ナンダロウアヤシゲな日々

◎この日記は、ライター・編集者の南陀楼綾繁が書いています。
◎新刊『町を歩いて本のなかへ』(原書房)発売中です。
◎著書『一箱古本市の歩きかた』(光文社新書)、『谷根千ちいさなお店散歩』(WAVE出版)、『小説検定』(新潮文庫)、『ほんほん本の旅あるき』(産業編集センター)、『路上派遊書日記』(右文書院)、『ナンダロウアヤシゲな日々』(無明舎出版)、『老舗の流儀 戦後六十年あの本の新聞広告』(とうこう・あい監修、幻冬舎メディアコンサルティング)、編著『チェコのマッチラベル』(ピエ・ブックス)、共著『ミニコミ魂』(晶文社)。
◎ご感想・ご連絡は南陀楼綾繁 まで。
◎「不忍ブックストリートの一箱古本市」は毎年春に開催します。
詳細は不忍ブックストリート公式ホームページもしくは、しのばずくん便りをご覧ください。
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2008-09-30 たまには続けて打ち合わせ

朝8時半起き。まだちょっと寝足りない気分。録画してあった《だんだん》を観る。ミュージシャンになりたいと云う娘を「夢みたいなこと抜かすな」と一喝する父親。御説もっともだが、モンダイはその父親を演じているのが吉田栄作という点。夢を求めてアメリカまで皿洗いに出かけたのは誰だったっけ?


雨が降っているので、歩いて西日暮里へ。留守してた間に、いろいろ雑誌届いている。『WB』の「文豪擬獣化計画」、今回は松本清張。『yom yom』の小説検定、今回のお題は「お金」。連絡することが多くて、時間がすぐに過ぎていく。


雨があがったので自転車で、4時すぎに谷根千工房初校の戻しを受け取るはずだったが、明朝回しに。打ち合わせをやって、〈花歩〉へ。L社のSさんと打ち合わせ。ちょっとやりたいことがあったので、それを云うと、すぐに反応してくれた。おもしろい仕事になるかも。


いったん仕事場に帰り、都営新宿線新宿三丁目へ。副都心線の開通で、昔は汚かった地下が一変しており、方向性を見失う。マルイシティ1の中にあるロシア料理の〈マトリョーシカ〉で、高野マユたんがS社のKさんを引き合わせてくれ、会食。いろんなハナシが出る。そのあと、久しぶりに会ったのでマユたんと〈鼎〉へ。この店、来るのは2年ぶりか。カウンターに知り合いの編集者がいて、びっくり。マユたんは次の話題に移る前に、ノートを開いて見て、それから話し出す。「すべらない話」の宮川大輔みたいだった。ラストまでいて、地下鉄で帰る。珍しく一日に3回も人と打ち合わせ(最後のは顔合わせ程度だったが)したので、ちょっと疲れた。


明日から恒例、早稲田青空古本祭りです。それでもって、すでに雨が降っております。これも恒例か。朝にはやむんでしょうか? ぼくは残念ながら初日は行けず。明後日にはいきたいなあ。


第23回 早稲田青空古本


■日時

2008年 10月1日(水)〜6日(月)

10:00〜19:00(最終日17:00迄)


■会場

八幡宮早稲田大学文学部前)

地下鉄東西線早稲田駅下車 徒歩3分

JR西武新宿線 高田馬場駅下車 

駅前から学バス早稲田大学正門前」行き乗車。「馬場下町」下車・会場前


■参加店舗 

浅川書店・渥美書房・古書かんたんむ・谷書房・鶴本書店飯島書店・いこい書房・古書現世・関書店・寅書房・平野書店・三幸書房・文省堂書店・照文堂書店五十嵐書店・金峯堂書店立石書店・虹書店三楽書房・ぶっくす丈


■会場で1000円以上お買い上げのお客様にもれなく、早稲田古本街の「協力店」で使える1割引券を差し上げます。会期中は何回でも使用可能。(一部商品除く。店で問い合わせください)

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2008-09-29 「本の山」自慢募集(女性厚遇)

突然ですが、我が家の「本の山」はスゴイぞという方は南陀楼までご連絡ください。どういうところがスゴイかを一言書いていただけると嬉しいです。写真や図解も歓迎です。本棚にきちんと収めている方は、この際、お呼びではありません。男性よりも女性で、日々「本の山」を育て中、という方はとくに厚遇します。それを聞いてどうするのかって? それはまだヒミツです。締め切りは10月1日まで。


10月22日、〈古書ほうろう〉でのふちがみとふなとライブ&トークは、立ち見を含め、予約受付を締め切りました。当日券の発売はありません。満員御礼です。当日はみなさんに満足いただくよう努めますので、どうぞよろしくお願いします。 


結局まったく眠れそうにないので、諦めて起きて過ごす。仕事の連絡と私事のプランなど。7時前にフロに入り、1階のレストランバイキングの朝飯。8時15分、今日から始まるNHK連続テレビ小説だんだん》を観る。松江に住む女の子と、京都祇園芸者の卵がそっくりで、出雲大社で出会うという出だしからして、もうゆるゆる。三倉茉奈出雲弁は、イントネーションも語尾も何もかもひどい。その代り(?)、出雲大社出身の竹内まりや主題歌ナレーションをやっているのだが、歌もしゃべりもなんだか出雲弁っぽく聴こえる(幻聴か)。あとねえ、タイトルになってるから仕方ないけど、いまどき高校生が「だんだん」(ありがとう意味)なんて、絶対に絶対に云わないよ! その瞬間、放送を見ていた島根県人はみんなそうツッコんだはず。25年前のぼくの高校時代にすでにそうだったし。それから(まだあるのか)、好物が宍道湖名物シジミ入りのカレーで、路上ライブやっているバンドの名前が「シジミジル」って……。島根県人をナメるんじゃねえ。でも、そう云いつつ毎朝観てしまいそうな予感が(東京に戻ってから、録画予約しました)。


ホテルをチェックアウト。すごい雨で肌寒い。Tさんの車で、今日も〈祐生出会いの館〉へ。途中にあったコンビニで、資料写真コピーする。館に行き、とにかく貼り込み帖を次々に見て、パソコンメモを取っていく。寝てないので、強烈な眠気が襲ってきて、途中でソファで眠る。昼飯をはさみ、3時頃までやって何とかいちおうの目的は達した。これでリスト写真を照合して、第一段階の作業に入ることができそう。とはいえ、今回は資料の中身を読むヒマがなかったので、あと何回かは籠りに来ないとなあ。稲田さん、青砥さんと再会を約して別れる。


最終便まで4時間以上あるが、変更できないチケットだった。それで、Tさんに頼んで、米子近辺のブックオフを2店回ってもらう。阿倍店と米子団地店。どちらも結構広かった。前者で1冊、後者では4冊買う。米子空港まで送ってもらい、これから車で広島実家に帰るTさんと別れる。空港喫茶店ビールを飲んだりカレーを食べたりする。この店は空港の食堂としては、かなりレベル高し。なんとか時間をつぶし、待合室に入ってからまた1時間待つ。眠くてもうろう。8時にフライトで9時すぎに羽田空港着。降りてから外に出るまでの長いこと。浜松町経由でウチにたどり着いたのは11時前だった。


昨夜募集した「本の山」自慢に、続々メール届く。ネタとともに写真を添付してくれた方も。いずこも同じだが、違うところもあって、眺めてニヤニヤ笑う。女性からも数人メールがあって、嬉しい。順次お返事しますので、しばらくお待ちを。自慢メールはまだまだ受け付けてます!


秋も一箱古本市の店主一覧が発表されました(http://sbs.yanesen.org/hako1/2008aki/shop.html)。今回は大家さんは3か所で、50箱。常連の屋号が多いけど、初参加の店主さんもいる。楽しみです、

とくとく 2008/09/30 12:22 うちの女房は実家に三部屋分おくりつけ、まだ一部屋占拠しているほどの本もちです。アクセサリーなんか買わないからとおもっていたのが甘かった。

kawasusukawasusu 2008/10/04 10:38 本好き同士が結婚すると悲惨ですよね。でもまったく本を読まない相手と結婚すると、理解がなさ過ぎるし…。

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2008-09-28 調査・調査の一日

昨夜は眠れぬままにネットを見たり、谷根千本のゲラ校正したりして、4時前まで。目覚ましで8時半に起きる。外は曇っている。駅の中にある立ち食いそば屋で、たぬきうどんと吾左衛門寿司押し寿司)のセット。とくにうまくはない。商店街のほうに歩き、市立図書館へ。30分前なので外のベンチで待つ。勉強しにきた中高生入り口前に集結。3分の2は女の子だ。10時に開館。


郷土資料室で調べ物。一箱古本市舞台となった商店街歴史と、板祐生について。一箱の出店者で小説家でもあるMさんから昨日、鳥取作家について聞いたのでその資料も少々。いろいろと興味深い。国書刊行会のTさんから電話が入り、図書館の外で待つ。広島から車でやって来たTさんに拾ってもらい、南部町の〈祐生出会いの館〉へ向う。途中で昼飯でもと思っていたが、食堂の類はほとんど見つからず、けっきょく出会いの館の隣の食堂で食べる。


館に入ると、稲田さんと青砥さんが待ちかねていた。企画の方向性を話し、今日明日でどんな作業をするかを相談する。貼込帖が入った箱が20箱ぐらいあり、それを開けて確認し、使えそうなものをTさんがデジカメで撮っていく。この他にも、ファイルに突っ込んであるもの、バラのものが山ほどあり、先を思うと気が遠くなる。でも、こういうところに籠もって、シコシコとメモを取る作業は嫌いじゃない。


5時に切り上げて、米子に戻る。ホテルロビーで、もと弦書房三原浩良さんと待ち合わせ。つい先ごろ、引退して実家のある松江市に戻ってきた。連絡したら、わざわざ会いに来てくださった。日曜日休みの店が多いが、ホテルのすぐ近くの焼き鳥屋は開いていた。飲みながら3人でいろいろ話す。三原さんは新聞記者出身ということもあってか、地方出版人にしては珍しく、愚痴が先行しないヒトだ。だから、会うたびに勇気付けられる。9時半まで飲み、駅まで送って別れる。Tさんと駅前のぞんざいな感じの食堂に入り、チャーシューメンを食べる。ごくフツーの中華そばでウマかった。


ホテルに戻り、いったん眠るが、2時前に目が覚めてしまい、谷根千本のゲラを最後まで見る。もう4時になるので、そろそろ寝よう。

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2008-09-27 「米子・まちなか一箱古本市」無事終わりました

朝目が覚めたら9時前。8時に目覚ましかけてたのだが、鳴らなかったのかな? 外に出て、朝飯を食べられる店を探すが、こういう地方都市の駅前では見つからない。けっきょく今日の会場近くまで歩いてしまい、商店街の中にある喫茶店モーニング。あとから、昨夜一緒に飲んだMさんが入ってきた。この喫茶店は飲み屋の並ぶ路地にあるのだが、その中に〈亀公〉という店があるのがおもしろかった。


今日はこの商店街で前からやっている「戸板市」というフリーマーケットがあり、「米子・まちなか一箱古本市」も行なわれるのだ。釣銭を用意し忘れたことに気づきコンビニを探すが皆無(あとで永井会長に両替してもらった)。ぼくは今井書店の〈青杏文庫〉の前に出店。隣は今井の永井会長が自ら出馬。ほかの方々も、100メートルぐらいの間のシャッターが下りている店の前に箱を出している。10人ほどで合計24箱(複数箱出している人もいるので)。10時に販売開始。


今日のことは、某誌で始まる新連載の一回目に書くので、思いきりはしょるが、売り上げはさほどでもなかったが、とても楽しかった。出店者が少ない分、皆さんとたっぷり話せた。その中に「正式の証明45」(http://d.hatena.ne.jp/u-sen/ プライベートモードらしい)のu-senくんがいたのに驚愕。ナンと、下関から6時間かけて車でやってきたのだ。彼の箱もヨカッタが、ほかにもいい本を出している箱があり、10冊以上買って大荷物となる。


3時に販売終了。売れ残りの荷物を、次の開催地・仙台宅急便で送る。つい一昨日、明治日本各地を巡業して歩いた活動弁士の記録『頗る非常! 怪人活弁士・駒田好洋の巡業奇聞』(新潮社)の書評を書いたばかりだが、やってることはぼくもあんまり変わらないなと可笑しくなる。


3時半に〈青杏文庫〉の2階でミニトーク。といっても、出店者がほとんどなので、車座になって、みんなでイロイロ話す形式にした。前に「しのばずくんトートバッグ」を通販で購入してくれた(今日も持ってきてくれた)Tさんとそのお友だちや、このブログを読んでいるというヒトも参加。次回の開催に向けて盛り上がる。今後の動きはブログhttp://yhitohako.exblog.jp/)で報告されるのでご注目。【追記】すでに今日の模様の写真がアップされています。


終わったあと、地元ケーブルテレビからコメントを求められる。これからまた下関に帰るというu-senくんを引き止めて、商店街カフェ(なんか複雑な階層になっているオシャレな店)でメシをおごる。もはや「人見知り」がネタにまで昇華している彼だが、二人で向かい合っても喋んないもんなあ。しかたなく、退屈君みたいにあれこれインタビューしてしまう。ドコにも書かないけど。別れたあと、駅通りにある玄米カフェとかいうのに入り、オーガニックビールを飲み、書評の本を読む。ひとりで飲み屋に入る気も起きず、8時にはホテルに入ってしまう。テレビもつまらんし、することもナイから、持ってきたゲラでも読むか。明日から2日間、南部町祐生出会いの館〉での調査。


