりを、その後ろに書いてもらう、「きっかけ」にしたかったんだと思います。
でも、こういう風に南陀楼さんもコメント欄もお持ちだし。ブログでトラックバックを送ってもいいので・・。コミュに書き込みする必然性がないのですよね。

ご本人は「盛り上げよう」と必死だったのでしょうが、南陀楼さんのように、ネットで、ご自分で情報発信されている方には・・。コミュでのイベント情報は不要だったですね。

kokada_jnetkokada_jnet 2007/11/08 21:44 とりあえず、ミクシーの南陀楼さんと内澤さんのコミュですが・・。消すのももったいないので、私が管理人を引き継いでみました。
ただ、「内澤旬子」コミュは内容が、本当にまったくないので・・、コミュ削除する予定で、合併して「南陀楼綾繁・内澤旬子」という1つのコミュにしてみました。

ちなみに、「内澤さんコミュ」の参加者は女性が多く、ミクシー・メインの人が多いように感じました。
そのため、コミュでの「コピペ」での情報提供でも、「イベントを教えていただき、ありがとうございました」と感謝しているメンバーの方も、一応はいました。

kokada_jnetkokada_jnet 2007/11/12 12:37 すみません。こちらでご報告することではないかも知れませんが、「内澤さんコミュ」では、「単独で残してほしい」という意見が多く、そのまま残すことにしました。
それで、今回の件で内澤コミュの40人ほどの人にメッセージを送ったのですが、それをキッカケに内澤さんコミュも活気づくといいなあ、と思っております。
ちょうど、例の「屠蓄映画」の公開時期も迫っておりますので・・。

2007-11-03 われ、トヨザキ書評講座に参戦す

朝8時起き。洗濯掃除をして、鎌倉の義父母の到着を待つ。10時ごろに来て、1時間ほど話す。そのあと、自転車西日暮里へ。某誌のアンケートを書いて送る。山手線池袋へ。〈往来座〉の「外市」へ。朝寒かったが、ちょうどイイ天気になっている。出足も好調のようで、店番のNEGIさんに「南陀楼さんの出したスクラップブック、すぐ売れましたよ」と云われる。やったー、2万5000円! 牛イチロー先生から早稲田での売り上げも受け取る。これも思った以上の金額で、すっかりいい気分に。


だからというわけではないが、今回は結構買った。『おれたちのジャズ青春記 ジャズ喫茶誕生物語』(ジャデック出版)1500円、古山高麗雄『私の競馬道』(文和書房)700円、『縮刷丸の内今と昔』(三菱地所)500円、『雑誌・創刊号蔵書目録』(大塚文庫)500円、都筑道夫『サタデイ・ナイトムービー』(集英社文庫)200円、京須偕充圓生の録音室』(中公文庫)300円。


NEGIさんと一緒に西武イルムス館へ。上の池袋コミュニティ・カレッジで、豊崎由美さんがやっている書評講座のゲストに出るのだ。知り合いの見学も可ということで、NEGIさん、モンガ堂さん、『S』誌のUさん、高野マユたん、『ぐるり』の五十嵐さんが来てくれる。講座は課題本か課題テーマから選んで各自が書いた書評を、匿名状態でみんなが読み、「天・地・人」の評価をしていくというもの。課題本がビジネス本だったので、なかなか書きにくかった。17人書いたうち、ぼくは4位。「ゲストでも最下位なっちゃう人がいるから、いいほうですよ」と受講生になぐさめられる(末尾にその書評転載します)。豊崎さんと受講生のやりとりが活発で、オモシロかった。最後に『東京の暴れん坊』を「けなし書評の見本」と宣伝すると、豊崎さんをはじめ5人が買ってくれた。


5時に終わって、近くの居酒屋打ち上げ。さらに場所を移して三次会。みんな何期もやっている常連ばかりで、盛り上がっている。フリー編集者アライユキコさんと、ゲームデザイナーライター米光一成さん、ミステリ評論家香山二三郎さんらが参加。アライさんとは彼女文芸フリペ『カエルブンゲイ』をやっていたとき以来、久しぶりにちゃんと話した。トヨザキ社長はあちこちで展開されている話に参加し、ツッコミを入れ、ゲストの飲み物を心配し、追加注文をまとめるという世話振りで、講師が最初から最後まで幹事をやっている講座は初めて見た。みんな酒に強く、果てしなく続きそうな気配なので、12時すぎに失礼して、タクシー千駄木に帰る。だいたい様子がわかったので、次に呼んでもらう機会があれば「書評王」をめざしたい。


