ナンダロウアヤシゲな日々

◎この日記は、ライター・編集者の南陀楼綾繁が書いています。
◎新刊『町を歩いて本のなかへ』(原書房)発売中です。
◎著書『一箱古本市の歩きかた』(光文社新書)、『谷根千ちいさなお店散歩』(WAVE出版)、『小説検定』(新潮文庫)、『ほんほん本の旅あるき』(産業編集センター)、『路上派遊書日記』(右文書院)、『ナンダロウアヤシゲな日々』(無明舎出版)、『老舗の流儀 戦後六十年あの本の新聞広告』(とうこう・あい監修、幻冬舎メディアコンサルティング)、編著『チェコのマッチラベル』(ピエ・ブックス)、共著『ミニコミ魂』(晶文社)。
◎ご感想・ご連絡は南陀楼綾繁 まで。
◎「不忍ブックストリートの一箱古本市」は毎年春に開催します。
詳細は不忍ブックストリート公式ホームページもしくは、しのばずくん便りをご覧ください。
2004 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2005 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2006 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2007 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2008 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2009 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2010 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2011 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2012 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 |
2015 | 11 |
2017 | 06 | 07 | 08 | 09 | 11 |
2396772

2009-06-30 7月は地道な月(にしたい)

この10日ばかりのドトウの日々をナンとか乗り越えて、さすがに疲れが出たか、10時まで寝坊。そのあとも布団で、福満しげゆき『うちの妻ってどうでしょう?』第2巻(双葉社)を読む。なんだか1巻より面白くなっている。妻が「どんな映画を観てるときでも、画面から目を話している時間が異様に長い」というのに笑ってしまう。旬公も同じで、ぼくがいつも状況説明をさせられているのだ。しかし、最近は別に住んでいて、電話で話すだけなので、こういう細かいクセみたいなものを忘れてしまわないかと、ちょっと心配。


1時に出て、〈ときわ食堂〉でブリ照り焼き定食を食べ、仕事場へ。『en-taxi』最新号届く。「東京・地下街」という特集で、新宿東口の地下についての文章を書かせてもらった。この雑誌には初めてなので、精一杯きばって書いたつもりだが、さてどうか。ほかに坪内祐三日比谷銀座泉麻人池袋、平松剛=新宿西口広場甲斐みのり=しぶちか、橋本倫史=Echika池袋枝川公一新橋、という組み合わせ。


実家からブドウが届く。〈サミット〉で買い物して、ウチへ。DVDで、アルフレッド・ヒッチコック監督北北西に進路を取れ》(1959・米)を観る。何度目になるだろうか。ヒッチコック映画のいろんな要素が前面にちりばめられた映画。終わってから、メイキング(エバ・マリー・セイントガイド役)を観るが、資金も内容もヒッチコックの云い分が100パーセント通った、幸福映画だったコトが判る。


いろいろあった6月今日で終わり。7月は、仕事場に腰を据えてまとまった仕事を進めたいと思っています。ずっとカード持ったままのスポーツクラブにも、いい加減行かないと、旬公に3匹の豚と一緒にさばかれるかも……。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20090630

2009-06-29 《私は猫ストーカー》と不忍ブックストリートMAP

昨夜はムシムシして寝付かれず、山崎豊子運命の人』第4巻(文藝春秋)を読む。1、2巻が新聞社と官庁を描いて生々しかったが、この4巻は妙に悟りきった感じであんまり面白くない。モデルになったヒトが実際そういう生き方していたとしても、小説としての盛り上がりには欠ける。そう云いつつも、最後まで読ませる筆力はさすが。


5時前に寝たが、8時に目覚めてしまう。《つばさ》を観てから、仕事場へ。数日不在にしていたので、郵便宅急便などがたまっていた。講談社女性雑誌『Grazia』で「旅に出たくなる本」というテーマエッセイを書きました。ぼくは「銀座タイムトラベル」ということで3冊選んでいます。他の方もイイ本を取り上げていますので、よかったら立ち読みしてください。


今日の《私は猫ストーカー》上映会に関して、携帯電話が何度も入ってくるので、落ち着いて仕事ができない。あきらめて、本を読みながらかかってくる電話に対応。東京新聞に載ったスローラーナーの電話が土日に留守番だったため、ふれあい館に電話が何本も入っているとの苦情がふれあい館から来た。しかし、新聞に連絡先をいくつも載せてもらうのは無理だし、そう云われても困る。


早めに出かけて、〈往来堂書店〉で釣り銭の500円を両替してもらい、ふれあい館へ。館の人と打ち合わせして、早めに地下ホールに入れてもらう。5時半には、不忍ブックストリートの有志、スローラーナー、晶文社洋泉社の人たちが集まり、会場の設営と、配布チラシや受付の準備にかかる。地下は携帯が入らないので、古書ほうろう山ちゃんにぼくの携帯を渡して1階にいてもらう。すでに多くの人が待っているので、5時50分に開場。どんどん入り、6時半には150席が完全に満席関係者は立ち見してもらう。


簡単に挨拶して、上映開始。最初のうちは受付にいたので観られなかったが、後半からは再見できた。お客さんの反応、きわめて良し。半分ぐらいが地元の人なので、どこを映しているかがすぐに判るようだ。脇役の小さなギャグでもよく笑いが起きていた。マスコミ試写会ではなく、一般客にこの映画を観てもらうのは今日が初めてだということで、鈴木卓爾監督プロデューサーの越川道夫さんも、この反応に満足していたようだ。ぼくも家のDVDで観たときより、今日の方が楽しめた。


終わってすぐ、鈴木監督原作浅生ハルミンさんと壇上に上がり、トークショー。上映前に聞いたのだが、鈴木監督スタッフロケハンロケのあいだ、「不忍ブックストリートMAP」のコピーを持ち、それに書き込みながら撮影をしていったそうだ。路地や狭い道まで歩いてもらうことを目的につくったこの地図を、こんなに活用してくれたコトがすごくうれしい。そんなハナシや、ハルミンさんの猫ストーカーのハナシなどをして、9時に終わる。すぐ撤収にかかり、9時半には館を出る。残った人たちで、映画のトップシーンに通りが出てきた、〈車屋〉の2階で打ち上げ。11時半に店を出たら、かなり激しい雨が降っていた。


ともあれ、今回の上映会は大成功に終わりました。鈴木監督、ハルミンさん、スローラーナーの越川プロデューサーをはじめ、手伝ってくださった皆様、ありがとうございます。そして、7月4日(土)から〈シネマート新宿〉で上映される《私は猫ストーカー》の大ヒットを祈願します。ぼくももう一度、スクリーンで観るつもりです。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20090629

2009-06-28 たくさんの人に会ったあとには、たくさんの人に会いたくなくなる

朝9時起き。みんな寝ている。昼ごろまでいるつもりだったが、疲れたのと、夕方戻すゲラがあるので、先に店に行く健一さんと一緒に出る。サンモールまで行くと、立ち食いそば屋が開いていたので、きのこうどんと高菜のおにぎりを食べる。隣の〈金港堂〉で、高橋英博『せんだい遊歩 街角から見る社会・学』(北燈社)を見つける。商店街歓楽街、文化発信について考察した本で、参考になりそう。山崎豊子運命の人』第4巻(文藝春秋)、『週刊松本清張』創刊号と一緒に買う。


10時半の新幹線に乗る。村上春樹1Q84』を少し読み、眠る。上野からタクシーでウチへ。フロに入り、仙台駅で買った牛タンすき焼き弁当を食べる。ゲラを見て、直しをメール。夕方からの西荻ブックマークで、山王書房関口良雄をめぐって、息子さんと岡崎さんのトークがあり、そのために今日帰ってきたのだが、コレから西荻に出かけて知り合いの人と会うのが、とたんにおっくうになってきた。いろんなイベントに関わっているので誤解されがちだが、あまり社交的な性格ではないので、たくさんの人に会ったあとには、ドッと疲れてしまうのだ。いままでなら、ひとつこなしたら終わりだったが、最近連続するのがツライ。明日も《私は猫ストーカー》の上映会があるので、今日はこのまま引きこもることにした。岡崎さん、広瀬さん、予約していたのにすみませぬ。


布団に入り、しばらくぐっすり眠り、『1Q84』を読み終える。この数日、少しずつ読んできたが、読み進むうちに物語の中に引き込まれてしまった。感想はいずれ書きます。夜は鮭チャーハン味噌汁をつくって食べ、録画しておいた《松本人志すべらない話》を観る。


明日は不忍通りふれあい館で、《私は猫ストーカー》特別上映会があります。予約多数につき、当日の来場は立ち見になる可能性があります。予めご了承ください。おわったあとは、浅生ハルミンさん、鈴木卓爾監督、ぼくのトークもありますよ。

okatakeokatake 2009/06/29 04:06 いや、ソノ気持、じつによくわかる。気にしなくていいよ。

kawasusukawasusu 2009/06/29 12:16 すいません。それにしても、この3日間の岡崎さんの行動はすごいですねえ。ぼくの10歳年上とは思えないパワフルさです。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20090628