ホテルに帰って見た、今日山陰中央新報で懐かしい店名に出会う。「ジャズ喫茶女子大生演奏会」という記事で、「八年前に閉店した松江市千鳥町ジャズ喫茶の名店『ウェザーリポート』でこのほど、島根大学教育学部音楽研究室女子大生三人による限定ライブがあった」とある。いまどき見出しでも本文でも「女子大生」を躍らせるあたりに地方新聞のある意味の揺ぎなさを感じたりするが、それはともかく、〈ウェザーリポート〉は大学のときにいちど行って、そのだいぶあとに再訪したら見つからなかったのだ。すでに8年前に閉店していたのか。ちなみに、明後日スタートするNHK朝の連続テレビ小説だんだん》の舞台松江。まだ米子にいる日なので、初回はホテルで見てみよう。郷土愛がむやみにたかまる夜。


旅先で飲みに行かない夜は、仕事をやらねばと思いつつ、ネットを見てしまう。ブログにちょこちょこ追加しているのが、その証拠。ヒマのあるヒトはメールください。起きていれば返信早いですよ。

shomotsubugyoshomotsubugyo 2008/09/28 20:55 u-senくんオモシロいですよね。こんど会ったら相槌の練習をするつもりです(^-^*)

kawasusukawasusu 2008/09/28 22:46 相槌のオウム返しが続いてしまうような気も……

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2008-09-26 倉敷で『クラッシュ・ジャパン』

昨夜は2時半に寝て、今朝5時前に起きる。まだ真っ暗だ。千駄木から千代田線に乗り、西日暮里で乗り換えて東京駅のぞみ号の始発に乗る。自由席は適度な混み方だった。途中、ぐっすり眠り、目覚めたのは新神戸のあたり。大雨が降っているが、岡山に近づくにつれ晴れてくる。しかし、かなりの被害が出たようで、岡山から山陽線に乗り換えるとき、遅延したり運休している路線が多かった。


10時前に倉敷着。駅のコインロッカーに荷物を放り込んで、歩き出す。「えびす通り商店街」という途中で90度曲がっている商店街を通り抜け、昔の建造物を保存公開している美観地区へ。その通りをずっといったところに〈蟲文庫〉があった。店主の田中美穂さんとは東京で二度ほどお会いしたが、店を訪れるのは初めて。やっとこれた、という気分。思っていたよりも、スペースが大きく、本の量も多かった。1980年代マイナー雑誌がそこここで見つかったり、アヴァンギャルド音楽CDも扱っている。委託してもらっているぼくの『積んでは崩し』は残り3冊、武藤良子さんの『大阪京都死闘篇』は残り2冊。縁もゆかりもない倉敷の地でこんなミニコミがよく売れているということだけで、蟲文庫とそのお客さんのスゴさが判るってモンです。じっくり見て、中田政三『酒・煙草珈琲』(京阪神貿易観光協会、1955)1000円、『探偵小説年鑑』1961年版、100円、を買う。


田中さん浅生ハルミンさんと、10月末に仙台の「BOOK BOOK SENDAI」を見に行くそうで、ぼくも取材で行くつもりなので向こうでまた会いそう。というか、三人とも〈火星の庭〉前野家に泊まるつもりでいるところがスゴイ。


亀(けっこう動きがすばやい)と遊んでいると、『クラッシュジャパン』のAさんが現れる。最新号に登場する喫茶店〈ウエダ〉でハナシを聞く。『彷書月刊』次々号の取材なり。非常に刺激的だった。そのあと、えびす通りの洋食屋カッパ〉で、ハンバーグチキンカツのセットを食べる。ここでもデミグラスソースがかかっている。カツ丼といい、岡山県民はデミグラス好きなのか。Aさんにおごっていただき、感謝


そこから一人で裏通りをブラブラ歩く。蟲さんに教えてもらった古本屋を目指して、国道を歩いていたら、すれ違った三人組から「ナンダロウさん?」と声をかけられ、ビクッとする。不忍ブックストリート一箱古本市の店主さんだった。例によって顔は忘れていた(すいません)が、屋号を聞いて思い当たる。やはり東京からやってきたという。これから蟲文庫に向う彼らと別れて、こちらは〈長山書店〉へ。2階建てで、本の量がすごい。通路にも積まれているが、ジャンルごとにきちんと分類されているので、見やすい。2階は初版本や専門書で、書誌関係も多い。岡山のしげを書店(だったかな?)の戦前古書目録の合本が気になったが、2万円なので見送る。里見トンのエッセイ集『私の一日』(中央公論社)と『南天荘主人 大萩登追悼集』(刊行会)を各1000円で買う。後者岡山古書店主の追悼文集。たしか、持ってなかったはず。


まだ時間があるので、「一番街通り」(だったかな)という寂れた通りを抜けて、美観地区のほうに戻る。大原美術館のあたりは完全に観光客のための通りになっているので、裏に入っていくと、また蟲文庫の近くに戻ってしまった。〈アヴェニュウ〉というジャズ喫茶に入る。夜はライブをやるが、昼間フツーの喫茶店。でもレコード室があって、奥さんがCDをかけ替えていた。倉敷駅に戻り、4時15分のやくも号で米子へ向う。自由席ガラガラ。振り子電車にゆられているうちに眠り込んでしまった。


6時半に米子に着き、6月も泊まったホテルチェックイン塩山さんから『COMIC Mate』のゲラファクスで届いていたので、校正して返送。明日の一箱古本市主催者であるTさんから連絡があり、歩いて10分ほどの居酒屋で、Tさんの友人と3人で飲む。そのあと、米子ディープスポットである朝日町を見て、〈今井書店〉の錦町店へ。山陰タウン誌『さんいんキラリ』の表紙に、元今井書店の塩見佐恵子さんの名前が。この雑誌で連載されているようだ。懐かしく思って買った。隣接のカフェコーヒーを飲み、ホテルまで送ってもらう。明日はなんとか雨は降らない模様。「米子・まちなか一箱古本市」は午前10時から午後3時までです。「古本けものみち」を見かけたら、お気軽に声をかけてください!

okatakeokatake 2008/09/27 00:00 ああ、ぼくも「カッパ」で喰った! かつカレーだったと思う。米子のみなさんによろしく。

kawasusukawasusu 2008/09/27 00:04 「カッパ」、なんか寄りたくなる店ですよね。

reds_akakireds_akaki 2008/09/27 09:50 カッパのオーナーの田辺泰志さんが昔監督をした映画は以前シネマ下北沢でやったアンダーグラウンド・アーカイヴス1958-1976で上映されました、この特集に尽力された平沢剛氏と面識が在るのかと思って佐藤心さんに尋ねたことがあります。
テヅカイズデッドを上梓する前の大先生に差し上げたisbn:433165110Xは蟲文庫で購入したものなのですね、当時私は金欠だったので千圓で贖って頂いたのですが大先生は石を賣って暮らしていた訳で何と謂う吝嗇な真似をしたかと恥ずかしい想いです

hi-rohi-ro 2008/09/28 00:08 私、田辺泰志の映画「空、みたか?」は、日本映画ベストワンなのです。田辺が京大シュルレアリスム研究会から倉敷のとんかつ屋になるまでの、切なく過激な映画です。

kawasusukawasusu 2008/09/28 00:20 おお、次々とカッパ情報が(笑)。映画は未見ですが、そのタイトルは耳にしたことがあります。ご主人の顔をもっとよく見ておけばよかった。

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2008-09-25 名前はまだない

朝8時半。西日暮里に着くのがちょっと遅くなった。明日から出かけるので、連絡すべき件の処理や、資料のプリントアウトゲラ直し、郵送などとバタバタ。2時、「チームけものみち」の美礼さんとセトさんがやってくる。こないだ運び込んだ本棚の下にレールをつけるという作業。ぼくは今日の午前だった打ち合わせが3時半に変更になってしまい、2時間ほど抜けることに。それでもナンの支障もないのがこのチームのすごいところ。戦力外か。


新橋の某社で打ち合わせ。この二週間ほどである程度資料を集めたせいか、話の進み方がゼンゼン違う。いろいろ教えてくださった皆様に感謝西日暮里に戻ると、旬公と三人でティータイムしていた。すでにレールも、本棚を引き出すための取っ手も付いていた。すごい。感心して眺めていたら、旬公に「なに、その校長先生みたいな態度は?」と云われる。文庫本棚が2つ、単行本棚が2つ。それぞれ両面に本が入る。かなりの収容能力だ。これまで数々の什器を製作してきたセトさんだが、美礼さんの設計を得て、すごいものができあがった。セトさんに「これ、名前はなに?」と訊いたら、しばらく口の中でぶつぶつ云ったあとで、「いや、まあ、まだまだ」と云っていた。今度、ぜんぶ本を入れたのを見せて、命名式をしてもらおうか。しかし、これで終わりではなく、奥の押入れの改装もある。公開パーティーをやろうとずっと云っているが、年末になってしまうか。


みんなが帰ったあと、『COMIC Mate』の書評を書く。〈Ryu〉で和風ハンバーグ膳を食べて、ウチに帰り、明日の荷物をまとめる。明日は5時起きで、のぞみの始発に乗る。やっと倉敷の〈蟲文庫〉に行くのだ。その晩から3日間は米子で。お供は単行本ゲラ一式。土曜日は「一箱古本市」ですよ。山陰の皆さん、お出かけください。では、行ってきます。

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2008-09-24 道灌山交差点で「おやじ」と叫ぶ

朝8時起き。朝方帰ってきた旬公はまだ熟睡。西日暮里に行き、谷根千本のゲラと格闘。ページを入れ替えて、台割を作成。2時前にようやくカタチができる。〈一寸亭〉でチキンライス。ここのはウマイ。谷根千工房に行き、ヤマサキさんといろいろ詰める。タイトルも正式に決まった。「芸工展」参加の「D坂シネマ」(http://www.filmpres.org/archives/365)のチラシをもらう。10月19日、21日、23日、25日で毎日違う作品を上映。目玉は大正時代制作ドキュメンタリー《Beautiful Japan》か。場所は〈協和会の蔵〉です。そのあとデザイナーIさんと打ち合わせ。この仕事、みんな近くにいるので、ハナシが早くていいなあ。


千駄木に帰り、雑用いろいろ。文庫本書評中島らも啓蒙かまぼこ新聞新潮文庫)を書いた『SPA!』と、「書サイ」(チェコ本販売サイト「クリチカ」)掲載の『彷書月刊』、、「居眠り名画座」(早稲田松竹)の『本当にあった禁断愛』、書評の載った『週刊現代』と、珍しく一日に4誌も掲載誌が届く。ちょっと仕事した気分。右文書院から、山口昌男『本の狩人 読書年代記』(3800円)をいただく。年代順に単行本未収録の書評や本に関する文章が収められている。索引書誌も含め、500ページ近くある。みすず鶴見俊輔書評集成の隣に並べておきたい。


今日は夜にヒトと会って飲むつもりだったが、先方の都合で延期。こちらもバタバタしていたので、ちょうどよかった。一段落してウチに帰ろうと、自転車で道灌山交差点まで来ると、横断歩道自転車に乗った旬公とすれ違う。声をかけるが、すでに信号が変わっている。「おやじがきのイラスト、見た?」「あれ、文字に間違いあったぞ」という会話を大声で交わす。完全にすれ違い生活だな。


明後日倉敷経由で米子へ行き、27日(土)に「米子・まちなか一箱古本市」に参加します。まだ出店者が少ないみたいですが、ギリギリまで参加を受け付けると思うので、不要な本がある人や本屋さんごっこを楽しみたい方はぜひご連絡を!