以下は26点獲得の書評原稿です。珍しくけなしてみましたが、いまいち生ぬるかったか。


フランソワ・デュボワ『日本人には教えなかった外国人トップの「すごい仕事術」』(講談社


 最近、『ビッグコミックスピリッツ』で、『GTR―GREAT TARO REVOLUTION―』(椎名理央原作戸田尚伸作画)というマンガが連載されている。日産が新しいGTRを発表するのに合わせて、広報部員の視点からこのプロジェクトを描くというものだ。よくあるタイアップだが、トップのカルロス・ゴーンの描き方には笑ってしまった。ヘリコプターから降り立つなり、開発責任者職人気質のガンコ親父。定年間近)と目で語り合い、おもむろにテストカーに乗り込むんだもの。ゾクゾクするほど類型的。

 そのゴーンをはじめ、シャネルのコラス、スターバックスコラーレス新生銀行ポルテなど、日本企業もしくは海外企業日本法人のトップ五人が、自らのキャリア人生設計日本のみなさんにたっぷり語ってくださるのが、本書だ。

 ホストは、作曲家マリンバ奏者であり、慶應大学で「キャリアデザイン教育」を行なっているという、フランソワ・デュボワ。

 デュボワは対話の冒頭で、多くの日本若者学歴仕事上の経歴に縛られ、「人生そのもの」を見ていないと批判し、トップの「いや、私も社長になるなんて思ってもみませんでした」という言葉を引き出す。これで、将来を思い描けないでいる若者は、トップが気持ちよく語る人生行路を自分のこれからに重ねあわせ、豊かな気分を味わえる。対談相手と読者を同時に接待する、憎いお座敷芸者ぶりだ。

 ここでは、ポジティブな思考だけが礼賛され、失敗や挫折も貴重な糧とされる。「チャレンジした上での失敗は、本当に恥ずかしいのでしょうか。(略)むしろ、チャレンジして失敗したことを『恥ずかしいことだ』と思う人こそ、どうかしていると僕は思うのです」。そのあと、外国人が「恥ずかしい」をどう受け止めるかという説明が続く。

 日本文化は素晴らしいとか、日本人は謙虚だとか賞賛する一方で、「日本人には分からないかもしれませんが」「日本人には、そういうタイプの人がいますからね」などと、サラリと全否定する面の厚さにもシビれる。

 デュボワは、人は一人ひとり違う存在であり、キャリアの築き方もまったく違うという。 しかし、ここで語られている五人のハナシには驚くほど具体性がない。クリエイティブなものに憧れた青年期、日本に来て異文化に悩んだ自分、リーダーとしての方法論を見つけた時……。同じだよおんなじ。固有名詞を剥ぎ取り、枝葉のエピソードを刈り取ったまとめ方により、皮肉にも、「トップなんて似たようなものだ」というイメージがかえって強まる。

 それに対して、ホストたるデュボワの語りはやたらと具体的で念入りだ。多摩美術大学では情報デザイン学科の久保田晃弘教授に招待されて、二〇〇五年の後期セミナーをやったことがあります。私のマリンバ教科書執筆に七年を要し、フランス語英語日本語で書かれ、今ではUCLAをはじめ世界中で買うことができます。……聞いてないよ、そんなコトは!