2009-06-27 仙台の路地でアングラ小芝居

まずは、この写真を見てください。ハナシはそれからです。

f:id:kawasusu:20090627231839j:image f:id:kawasusu:20090627231909j:image f:id:kawasusu:20090627232048j:image


仙台だと帰巣本能が働くんです〜」とほざきつつ、イイ気分で日本酒をがぶがぶ飲み、案の定すっかり酔っぱらってしまったジュンコちゃんが、その辺にあったゴミ箱に入ると、めぐたんも一緒に入り、そのあとコーフンして二人でじゃれあいつつ路地中を走り回る。それを止めるどころかけしかけるお母さんの前野久美子……。仙台路地で、なんだかよく判らないアングラ小芝居が演じられたのでした。ここに至るまでの日記は、のちほど。


8時すぎ、塩山さんのいびきで目が覚める。着替えていると、塩山さんが目覚めて「おめーのいびきがうるさくて、朝方眠れなかったヨ」と。お互い、いびき攻撃をかけていたようだ。9時半に出て、一箱古本市の会場である「サンモール一番町商店街」に向かって歩く。今日も暑くなりそうだ。商店街の〈ドトール〉で、コーヒーサンドイッチアーケードの中ほどに着くと、すでに段ボール箱が並んでいる。受付をして、自分の位置へ。天気がいいとアーケードを開くコトになっているが、陽がじかに差し込んできて厳しい。さすがにマズイということで、アーケードを閉めてくれたので、助かった。10時半には、出店者が箱を並べ終わったので、11時を待たずに代表の武田こうじさんが開会宣言を。


歩く人は多いが、なかなか立ち止まってくれない。しかも、後ろを通り過ぎていく人もいる。なかなか売れないな〜。見物に来たドンベー夫妻をつかまえて、店番をお願いし、他の箱を見て回る。その途中で、せんだいメディアテークのHさんと会い、いろは横丁にある喫茶店で、7月末に予定されているレクチャーの打ち合わせ。また店番に戻るが、相変わらず売れず、ジュンコちゃんに代わってもらって、箱を見てもらったり、大衆食堂で昼飯を食べたり。どうも女性に店番を頼む方が、売れるようだ。しばらく店番すると、西日がまっすぐ照りつけてくるので、場所を移動。そのあたりから、熱射病にかかったように、頭がふらふらする。また店番を頼んで、昨日行けなかったジャズ喫茶カウント〉へ。いまどき少なくなった「お聴かせ専門」のジャズ喫茶。デカい音でコルトレーンホレス・シルバーを聴くうちに、少し眠ってしまう。


4時に会場に戻ると、プレゼンターによる表彰がはじまる。受付のテーブルに、受賞者を呼び、その場で賞を授与という、てっとり早いやりかた。南陀楼賞は、女子優勢のなかで男性一人で頑張った「式部堂」さんに差し上げる。この箱で、竹岡和田男『映画の中の北海道』(北海道新聞社)という素敵な本を300円で買った。その後、トンブリンの松本さんにも店番してもらって、5時に終了。塩山さんは売り上げが2万円超えたと、ホクホク顔で帰って行った。ぼくは、後半で何冊か知り合いに売りつけたりして盛り返したが、1万2000円ほどで終わる。あとで、モンガ堂さんが「仙台の気質なのか、こういう一箱古本市に慣れていないのか、眺める人はいるが本を手に取って開けて見る人は極端に少ない」と書いていたのは、的確な感想だと思う。財津さんと一緒に、近くのコンビニで荷物を出し、一段落


打ち上げまで時間があるので、たけうまさん、ドンベー夫妻、トンブリン1号2号と一緒に、五橋古本屋〈S〉まで。前回は閉まっていたので、今回は電話をかけて行く。店主は昼間、一箱に来ていたそうで、買った本を見せてくれる。同行者は一冊手に取るたびに、店主がいいタイミングで声をかけるので、つい買ってしまっていた。ぼくも、文庫しか持っていない田中小実昌イザベラね』(中央公論社)1000円と、石川活『晴のち曇、所により大雨 回想の石川淳』(筑摩書房)400円、を買う。なんだか上機嫌な店主に焼酎を少し飲まされ、店を出る。〈萬葉堂書店〉の支店はもう閉まっていたので、また歩いて戻る。


サンモールからヨコに入った路地の奥にある〈赤白屋〉(だったっけ?)の2階で打ち上げスタッフボランティア東京勢も含めて、30人近くが座敷にぎっしり。串焼きのウマい店だったが、ここも空調がなく、空気がよどむ。手前の部屋が風が入ってくるので、そっちに移動して飲む。武田さんが今日の一箱を実現するための手続きについて、この秋広島で一箱を開催する財津さんにレクチャーしている。こういう光景を見ていると、一箱古本市の輪が確実につながっていっていることを実感した。


11時ごろにお開きになるが、7、8人が残る。ぼくはややグロッキー気味なので、一足先に店を出ると、路地でジュンコちゃんとめぐたんがはしゃいでいた。若いって(幼いって)スバラシイ……。〈マゼラン〉の高熊さんに前野家の近くまで送ってもらう。シャワーを浴びていると、久美子さんと酔っぱらった居残り組が帰ってきた。居間に5人+めぐたんが川の字で眠り、ぼくは奥の座敷に一人で寝させてもらう(いびき対策だったのかも……)。村上春樹1Q84』下巻を二章ほど読んでから、眠りにつく。

keikei 2009/06/29 19:49 初めまして!先日のbookbook仙台のイベントに岩手から参加しました。塩山×いがらし氏の対談に始まり初の一箱古本市も体験出来て古本どっぷりの1日を過ごしました!
南陀楼さんの箱から洲之内徹の本と阿奈井文彦の本を買わせていただきました。
その後に『S』の店主に会い南陀楼氏より一足早く『S』で焼酎をご相伴してました。(笑)
また、仙台でイベントがある際は是非参加させていたたぎたいと思います。
暑い日が続きますが体調に気をつけて下さい。

kawasusukawasusu 2009/06/30 23:45 >keiさま
二日とも参加いただきありがとうございます。阿奈井さんの本はすぐれた青春記ですので、ゆっくり読んでいただければと思います。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20090627

2009-06-26 実写版「エロ漫画の黄金時代」

f:id:kawasusu:20090627005802j:image

左から、南陀楼塩山芳明、多田正良、いがらしみきお山崎邦紀熊谷光樹(撮影:『IKKI編集部豊田夢太郎)。二次会カラオケボックスの出口にて。ここに至る日記はのちほど。


朝6時起き。ちょっと寝不足気味なり。まだバスが動いてないので、千代田線経由で上野へ。構内のさぬきうどん屋で朝飯。新幹線はほとんど満席だった。仙台に着いたのは9時。外に出ると、太陽が照りつけていた。今日は全国的に夏日だと云っていたが、それでも、ココが6月の仙台だとは信じられない。バスに乗り、右側の席に座ったのだが、たちまち悔やむ。右側から日差しが強烈に入ってくるのだ。カーテンもなく、左側に移ることもできず、30分ばかり我慢する。


北根二丁目というバス停で降りて、仙台文学館へ。ちょっと丘を登ったところにある、シャレた建物なのだが、市内から離れたところにあるので、人の姿は少ない。現在開催中の「井上ひさし展 吉里吉里国再発見」を見る。井上ひさしの『吉里吉里人』は、東北から独立した農村が、独自の言語経済・文化・科学を持っていく様子を描いた長篇だが、この展示も、「吉里吉里国」のガイドツアーという構成になっている。さほど広いスペースではないが、イラストパネルなどを多用して楽しい見せ方だ。また、関連する井上の他の作品やエッセイなどが結び付けられており、『吉里吉里人』を通して井上仕事俯瞰できるという構図になっている。きっと予算は少ないだろうが、学芸員が知恵を絞っているのが感じられる。井上最近までこの仙台文学館の館長だったそうで、そのことへの(公式的ではない)尊敬の念も感じられた。もっとも感銘を受けた展示物は、小説戯曲プロットと年表。実際に書きはじめる前に、これほどまで準備をしているのか。コレだったら、原稿が遅れるのもしかたない……かな? 常設展では、仙台ゆかり作家が紹介されていた。やっぱり伊坂幸太郎の扱いが大きい。