米子・まちなか一箱古本市


■日時:平成20年9月27日(土)午前10時〜午後3時

■場所:本町通り商店街(戸板市)〜笑い通り商店街(笑い市)

■本部:今井書店/青杏文庫2階

 ※イベント終了後、3時30分より今井書店青杏文庫2階にて

  南陀楼綾繁(なんだろう・あやしげ)氏のミニトークショーを行います。

■出店無料ミニトークショー入場無料


【お問い合わせ・出店のお申しこみ】

米子・まちなか一箱古本市プロジェクト/夢蔵プロジェクト

担当:桝井(090ー7127ー6689)/田中(090−2805−2259)

E-MAIL ta-na-ka@imail.plala.or.jp

ファックス(0859)22−5592

http://yhitohako.exblog.jp/

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2008-09-23 眠くなるパズル

朝8時半起き。祝日だが、やらないとまずいこと多し。西日暮里で総目次の続き。雑誌というのはその号その号が勝負だから、通して見ると目次の立て方がずいぶん変わってくる。それをあとで総目次としてまとめる側はたいへんだ。今回はヤマサキさんがまとめたのをベースに、ぼくが表記上の統一をはかりながら編集しているのだが、例外続出に頭を抱える。一度法則を立てて半分ぐらいやったところで、変えた方がいいと思い立ち、その後別の法則でまとめる。となると、前の半分はまたやり直しになる。思わず電話ヤマサキさんに愚痴ってしまった。だけど、こうやって目次だけを見直していくと、新たに判ることもありオモシロイ。ぼくはこの雑誌には原稿は書いてないと思っていたが、一回だけ短いのを書いてるんですねー、すっかり忘れていた。


1時にいちど区切りをつけ、外出。阿佐ヶ谷駅前の〈丸長〉で半チャンラーメン。〈ラピュタ阿佐ヶ谷〉で、中平康監督結婚相談》(1965)。中平映画は当たり外れが極端だが、コレはハズレかなあ。芦川いづみオールミス結婚相談所に通う女を演じているので、コメディかと思ったら、どんどん悲惨な方向に。ストーリーにリアリティがない上に、演出もとんちんかん。なんだ、あの取ってつけたようなラストは。新宿で降り、〈紀伊國屋書店〉の5階へ。「紀伊國屋新宿」フェア第2弾をやっている。「わめぞ」が古本を出していたが買わず。『新宿紀伊國屋書店60s・70s』という無料配布の小冊子をもらう。冒頭が『新宿プレイマップ』の本間健彦さんの文章だ。


西日暮里に帰り、総目次の続き。7時までかかって、ようやく完成。疲れた〜。ウチに帰り、晩飯を食べながら、テレビで録画したアレクサンダー・ペイン監督サイドウェイ》(2004・米)を観る。デブで目がギョロギョロしているポール・ジアマッティの主演。なんということのないハナシだが、最後まで観てしまった。そのあと、谷根千本の初校ゲラを見る。ページの下半分が余っているところにコラムを入れたり、別のところからコラムを移動させて来たり、文字を追い込んで行数を減らしたり、とパズルをやっている気分。最後まで一通り見おわったら1時半。これでようやく台割がつくれそうだ。

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2008-09-22 メジャーおじさんとミニコミ甥っこ

朝8時起き。雨が激しく降っている。西日暮里に行き、谷根千本の総目次や年表のまとめ、連載のゲラ直しなど。1時すぎに出て、小川町へ。ラーメンを食べて、H社へ。会社の前でKさんにバッタリ。昨日、同じ時間に〈神保町シアター〉にいたらしい。声をかけたけどぼくが気付かなかったとのこと。すいません。H社で貴重な資料のコピーをいただく。これは役に立ちそうだ。


東京堂書店〉で畠中さんに会い、11月の新刊について相談する。『週刊三階』の4、5号をもらう。前者はぼくが、後者武藤良子さんが題字を書いている。『積んでは崩し』の紹介、ありがたし。内澤のイラストをうまくコラージュしている(本の山の上で踊るは「けものみち文庫」のマークだ)。お、和光大生の『キクロク』も紹介されている。石田千さんのコラムもあり。これだけオモシロイ読み物なのだから、無理して週刊にすることないのだが、「実は◎月◎日号」と本来ありうべき発行日を書いているので、そのうち取り返すつもりなのだろう。


リトルプレス棚の正面にある音楽書の新刊を見て、目を疑う。朝妻一郎『ヒットこそすべて オール・アバウト・ミュージックビジネス』(白夜書房)。音楽評論家からスタートして、多くのミュージシャンプロデュースし、音楽ビジネスの大立者になったヒト。じつは旬公の叔父さん(伯父さん? どっちだっけ)である。ぼくの一族はオール職人で、世間に名前が知れている人は皆無なので、結婚してあの朝妻氏が親戚になると知って、かなり驚いた。しかし、お目にかかったのはたった一回だけ。本書は過去の文章に加えて、語り下ろし、書き下ろし、対談(大瀧詠一とも)があり、474ページというボリューム。詰め込みすぎような気もするが、スタッフを見て納得。企画白夜書房の藤脇邦夫(ザッパ本などを企画、著書に『出版幻想論』)、取材・構成がミニコミリズム&ペンシル』の松永良平・住田ひろ志(松永氏は『小野瀬雅生ギタリスト大喰らい』ブルースインターアクションズ、にも関与)、そしてアートディレクションは小西康陽! 朝妻氏の顔写真を大きく使って、レコードジャケット風にキメている。あとで旬公に見せたら、やっぱり驚いていた。それにしても、このタイトル臆面のなさ(思い切りのよさ)はスゴイ。マイナー世界にいる義理の甥に聞かせてやりたい。あ、オレか。


千駄木に戻り、デザイナーIさんの事務所で、谷根千本の初校を受け取る。いろいろ調整しなければならぬ点が多い。一気に片付けるしかない。Iさんにはもう一冊、お願いしており、ほぼ同時に追い込みになりそうで申し訳ない。西日暮里に戻って、総目次の続きをやるが、1時間やると眠くてアタマが働かなくなる。データ整理はあまり長時間できない。


10月か11月に名古屋岡崎武志さん(あ、今日コクテイル〉でトークだった)の『雑談王』に合わせて、「sumus祭り」をやりたいと晶文社のTさんから打診あり。同人が集まってトークするというので、久しぶりに会いたいのだが、問題はヒマと金。今週末に一箱古本市(まだまだ募集中!)で米子、来月半ばに図書館取材で福岡、末は「BookBookSendai」で仙台、11月に「ブックオカ」で福岡と、やたらいろんな場所に行くことになっているのだ。なるべく仕事がらみにしているとはいえ、どうしてもカネが出ていかざるを得ない。今月・来月はずっと金欠だ。いまからでもイイので、地方での「ついで仕事」をくれる方がいたらご連絡ください。


今日発売の『週刊現代』で、柳広司ジョーカーゲーム』(角川書店)の書評を書いています、柳氏の本は『漱石先生の事件簿 猫の巻』(理論社ミステリーYA!)を読んでハマり、過去の作品を3ヶ月ぐらいで一気に読んだ。同じ1967年生まれということもあって、気になる作家の一人だ。

2008-09-21 コミガレのDJプレイ

朝8時起き。9時ごろに鎌倉の両親来る。西日暮里に行き、『進学レーダー図書館原稿。2時前に一段落。雨の中を神保町へ。〈小諸そば〉でざるそば焼肉丼のセットを食べ、〈高岡書店〉で島本和彦新吼えろペン』第11巻(小学館)、黒田硫黄大金星』(講談社)を買う。〈書泉グランデ〉で、樋口尚文『「月光仮面」を創った男たち』、太田尚樹『伝説の日中文化サロン 上海・内山書店』を買う。両方とも平凡社新書なり。ちくま学芸文庫柴田宵曲がほしいのだが、見つからず。他の店でもコレだけ置いてなかった。高定価だから仕入れが少ないのか?


小宮山書店ガレージ古本を1、2分覗く。今日BGMあがた森魚。前はHONZIだった。一貫した方向性を感じる。CDをかける権利のある店員が、自分の趣味で選んでいるに違いない。こんどから「いま演奏中のCD」としてジャケットを掲示してくれるともっとイイのだが。


神保町シアター〉で、特集「松竹女優たち」。チケット売り場で、またしてもキレているじじいがいた。スタンプ5回で1回サービスになると、一回につき何円になるのかというご下問に、お姉ちゃんが口ごもっていたら、「聞いてるだろ!」と怒鳴りつけていた。自分で計算しろよ。最近思うのだが、こういう老人たちは若い人の返事が聞き取れてないのでいらだつのかもしれない。いまの若い人が店に立つと、やたら早口でマニュアル喋りするから、ときどき日本語に聞こえないことがある。


今日観たのは小林正樹監督《からみ合い》(1962)。岸恵子主演で、会社社長の遺産相続をめぐる関係者たちの文字通り「からみ合い」を描く。山村聡仲代達矢芳村真理宮口精二と芸達者な役者が出ているが、ストーリーが平凡なのでもったいない。もっとどぎつくつくれば面白くなっただろうに。終わって出たら、いちど止みかけていた雨がまた降っている。〈東京堂書店〉に寄るつもりだったが、忘れて帰ってしまう。ま、いいや、明日も来ることだし。


西日暮里に戻り、島本和彦新吼えろペン』第11巻を読む。これで完結だが、意表をつくラスト。どうもまた続編をやるつもりらしいが、もっとキチンと描いて完結させるべきだったのでは。末尾に羽海野チカメッセージを。このヒト、いろんなマンガコメントを寄せていて信用できない。1時間ほど谷根千本の総目次の整理をやって、ウチに帰る。

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2008-09-20 今年も開成古本市へ

朝8時起き。雨があがって、日差し暑いフィルムセンターに行こうと出かけるが、千代田線から大手町半蔵門線に乗り換えて、三越前銀座線に乗り換え、というめんどくさいルートをとってしまう。京橋に着いて、〈INAXブックギャラリー〉を覗く。「本の本」のミニフェアをやっていた。


フィルムセンターで特集「生誕100年 川喜多かしこヨーロッパ映画黄金時代」。この回は2本。まず、ロベールアンリコ監督《ふくろうの河》(1961・仏)。川の上の鉄橋で処刑されんとする男がひたすらに逃げて……。30分ほどの短篇で、最後までテンションがとぎれない。叙情的な音楽もイイ。原作アンブローズ・ビアス。もう一本は、ジャン=ピエールメルヴィル監督いぬ》(1962・仏)。こっちを目的に来たのだが、最初の数分で眠くなり、しばらくウトウトしてしまう。おかげで起きてからストーリーが判らず、ノレないままだった。


終わって〈八重洲ブックセンター〉に寄り、武村雅之編『天災日記 鹿島龍蔵と関東大震災』(鹿島出版会)を買う。山手線西日暮里に帰ると、駅前は開成学園の文化祭に向かう人たちで一杯。台風が接近してるとのことで、開始時間を遅らせたようだ。2階に上がり、いつもの古本市を見る。今回はいつもより本の量が少ないかな。図書館の廃棄本で角川文庫が大量に出ていたので、10冊ほど買う。一冊30円なり。焼きそばを買って、仕事場で食べる。谷根千本の年表を整理し、『進学レーダー』の書評原稿を書く。そのあと〈ときわ食堂〉へ。


東京新聞の夕刊に「漫画イキガミ』が星作品と類似 次女サイトで指摘」という記事が。『ヤングサンデー休刊後に『スピリッツ』に移ったマンガだが、これが、星新一の「生活維持省」に類似していると、次女の星マリナ公式サイトで書いているというのだ。星新一公式サイトができていたこと自体にびっくり。サイトhttp://www.hoshishinichi.com/)には、期間限定で「生活維持省」の本文が公開されている。そこで比較されている概要だけだと、そこまで似てるかなあという印象だが。まあ、すっかりこの作品のことを忘れていたので、なんとも云えない。もしこの先報道が続くのであれば、ぜひ栗原裕一郎さんに検証していただきたいところ。でも、このまま幕引きになる気配だ。


秋も一箱古本市に合わせて、両親が出雲から上京することになり、宿を手配しなければならない(ウチには泊まれない)ので、谷中本郷旅館に当たってみるが、どこもすでに予約で満室。やっぱり人気あるんだなあ。しかたなく日暮里ビジネスホテルを予約。駅から近いのが取り柄か。

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2008-09-19 サボテンとひなぎく

朝8時起き。雨がポツポツ降っている。西日暮里に行き、谷根千本のまえがきを書く。旬公の本のオビ文を依頼していた方から快諾のメール。うれしい。書き終えてから、千代田線で出かける。国会議事堂駅で丸の内線に乗り換えて、新中野へ。交差点のところにある「新中野ビル」の上のほうのボロボロさに感動。ソウル香港ビルみたいだ。デジカメ持ってくればよかった。


地図プリントアウトしてきたが、ちょっと迷って、〈ギャラリー冬青〉へ。写真集の版元である冬青社の1階にあるギャラリーで、中庭があっていい雰囲気。同社から出た、白石えこさんの初の写真集サボテンとしっぽ』に合わせての展覧会をやっている。たまたま中里和人さんもいらしていた。写真集と同じ作品だが、大きいサイズで見ると、また印象が違う。どういうシチュエーションで撮ったのか判らなかった写真について教えてもらい、納得。中里さんが帰った後も、白石さんと話す。読売新聞連載の枝川公一さんの「東京ストーリー」で白石さんが登場した記事を見せられて、一昨年にぼくと旬公が載ったと云ったらビックリしていた。


白石さん、中里さんの写真現在富士吉田市で行なわれている「まちがミュージアム2008」でも展示されている。このイベント、いつも行きたいと思っているけど、なかなか行けないんだよな。今年は21日(日)まで。


また、向島では中里さんの写真展が。

中里和人個展『夜・自然・もうひとつの東京


期 日: 2008年9月27日(土)〜10月12日(日) 会期中無休

時 間: 月〜金(12:00〜19:00)、日(12:00〜18:00)

会 場: 現代美術製作所

     〒131-0031東京都墨田区墨田1-15-3

     ※東武伊勢崎線東向島駅より徒歩約3分

http://www15.ocn.ne.jp/~g-caf/


9月27日(土) オープニングイベント(入場無料

◆第1部 17:00〜18:00 

 NPO向島学会平成20年度 第2回 交流サロン」

(1)アルトナーレ2008について オッテンゼン⇔向島の交流をめぐって

 報告:山本俊哉/ 記録映像:住中浩史

(2)写真展『夜・自然・もうひとつの東京』について

トーク:中里和人遠藤清(木土水)

(3)向島学会活動報告


◆第2部 18:00〜20:30 

オープニングパーティー

 ※華道家・上野雄次による花いけのパフォーマンス投げ銭興業)があります。


駅前まで戻り、古本屋を見つけて入ろうとしたら、入り口まで積みあがっている。「お気軽にお入りください」と貼り紙があったが、入らずに丸の内線に乗る。荻窪の北口の小路にある〈富士〉で、鮭フライ定食。冷奴やタクワンと具がたっぷり味噌汁がついて、580円は安い。