 対談相手に自分が愛用するマレットを持たせて写真を撮るという「羞恥プレイ」を含めて、ここまで無神経でなければ、外国人日本で成功することはできないのかと、ため息がこぼれる。こいつら全員、即刻、六本木ヒルズ隔離して、「出島」から一生外に出さないでほしい。

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2007-11-02 意味なしデニス・ホッパー

午前中はアクセス本の再校を通しで見る。もうナイだろうと思っていても、表記上の間違いが見つかる。そのあと、K社の紀要原稿割付。時間さえかければ確実に終わる仕事なのだが、気が疲れる。夜は旬公と、久々に〈お茶ごはんや〉へ。エビの辛煮、鰯の煮付けがウマイ。夜、屠畜映画に熱中している旬公に付き合って、トビー・フーパー監督悪魔のいけにえ2》(1986・米)をDVDで。デニス・ホッパーが主演になっているが、むしろ主人公の女の邪魔してるじゃん。


3、4日は池袋往来座〉の「外市」です。今回は「古本けものみち」も箱を出しています。4日のトークは満席ですが、ひょっとして入れるかも(往来座に問い合わせてね)。ぜひどうぞ。

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2007-11-01 『東京の暴れん坊』は購入前、表紙見禁止!

取るものもとりあえず、告知。塩山芳明東京の暴れん坊 俺が踏みつけた映画古本エロ漫画』(右文書院、本体2000円)の見本ができました。著者たっての希望により、本日午前中から神保町書肆アクセス〉でのみ、サイン本を販売しております。すでに10冊以上売れたそうですが、明日追加される予定です。3、4日の「外市」および「ワメトーク」でも販売しますが、やっぱアクセスでという方は明日午後が狙い目です。なお、本書の表紙には趣向が凝らしてあるので、購入するまではカバーをめくるのはご遠慮ください(カネ出して買ってからはご随意に)。


朝8時半起き。寝過ごした。急いで西日暮里へ行き、アクセス本の補足的な部分を青柳さんに送る。そのあと『SPA!』の原稿を書き、K社の割付を少しやると1時前になる。神保町へ。〈神保町シアター〉に初めて入る。階段状の客席が100席あり、椅子もゆったりしているし、しっかり暗くなるのがイイ。しかし、塩山さんが書いているように、この席数に対して20人でいっぱいになるロビー、左側からしか入れない席の構造は明らかに設計ミス。いったん席に座ると、トイレに立つのも一苦労だ。


今日観たのは田中重雄監督《永すぎた春》(1957)。若尾文子川口浩が主演。若尾が本郷本郷古本屋の娘ということで、市場の様子が1、2分だけ映る。正門前の〈万定〉らしき建物も見えた。話そのものは他愛もないが、監督と出演者が笑わせようとしてやっているところがまるでおかしくなくて、その不発ぶりがかえってオモシロかったりした。丸山(美輪)明宏がとくに意味なく出てくるが、まあ、三島由紀夫原作だからなあ。


終わって外に出ると、雨が降っている。神田古本祭り今日で終わりなので、最後に覗こうと思っていたが、どのワゴンも店じまい。今年はまったく見られなかった。〈書泉グランデ〉で、ジェフリー・ディーヴァーウィッチメイカー』(文藝春秋)、西村賢太『二度はゆけぬ町の地図』(角川書店)、『諸君!』12月号を買う。『諸君!』は竹内洋の新連載を読みたくて。〈ディスクユニオン〉では、[政風会]、あがた森魚[タルホロジー]、古澤良治郎+三上寛[デレキ]を。さらに〈高岡書店〉で、サラ イネス誰も寝てはならぬ』第7巻(講談社)を。ほかにも買いたい本は多かったが、荷物が増えるので断念。


書肆アクセス〉に行くと、『東京の暴れん坊』サイン本平積みに。「もう10冊売れたの」と畠中さん。「けものみち計画が選ぶ30冊」フェアも順調に売れて、在庫が少なくなっているようだ。そのフェアの中から、自分でも買うつもりだった、松田完一『岡山映画』(岡山文庫)を。ほかに、『北海道いい旅研究室』第10号、『大阪人』12月号を買う。


青柳さんと待ち合わせして、〈ぶらじる〉でアクセス本の再校を受け取る。これを見て確認できれば校了だ。塩山さん来て、〈ランチョン〉へ。『東京の暴れん坊』無事できたので乾杯塩山さんは「目標5000部!」とブチ上げていた。右文書院の本がそれだけ売れたらベストセラーだ。〈加賀廣〉に移って、もう少し飲み、8時過ぎに散会。ウチに帰り、あれこれやって西日暮里に戻る。

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