反対側のバスに乗り(今度は右側に)、市内に戻る。夕方の会場である〈仙台市市民活動サポートセンター〉へ。このビル丸ごとが、NPOの活動を支援するためのものなのだ。おなじみ、ジュンクのジュンコちゃんこ佐藤純子ちゃんと待ち合わせ、荷物を預けて出かける。日差しはますます強くなる。駅近くの交差点で、自転車に乗った前野久美子さんとバッタリ会い、続けて、広島から来た財津正人さんにも出くわす。狭い街なのだ。〈ジュンク堂仙台ロフト店で、ジュンコちゃんの担当した「リトルプレス展」を見て、仙台(?)でイラストレーター女性が出しているミニコミレーズン』(http://miminoko.com/)のバックナンバーを買う。和光大学の授業でジュンコちゃんが薦めていて欲しかったもの。あと、『murren』という山のミニコミも。


青空市場の近くのビル地下の食堂に入る。「わめぞ」連がまぐろ中落ち定食を食べたという店。当然、それとビールを頼む。中落ちは肉のようにアブラが乗っていて、ウマかった。ジュンコちゃんに『月刊佐藤純子』最新号をもらう。東京旅行のハナシで、ぼくも出てきた。ジュンク堂仙台店が入っているイービーンズの5階で、古本市を見る。前に来たときもやっていたが、〈古書ふみくら〉ほかが出店している。夏目静子・深野治『ニッポン青春グラフティ』(ケイブンシャ文庫)100円、『梶山季之傑作シリーズ4 風変りな代償』(講談社)400円、林義雄『声のよくなる本』(音楽之友社)300円、を買う。梶山本、林本の装丁真鍋博(林本は本文イラストも)。


アーケード商店街を歩き、ジャズ喫茶カウント〉に入ろうとするが、まだ開いていない。近くの喫茶店(古くからある店だとか)でアイスカフェオレを飲み、〈カウント〉に戻ってみるが、シャッター半開きになったまま。諦めて、会場に向かうジュンコちゃんと別れて、〈マゼラン〉へ。その手前の路上で、向こうから塩山芳明さんがやってくる。映画館を探しているという。あとで会うことにして、〈マゼラン〉に入る。高熊さん挨拶し、『今野勉テレビズム宣言』(フィルムアート社)1000円、を買う。装丁平野甲賀写真浅井慎平


暑くてたまらないが、〈火星の庭〉に向かうバスはないというので、定禅寺通りを15分歩いてたどり着く。すっかり汗ダクっすわ。武藤良子さんの展覧会を眺め、前野健一さんサービスアイスティーをいただく。時間があるので、今日のトークのメモにいくつか書き加える。3時半に出て、錦町公園を抜けて、仙台市市民活動サポートセンターの地下ホールへ。ブックカフェ講座「私のブックカフェをつくろう」の参加者がすでに待っている。7階の楽屋に荷物を置き、講座を拝聴。講師は前野久美子さんと〈貸本喫茶ちょうちょぼっこ〉の福島杏子さん。画像を見せながら、それぞれの店の始めたきっかけや運営について話し、続けて、東京関西のブックカフェ福島さんが最近旅行で行ったヘイ・オン・ワイの「古本の街」を紹介。参加者はそれを聴きながら、最初に配られたシートに、「自分がブックカフェをつくるとしたら」という構想を書きこむという段取り参加者からの質問も活発に、かなり具体的に出ていた。後ろから見ていて、たけうま書房さんに似ているヒトがいると思ったら、本人だったので驚いた。こないだ横浜で会ったときには、来るなんて云ってなかったのに。

 

終りに全員のシートを集めて、前のテーブルに並べる。突拍子もないアイデア、かなり実現性の高そうなものなど、いろいろ(すぐに参加者に返してしまったが、その場でコピーを取って主宰者が保存しておけばよかった)。2時間という短さで、かなり有意義な講座になったのではないか。終わってから、参加していた加藤哲夫さん、大泉浩一さんと、「このスタイルなら、東京などでも人が集まるんじゃないか」と話す。


楽屋に戻ると、いがらしみきおさんとアシスタントのお二人、アストラの奥山晶子さんが到着されていた。そのうちに塩山さんも来て、雑談混じりの打ち合わせ。7時5分過ぎにジュンコちゃんが呼びに来て、地下へ。3人で壇上にあがり、トーク開始。客は40人ほど。いがらしさんが『エロジェニカ』でデビューしたことから入り、当時のエロ劇画業界事情などへとハナシを進める。いがらしさんは、最初からアクセル全開。「私は田舎で育ったけど、いい人なんかいなかったですよ〜」などと。そして、塩山さんの一日を本人がナレーション入りで撮った映像(自称「森山大道っぽい」)を流すと、会場は大ウケ。いがらしさんは、今後は「宗教マンガ」を書きたいと熱っぽく語る。塩山御大は、五十嵐さんのテンションにやや押され気味だったかな。最後にいがらしさんの漫画家30周年記念のTシャツを、ジャンケンで勝った客にあげて、終了。ほぼピッタリ1時間半。トークの写真は『風の時』編集部ブログにあります(http://yaplog.jp/sendai_kaze/archive/972)。


客席には、岡崎武志さん、財津さん、モンガ堂さん、たけうまさん、ドンベーブックス夫妻、山崎邦紀さんとタコ多田さん(示し合わせたようにアロハと半ズボンで、初老ゲイカップルみたいでした)と、わざわざ仙台までやってきた知り合いの顔多し。最初に想定していたほどの客入りではなかったが、これぐらいの人数だと、かえってディープな話ができたような気がする。サインを終えて、会場を出て打ち上げ会場へ。〈森〉という焼肉屋の2階で、テーブル席が貸し切りに。冷房がないので暑く、ビールがしみわたる。あれはどこの部位なのか、白いモツを焼いたのが柔らかくてウマかった。


いがらしさんがゆっくり話したいということで、先に失礼して、しばらく歩いた先のカラオケボックスへ。ココだと耳のことを気にせず、ゆっくり話せるようだ。塩山山崎、多田の初老トリオと、いがらしさんの元スタッフという熊谷光樹さん、そして、わざわざこのトークを見に来たという『IKKI編集部豊田夢太郎さんの7人。世間のコードにとらわれない、いい加減で自由な会話をたっぷり楽しんだ。12時半に店を出て、出口で記念写真を撮って解散。塩山さんとタクシーに乗って、前野宅へ。シャワーのあと、塩山さんと二人で並んで寝る。御大いびきがうるさかったが、疲れていたのでわりとすぐ眠った。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20090626

2009-06-25 仙台に行ってきます

朝8時起き。《つばさ》を観てから、西日暮里へ。今日がデッドの『本が好き!』の原稿を書く。今回は「お好み本ひろしま」。12時半に書きあげて送信して、〈往来堂書店〉へ。森銑三『落葉籠』下巻(中公文庫)と『KISS』を買い、フリーペーパー『往来っ子新聞』第2、3号をもらう。若手スタッフがつくり、週刊で発行中。がんばれ、〈東京堂〉の『週刊三階』に負けるな。光文社のKさんと待ち合わせ、近くの〈三里〉で鴨せいろ・そのあと〈カフェコパン〉で新書の打ち合わせ。「今年中に出したい」と云うと、「大丈夫ですかあ〜?」とはなから疑わしげな返事をされる。でも、このテーマはどうしても今年中に出したいので、最優先でやるつもり。


終わってウチに帰り、写真キャプションを書いて送る。そのあと、ちょっと寝たり、明日出かける準備をしたり。8時に〈ブーザンゴ〉で茶話会。今回は、一箱古本市weekで《D坂美女狂想》を上映した映画監督の松村克弥さんと、実行委員でプロデューサー役を果たした及川さんのハナシ。映画関係者も来てくれる。監督は〈協和会の蔵〉に惚れこみ、ココでしか上映したくないそうだ。7月11日(土)には、ココでの再映が決定。15時から1時間ずつ全5回。各回に違うトークゲストが出演します。


明日早いので先に失礼してウチへ。《アメトーク》を観ながら、明日の準備。朝早く上野発の新幹線仙台に向かう。昼間は市内を回って、7時から、いがらしみきお×塩山芳明のトークを司会します。仙台の皆さん、会場でお会いしましょう。さて、寝るか。


忘れてた。明日で、このブログは開始からまる5年となり、6年目に入ります。ここまで続いてきたことに、われながら驚きます。何を書くにもこのブログでの記述が頼りなので、いまとなっては、2004年6月25日以前のことはきちんと思い出せないほどです。これからも、なるべくスタイルを変えずに続けていきたいです。いつも読んでくださっている方に感謝。そして、「けものみち計画」の茶話会、あとお一人様で締切です!

bakocutei_pontabakocutei_ponta 2009/06/26 17:33 五周年おめでとうございます。「日曜研究家」での連載の頃から拝見していたので、五年も書かれていたのにいささかショックを覚えています。ありきたりですが時の経過は早いですね。これからも楽しみにしています。

kawasusukawasusu 2009/06/28 17:59 >bakocutei_pontaさま
「日曜研究家」から通算すると、もう15年ぐらい公開日記を書いているコトになります。今後ともよろしくお願いします。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20090625