タウンセブンを抜けて、〈ひなぎく〉へ。23日で閉店するので、最後に見ておこうと思って。西岡兄妹展覧会の初日ということもあり、ほぼ満員。次から次へとお客さんが入ってくる。幸い、市川さんも小山さんもいて、ちょっと話せた。『いろは』は来年に別冊を発行するとのこと。吉屋信子『私の見た人』(朝日文庫)と山田順子『女弟子 わが肉体と心情の遍歴』(あまとりあ社)を買う。市川さんの『おんな作家読本』の影響が丸判りですが。アイスコーヒーを飲み、お店の人に挨拶して出る。この店がなくなったら、この辺りを歩くこともめったになくなるだろうと思う。


なお、閉店後の27日(土)と28日(日)14〜19時、海月書林ありがとうセールを行なうそうです。「古本雑貨を10〜30%割引(場合によってはもっと)で販売する予定」とのこと。よかったら、ぜひ。http://www.kurageshorin.com/


西日暮里に戻ったら、4時。細かい用事をこなしていると、たちまち時間が過ぎる。

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2008-09-18 ふちがみとふなとライブ&トーク、立ち見受け付けます

10月22日(水)のふちがみとふなとライブ&トークですが、おかげさま予約が50人に達しました。ここから先は、「立ち見、あるいは観づらくてもOK」の方を対象に、あと10名ほど予約を受け付けます。それで完全に締め切りますので、早めにご予約ください。詳細は以下にあります。

http://www.yanesen.net/horo/info/1682


朝から仕事場で、『進学レーダー』の書評の本を読む。毎回3冊なのでいつもはすぐ読める本を混ぜておくのだが、今回は読みごたえのある本が並んだ。その一冊、高田理惠子男の子のための軍隊学習のススメ』(ちくまプリマー新書)は、軍隊戦争を描いた小説を紹介した本。なるほどジュニア向け新書でこのテーマかと感心した。必要以上にくだけた言い回しやすべりまくっているギャグがなければ、満点差し上げたいのだが……。もうひとつ気になったのは、赤沼三郎という推理小説家について、「雑誌新青年』で活躍し、現在でも推理小説ファンには馴染みのある名前だと思います」という部分。ホントですか? ぼくはそこそこ推理小説が好きだけと、馴染みはないっす。


もう一冊は、折原一クラスルーム』(理論社ミステリーYA)。ジュニア向けなのに、いつもの悪意ある世界が展開。姉妹編『タイムカプセル』も読まねば。そして、市川慎子『おんな作家読本明治生まれ篇〕』(ポプラ社)。作家のセレクトと、彼女たちのエピソードのセレクトが絶妙。たまらなく吉屋信子が読みたくなり、『自伝女流文壇史』(中公文庫)を引っ張り出す。ひとつだけ難点を挙げれば、文字が小さいのでオジサンには読みづらいこと。


青木正美さんから『自己中心の文学 日記が語る明治大正昭和』(博文館新社)をお送りいただく。日記が「自己中心の文学」とは的確な定義だ。何十年もにわたる日記書き・日記読みの青木さんならではの本だな、これは。


晶文社の「スクラップ通信」の臨時増刊号は『雑談王』特集。裏を見ると、『sumus関係者晶文社からの刊行物リストが。魚雷さんの本も扉野さんの本と一緒に、ぼくや扉野さんの共著『ミニコミ魂』も。ちょっとだけ自慢すると、『ミニコミ魂』がいちばん早いのです。『雑談王』関係では、〈青山ブックセンター青山本店で岡崎山本フェアは開催中、22日に〈古本酒場コクテイル〉で岡崎さんのトーク、10月上旬からは〈リブロ名古屋店で「sumus祭り」があるそうだ。


朝からなんだか眠くて、本を読みながら、ソファでうたたね。5時ごろに出て、大手町乗換えで門前仲町へ。久しぶり。〈魚三酒場〉に寄ってみるが、当然のごとく満席で待っている人もいる。諦めて〈朝日書店〉を覗いてから、前を通ると、ひとつだけ空席が。酒を2杯飲み、アジタタキやあなご天ぷらを食べる。安いしウマイのだが、おばさんの無愛想さは相変わらず。真正面にいるときに注文しても、絶対に返事をしないので、通っているのかどうかワカラナイ。酒1杯もらうのに何度云ったことか。あれが「しきたり」になってるのは、妙なものである。この店に来ると、なんだかいつも自分が卑屈になっている気がしてしまう。もっとフツーに接したいものだ。


ちょっといい気分になり、〈門仲天井ホール〉へ。「くりくら音楽会 ピアノ大作戦」という企画。客は20人ほど。まず、渋谷毅石渡明廣デュオ。いつもの「月の鳥」の世界にひたっているうちに、眠くなってくる。ちょっと意識を失っていたら、膝をつつかれてハッと起きる。どうもイビキかいてしまったようで、前の人に注意されたのだ。静かなホールだからよけい音が響いたはず。すみませんでした。すっかり目を覚まして、次の小川美潮ピアノ吉森信デュオを聴く。吉森はスプラゥトゥラプスのメンバーでもあるが、この二人だけでやるのは初めてだそうで、普段やらないという曲が聴けた。吉森のホンキートンクっぽいピアノに乗せられて、美潮さんの歌もひとつの楽器のようになっていった。タブラトゥーラに提供した「へべれけ」が聴けたのがよかった。終わって帰ろうとエレベーターを待っていたら、渋谷さんに声をかけられ、握手を求められる。飲んでいるといつも握手するんだよな、渋谷さんは。


千駄木まで帰って、交差点信号待ちしていたら、向こうにはとちゃんが。いつも同じスタイルなので、すぐ判る。芸工展では〈谷中ボッサ〉と〈レインボーキッチン〉で展示するとのこと。

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2008-09-17 谷根千工房の流儀

朝8時起き。眠い。二冊の本の編集作業と、書評の本読み、ゲラ戻しなどをごっちゃにして進行。1時すぎに西日暮里のすし屋で鉄火丼。戻ってまたいろいろ。5時頃に自転車で出かける。谷根千本に関してある方と連絡を取らねばならないのだが、ヤマサキさんは「家は知っているけど住所は知らない」と云う。それで直接手紙を持っていくことになったのだ。しかし、教えてもらったあたりを何度も通っても、それらしき家は見つからない。電話で聞くと、「◎◎の斜め前にあるはずなんだけど、でも◎◎は表札出てないし」などとおよそ手がかりにならない情報を教えてくれる。結局、本人に電話してもらって、手渡すことができたが、「新しいマンション」のはずが普通の一軒家だった。もう、いつもこんな調子だ。


谷根千工房の人たちと仕事をしてすごいなと思うのは、23年もこの雑誌を続けていて(ヤマサキさん、モリさんはその前にも出版社での経験あり)、この人たちが一向に(職業的なプロという意味での)編集者らしくないというところだ。名簿を探すより直接出かけて行って話す方が早いとか、人に頼むよりは自分でやってしまう方が楽とか。最初はそれが普通であっても、多くの編集者は歳を経るうちにもっと効率的なやり方を身につけていく。しかし、彼女たちは確信的というよりは無意識にそうせずに、結果として「地域雑誌」にいちばんふさわしいやり方を続けている。この本の仕事をしていると、自分の中にこびりついた編集者の習性(その大半はつまらないものだ)が、ボロボロとこぼれていく体験ができる。それはとても快感なのだ。あ、云うまでもないが、もちろん彼女たちの誌面づくりのセンスは抜群です。職業的な編集者が束になってもかなわないぐらいに。


6時半に〈ブーザンゴ〉で国書刊行会のTさんと会う。今月末に米子で行う調査についての打ち合わせ。10月刊行開始の『定本 久生十蘭全集』全11巻のパンフレットをもらう。全20ページで推薦文+過去の十蘭讃+年譜+全巻内容という構成。間違いなくあとで価値が出る内容見本だ。もちろん中身もスゴイ。三一版全集に未収録のものが多いとは聞いていたが、ほぼ2倍の収録量。未収録のものは色字で示されているが、巻によってはまるまる未収録だけというものもある。ぼくは三一版と教養文庫のセレクションを持っている程度だが、この全集には心惹かれる。1巻9975円(税込)は厳しいが、年4冊配本だからなんとかついていけるかも。問題は置き場所だな。ちなみに、こんなブログがありました。「久生十蘭オフィシャルサイト準備委員会http://blog.livedoor.jp/hisaojuran/


そのまま残って、8時からいつもの茶話会。12、13人ぐらい集まる。今日お話東京新聞のMさんで、新聞の出版広告について話してくれる。いわゆる「サンヤツ」広告を見るのが好きなのだが、並べ方や広告のつくり方にそんな強固なルール(あるいは慣習)があるとは知らなかった。一同、ビックリの体。貴重な資料も見せていただく。30分程度ではもったいなかったかな。もっとじっくり聞きたいテーマだ。11時に解散して、ウチに帰る。


昨夜に続き、DVDマーティン・スコセッシ監督《ノー・ディレクション・ホーム》(2005・米)を観る。ボブ・ディランドキュメンタリー。2枚組で200分以上ある。ぜんぜん興味を持ってなかったけど、周りでこの映画観ている人が多いので。キャプションが少ないし、曲の歌詞も訳してないのでよく理解できたとは云えないが、おもしろかった。フォークからロック調の曲に変えて以後のファンからの非難が凄い。「客はディランが好きだけど、していることは好きじゃないんだ」という発言あり。マスコミからの取材もめちゃくちゃに増え、パパラッチに囲まれたディランカメラで彼らを写し返すシーンもあった。いまハリウッド俳優がやってる手だ。自分の進む道が見えすぎている者の孤独、という点で、『hon-nin』の樹木希林インタビューを思い出す。オレは凡人でつくづくヨカッタとも。

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2008-09-16 『雑談王』と「バラエティ・ブック」(雑文集)

昨夜、『雑談王 岡崎武志バラエティ・ブック』(晶文社)を読了。まえがきの「なんとなくジャズミュージシャンはみな鬼籍に入っているような錯覚」という一文で、そうそうと思う。あとがきにあるように「放課後雑談」の中で出てくるような鋭く、共感をもたらす指摘だ。この一文でスッと本文に入って行けた。テーマごとに章を4つ立て、あいだに短いコラムと対談を入れている。『sumus』掲載文など半分ぐらいは読んでいると思うが、『月刊生徒指導』の一箱古本市についての文などは知らなかった(教えてもらって忘れてたかも)。いちばん古いのは1987年、『海浪』のディック・フランシス論だが、いまの文体とかなり隔たりがある。いまならぜったい使わないだろう表現も出てくる。バラバラに書かれたものをまとめた本では、このように書き手の過ごしてきた時間がにじみ出てくることがある。


本書が「バラエティ・ブック」であることについては、多くの人が書いているが、「空想書店 書肆紅屋」(http://d.hatena.ne.jp/beniya/20080915)さんの以下の文が、ぼくの感想を先取りしてくれている。


雑談王』を読み終わって感じたのは、コラムエッセイ、対談などが入っているA5判の本だからバラエティ・ブックだというわけではないこと。そこには、本全体の構成力、全体の流れや組版など編集力も大事なことがわかってきた。その点で『雑談王』は、晶文社らしさを感じさせてくれた。


そうなのだ。バラエティ・ブックは「雑文集」と言い換えてもいいと思うが、この種の本は連載をまとめた本などと違い、著者と編集者の共同作業の面がつよい。もっと云えば、イラストレーターや装幀家までを共犯関係にしての共同作業だ。ちょっと方向を変えれば全然別の目次になってしまうのだが、それでもこの構成がベストだと云い切れる力強さが、バラエティ・ブックには求められる。


先日、高崎俊夫さんのトークでも話題に出たが、編集者はそれぞれ自分なりのバラエティ・ブック(雑文集)のスタイルを持っている(あるいは持っているべき)だと思う。高崎さんの場合は、宇田川幸洋『無限地帯』(ワイズ出版)や『中条省平の秘かな愉しみ』(清流出版)がそれにあたり、ぼくなら、塩山芳明東京の暴れん坊』(右文書院)や『海野弘 本を旅する』(ポプラ社)がそうなるだろう。「晶文社バラエティ・ブック」を真似るだけが能ではないのだ。その意味で、岡崎さんのこの本は、晶文社バラエティ・ブックへの敬愛は感じられるが、過度に模倣してはいない。それでイイのだと思う。


先の宇田川幸洋『無限地帯』のあとがきをちょっと引用しておく。


はじめ、ぼくはその【高崎氏が立てた方針による】ならべかたの意味がまるでわからなかった。つい最近、再校のときに、全部順序どおりに読んでみて、やっとそのたくらみがわかった。(略)

普通編集者は最初の読者である、ということはよくいわれるけど、この本では、編集者のたくらみによって、著者が最初の読者にされてしまった。


もちろん、これは編集者が好き勝手にやっているということではない。著者が編集者を信頼して任せるだけの度量があり、出来上がった構成に「新たな自分の可能性」を見出すことができる能力を持っていて、初めて可能になることなのだ。『雑談王』のあとがきにも、「一冊本をまとめることは、じつは著者への一番の刺激となるのだ」という述懐があった。


ところで本書には、ぼくの名前も出てくる。二カ所あるのだが、それぞれペンネーム本名だ。判る人には判る、という感じで、ちょっと嬉しくなった。


7時半起きで仕事場へ。打ち合わせの準備。9時半に出て、東銀座のYさん事務所ポンポンアイデアが出て、かなりのところまで固まる。終わって、銀座六丁目の〈ギャラリー アーチストスペース〉へ。ここで「鬼放展 ダダカン2008 糸井貫二・人と作品」が開催中なのだ。ダダカンについては、竹熊健太郎の名著『箆棒な人々』(太田出版、現・河出文庫)で知り、その後、仙台一箱古本市で「ダダカン本」を出品している箱から、ダダカンの記事が載った『美術手帖』を買った。しばらく前に、「ダダカンの展覧会企画している」という方からメールがあり、その『美術手帖』を貸してほしいと云われたのだが、ちょうど「けものみちリニューアル最中で見つからなかった。


