『書評王の島』はアクセスで売れそう(だったのに)

朝7時半起き。西日暮里に行き、『yom yom』の小説検定。なんとか午前中にあげようとがんばるが、昼前にネットが落ちてしまい、サイトもメールも見られなくなる。いくつかデータ確認しなければならないので、焦る。そのうち復旧し、原稿も2時前に完成。今回はちょっとイレギュラーなテーマなので、やりやすいと思っていたが、けっこうタイヘンだった。引き取りに来たバイク便に資料を渡す。


ちょっと時間ができたので、秋葉原東京都中小企業振興公社 秋葉原庁舎でやっている「文学フリマ」を観にいく。今年6回目だが、初めて行く。一階と二階で200サークル近くが出品している。豊崎由美さんの書評講座でつくった『書評王の島』第1号は、岸本佐知子インタビュー、書評王に輝いた書評原稿などを収録。宇田川新聞さんが表紙イラストを描いている。500円。ブースにいた受講生(コスプレしてた)に訊くとすでに100冊売れたという。これはアクセスに置けば売れるよなあ。……もう置けないんだけど。ほかに近藤正高雑文集『Re:Re:Re:』臨時増刊号、『倒産編集者日記』などを買う。それ以外のブースでは、ほとんど何も手に取らず、一回りしただけで会場を出てしまった。この空間はどうもぼくには合わないみたいだ。いくら混雑していてもコミケのほうが、ぜったい面白い。


すぐ近くの〈書泉ブックタワー〉に久しぶりに入り、鈴木謙介仲俣暁生ほか『文科系トークラジオLife』(本の雑誌社)、東直己『探偵、暁に走る』(早川書房)を買う。山手線で西日暮里に戻り、遅れていたもう一本の原稿にかかる。6時すぎにいちおう完成。