2009-06-24 《私は猫ストーカー》は素晴らしい「谷根千映画」だ

本日東京新聞朝刊・22面の「したまち」欄に、《私は猫ストーカー》特別上映会の記事が写真入りで大きく載りました。連絡先はスローラーナーだけ載りましたが、メールでも受け付け中。満席の可能性が出てきましたので、なるべく予約をお勧めします。詳しくはこちらをご覧ください(http://d.hatena.ne.jp/shinobazukun/20090527)。


今朝は大雨。昨夜眠れないままに、村上春樹『1Q84』上巻(新潮社)を読んでいたので、寝坊してしまった。なかなか観られずにいた鈴木卓爾監督私は猫ストーカー》をDVDでようやく観る。冒頭から、知っている通りが出て来て、次はどこなのかと気になる。日暮里諏訪神社から不忍池までと、ロケの範囲はかなり広い。映画としても、ハル(星野真里)の他人との距離感が、微妙に縮まっていく様子が、猫ストーカーとしての成長と重なっていて、とてもよかった。29日には上映後に、鈴木監督浅生ハルミンさんとトークをするが、そこでいくつか訊きたいことがあった。


3時に仕事場に行き、ゲラ戻しなど。いろいろ届いていたが、また紹介しますね。4時に出て、飯田橋漫画屋へ。移転してからは初めて。仙台でのトーク用に塩山さんが撮影したビデオを確認。会場で流すことにする。しばらく雑談してから九段下へ。〈啓文堂書店〉で、原武史松本清張の「遺言」』(文春新書)、山本直樹レッド』第3巻(講談社)を買い、東西線に乗る。


7時前に東小金井海風〉到着。着いた時にはすいていたが、ライブが始まる頃には満席で立ち見も出る。荻原魚雷さんも来ていた。『ぐるり』の五十嵐一家と一緒に見る。まず、東京ローカル・ホンク。相変わらずのパワフルなステージギター井上さんがプレスリーみたいな髪型にしていてビックリ。次が薄花葉っぱ。セカンドアルバム[朝ぼらけ]の東京でのお披露目ライブ。これまでとは違うタイプの曲も多くやるようになっていた。最後に2バンドで一緒にやる。2つのバンドの音の方向性はちがうが、歌詞にみえる感覚は似ているかもしれないと思った。下村よう子さん、ホンクのみなさんに挨拶して、中央線で帰る。明日は朝から原稿を書かねば。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20090624

2009-06-23 6月は長い月

先週の週末は、岡崎武志さんが函館でトーク、わめぞ連が仙台古本市、ぼくが大阪でトークと、あちこちでイベントが。ここまで広がりを見せるとは、数年前までは思わなかった。


朝8時起き。《つばさ》を観てから、西日暮里へ。たまっていた手紙ゲラの処理。今日インタビューのために、CDを何枚か聴き直す。12時半に出て、下北沢へ。大阪ほどではないが、今日東京暑い。目に付いたラーメン屋で、醤油ラーメンを食べる。かつおダシが濃厚なのは、最近の傾向か。〈無寸草とづづ〉で、『ぐるり』の松倉如子渡辺勝インタビュー。2人のニューアルバムを中心にあっちこっちにハナシが飛んだが、聴きたかったことはだいたい聴けた。渡辺さんは明日〈アケタの店〉で、松倉さんは7月30日に〈スター・パインズ・カフェ〉でそれぞれレコ発ライブがある。といっても、どちらにも互いに出るんだけど。


この店には1点、美濃瓢吾さんの絵がかけてあった。ちょうど今日浅草木馬亭〉で美濃さんと秋山祐徳太子出版記念会があり、行きたかったのだが、体力的につらかったので見送る。すいません。〈ディスクユニオン〉に寄り、新品で武田和命[ジェントル・ノヴェンバー]、中古で[近田春夫&ハルヲフォンLIVE! 1975〜77]、大村憲司[リーヴィング・ホーム]、スーパーミルクライブ・エレキダンス 1979〜1980]、ユニコーン[シャンブル]と、珍しく買い込んだ。西日暮里に帰り、〈サミット〉で買い物してからウチへ。カレーをつくって、DVDで《Gメン’82》を観る。


明日は東小金井海風〉で、東京ローカルホンクと薄花葉っぱライブです。珍しい組み合わせなので、ぜひどうぞ。明後日は恒例「不忍ブックストリートの茶話会」。お話谷中映画を撮った映画監督の松村克弥さんです。〈ブーザンゴ〉にて。そして、金曜はついに、仙台でのいがらしみきお×塩山芳明トークショー、土曜は一箱古本市日曜日は夕方に帰京して、西荻ブックマークを聴きに。それで、月曜日不忍通りふれあい館での《私は猫ストーカー》特別上映会。ミニトークもあります。その間に原稿や打ち合わせもあるし、気の抜けない一週間です。そうか、今月って、まだ一週間もあるのか……。6月はすでにもう、2か月分ぐらいの出来事があった気がするのでした。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20090623

2009-06-22 蒸し暑さに耐えて「大大阪観光」

12時に寝たが、隣の部屋のいびきが壁越しに聞こえてきてウルサイ。あと、冷房の調整も難しく、しばらく眠れなかったが、2時ごろには眠った。7時半に起きて、8時にチェックアウト。ホテルを出てすぐのところの立ち食いそば屋のチェーン〈都そば〉(だったかな)で、きざみうどん大阪に来ると、なぜかきざみうどんが食べたくなる。阪急梅田まで歩き、途中で乗り換えて、六甲へ。駅の中にある〈ブックファースト〉がまだ9時なのにもう営業している。東京で見つからなかった、『京都の迷い方』(京阪神エルマガジン社)を買う。図版がふんだんに入っていて、楽しい本。こういう東京本って、案外ない。執筆者たくさんいるが、知り合いが10人以上いた。


関西でいつも取材に同行してくれるN社のKさんと待ち合わせ、S校の図書館取材。雨が降っていてムシムシする。11時半に終わり、また阪急でこんどは千里線沿線の某駅へ。気温があがって、夏の暑さ。ハンカチがすぐ汗でぐしょぐしょに。時間がナイので、駅前のラーメン屋に入ったがけっこうウマかった。K校図書館の取材。司書女性とハナシが合う。また阪急で北に向かい、モノレールに乗り換えて、柴原という駅で降りる。大阪大学総合博物館に行きたいのだが、構内が広いので、タクシーが大回りする。


大阪大学総合学術博物館http://www.museum.osaka-u.ac.jp/jp/index.html)で開催中の「映画『大大阪観光』の世界 昭和12年のモダン都市」を見る。まず、入口脇の部屋で、1937年昭和12)に、大阪市電気局と産業部による観光映画《大大阪観光》を観る。30分ほどの映画だが、地下鉄市電ビルディング、道頓堀動物園、寺社、祭りなど、大阪の見どころをギュっとまとめた構成。地下鉄心斎橋駅のホームにあるエスカレーターが、いまとほとんど変わってないコトに感動。この映画を観てから展示室に入ると、画面に写っているあらゆるモノに関する資料が展示されている。


見始めたところに、この展示を企画した橋爪節也さんが登場。それから、橋爪さんの案内付きで展示を見る。ひとつひとつに解説や裏話を加えてくれるので、トクした気分。展示物の八割は橋爪さんの個人蔵で、橋爪さんはこの映画をコマ単位注視しまくって、そこに写っている事物と自分のコレクションを結びつけたのだ。かけられた時間と手間とカネを考えると、空恐ろしくなってくる。展示を見終わってから、再び映画を橋爪さんの解説付きで観る。最初に気付かなかったコトが、いろいろ見えてくる。


会場では、多くのチラシやポスターが展示されていたが、それが昨日の〈レトロ印刷JAM〉の壁に貼られていた多くのフライヤーと重なって見えてきた。大阪の「紙モノ」の歴史は古く、深いのだ。この展示は7月11日(土)までやっているので、JAMフリーペーパー展を見てから、こっちにも回ってほしい。


石橋駅から阪急梅田へ。車中、橋爪さんに大大阪関係の資料についていろいろ教えていただく。企画につながればイイなあ。梅田で橋爪さん、Kさんと別れ、御堂筋線新大阪へ。さっき、阪急で鉄橋を渡った淀川を、今度は御堂線で渡るのが、なんだか面白い。〈蓬莱〉の豚まんを買って、6時すぎののぞみ号に乗る。8時半に東京着。ウチに帰って、まずシャワーを浴びる。2日ともいろいろ楽しかったが、なにしろ暑いので、ぐったりした。明日からも気が抜けない用事が多い。なんとか乗り切らねば。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20090622