そんなわけで、楽しみにしていたのだが、期待は裏切られなかった。あまり広いとはいえない会場のあらゆる壁面や平面に、ダダカンのパフォーマンス写真メールアート、覚書などが展示されている。裸パフォーマンスに使うペニスキャップガラスケースに入っているのがほほえましい。秋山祐徳太子をはじめとするアーティストダダカンに捧げる作品を出品している。1965年精神病院から退院するときに、医師に出した誓約書の一項に「一、創作出品はせず観る丈にいたします」とあるのがなんか泣かせる(しかし、その後40年以上も「創作出品」を続けており、観るだけの立場にはいまだなっていない)。もうひとつ、以下のメモ1960年)も心にしみた。


先生につけば ほめられたくなり

弟子をもてば きどりたくなり

やはり ひとりが なんでも やりたい事が

思いきり できそうだ


芳名帳に名前を書くときに、ぼくの前に「高熊洋平」という名があった。仙台の一箱でダダカン本を出し、その後〈書本&cafe magellan(マゼラン)〉(http://magellan.shop-pro.jp)をオープンした人だ。こんどの「BOOK BOOK SENDAI」のメンバーでもある。会場でバッタリ出会えたら、おもしろかったのだが。


高円寺でも第二会場として展示しているというので、丸の内線新高円寺へ。〈Para GLOBE〉での展示を見る。こちらはメールアートが中心だ。今回の展示は両会場ともレンタルスペースで行なわれており、充分な広さがあるとは云えない。それに統一的なサイトもないので、情報を把握しづらい。第一会場は20日(土)まで、第二会場は27日(土)までやっているので、検索して足を運んでください。それにしても、12日(金)に浅草木馬亭〉でやった「ダダカンシンポジウム」を見逃したのは惜しかった。


バスに乗って阿佐ヶ谷駅へ。南口の〈阿南古堂〉の並びの店が軒並み閉まっているので、不審に思ったら、再開発されるらしい。〈阿南古堂〉も5月に閉店していた。阿佐ヶ谷ロフトのトークのときに寄ったのだが、その後は開いてなかった。たんに休みかと思っていたのだが。この店でバイトしている助教授も教えてくれなかった……。赤羽移転貼り紙にあったが、店売りは続けるのだろうか?


〈書楽〉で、大阪オールスターズ編著『大阪呑気大事典』(宝島文庫)、門倉貴史『偽造・贋作ニセ札闇経済』(講談社文庫)、三津田信三『凶宅』(光文社文庫)を買う。〈ラピュタ阿佐ヶ谷〉で次の回のチケットを買い、久しぶりに名曲喫茶ヴィオロン〉で時間をつぶそうと思ったら休み。仕方ないので、北口の古本屋を2軒見て、アーケード喫茶店書評の本を読む。ラピュタに戻り、鈴木英夫監督《黒い画集 第二話 寒流》(1961)を観る。先日この映画のことをヒトと話したときに未見だと云ってしまったが、前に観てました。そのせいでもないが冒頭から熟睡。おもしろい映画だとは思うが、池部良があまりにも身勝手なので、どんな目にあっても同情する気になれない。西日暮里に帰り、ゲラ戻しや書類づくり。雑用がなかなか途切れない。


神戸海文堂書店〉で以下のサイン会があります。


佐野眞一さん トーク&サイン会


と き : 2008年10月2日(木)  午後5時半〜6時半

ところ : 海文堂書店 2F・ギャラリースペース <Sea Space>

入場無料


佐野さんが精力的に取材・執筆されています【 満州沖縄 】をテーマお話しいただきました後、サイン会をおこないます。


佐野眞一さんの近著

沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史』(集英社インターナショナル/1,995円/2008年9月26日発売)

甘粕正彦 乱心の曠野』(新潮社/1,995円/2008年5月発行)

『阿片王 満州の夜と霧』(新潮文庫/820円/2008年8月発行)


佐野眞一(さの・しんいち)

1947年、東京生まれ。1997年、『旅する巨人』(文藝春秋)で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。著書に『宮本常一のまなざし』(みずのわ出版)、『だれが「本」を殺すのか(上・下)』(新潮文庫)、『響きと怒り』(日本放送出版協会)、『枢密院議長の日記』(講談社現代新書)など。


海文堂書店

〒650-0022 神戸市中央区元町通3-5-10

TEL 078-331-6501

FAX 078-331-1664

http://www.kaibundo.co.jp

e-mail books@kaibundo.co.jp

okatakeokatake 2008/09/16 11:47 ありがとう、恩にきます。金沢では田川くんにすっかりお世話になりました。あうん堂もよかったし、河上くん、米子の次は金沢でしょう。一箱古本市の水戸黄門としては。ぼくもうっかり八兵衛ぐらいで、ついていきます。

kawasusukawasusu 2008/09/16 18:03 じつは2006年3月に、金沢のお寺の境内で行なう企画が進んでいたのですが、土壇場で中止になっています。
http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20060309
あうん堂さんたち「そらあるき」のメンバーが、やってくれないかと思っています。そのときは珍道中しましょう!

助教授助教授 2008/09/18 00:32 阿南古堂の閉店お知らせしてなかったですか。ごめんなさい。
まえに来店してくださったときは、まだ口外できない時期だったかもしれません。
赤羽でもまた店売りやると聞いています。たぶん開店準備は手伝いますので。
そのおりはお知らせしますね。

kawasusukawasusu 2008/09/18 10:29 4月は普通に営業してたからねえ。急に立ち退きになったんでしょうか。赤羽は近いので、開店したら覗きに行きます。

takakumatakakuma 2008/09/18 14:01 ご無沙汰してます。仙台の高熊です。
ボクもビックリしましたよー。東高円寺の会場で何気なく芳名帳に目をやると南陀楼さんのお名前があったものですから。僅差のすれ違だったようですね。
ところで、火星の前野さんから仙台の古本市にも出品して頂ける由伺いました。
その折にはまた是非ヨロシクです!

kawasusukawasusu 2008/09/18 14:21 携帯の番号知っていれば、連絡したんだけどね。
銀座ではぼくがあとだったので、どこかで追い抜いたんですね。
仙台の古本市はマゼランへの出品を希望しています。その時期に行けるといいと思ってます。まだお店を見てないので。では。

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2008-09-15 「妄執、異形の人々3」マラソン、完走しました

朝8時半起き。さすがにちょっと眠い。朝飯を食べたりして、10時前に千代田線で出かける。渋谷駅からいつものルートを通って、〈シネマヴェーラ渋谷〉へ。この道もずいぶん慣れたなあ。会員は8回来ると1回タダになるのだが、すでに11回に達していた。いつも1000円出していたことに気付き、今日はその特典で無料入場する。


まず、小川欽也監督《生首情痴事件》(1967)。チープで陰惨な映画づくりで知られる大蔵映画の1本。タイトルの書体からして、おどろおどろしい。裸の女の乳首を隠すときの不自然な演技、何度も挿入されるがほとんど効果をあげてないパートカラーラストで繰り広げられるドタバタのような殺し合い。すべてがスゴすぎる。映画見世物なんだなあと、つくづく思う。もう一本は堀内真直監督《海人舟より 禁男の砂》(1957)。海女漁師で生活する村の物語だが、なんだかよく判らない。30分ぐらい眠って、そのあと最後まで観るが、どうして「禁男」なのかがさっぱり不明。べつに女護ヶ島というわけでもないし……。特集の最後としてはすっきりしない作品だった。


というワケで、8月23日から毎週の土日月を費やして観た「妄執、異形の人々3」マラソンを無事完走。塩山芳明さんに「あんなくだらないのよく通うよな」と云われ、自分でも少しはそう感じつつ、意地になって通った。一つの映画館の特集を全本観たのは、たぶんこれが初めてだと思う(かなり通ったつもりでも、普通は数本取りこぼしがある)。その特権的立場(なんの?)から、この特集のベストワーストを挙げておく。


ベスト

1位 小森白監督《大虐殺》(1960、新東宝

2位 田中登監督丑三つの村》(1983、松竹映像富士映画

3位 山本迪夫監督悪魔が呼んでいる》(1970、東宝

4位 石橋義正監督狂わせたいの》(1998、石橋プロダクション

5位 牧口雄二監督《毒婦お伝と首切り浅》(1977、東映

次点 向井監督東京ディープスロート夫人》(1975、東映

  

ワースト

1位 金井勝監督《無人列島》(1969、かない・ぷろ)

2位 井上梅次監督暗号名 黒猫を追え!》(1987、プロダクションU)

3位 佐々木浩久監督《実録外伝 ゾンビ極道》(2001、徳間ジャパン


ベストは順位が付けにくいけど、インパクトの大きかったものから上位にしました。次点の《東京ディープスロート夫人》は再見なので。ほかにも、三隅研次監督とむらい師たち》、野田幸男監督青春トルコ日記 処女すべり》などがよかった。何よりも上映作全25本中24本が未見であり、ぼくにとっては発見の驚きに満ちた特集だった。来年には「妄執、異形の人々4」をやってほしい。極力通うつもりだ。


誤解なきように書き添えれば、この特集は19日(金)まではやっている。なかでも《丑三つの村》はあと2回やるので、未見のヒトは駆け付けるとよろしい。


山手線西日暮里へ。書評原稿を書く。このブログで触れた本について書けというご指名だ。書き出しがうまくいったおかげで、2時間ほどで完成。そのあと、明日の打ち合わせの準備。旬公が帰ってきたので、すずらん通りの〈鳥ぎん〉で釜めしを食べる。


秋も一箱古本市の店主さん、あと2、3人応募があるとちょうどイイ感じらしいです。後悔しないように、いまのうちに迷わずメールを! http://d.hatena.ne.jp/seishubu/

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2008-09-14 渋谷の神社でお祭りだ

朝7時半に起きて原稿書くつもりだったが、疲れてちょっと寝坊西日暮里に寄ってから、山手線渋谷へ。昨日から行き帰りに電車の中で、岡崎武志雑談王』(晶文社)を読んでいる。短い文章が多く、電車映画の休憩時間に読むのにぴったり。楽しい本だ。いろいろと感想が湧くが、読み終わってから書く。


シネマヴェーラ渋谷〉。まず、田中登監督丑三つの村》(1983)。〈ラピュタ阿佐ヶ谷〉の田中登特集で見逃したので、今回が初見津山三十人殺しが題材で、村一番の秀才と呼ばれながら、肺病で徴兵検査に落ちて村から余計者扱いされる男が、次第に追い込まれていく様子を古尾谷雅人が力演。夜這いと近親婚が習慣になっている閉鎖的な村の描写がリアル。とことん救いのない映画だが、唯一、田中美佐子可憐さに救われる(ヌードもあり)。これは傑作だ。集中してみたせいか、次の原田隆司監督《忘八武士道 さ無頼》(1974)は、冒頭から30分近く熟睡。その後もいまいちノリきれず。やっぱり、石井輝男監督丹波哲郎主演の第一作にはかなわない。


終って、百軒店の〈ムルギー〉へ。このところよく前を通っていたが、営業時間が11時半〜3時と短いので、なかなか寄れなかった。中は満席カレーじゃなく、ハヤシライスを頼んでみるが、そっちにもゆで卵が入っていたので、ちょっと驚いた。味はウマイが、やはりカレーの方が上か。道玄坂に出ると、大きな音で祭りばやしが。先週から幟が立っていたが、金王八幡宮祭りだった。車を通行止めにして、何台もの神輿が出ている。法被を着て喧嘩している奴もいた。渋谷でこんな光景が見られるとは。


西日暮里に戻り、エッセイ原稿を書く。何度か書きなおし、6時過ぎにいちおうできる。ほかにも締め切りがあるが、家でやることにして、本駒込の〈ときわ食堂〉へ。しかし、近くの神社祭りがあり、今日は夜は営業しないらしい。どこでも祭りだ。ウチに帰り、和風カルボナーラをつくって食べる。旬公は葉山に月を見に行って、今夜はいないのだった。


明日も早いのでさっさと寝ようとしたが、眠れずに『hon-nin』を読む。叶恭子特集が意外におもしろいが、吉田豪樹木希林インタビューがこの号の白眉だろう。冒頭の数行でもう緊迫感が漂う。「本人以上に詳しいっていうわりには、前に話したことばっかりよ」とハードルを上げる樹木希林に、あの手この手で切り込む吉田豪エライ。けっきょく最後になってもイイ話に落ちないところも。「あとから本に入れるとかいうな、これはこれで終わり」という本人の意思に逆らっても、いつかは単行本に入れておいてほしい、スリリングインタビューだ。他の記事(西島大介の実録マンガとか)もおもしろく、つい読みふけってしまった。そのあと眠れなくなって、遅れていた『ぐるり』の原稿を書き始め、4時すぎにできる。そろそろ寝るか。

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2008-09-13 「チームけものみち」の栄光

朝7時半起き。すぐ西日暮里へ。道灌山交差点の近くの銀行前で、植え込みに突っ伏している若者がいる。「大丈夫?」と云うと、どう見ても酔っぱらってる声で「大丈夫です」という。まあ、ほっとくかと進みかけると、後ろからついてくる。何か云っているので聞き返すと、「先に行ってください。大丈夫です」と云うが、数歩歩いたらまた突っ伏してしまった。ちょうどその店のシャッターが開いたところだったので、店の人も困っただろう。