2009-06-21 大阪は暑かった

f:id:kawasusu:20090621144122j:image f:id:kawasusu:20090621144125j:image f:id:kawasusu:20090621144249j:image

f:id:kawasusu:20090621144255j:image f:id:kawasusu:20090621162310j:image


朝8時起き。外は大雨。荷物を持って千駄木から千代田線JRへの乗り換え口で、上原隆さんに声をかけられる。これから図書館に行くところだと。『文藝春秋』次号でルポを書かれるそうだ。東京駅へ。9時10分ののぞみ号で出発。チキン弁当を食べ、京都までぐっすり眠る。新大阪には11時半着。ホームに降り立つと、ムワッとした熱気が押し寄せる。これはキビシそうだ。



御堂筋線中津へ。阪急中津駅方向に行きたいのだが、どこにもその表示がない。さすがは大阪。相変わらずストレンジャーに優しくない街だよ。案の定、違う方向から出てしまったらしく、完全に反対に歩いたり紆余曲折して阪急中津にたどり着く。何度か来た〈古本喫茶 伽羅〉を覗く。カウンターに座っている男性が、知っているヒトと違うなあと思いつつ店内を見て、半村良『おんな舞台』(文春文庫)100円、北野誠竹内義和『大濃告 明快サイキック読本』(青心社)350円、を買う。会計の時に〈古本喫茶 ぷれこぐ堂〉というチラシがあったので、「ココは近いですか?」と訊くと、この店のことだった。前の店から居抜きで引き継いだらしい。中がそっくりなので、気づかなかった。


そこから西へ歩き、中津商店街という、かなり寂れた通りから入ったところ、古い長屋が並ぶ辺りに〈PANTALOON〉があった。白で統一されたギャラリーなのだが、この建物長屋を改造したものだという。オーナーの椎屋さんに挨拶し、中を案内していただく。そこから中崎町に向かって歩く。暑くてハンカチがたちまちびしょぬれに。〈iTohen〉を覗き、そのまま南に下ると〈レトロ印刷JAM〉の新店舗があった。向かいの北京料理屋に入り、あまりに暑いのでビールと、水餃子チャーハン。素朴な味でウマかった。


JAMに入ると、イベントの設営中。手前が展示スペースで、奥が工場だが、今日工場部分でフリーペーパーの展示やライブを行っている。フリペ、展示したのは70誌だが、配布しているフリペにはそれ以外のタイトルも。奥の壁には、JAMが手がけたフライヤーが100種類ぐらい、ベタベタと貼ってあった。


荷物をおいて南へ。3分ほど歩くと中崎町雑貨屋やカフェが並ぶ辺りに出る。〈2匹のゾウ〉という雑貨店の中に、BOOK ONNの中嶋さんたちが共同で「三人の本棚」というコーナーを持っている。思ったより本の量が多い。イイ本があったが、一冊だけ、アリソン・アドバーガム『ドキュメント リバティー百貨店』(パルコ)1500円、を買う。ロンドンの老舗百貨店歴史で、図版が多い。〈書肆アラビク〉でアイスコーヒーケーキ。店主の森内さんがこの近辺で本のイベントをやりたいと云うので、焚きつける。


JAMに戻ると、ライブが始まるところ。はせがわかおりの歌を聴いたあと、トークの打ち合わせ。4時半からトーク開始。立ち見も含めて40人ほどか。パンタロンの椎屋さん、JAM橋本さんと三人で、フリーペーパーフライヤーなど、「紙モノ」のいまとこれからについて話す。「レトロ印刷」とは何か、どんな使い方があるかが具体的に聞けてオモシロかった。例によって、フリーペーパー発行者のプレゼンをやり、6時に終了。〈calo〉の石川さんや、池内美絵さんら、知り合いも多く来てくれた。


フリペ発行者の立石さん、大嶋さん、〈リブロ江坂店の三浦さん、貴島公さん、石井章さんと、しばらく歩いたところにある韓国料理屋〈釜山屋〉で打ち上げ。店主が親切で、サンギョプサルを裏返すタイミングまで指導してくれる。鍋奉行ならぬ鉄板奉行だった。石井さんとは数年ぶりに会う。9時にお開きになるが、ぼくの勝手天神橋筋の商店街までつれていってもらう。しかし、開いている古本屋はなく、そこで解散。タクシー中津ホテルに帰る。


フロに入り、讀賣テレビ芸人番組をみていたら、ほんこん中崎町ルポするというコーナーをやっていた。昼間通ってきた辺りだが、ココでの中崎町は泥臭く、ぜんぜん印象が違う。南ジョージという喫茶店のマスターが「ごめんね中崎町」という歌をうたうシーンがあるが、このポスターも昼間見た。それにしても、関西テレビを見るたびに、ただの通行人芸人のやりとりがオモシロイことに感心する。ポメラ日記を書き、12時に眠る。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20090621

2009-06-20 黄金町が浅草に!

朝8時起き。《つばさ》を観てから、洗濯とシャワー。仕事場に行き、『SPA!』の原稿を書く。編集部の名簿改訂のミスで、掲載誌がしばらく送られてこなかったが、その間に前野原稿岩佐東一郎書痴半代記』ウェッジ文庫)が掲載されていた。1時にしばらくぶりに〈ときわ食堂〉で定食。〈古書ほうろう〉で「水族かんのん楽市」の売れ残り本を受け取る。仕事場に戻り、仙台一箱古本市用の本に値付けして、宅急便で発送。


5時に出て、京浜東北線横浜京急に乗り換えて、日ノ出町へ。〈試聴室〉に行くと、たけうま書房さんがいた。彼が2番目の予約者で、ぼくが3番だった。今日はいつもより椅子が多く並んでいる。お客さんも熟年以上という感じのグループが多い(京急の車内で「ライブがどうとか」云っていた4人組もココに来ていた)。これは前半に出る「ハーモニカライナーズ」を観に来た客らしい。1963年に結成されたというハーモニカだけのトリオで、60代末から70代の男性三人がラメ入りの派手な服を着てステージに上がる。リーダーギャグを混ぜつつ流暢に喋ると、お客さんは大喜び。やたら、モノを食ってる客が多いこともあり、浅草演芸場にいる気分になる。


しかし、このトリオ演奏は素晴らしく、メロディーコードベースとそれぞれ違うハーモニカを操り、ブルースジャズ歌謡曲、さらにはハードロック(「スモーク・オン・ザ・ウォーター」!)などをやる。レイモンド・スコットの曲までやったのには驚いた(レイモンド・スコット好きのたけうまさんと思わず目を合わせた)。数曲、打ち込みやギターなどの音に合わせてやったが、たんに伴奏になってしまい、面白くない。ハーモニカだけでやると、リズムの振り幅があってナンとも云えずいいのである。


休憩をはさみ、ロンサムスリングス。客席はまだざわざわしていて、演奏が始まっても話し声がうるさい。しかし、いつもの通り淡々演奏するうち、客もこの雰囲気に同調して来る。後半の数曲は気持ちよくて、うとうとしてしまった。


終わって、たけうまさんといつもの〈第一亭〉へ。ビール焼酎を飲み、青菜炒め、子袋炒め、ギョーザ焼きそばなどを食べる。ナニ頼んでも素早く出て来て、どれもウマイ、しかも安い、という奇跡のような店。10時半に店を出て、横浜京浜東北線に乗り換えて西日暮里へ。ウチに帰り、明日の準備をしたら1時になった。


明日は朝から大阪に向かいます。午後4時半から〈レトロ印刷JAM〉(http://jam-p.com/fes.html)で、フリーペーパーについての座談会を行ないます。入場無料ですので、ぜひおいで下さい。では。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20090620

2009-06-19 「賞獲ったって仕事なんか増えませんよ」by栗原裕一郎

朝8時起き。《つばさ》を観てから、仕事場へ。今日の授業のレジメや週末の大阪行きの資料をプリントする。書かねばならない原稿には取り掛かれず。12時に出て、下北沢へ。H社のHさんと会い、〈kate coffee〉へ。Hさんは最近カフェ研究してるとかで、「ここはワンプレートじゃないから、カフェじゃないですよね!?」などと答えに困ることをおっしゃる。


Hさんと別れて、隣の〈ほん吉〉へ。外の棚で、『真鍋博展』の図録を見つける。水ヌレだが、300円は激安。中に入ると、しばらく来ないうちにずいぶんイイ本屋になっている。各ジャンルの本の層が分厚くなっていて、棚の下のほうにもイイ本が埋まっている。できた当時は、理想は高いが現実がまだ追いついていない感じだったけど、いまは、とても充実している。古本屋(だけに限らず店というのは)って、進化(変化)するものだなあと、改めて思う。三枝佐枝子『女性編集者』(筑摩書房)500円、田川律日本フォークロック史』(音楽之友社)500円、小林信彦紳士同盟ふたたび』(扶桑社文庫)370円、を買う。