原稿書こうとするが、とりかかれず。今日の作業のために荷物を動かす。〈シネマヴェーラ渋谷〉へ。今日から三日間通えば、今回の特集25本を全部観たことになる。冷房効きすぎて、寒い。まず、中川信夫監督怪談 蛇女》(1968)。地主にいびられて死んだ小作人の親子3人が幽霊になって出てくる。西村晃なんか、息を引き取った次のカットでもう出てくる。早っ。出現するときにはかならず蛇が一緒に出てくる。クライマックスでは何十匹も出る。蛇嫌いには厳しい映画だ。地主河津清三郎小作人の娘の桑原幸子、その恋人村井国夫らの演技がいい。山城新伍が狂乱するシーンもなかなか。演出も落ち着いていて、ヘンな云い方だがうわついたところのない怪談だった。


もう一本は、今井正武士道残酷物語》(1963)。中村錦之助が何人もの主人公を演じる、いわば「ひとりオムニバス映画」。同じく中村主演の《冷飯とおさんとちゃん》(1965、田坂具隆監督)と同様だ。この時期にこういう形式が流行ったのか、それとも中村の好みなのか。どうしても長くなりがちなスタイルで、途中ちょっと寝てしまった。後半、加藤嘉が色キチガイの元殿様役で出てくる。


急いで西日暮里に戻る。コンビニで買ったもので遅い昼飯。高橋美礼さん、〈往来座〉のセトさん、まこちさんがやってくる。「チームけものみち」の書斎プロジェクトの作業日だ。セトさん力作の本棚、前回は文庫用だったが今回は単行本用2台。たくさん入りそうだ。床の状況を確認して、本棚を引き出すためのレールを設置することになる。そこで急遽、まこちさんの運転で西新井の〈ドイト〉へ。ぼく以外の三人が相談して、買うものを決定。役立たずの施主ですいません。西日暮里に戻り、作業。とても終わりそうにないので、後日にやることにして、9時から旬公も加わって〈大栄〉へ。生ビールが心底うまい

letronseijinletronseijin 2008/09/15 11:37 われわれは蛇はすきである。犬でこれをやられると恐怖になるが、じゃあのプシュー

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2008-09-12 すべては映画につながる

朝7時半起き、すぐ西日暮里へ。やらねばならないことが多く、気ばかりあせる。今日のトークのメモを取る。ちょっと油断して、出かけるのが遅くなる。11時に新橋の某社。G社の企画の顔合わせ。終わって、駅前の〈文教堂書店〉で『本の雑誌』『hon-nin』『コミックビーム』の最新号を買う。昼飯時なので駅前はスゴイ人。〈三州屋〉の看板を見つけ、おお新橋にもあったのか、と入ってみると、客は数人。焼き魚に時間がかかるというので、焼肉丼というのを食べる。うーん、いまいち


仕事場に戻り、次に出かけるまでの時間原稿を一本書くつもりだったが、切り替えがうまく行かず。ちょっとヨコになったり、「書評のメルマガ」を1号編集して発行したりしていると、もう4時だ。千代田線下北沢へ。〈気流舎〉で今日ゲスト高崎俊夫さんと待ち合わせ、すぐ近くのカフェへ。打ち合わせがてらの雑談。トークのときに使えそうなハナシがいくつも出る。7時前に店に戻ると、お客さんが来ている。ただ、店がわかりにくいせいもあって、予約した人が集まるのは7時回ってしまう。狭いのでトークの最中に出入りされると気が散る。なので、どうしてもスタートが遅れ勝ちだ。


12人ほど来たところで、今日のトーク「映画本に憑かれて」を開始。高崎さんがこれまで編集した本を積み上げ、企画したきっかけや著者との付き合いなどを聞いていく。高崎さん、話していくうちにどんどん面白いハナシを思い出してくれる。右文書院と並ぶ、「出版界二大ふしぎ版元」の清流出版についてイロイロ聞けた。『イメージフォーラム』の前には『スターログ』、そのあとには美術雑誌などと、いろんな仕事をされていているが、最終的にすべてが映画につながっている。映画本を企画し、特集上映のプランを立て、著者や俳優と会い、映画評や映画本の書評を書く。まさに映画に憑かれている、幸福編集者だと思う。その高崎さんが編集者としての姿勢として、「映画マニアに向けてつくるのではなく、年に50冊ぐらいは(買って)読む読者に向けてつくっている」と云われたのには共感


お客さんは高崎さんの知り合いが多く、むしろぼくがいちばん高崎さんについて詳しくないのだが、彼らも初耳の話がいくつも出たのではないか。終わって、みんなで打ち上げに。店を探すのが面倒なので、さっき入ったカフェに12人で。先月ほうろうのトークに出てくれた栗原裕一郎さんや、山崎邦紀さん、高崎さんの編集で『三國一朗世界』を出した濱田研吾さんも。仕事で遅れていた塩山芳明さんも律儀に飲み会から参加。名画座のヘンな客、渡辺文樹逮捕などの話で盛り上がる。どんな疑問でも誰かが答えてくれるので楽しい。11時すぎに散会、まだ話したりなさそうな高崎さんたちと別れて、山崎さんと途中までいっしょに帰る。ウチに帰り、メールチェックしたらもう限界


ネットで、テレビ東京の《やりすぎコージー》が、ゴールデンに進出とのニュースが(http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&id=605360)。やめとけばイイのに。順調に行っているモノを変えてダメにするというおろかな行為を、テレビは何度繰り返していることだろう。

okatakeokatake 2008/09/15 20:03 「ナニコレ珍百景」もゴールデンに進出ですと。これ、11時台に見るっていうのが楽しかったからね。ゴールデンなら見ないや。

kawasusukawasusu 2008/09/16 00:10 テレ東の「モヤモヤさまあ〜ず」で「ついにゴールデン進出!?」と出た時は、抗議してやろうかと思いましたが、放送時間が7分繰り上がるだけのシャレだったので、ホッとしました。あといつも見てるのは「怒りオヤジ3」で、これもテレ東です。

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2008-09-11 三浦春馬のサイバーテロ?

7時半起き。いまやってる仕事は午前中に集中してやるとはかどる。12時前までで一段落。そのあと、原稿を一本書く。今週、ほかにも締切いくつかあるんだよな〜。気が焦る。午後、また大雨が降る。4時前に谷根千工房写真受け取り、デザイナーのIさんと打ち合わせ。そのあと、神保町へ。


東京堂書店〉の上で、『ポスト・ブックレビューの時代 倉本四郎書評集』上巻(右文書院)刊行記念のトーク「倉本四郎言葉 『週刊ポスト』の書評と時代」を聞く。出演は枝川公一さんと松山巌さん、そして編者の渡邉裕之さんが司会。この顔ぶれにしては、客の人数が少ない。しかし、倉本さんの血縁者や一緒に仕事をした人が多いようで、みんな熱心に話を聞いていた。枝川さんはゆっくりと、松山さんはまじめに、倉本さんとの思い出を語る。魅力的なヒトだったんだな、やっぱり。渡邉が本書についてもうちょっと話してもよかったと思うが、まあ今日は司会役に徹したということで。


千代田線でウチに帰る。「はてなキーワード」は最近、下にウィキペディアの同じキーワードが出るようになっているが、自分の名前で見てみたら、下にはウィキの「三浦春馬」の説明が。10代のタレントらしい。見たことないが。不審に思って、ほかのキーワードも見たが、塩山芳明古書ほうろう内澤旬子も、みーんな下に「三浦春馬」が。コレ、いったいどういう現象なんだろう? このタレントのファンによるサイバーテロ? そういえば今日9月11日だし……。【追記】12日昼ごろに見たら直ってました。


明日は下北沢〈気流舎〉(http://www.kiryuusha.com/)で、編集者高崎俊夫さんと「映画本に憑かれて」と題してトークします。すでに13人ほど予約していただいているようですが、当日いらしても結構です。ま、あんまり多かったら立ち見になりますが。どうぞよろしく。

2008-09-10 タイガーとうなぎin浦和

昨日今日と、谷根千本の原稿をまとめる。本文、追加、追記など複数のテキストを組み合わせて原稿をつくり、それを誌面と突き合せねばならない。あっちを見たりこっちを見たりで頭が痛くなる。すべて自分から提案したことなので、自業自得だが。


3時にきりを付けて、出かける。出掛けにポスト晶文社からの荷物があるのを見る。きっと岡崎武志さんの新刊だな。しめしめ。京浜東北線北浦和へ。駅近くの立ち食いか普通のか微妙なそば屋で、肉つけ汁うどんというのを食べる。けっこう美味しかった。埼玉県立近代美術館で、「立石大河亞タイガー立石)のワンダーランド」を見る。常設の中の一コーナーなので、さほど大きな展示ではないが、以前に大崎のO美術館でやった展覧会では見なかったものもいくつか。イタリア在住時に建築家エットレ・ソットサスのために描いたデザイン原画が素晴らしい。それが表紙になった雑誌がほしい。絵巻物「水の巻」は、会期中に何度か入れ替えるので、もう一度見に来たい。ちなみに、13日からは「アーツ・アンド・クラフツ ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで」という企画展スタートする。駅まで戻り、反対側の古本屋を覗くが、在庫でほとんど本棚が見えない上に、狭い空間で常連のおやじ2人と店主で世間話(「外を歩く女子中学生カワイイのがいる」「まだ大丈夫なんですか」などというケシカラン会話)をしているので、すぐに出る。


浦和駅に出て、駅前で唯一残った〈武蔵野書房〉へ。「小説検定」に使える資料を数冊見つけた。駅に戻り、津野海太郎さん、四釜裕子さんと会う。街道沿いの古本屋に連れて行ってもらうが休み。東口に出ると、再開発ですっかり印象が変わっている。〈パルコ〉の中に松浦弥太郎選書しているブックカフェができたというので、そこに行こうとしたら、旬公から到着の電話が入り、引き返す。西口から歩いて5分ほどのうなぎ屋へ。茶室のように狭い個室に入り、イロイロ話しながら、うざく、キモ、白焼き、そしてうな重を食べる。ああウマイ。津野さんが『本の雑誌』で連載していた「サブカルチャー創世記」は予告では9月刊だが、10月1日にできるらしい。書名も別の(意外な)ものになるという。楽しみ。


食べ終わったらみんな目がとろんとしている。駅で別れて、千駄木へ。メール見たりして、早めに眠ってしまう。

somewheresomewhere 2009/04/01 21:00 ナンダロウアヤシゲ様
初めてコメントさせていただきます。こちらでたまたまタイガー立石氏の記事を見かけましたので、質問があり連絡させていただきました。タイガー氏がソットサス事務所にてかいていたドローイングの記事がありましたので、そのことで伺いたいことがありました。以下のアドレスで私のblogにて記事にさせていただいたのですが、casabellaという雑誌でタイガー氏の表紙のものもあったのですが、ソットサス名義で表紙になっているものがあり、ただこれうますぎるのでタイガー氏の作品ではないかと思っているのですが、いかがでしょうか?美術館で見られていると思うのでお分かりになるかと思って失礼ですが、コメントさせていただきました。失礼ですが教えていただけませんでしょうか?メールいただいても構いません。よろしく御願いします。
http://somewhereinspace.blog39.fc2.com/page-1.html

kawasusukawasusu 2009/04/02 15:34 ブログ拝見しました。写真2は間違いなくタイガー立石の絵で、上の日記で触れた展覧会で展示されていました。写真3,4は小さくて見えにくいですが、これも見たような記憶が有ります。タイガー立石の展覧会は何度か開催されていて、
大崎のO美術館でやった展覧会は図録も出ています。いま出てこないのですが、そこにソットサス関係の記述があるかもしれません。あと、田川市美術館がタイガー作品を収集しています。とりあえず、私の知っているのはこんなところです。

somewheresomewhere 2009/04/10 00:04 すいません。気づくのが遅れて返信が遅くなりました。やはりタイガー氏の絵なんですね。写真3、4は明らかにタイガー氏のものだと以前から認識していたのですが、写真2がどうなのか怪しかったので教えていただけてありがとうございました。短い文ですが失礼いたします。

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2008-09-08 手仕事に向かない男

朝から事務所で『積んでは崩し』の発送作業。納品書を書いたり、ちょうどいい大きさの封筒を探したり、住所を書いたり、切手を貼ったり。苦手なんだよなー、こういう手作業。以前ある版元にいたときも、献本の封入とか宛名書きとかがあまりにもヘタなのをみて、自主的に手伝ってくれる女性が数人いた。ちょっと段取りが狂うとイライラしてしまうのだが、それに拍車をかけるのが、サイト郵便番号を明記してない店。今回も複数あり、郵便局サイトで検索しなければならなかった。最近では宅急便にも明記を求められるのに、なぜサイトに載せないのかフシギ。この先変わるのを心配してるのか(そうなったら変更すればいいだけ)、それともナニかのポリシーなのか? 自分たちだって、郵便宅急便を送るときに相手の郵便番号が判っているほうがラクだと思うんだけど。


ちなみに、今日の発送分で増刷分は手元に20部ほどしか残らない。いま納品されている分が精算されるまで、増刷するつもりはないので、お店でお買い求めください。塩山芳明御大の以下の「愛ある鞭」をおしいだき、地道に生きていくつもりです(それにしても、塩山さんにかかると、セドローくんってフィクサーみたいだね)。


自分のミニコミの200部増刷にはしゃぎまくる、西日暮里の眼付きの悪いパンダ(モクロー種)にガツンと一発左ストレートパンチをと、高田馬場ジャイアントパンダセドロー種)に頼まれたが、そもそも知人の悪口を書くのは趣味じゃないし、放っといても“第2のトートバック”と化すのは自明だと、今の所は優しく見守る事に。


12時半に出て、小川町へ。〈アツマル〉でカレーうどんを食べ、〈三省堂書店〉でOさんに『積んでは崩し』を納品。コレでいちおう収まるべきところに収まった。新刊の百瀬響『文明開化 失われた風俗』(吉川弘文館歴史文化ライブラリー)を買う。明治初期の風俗統制の実態を、その法令である「違式詿違(イシキカイイ)条例」から描こうとするもの。懐かしい。というのも、ぼくの修士論文はまさに「文明開化期の風俗統制」というテーマだったのだ。各県の違式詿違条例や庶民に周知させるための「図解」もずいぶん探して読んだなあ。構想は壮大だったが、500枚近く費やして結論めいたものが導き出せなかった。いまになってみれば、博士課程に行かなくて(試験に落ちたから)よかったよ。自分がとても学界で生き残っているとは思えないよ。百瀬氏が違式詿違条例についての論文を発表しはじめたのは、ぼくが修論を書いたあとなので、その後どんな見解が生まれているのか、読んで確かめたいと思う。


半蔵門線の車内で、「アミューズメントメディア総合学院」の広告を見て、噴き出しそうになる。「本校の卒業生」として活躍している一人、ゲームクリエイターのなんとかさんが、〈立石書店〉の牛イチロー先生にうりふたつなのだ。笑い顔が他人とは思えない。「わめぞメンバーはチェックすべし。


渋谷へ。今日も〈シネマヴェーラ渋谷〉。毎日来てるので、さすがにちょっと疲れてきた。一本目の山田勇男監督《蒸発旅日記》(2003)は、冒頭のクレジットが逆さ文字になっていて映写ミスかと思うが、そのうち意図的だと判る。しかし、物語に没入できぬままに30分近く爆睡つげ義春原作幻想的に撮っても映画としては成立しにくいのでは、と思った。二本目は、寺山修司監督草迷宮》(1978)。同じく幻想的な作品だが、こっちは眠らずに観た。なによりも40分という短さが利いている。コレぐらいなら、どんなややこしいシーンを織り込んでも客がなんとかついてこれるということを、寺山は計算していたのではないか。今日はもう一本、水谷俊之監督スキャンティドール 脱ぎたての香り》(1984)も。コレが意外な拾いモノだった。ランジェリー喫茶なるものオープンさせる小田かおる、その父で下着職人大杉漣喫茶の客で下着泥棒の上田耕一と、なんだかヘンなものにとり憑かれた人たちを描いている。脚本周防正行ペラペラシンセを多用した音楽が、画面にピッタリ合っていた。にっかつロマンポルノは代表的な作品は観たつもりだが、まだまだオモシロそうなのが残っていそうだ。


先日、谷根千工房に行ったとき、旧安田邸での販売で売れ残った鈴虫を一籠買ってきた。ナカには4匹入っているが、これがいい声で鳴く。ナスニボシが好物だということで、数日経つとナスが食い散らかされて穴が開いている。意外に食欲旺盛なのだ。今朝、代わりを入れてやると、さっそく群がっていた。鈴虫の声を聞きながら原稿を書くのは、けっこういい気分。


以上をアップしてウチに帰り、少し文章を足して更新したら、全部文字化け。こんなことは初めて。

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2008-09-07 「ミニコミ界のドラえもん」でーす

朝8時に起きて、すぐ仕事場へ。『積んでは崩し』の増刷が届くのを待つ。座って待っているときには一向に来ないのに、トイレに入った瞬間、ピンポンが鳴るのはどうしたワケ? 無事、200部が完成。誤植も直っていた。『SPA!』の原稿にかかるが、今日は意外にすんなり書けて、1時間で完成。こんなのは珍しい。11時に出て、神保町へ。〈東京堂〉で『積んでは崩し』を納品する。『エクス・ポ』第5号を買う。もう5号とは早いなあ。日曜日で飯屋はどこも休みだが、〈三幸園〉は営業している。エビチャーハンを食べる。


半蔵門線渋谷へ。いつもの〈シネマヴェーラ渋谷〉。まずは、松野宏軌監督《吸血髑髏船》(1968)。初めて観る監督だが、終始不気味な雰囲気をつくりだすのに成功している。西村晃はいつも通りすごいが、松岡きっこが平時でも不気味でヨカッタ。もっともたっぷり20分は眠ってしまったが……。もう一本は、三隅研次監督とむらい師たち》(1968)。勝新太郎伊藤雄之助ら役者陣が、野坂昭如小説独特の屈折した感じをよく演じている。野坂原作としては今村昌平監督《「エロ事師たち」より 人類学入門》に並ぶ成功例ではないだろうか。勝が実現しようとする「葬博」は、1970年大阪万博への強烈な皮肉万博ロゴを大きく使ったり、まだ広大な更地だった万博建設用地で霊柩車を走らせたりしている。傑作なり。


井の頭線吉祥寺へ。〈バサラブックス〉に行くと、和光の教え子・コマツくんが店番だった。『積んでは崩し』を15冊納品する。『映画時代』創刊号、フリーペーパーをまとめた『週刊車窓』、あらゐけいいち『開けっ!』とミニコミを買う。あと、岩波写真文庫の復刻版『日本映画』を。あとでバサラブログhttp://basarabook.blog.shinobi.jp/)を見たら、「ミニコミ界のドラえもん」と書かれてた。なんだよ、体型以外に共通点あるのかよ。そんなキャッチフレーズ考えているヒマに、早く自分のミニコミをつくりなさいよ、コマツくん。


吉祥寺駅まで戻るあいだに空模様が怪しくなる。中央線に乗った瞬間、雨が降り出し、西荻に着いたらドシャ降りになっていた。止む気配がないので、構内のコンビニで傘を買い、西友の中を通って反対側の出口から、〈音羽館〉まで走る。ココにも15冊納品。お店の希望により、サイン・落款入り。委託ではなく買い取りということで、即金で払ってくれる。嬉しい〜。売れ残ると気の毒なので、みなさん買ってください。いただいた金で、重政隆文『勝手映画書・考』(松本工房)、長谷川集平音楽未満』(マガジンハウス)、山上たつひこ天気晴朗なれども日は高し』(小学館クリエイティブ)を購入。広瀬さんに誘われて、隣の喫茶店雑談。「西荻ブックマーク」、もう3年目だという。頑張ってるなあ。まだ雨が降っている。ゼンゼン客のいない〈加賀廣〉でホッピーを飲み、ウチへ。

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2008-09-06 「外市」経由《東京ディープスロート夫人》

「秋も一箱古本市」の店主、今夜12時から募集開始です。今回は50箱なので、お早めにお申し込みを。詳細は以下に。

http://d.hatena.ne.jp/seishubu/20080831#p1


朝9時起き。旬公に散髪してもらい、バス池袋へ。11時ちょっと前に〈往来座〉前へ。わめぞ連中が勢ぞろいしていた。pippoさんお手製の「虫相撲」というのを退屈君とやったが、開店1分前というタイミングの悪さで、本のことが気になって集中できず。いや、あんまりいい大人が集中してやるモンじゃないけど。オープンの声がかかるや、箱に取り付く。買ったのは、寺下辰夫『珈琲交遊録』(いなほ書房)、横溝正史『真説 金田一耕助』(角川文庫)、種村季弘『徘徊老人の夏』(ちくま文庫)、山本健吉小説に描かれた現代婦人像』(河出新書)、高月靖『南極1号伝説』(バジリコ)と、持っているはずだがこのところ行方不明高見順昭和文学盛衰史』(文春文庫)。いずれも安く買えて満足。


今日が公式の初売りわめぞ文庫01、武藤良子大阪京都死闘篇』は、順調に売れている模様。巻末にはぼくが解説を書いています。「向井さんが『ナンダロウさんは好きに書かせるとすごく面白いのを書く』っていってましたよ」と武藤さんから聞いたので、その挑発に乗って書きました。けっこういい文章になったと思うけど。ぼくの『積んでは崩し』もサイン本を販売しています。まだ買ってないヒトは、ぜひ外市で!


近くのうどん屋で、ビールとだし巻き卵、にしん天ぶっかけうどんを食う。いい気分になって外市会場に戻り、セドローくんやハルミンさんと話してから、副都心線雑司ヶ谷駅へ。渋谷まで近いと聞いていたが、じっさい近い。ただし、渋谷に着いてから地上に出るまで、結構歩くけど。


シネマヴェーラ渋谷〉へ。今日はけっこう客が多い。まず、向井監督東京ディープスロート夫人》(1975)。前に〈大井武蔵野館〉の「全日本とんでもない映画祭り」で観て、深く深く感銘を受けた映画。《エマニエル夫人》と《ディープスロート》をミックスして、室田日出男のとんでもない妄念が前に出た傑作をつくり上げた。室田が息子の嫁(田口久美)に口で奉仕させながら、息子に「そっちが空いてるぞ」と云うシーンには、初見でもバカ受けしたが、その前に、田口に自分のムスコ(下半身のほう)を噛まれて苦しむ室田に、秘書役の女が「かすり傷です」というシーンにも、場内大爆笑。いいなあ、この映画。もっとも最後にはホントに噛み切られて死んでしまうのだが。もう一本は、井上梅次岩清水昌宏監督暗号名 黒猫を追え!》(1987)。「スパイ防止法案制定キャンペーン」の映画だったというが、独立プロ製作のこともあり、テレビドラマの延長のようなチャチなつくり。おまけに、セリフで長々と状況説明させるから、かったるい。主人公の周りの人物が、みんなスパイ事件にかかわっているというのも、安易過ぎる。北朝鮮らしき国のスパイが発信する暗号文が、解読すると日本語の文章になるというのはどういうワケ? 朝鮮語にすりゃあイイのに。2時間あったので、最後のほうはグッタリした。


千代田線千駄木に帰る。白山の〈南天堂書店〉で『東京人』を買う。前の通りに祭りの出店が出ていて、南天堂もチャリティーとしてショタレ本を半額で売っていた。最近出た小説もあったなあ。買わなかったけど。

pipopipo 2008/09/16 02:39 虫すもう、真剣にやってください!笑
拙読書頁にて「積んでは崩し」のこと書かせていただきましたよ。
http://blog.livedoor.jp/reading_pi/

kawasusukawasusu 2008/09/16 08:37 ありがとうございます! 往来堂の売れなければ買い取る企画は、やたらと評判いいですね。連載してたときはあんまり反響なかったんですが。塩山さんの文章を「インテリ電波系」とはよくもいい当てたりと思いました。こんどCD聞かせてもらいます。

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2008-09-05 米子で一箱古本市

告知です。


第2回 KIHACHI祭り in米子

米子・まちなか一箱古本市

            

            

参加者(出店者)募集●

■日時:平成20年9月27日(土)午前10時〜午後3時

■場所:本町通り商店街(戸板市)〜笑い通り商店街(笑い市)

■本部:今井書店/青杏文庫2階

 ※イベント終了後、3時30分より今井書店青杏文庫2階にて

  南陀楼綾繁(なんだろう・あやしげ)氏のミニトークショーを行います。

■出店無料ミニトークショー入場無料


一箱古本市って何すぅだぁ・・・

読まなくなった本や雑誌、懐かしの写真集などなど、不要になった本を持ち寄って、1箱の段ボール箱分の古本のオーナーとなって、1日だけの「屋号」を付けて古本を販売して下さい。思い入れのある本も不要な1冊も、きっと次のオーナーが大事にしてくれるでしょう。1日限りの「本屋さんごっこ」ですけん。


【出店までの手順】

1 参加申込みの連絡をする。(下記参照)

2 当日、売りたい本を箱に入れて持ってくる。

3 自分で値段や値札を付けて並べる。

4 お客さんとの会話を楽しみながら本を売る。


【出店申しこみ】

 以下の項目を[電子メール]または[ファックス]、[電話]にてご連絡下さい。

1 氏名 

2 携帯電話番号 

3 出店箱数 

4 屋号 

5 アピール文(100文字以内)

※箱(ダンボールトランク・木箱等)、いす、敷物等は各自持参して下さい。

※出店申込み締め切り9月22日(月)

搬入等の駐車場は、各自手配して下さい。


お問い合わせ・出店のお申しこみ

米子・まちなか一箱古本市プロジェクト/夢蔵プロジェクト

http://yhitohako.exblog.jp/

http://yumekura.exblog.jp/

担当:桝井(090ー7127ー6689)

田中(090−2805−2259)

E-MAIL ta-na-ka@imail.plala.or.jp

    ファックス(0859)22−5592


6月末に岡崎武志さんとのトークのために米子に行ったとき、地元の人たちと蔵の中で飲んだのですが(http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20080628)、それがきっかけで米子でも一箱古本市をやることになりました。市内の長〜いシャッター商店街を中心に何スポットかで開催されます。鳥取島根、あるいは広島岡山本屋さんごっこをやってみたいヒトは、ぜひ店主としてご参加ください。ぼくも一箱を出し、終了後にはトークも行ないます。場所は米子のセレクト書店〈青杏文庫〉(http://www.imaibooks.co.jp/seian/tboard006/tboard006.cgi)です。品揃えのセンスに岡崎さんもびっくりした店です。一箱古本市ブログhttp://yhitohako.exblog.jp/)もスタートしました。