小田急線鶴川へ。駅で栗原裕一郎さんと待ち合わせ、大学へ。控え室にいたら、栗原さんに声をかける人がいて、それが編集者木村重樹さんだった。この大学雑誌についての講義を持っているのだが、お目にかかるのは初めて。『別冊宝島Real』の大月隆寛監修の文学モノは、栗原さんが企画木村さんが編集だったと初めて知る。時間となり、教室に行くと、小説家福永信さんが聴きにいらしていた。


今日の授業は「雑誌ライターという仕事」をテーマに、栗原さんの経験を話していただく。まず、栗原さんの声が後ろに聞こえないので焦る。マイク使うほど広い教室じゃないんだが……。なんとかマイクを出してきてもらい、それで話をする。『別冊宝島』から『大航海』まで、いろんな雑誌仕事をしてきた栗原さんだが、掛けた時間生産性がまったく引き合わないことを強調していた。面白いのだが、あまりに夢がないので、結論めいたエピソードを引き出そうとしたが、栗原さんが予定調和に強固に抗ってそのまま時間切れ。まあ、こういう人じゃないないと十何年もライターとしてやっていけない、というコトは学生に伝わったような気も。来週は仙台に行くため休講。その翌週にいよいよ課題を提出させるので、終わってからもその質問を受けたりして時間を食う。


先に8階に上がっていた栗原さん、福永さん、和光の三上さん、松枝さんと発泡酒を飲みながら8時ごろまで話す。そのあと駅まで歩いて、小田急線で途中まで一緒に帰る。福永さんの新刊デビュー作のリニューアル版)に合わせて、栗原さんらとトークをやるそうです。この日、西荻ブックマークなのでぼくは行けませんが、興味のある方はどうぞ。


アクロバット前夜90°』刊行記念トークイベント

臍で茶のみ話


【出演】福永信栗原裕一郎円城塔

【日時】2009.6.28(日) 16:00〜(開場15:30)

【入場料】500円(オマケ付、当日会場にて清算)

【会場】オリオン書房 ノルテ店 ラウンジ

立川市曙町2-42-1 パークアベニュー3F

※ご参加希望のお客さまは、店頭電話メールにて席のご予約をお願い申し上げます。


詳しくはサイト

http://www.orionshobo.com/topix/story.php?page=3&id=497


サイトの告知で、3人のプロフィールを福永さんが書いているのだが、それが妙に長くて笑えます。


西日暮里に着いたのは10時。本の雑誌社から、大竹聡『今夜もイエーイ』(1600円)を送っていただく。『雲のうえ』に載った文章(「角打ち」めぐり)も入っている。それと、千駄木在住のデザイナー遠藤勁さんから『私の帝都物語』が届く。いまや、「私家冊子作家」と化した遠藤さんの東京回顧。本郷の森川町についての文章がイイ。


ウチに帰り、焼きそばをつくって食べる。DVDトニー・ギルロイ監督フィクサー》(2007・米)を観る。ジョージ・クルーニー主演の内部告発モノだが、最後までどの辺に話のポイントがあるのかよく判らず。そのあと、東村アキコママはテンパリスト』第2巻(集英社)を読んで、眠る。


仙台では明日から「わめぞ」の古本市が始まる。今日あたりから多くのメンバーが準備に仙台入りしており、明日にはさらに多くの人たちがイベントを見にかけつけるようだ。おかげで、一週間後に東京から仙台に行く連中はひねくれ者ばかりというコトに。塩山さんとぼくの人望のなさがモロに結果に現われたなあ。でも、そのまま一週間仙台に滞在するのも、いちど帰ってからまた仙台に来るのも自由ですからね。みなさん。

財津正人財津正人 2009/06/20 12:06 仙台、塩山さんといがらしさんのトーク、ほんと楽しみです。26,7年前の取次時代、上司のだめだしに逆らって、いがらしさんのコミック(竹?)を仕入れ続けていました。もちろん、一箱も今回はちょっとがんばります!

kawasusukawasusu 2009/06/21 00:40 わざわざ広島からどうもです!

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20090619

2009-06-18 ラジオを買う

朝8時起き。《つばさ》を観てから、西日暮里へ。スサミストリートでは珍しく長年営業していた〈ルノアール〉が数日前に閉店。すでに取り壊し作業に入っている。仕事場から直近の喫茶店であり、旬公は一時期仕事場代わりにしていたが、ぼくはあまり行かなかった。E誌のTさんと会うとき、久しぶりにココに入ったのだが、その二週間後に閉店とは。


仕事場で『進学レーダー』の図書館原稿を書く。あとは、いろいろ連絡しているうちに時間が過ぎる。江口寿史サイトhttp://www.kotobuki-studio.com/index.html)をときどき覗いているが、6月日記更新されていた。その前のも載ったのかと思ったら、1月の次が6月だった。このいい加減さがスゴイ。


2時半に出て、有楽町へ。〈ビックカメラ〉で携帯ラジオを買う。退屈くんが愛用しているのと同じ、ソニーの機種。各局がプリセットされている。コレでいろんな番組が聴けるな。3時半、神保町。〈高岡書店〉で『映画秘宝』を買う。靖国通りラーメン屋でつけ麺を食べて、〈神保町シアター〉へ。山本薩夫監督《ペン偽らず 暴力の街》(1950)を観る。山本の初期作品だが、左翼イデオロギーをいちおう前面に押し出しておいて、じっさいには、泥臭い人間ドラマをこれでもかと展開していく。前半でちょっと眠ってしまったのが惜しかった。


終わって、急いで千代田線千駄木へ。〈古書ほうろう〉で久しぶりに右文書院青柳さんと会い、すずらん通りの〈あかしや〉へ。美濃瓢吾さんの『逐電日記』のハナシなど。この店、地元では有名だが、ぼくは初めて。店主夫婦がイイ味出している。


10時頃にウチに帰り、洗濯をしながら、録画したテレビを見ていると眠くなった。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20090618

2009-06-17 油断ならない中央線

今週金曜日和光大学雑誌研究」は、ニュー評論家(の看板は下ろしたんだっけ?)にして『〈盗作〉の文学史』(新曜社)の著者・栗原裕一郎さんをゲストにお招きして「雑誌ライターという仕事」についてお話いただきます。ちょうど『大航海』(新書館)の休刊が決まったそうで、その辺の話なんかも。相変わらず、ニセ学生歓迎です。16:20〜17:50、A棟3階のメディア室5(N307)へどうぞ。


朝8時起き。《つばさ》を観てから、仕事場へ。午前中は『進学レーダー』の書評を書く。戸川安宣さんのブログhttp://blog.livedoor.jp/jigokuan/)で、ミステリ作家中町信氏が亡くなったコトを知る。74歳。数年前、まさに戸川さんが担当して創元推理文庫から出た一連の長篇(旧作の全面改稿)を読んではじめてこの作家を知り、古本屋ノベルスや文庫をほとんど全部集めて読んだ。倒叙というスタイルへの執着と、ある意味投げやりとも云えるようなルーティーンな物語展開で、気持ちよく読めた(が、すぐに忘れてしまった)。


12時半に出て、銀行で金を下ろし、郵便局日本育英会に返済する奨学金16万8000円を振り込む。これで学部、大学院ともに返済が終わった。合計で300万以上を毎年6月12月に返済して16年目にして完済(無利子)。これが借りられなかったら、ぼくの学生生活は成り立たなかった。アルバイトをあまりせずに、ひたすら本を読めたのもこの奨学金のおかげだ。日本育英会日本学生支援機構名前が変わり、奨学金制度の存続も論議されているようだが、ぜひ続けてほしいものだ。あとで、母親電話して完済したコトを報告。ついでに、旬公が千葉ブタを飼っていることを今ごろ知らせたが、「また変わったことをやってるねえ〜」という感想だった。ウチの場合、嫁と姑の立ち位置が違いすぎて、いつもこんな感じである。


往来堂書店〉で、永井龍男『わが切抜帖より・昔の東京』(講談社文芸文庫)を買う(新刊と思ったら復刊だった)。あと、清野とおる『東京都北区赤羽』第1巻(Bbmfマガジン)は、旬公大プッシュの漫画家ケータイ漫画単行本化。ひつじ書房松本功さんと待ち合わせ、近くの〈プルミエ〉でハンバーグステーキ。お会いするのは何年ぶりだろう? 相変わらず精力的な感じだった。目録『未発』の最新号をいただく。来年創立20周年とのこと。


仕事場に戻り、ソファで本を読んでいるうちに眠ってしまう。4時前に目覚め、ダッシュで出かける。〈神保町シアター〉で、特集「観光バスの行かない町」。川本三郎さんがローカル色豊かな映画を選んでいる。今日杉江敏男監督《黒い画集 ある遭難》(1961)。再見だが、眠らずに最後まで観た。前半は地味な役者ばかり(死ぬ男が児玉清だと最後まで気づかず)だが、石井輝男脚本は、山の風景カットバックを緻密に構成しているので飽きない。ラストが拍子抜けするのだが。