なお、27、28日は「第2回 KIHACHI祭り in米子 DARAZフェスタ2008」として、さまざまな催しが行なわれます。KIHACHI祭り地元出身の映画監督岡本喜八からとったもので、喜八監督の《日本のいちばん長い日》の上映もあります。「DARAZ」は米子弁(出雲弁)でアホという意味ですね。けっこう肯定的なニュアンスがあります。


『積んでは崩し』ですが、増刷分へのご注文も多く、手元からすばやく200部が消えそうです。やっぱり300部にしとけばヨカッタ……って、同じ間違いを繰り返すなよ! ですので、現在置いていただいているお店への追加と新規で置くことが決まっている店以外からのご注文はできなくなりました。あと、通販はビレッジプレスhttp://www.village-press.net/)で引き受けてくれることになりました。いずれも来週前半に納品します。どうぞよろしくお願いします。


ちなみに、〈Calo Bookshop and Cafe〉でも残り1冊になったそうです。石川さんからのメールに、「買いに来てくださる方が普段のCaloのお客様とちょっと違うのと、みなさんから同じオーラがでているせいか、お二方重なったときに、たまたま居合わせ常連OLさんに『あの人たち何なん? 友達同士?」と聞かれるくらいでした」とあったのに笑う。そう聞かれてしまうぼくの本の読者の方も、Caloの常連さんも、どっちも好きだなあ。


白石えこさんから初の写真集サボテンとしっぽ』(冬青社、2600円)をお送りいただく。中里和人さんを通じて知り合いになり、一緒に飲んだり、一箱古本市weekでお手伝いいただいたりしている。写真についての語彙がとぼしくて、どういう写真集かを伝えにくいのだが、街の中に静止している「モノ」を切り取っているといえるかも。人間はひとりも写ってないが、これらの「モノ」の背後にはたしかな人の存在を感じられる。本書に収録した写真は、〈ギャラリー冬青〉での白石さん個展で展示されています。


白石えこ写真

サボテンとしっぽ」


2008年9月2日(火)〜9月30日(火)

11:00〜19:00 (最終日は14:00まで)

日曜・月曜 ・祝日 休館

作家在廊日:9月2日(火)〜6日(土)、10日(水)


ギャラリー冬青

〒164-0011 東京都中野区中央5-18-20

JR中央線総武線地下鉄東西線中野駅南口より徒歩12分

地下鉄丸ノ内線新中野駅1番出口より徒歩6分

電 話:03-3380-7123(代)

http://www.tosei-sha.jp/gallery-top.htm

kokada_jnetkokada_jnet 2008/09/05 16:18 こんにちわ。すでにご存知かとは思いますが・・。内澤さんがブログに書かれていましたので・・。
>ああっヤングサンデーがなくなって、「青春くん」はどうなったんだろう。終刊号を買うべきであったと、モクローと悔しがる。
「ヤング・サンデー」終刊で、「青春くん」は残念ながら完結してしまったようです。
http://mandanatsusin.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_a258.html

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2008-09-04 「小説検定」の3日間

朝からずっと机の前に座り、夜7時ごろに「小説検定」の原稿を上げる。リミットから1日遅れだ。前の号が出た直後に次のテーマを決め、準備にかかっているのだが、土壇場にならないとなかなか「問題づくり」モードで本を読むことができない。いくらオモシロくても、問題がつくれない作品も多い。その観点でリストをつくり直すと、かならず足りなくなって本探しに出かけねばならない。というワケで、この3日間は小説検定のことだけで時間が過ぎていった。


とはいえ、まったくほかの用事で出かけないわけではない。火曜日は〈新文芸坐〉で山本薩夫監督特集を。田宮二郎主演の《スパイ》(1965)と、《傷だらけの山河》(1964)。前者では、中谷一郎韓国スパイで、北朝鮮スパイを送り込もうとしている。北朝鮮への帰還船が平和シンボルみたいな描かれ方をしているのに時代の流れを感じた。後者は《華麗なる一族ネガティヴ版か。2時間半もあったけど、眠らずに観た。昨日は吉祥寺MANDA-LA2〉で、Darieのライブ濱田理恵としてのデビュー以来、アルバムを愛聴してきたがソロライブで聴くのは初めて。次号の『ぐるり』で書くつもり。


出かけても、この3日間は本屋に寄っても、「小説検定」に使えるかどうかしか考えられず、車内でもその関係の本しか読まない。ネタを拾うための読書って苦痛なんだよなあ。原稿を書き終わって、バイク便に資料を引き渡すと、ぜんぜん関係ない本が読みたくなった。


このブログ本日、120万アクセスを超えました。常連の皆様、ご愛読感謝です。コメント欄を設置してることを忘れるぐらい、コメントが少ないけど、たまには書き込んでもイイですからね(笑)。今後ともどうぞよろしく。

昔芋坂下住人昔芋坂下住人 2008/09/04 23:45 120万アクセス。そして、「けものみち文庫」創刊おめでとうございます。
「積んでは崩し」読ませていただきました。ここ数日、「行け、本屋!」、「図書館へ予約だ!」と慌しくも楽しい日々を過ごさせていただきました。新たな本との出会いを作っていただいてホンと感謝いたします。題字もデザインも良いですねえ。気に入りました。そして内澤さんのイラスト、和みます。

kawasusukawasusu 2008/09/05 01:03 >昔芋坂下住人さま
ご購入ありがとうございます。ブックガイドとして少しでも役に立つようでしたら、嬉しいです。題字、デザイン、イラストとも、自分ひとりでやってたらこんなにうまくは行きません。

okatakeokatake 2008/09/05 04:36 「小説検定」問題作成のご苦労、お察しします。労が多く、それを見せてはいけない仕事ですもんね。来週末、金沢の古本屋巡り(取材)をするのですが、とりあえず話を聞かせてくれて、お世話してくれるお店、ご紹介いただけますか。

okatakeokatake 2008/09/05 04:38 PS、12万アクセスはすごいです。視聴率の高いゴールデンみたいなブログです。いつも励まされています。ほんとです。

kawasusukawasusu 2008/09/05 09:09 >岡崎さま、ありがとうございます
締め切り、同じ日だったんですね
金沢の古本屋については、このブログの以下で書いています
http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20050415
http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20050416
このあともう一度行っていますが、ブログには書いてないです
だいぶつぶれてしまった店もあるようです
金沢文圃閣さんとあうん堂さんに連絡取られたら、いろいろ教えてくれると思いますよ

kawasusukawasusu 2008/09/05 09:12 追伸
来週金沢に行かれるなら、ぜひコレをご覧下さい!
http://www.eiganokai.com/index.html
街中がヘンな映画に占拠されます
このためだけに金沢に行きたかったんですが、残念ながら行けず

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2008-09-02 「ブックオカ」でフリーペーパー展&トークやります

告知です。


「BOOKUOKA(ブックオカ)2008」関連企画

フリーペーパー小さなメディアの放つ光」展


日時/11月1日(土)〜16日(日)

内容/南陀楼綾繁氏セレクトによる全国のフリーペーパー約50誌を展示

料金/無料

場所/文化芸術情報アートリエ

〒812-0027 福岡市博多区下川端町3番1号 博多バレイン地下2階

TEL:092-281-0081  FAX:092-281-0114

http://www.ffac.or.jp/


トーク「歩かなければ出会えない〜フリーペーパーとの付き合い方〜」


一部:FUKUOKA's art freepaper showcase

二部:「歩かなければ出会えない〜フリーペーパーとの付き合い方〜」

話し手 南陀楼綾繁ライター)、上原敏(SCHOP編集部

日時  11月9日(日)17:00〜18:30

場所  カフェアートリエ(博多バレインB2F)

料金  500円(ドリンク付)

申込方法  「氏名、参加人数、電話番号もしくはメールアドレス」をメールFAXにてお送り下さい。

MAIL plaza-a@ffac.or.jp  FAX 092−281−0114


この2カ月ほど収集につとめていましたが、かなり強力な50誌が揃いました。情報提供してくださった皆様、フリペ発行者の方々には感謝。トークの相手である『SCHOP』(http://schop.boo.jp/)の上原さんは、「BOOKMARK NAGOYA」で知り合って、2回飲んでいます。創刊から運営の苦心までをお聞きします。なお、この企画は、「ブックオカ」の本企画ではありませんが、関連企画です。トークの前日にはけやき通りの「一箱古本市」が開催されるので、そっちにも参加します。


ロシア力士大麻問題で会見した、日本相撲協会アンチドーピング委員の名前が「大西祥平」というのは笑ったなあ。たぶん〈タコシェ〉および『映画秘宝』周辺では笑いが起きたのでは。説明は略します。

kayamatetsukayamatetsu 2008/09/05 10:58 はじめまして、香山哲と申します。僕のフリーペーパーも取り上げてくださったみたいでありがとうございます!雑多に色々作っているのでどれが取り上げられたのか解りませんが全部送っておきます!山川直人さんのインタビューも読みました、これからも頑張ってください応援してます!!
www.dogmabooks.com

kawasusukawasusu 2008/09/05 17:25 こんにちは。「シャープナー」を推薦したのですが送っていただいたものは展示します。「パブリッシュゴッコ」という表現、気に入りました。トークの際に紹介させていただきます。

SCHOP(S)SCHOP(S) 2008/09/06 16:39 ご連絡遅くなってすいません。よろしくお願いします。ひとつお手柔らかに。

kawasusukawasusu 2008/09/06 22:20 いえいえ、楽しくやりましょう
上原さんも前の日の一箱古本市に本出さない?

kayamatetsukayamatetsu 2008/09/09 17:27 ごしんせつにありがとうございます。展示にあわせて新しい号を作ってるところですのでよかったらナンダロウ先生も見てやって下さい。プリントゴッコは家庭に印刷をもたらしたけど、パブリッシュゴッコは家庭に出版をもたらしたいと考えてます★

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2008-09-01 『積んでは崩し』のPOPです

kawasusu2008-09-01

各所で増刷待ちの『積んでは崩し』ですが、内澤旬子POP用のイラストを描いてくれました。今回はべつにお願いしてないのですが、ちょうどイイ逃避だったのか、自主的にお描きくださいました。置いてあるお店の方、このブログから適当プリントアウトしてPOPにしてくださると嬉しいです。お好みで、色も自由に塗ってください。ブログから使えない場合には、ご連絡いただければメール画像を送ります。


朝9時に仕事場へ行き、『WB』の原稿。この数ヶ月、集中して読んでいる作家のことなので、わりと書きやすかった。11時すぎに書き終え、日暮里銀行へ。帰りに初めて入るそば屋で、冷やしそばと鮭のセットを食べる。1時に〈花歩〉でG社の打ち合わせ。友人の編集者Mさんにも同席してもらい、手伝ってもらう方向で。未知数の要素多し。花歩、最近はいつ行っても満席。やはり雑誌の効果はあなどれない。


山手線池袋へ。〈往来座〉で『積んでは崩し』の外市販売分にサインを入れる。ミニコミサイン入ってたからと云って買いたくなるのかは疑問だが、欲しいヒトはぜひ外市でどうぞ。高田馬場に行き、〈BIG BOX〉9階の古書市へ。帳場にセドローくんとアキヒロ蛾仲良く座っているの見ると、「ああ、BIGだなあ」と思う。NEGIさんにも会う。時間がないのでざっと見て、「小説検定」の資料のみ買う。ところで、BIG BOXってホントにリニューアルしたの? あんまり印象変わってないようだが。


さらに渋谷へ。駅の上り下りだけで、汗をかいてしまう。例の〈シネマヴェーラ渋谷〉。田中徳三監督《鯨神》(1962)。宇能鴻一郎芥川賞受賞作で、ずっと「げいしん」と読んでいたが、「くじらがみ」なんですね。毎年やってくる巨大鯨への村ぐるみ、一族ぐるみの執念は、まさに「妄執」そのものだが、ちょっと一本調子かなあ。かなり眠ってしまった。ラストはヨカッタけど。もう一本の金井勝監督《無人列島》(1969)は愚劣の一言。一人よがりの幻想的シーンの連続。昔の映画青年は、こんなの観て論じ合っていたのかな。時代性を剥ぎ取ってしまえば、ナニも残らない映画だ。先日観たChim Pomの映画もそうだったが、象徴として国会議事堂を出せばイイってもんじゃないだろう。「ゼロ次元」や佐藤重臣が出ているが、どーでもいい。


終わって西日暮里に戻り、旬公と根津へ。〈韓家〉でダットリタン(鶏肉鍋)。ウマイけど辛い。テレビ福田総理の辞任を知る。1時間前に発表したらしい。つい数日前の民主党姫井由美子新党への参加取りやめ騒動には笑ったけど、なんか関連が?


寝る前に『ビッグコミックスピリッツ』を読んで暗澹たる気分に。ぼくは中学生のときから25年ぐらい、毎号ちゃんと買って読んでいる読者(惰性になってしまっているが)なのだが、この雑誌、いま最悪の状態なんじゃないかな。この数年、いったい誰に向けてつくっているかが見えなくなっていた上に、『20世紀少年』が終わったあとの流れがつくれず、休刊した『ヤングサンデー』の人気連載を安直に受け入れてしまったため、雑誌カラーが無に近くなっている。毎号読んでいる読者によけいな知識(ほかの雑誌での連載という前提)を強いるのは、マンガ雑誌としては自殺行為なのでは? 初めて300円払うのがバカバカしくなった。とはいえ、このところ『ヤングマガジン』も不調なんだよなあ。ナニ読めばいいんだろ? いま楽しみなのは『少年マガジン』の小林まこと青春少年マガジン」ぐらいか。たった12ページ(もうちょっと描けよ!)のこの作品のために、毎週マガジンを買っている。

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