終わって、〈東京堂書店〉で『大航海』終刊号を買い、久しぶりに〈キッチン南海〉で、盛り合わせ定食。〈高岡書店〉で早売りの『週刊文春』と、いがらしみきお『きょうのおことば』第1巻(Bbmfマガジン)を買う。後者は清野とおると同じ版元で、初耳だが、携帯漫画サイトの運営会社なのか? ちなみに、いがらしさんは6月28日(日)に池袋リブロ〉でサイン会を開催とのこと(http://natalie.mu/comic/news/show/id/17699)。仙台のトークショーの2日後じゃないか。


半蔵門線九段下乗換えで、東西線高円寺で降りる。駅前の古本屋を覗くも、〈都丸書房〉が休み時間が余る。〈Sunrain Records〉で見汐麻衣(埋火)のソロCD-R[ひきがたり]を買う。7時半に〈円盤〉に着くと、すでに並んでいる。ぼくは椅子席に座れたが、『ぐるり』の五十嵐さんは立ち見。どちらにしても狭くて身動きとれず、しかも冷房がまったく効かずに暑い。そんな中での松倉如子さんのセカンドアルバム[パンパラハラッパ]発売記念ライブ。前半は渡辺勝さんと、後半は渋谷毅さんと、そして三人で。渡辺渋谷ソロも聴ける。松倉さんのボーカルが前よりさらに自在になっているのに驚く。『ぐるり』次号で松倉さんと渡辺さんのインタビュー担当するのだが、ハナシが聞けるのが楽しみだ。


あまりに暑かったのでビールでもと、じつに久しぶりに〈コクテイル〉へ。客は少なく、テーブルに落ち着く。ビール日本酒を飲んで話すうち、いい心持ちに。中央線で飲むときには終電が早いので注意しているが、気づくと12時。駅に着いたら、12時25分の終電しかなく、西日暮里まで行きつけないことが決定。しかたなく、最終でお茶の水まで行き、そこからタクシー千駄木に帰る。これだから中央線は油断できない。2時ごろに眠る。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20090617

2009-06-16 ゲラを見たりDVDを観たり

けものみち計画」の茶話会、残り2名様になりましたです。女性の方で迷っている方も、すでに女性が1名エントリー済みですので安心です。ぜひどうぞ(http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20090602)。


それと《私は猫ストーカー》特別上映会ですが、入場は予約優先となりますので、お早めにお申し込みください(http://d.hatena.ne.jp/shinobazukun/20090527)。


大阪〈レトロ印刷JAM〉でのフリーペーパー展は6月21日(日)〜27日(土)に開催です。初日の16:30からトークも行ないます。入場無料ですが、予約していただくと椅子席を確保します。詳しくはサイトを(http://jam-p.com/fes.html)。


ぐっすり眠ったせいか、7時前に目が覚めてしまう。書評の本を少し読む。《つばさ》を観てから、西日暮里へ。某誌の記事と某社の単行本ゲラを見終えて返送する。それから書評の本を読む。


上原隆さんより新刊『にじんだ星をかぞえて』(朝日文庫)をいただく。ちょうど宅配されていた時期の朝日新聞に連載されていたので、ときどき読んでいた。扉野良人さんからは、季村敏夫+扉野良人編『Love is 永田助太郎戦争音楽』(震災・まちのアーカイブ)を。コレも読ませていただくが、岡崎さんのブログに載っていた扉野さんの結婚記念の冊子も送ってほしかったなぁ〜。


東川端三丁目さん(http://d.hatena.ne.jp/thigasikawabata/)のところで知ったのだが、ポット出版から松沢呉一さんの久々の新刊エロスの原風景 江戸時代昭和50年代後半のエロ出版史』が6月25日に出る(http://www.pot.co.jp/books/isbn978-4-7808-0126-2.html)。カストリ雑誌自販機本などエロ出版史を記述した上で、エロ本173冊、図版354点をフルカラーで掲載。しかも、続編がありそうな感じなので期待大。


昼飯は道灌山下の〈いっとく〉(だったかな?)で、つけ麺。以前はすぐにつぶれそうな店だと思っていたが、いまや、一月に数回通っている。ウチに帰り、洗濯をして、《プリズン・ブレイク》シーズン4を観はじめる。もはや惰性だが、コレで最終なので付き合っておこう。夕方から大雨で、雷が鳴りまくり。エエ市も雨が降っているかも。三匹のブタは元気かな?


作家山下武氏が83歳で死去。青弓社から出た古書エッセイは全部読んでいるが、好きかと云われると、答えに詰まる。戦前古書古本屋についての該博な知識や、忘れられた作家への偏愛ぶりは凄いと思うが、コラムでは古書店を激しくする文章が多く、それが目録自分の欲しい本を当てなかったり、高かったりすることへの不満だったりして、そういう私憤を上から目線で書くあたりには辟易した(塩山芳明さんあたりは「そこがイイ」と云うだろうが……)。生前、お目にかかる機会はなかった。ことし出た『書斎の憂愁』(日本古書通信社)が未読なので、この機会に読もう。


上智子さん経由で、堀内花子さんから堀内誠一展のチラシ、DMを送っていただく。この展示は必見です。


堀内誠一 旅と絵本デザインと」

7月4日(土)〜9月6日(日)

場所:世田谷文学館


アートディレクターとして、また絵本作家として、数多くの名作を遺した堀内誠一さん。また旅を愛し、雑誌イラストと文章で各地の文化風俗を紹介したことでも知られています。今展では、早熟な才能を開花させた10代から晩年に至までの功績を辿り、「デザイン」「絵本」「旅」の3領域にまたがった創作活動の全容を紹介。今日でもなお受け継がれている彼の創作世界をぜひ体感してください。


(トークイベント

堀内さんの旅」 巖谷國士

7月11日(土) 14:00〜


堀内さんの絵本」 スズキコージ×土井章史

8月8日(土) 14:00〜


堀内さんの雑誌づくり」 石川次郎×幅允孝

8月29日(土) 14:00〜

*料金 各回1000円(展覧介入場券付き) 

各回の当日11時より1階ロビーにてチケット発売。定員150名。


世田谷文学館

http://www.setabun.or.jp/


 この展示にあわせて、平凡社コロナ・ブックスから、『堀内誠一 旅と絵本デザインと』が6月末に刊行されます。

http://heibonshatoday.blogspot.com/2009/06/blog-post_8661.html



もうひとつ、展覧会のお知らせ。毎年「一箱古本市」のスタンプをつくってくださっている八朔ゴムはん・片岡知子さんのワークショップの模様を展示します。


八朔ゴムはん/片岡知子

八朔ゴムはんのワークショップ」展

6/23(火)-6/28(日) 月曜休み


はんをつくることと、もうひとつ、つづけているワークショップのこと。 回を重ねるごとに湧いてくる、楽しみや発見、可能性を眺める展覧会


八朔ゴムはん 制作者/片岡知子■(はっさくごむはん かたおかともこ) カラカス生まれ 東京育ち 彫刻を学ぶ 2002年手紙展(彫刻展) その後スタンプ制作の機会が重なり2004年より八朔ゴムはん/ラバースタンプをめぐる 活動をはじめる オーダーメイドスタンプの制作ワークショップの開催、イベントギャラリー等で作 品を発表。


美篶堂

〒101-0021 東京都千代田区外神田2-1-2 東進ビル本館1F

Tel : 03-3258-8181 Fax : 03-3258-8181

http://www.misuzudo-b.com/index.html

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20090616

2009-06-15 一箱指南で日帰り出張

朝8時起き。《つばさ》を観てから、出かける準備。9時すぎに出て、上野から長野行きの新幹線に乗る。信州の某所で「一箱古本市」をやりたいという話があり、そのレクチャーのために呼ばれていくのであった。私鉄に乗り換えて、某駅で降りる。Kさんが迎えに来てくださり、昼食へ。そのあと、街をぶらぶらする。


4時ごろから2時間ほどかけて、不忍ブックストリートやほかの街での一箱古本市の実例を話し、今回の企画をどう進めたらいいか、思うところを話す。9月に開催というので、あまり時間はないのだが、開催場所も主催もこれまでにないケースであり、成功したら今後のモデルになるかもしれない。イタリアンの店での夕食会には、間をつないでくれた〈追分コロニー〉の斎藤さんも参加。8時半の電車に乗り、新幹線に乗り換えて上野まで。以上、まだ企画中なので地名を伏せたのだが、追分コロニーさんがもう書いちゃったなあ……。まあ、このブログでは確定してからお知らせします。とてもいい街なので、みんなで出店しましょう。


帰りの新幹線で、この数日読んでいた、ネヴィル・シュート渚にて』(創元SF文庫)を読了人類滅亡モノの古典映画化もされているが、読まずにいた。最近、完全版の新訳が出たので読んだのだが、しみじみとさびしい気持ちになった。名作にして、発表から52年経ったいまなおリアリティを持っている。向こうはイイ天気だったのだが、東京では大雨。上野の駅前からタクシーで帰ってくる。昨日原稿を書いた取材先の方から、これまで取材を受けた中でいちばん嬉しい記事だったというようなメールをいただき、こちらも嬉しかった。


日帰り出張で疲れたので、テレビでも見ようと、録画していた《やりすぎコージー》を観るが、前の映像の安易な使いまわし(それも3度以上観たやつ)に腹が立つ。どの番組も、ゴールデンに行っても変わらないとか云うのだが、一回の収録を数回に分けて使うとか、制作側の事情が透けて見えるのがイヤだ。媒体は違うが、『ヤングマガジン』や『ビッグコミックスピリッツ』も、作家編集部の都合優先だもんなあ。もうちょっとマジメに客のことを考えてほしい。


しのばずくん便り」(http://d.hatena.ne.jp/shinobazukun/20090614/p1)に、実行委員・キリヤさんによる、テルミンライブレポートが載りました。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20090615

2009-06-14 六本木から逃げたい気持ち

ちょっと寝坊して、朝9時起き。仕事場に行き、遅れに遅れた原稿にかかる。この雑誌で、最近の『本の雑誌』みたく連載陣の原稿到着順の近況欄が設けられたら、間違いなく毎回ラストでしょう。いつもの倍の分量なので、2時ごろにようやく完成。来週日曜日から〈レトロ印刷JAM〉で開催するフリーペーパー展の展示物を発送。あと、〈ユニクロ〉のネット通販で注文したジーパンなどが届く。とにかく試着というのがイヤで、店に行っても適当にしかしないので、だったらネットでも変わりないだろうと。多少、長くても短くても気にならないし。


5時すぎに出て、六本木。〈青山ブックセンター〉を覗いたあと、ライブハウススーパーデラックス〉をめざす。六本木通りの北側にあると思い込んでいたが、ずっと歩いてもそれらしき店がなく、外苑通りまで着いてしまった。その辺から、めんどくさがりの血が騒ぎはじめ、こんなスカした街でウロウロするのが嫌になる。いちおう南側に出て、そのまま地下鉄で帰ろうかと思ったら、こんどはあっさり見つかり、しかも、入ろうかと迷っていると、外から戻ってくる渕上純子さんにバッタリ。これは運命だなと、中に入る。けっこう広くて、どこからもステージがみられるのがいい。後ろの方の席に座る。


6時半スタートで、まずcore of bells。初めて聴くバンドで、最初の数曲は(曲間の小芝居も含めて)ついていけなかったが、だんだん良くなってくる。とくにドラム超絶技巧で、聴いていて気持ちよかった。つぎにふちがみとふなと芳垣安洋。前半の曲はほとんどがスキャットで、MCもない。曲調も内省的、という、いつもとはかなり違う感じ。渕上さんの声はいつもよりもハスキー。だと思ったら、最後の曲でノドを痛めていることが告白された。お気の毒ではあったが、その状況を逆手に取って、また新しい面を見せてくれたような気がする。そしてトリは、WATTS TOWERS。岸野雄一ライブは、新宿ロフト〉の20周年記念以来だが、いやー、楽しかった。見世物感覚と、馬鹿馬鹿しさと、社会批判と、ひとしずく孤独シェイクされたようなステージだった。バックの宮崎貴士ギターピアニカ)、岡村みどりキーボード)、近藤研二(ギター)、栗原正己(ベース)、イトケンドラムス)は、どんな状況にも対応できる熟達ミュージシャンウサギとJON(犬)の二大着ぐるみゲストも豪華だった。このバンドは半年に一回ぐらいしかやらないみたいだが、また観に来たい。短気を起して六本木から逃げ帰らなくてヨカッタ……と思う、充実のライブでありました。


休憩時間に船戸博史[通り抜けご遠慮ください]を買う。船戸さんのベース、芳垣さんのドラム、大澤香織(ピアノ)、小森慶子(サックス)という編成でのフリージャズ。あとで聴いてかなり気に入った。どう考えてもCD-Rリリースではもったいない


急いで西日暮里に戻り、昼間送った原稿ゲラを見てからウチに帰る。明日は某所の日帰り出張なので、それまで諸々の連絡を済ませておく。

宮崎宮崎 2009/06/15 01:45 あ、お越し頂いていたのですね、。
申し訳ないです。
お声をかけて頂けたらと思っておりました、、。


また、何かの機会に是非、改めて、。

kawasusukawasusu 2009/06/15 09:00 すみません、つい気後れしまして…
次のライブではごあいさつします!

宮崎宮崎 2009/06/16 01:14 おそらく、僕も南陀楼氏のイベントに伺ったら
気後れして声かけられないと思います。
そういう感じはお互いさまですよね、。
で、そういう感じの距離は意外と好きです。

2009-06-13 近場で過ごす日

けものみち計画」の茶話会は、残り4名様になりました。初めてお会いする方も何人か。参加ご希望の方はこちらまで(http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20090602)。


朝8時に起きるが、なんだかボーッとしている。書かなければならない原稿があるが、昼からでいいやと勝手言い訳をして、そのまま布団の中で眠ったり、本を読んだりする。昼は和風パスタビールを飲んだら本格的にダレてきて、今日は夕方までウチで過ごすと決める。そのまま本を読んでいると、さらにダルくなり、予約していたライブに行く気力が出てこない。5時頃に〈往来堂書店〉で、鴨下信一日本語学校』(平凡社新書)、北尾トロ『ぶらぶらヂンヂン古書の旅』(文春文庫)、小島貞二『高座奇人伝』、徳永康元ブダペスト古本屋』(以上、ちくま文庫)、『本の雑誌』、『コミックビーム』を買う。いつも寄る中華料理屋でギョーザラーメン。入ったばかりのお姉さんに注文を伝えるのに苦労するが、ニコニコしていたので「がんばれよ」と思う。〈ブーザンゴ〉に寄るも満席で、ウチに帰ってまた本を読む。


読了したのは、奥泉光×いとうせいこう世界文学は面白い。 文芸漫談地球一周』(集英社)、真保裕一アマルフィ』(扶桑社)、烏賀陽弘道『「朝日」ともあろうものが。』(河出文庫)。文芸漫談は一冊目より真面目だが、オモシロイ。『アマルフィ』は前半がかなりもたつく。しかし、この主人公でのシリーズが続きそうな感じ。『「朝日」ともあろうものが。』は非常に中身が濃く、個人の体験と朝日という会社の体質批判が離れがたくつながっている。読みながら、ヒドイなあと感じることしきり。次回の『SPA!』で取り上げよう。


借りっぱなしになっていたDVDモンテ・ヘルマン監督《銃撃》(1966・米)を観る。77分という短さで、状況説明がほとんどないので、いろいろ謎が残るが妙に印象深い映画だった。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20090613

2009-06-12 合宿でした

木曜日の夕方から、某社の企画旅館合宿してネタを出し合った。集まったのは池上線千鳥町駅の〈観月〉という旅館で、岡崎武志さんや退屈男くんが書いている通り、不思議な配置とテイスト建物だった。千鳥町という駅自体、はじめて降りたのだが、駅前のささやか商店街がどことなく気に入る。改札すぐのところにある書店で、夜寝る前に読むように『KISS』を買ったり。夕食にみんなで入った〈R亭〉という鳥料理の店もウマかった。店名のRに当てはまる部分が異様なので、店の女性に由来を聞いてみたら、「聴かないで下さい、云いにくいんです……」と回答拒否。なんだあ、めちゃめちゃ気になるなあ〜。


風呂に入ったりして、12時半ごろまであれこれやって終了。布団を敷くが、みんな宵っぱりなのかずっと話をしている。ぼくは最近1時過ぎると眠くなるので、電気を消してもらい先に眠る。「うるさい」と叱った覚えはありません。8時にすっきりと目覚め、ロビーテレビで《つばさ》を観る。部屋に戻ると、みんながニュースを観ている。北朝鮮金正日の三男の写真が間違っていたというニュースで、その写真を見て岡崎さんが「彷書月刊の皆川くんみたいやな」と云ったのに笑った。いや、別人の写真ですからね。


9時すぎに解散となり、五反田方面に向かうみなさんと別れて、蒲田に出て、京浜東北線で帰ってくる。授業の準備をしてから、ちょっと横になる。3時半に大学に着くと、退屈男くんが授業を聞きに来てくれていた。前回、面白い目次を3枚コピーして来いという課題を出したので、それをホワイトボードセロテープで貼り付けて、みんなで見ながらコメントさせる。このやり方は、一目瞭然でなかなかイイ。そのあと、目次とデザインの話をしたのだが、本来別の回に話していたことを一回でやるので、はしょりすぎになってしまった。来週は雑誌ライター仕事について、栗原推理小説作家協会賞受賞ライター”裕一郎さんにご出馬願う。


バスで駅まで戻ってから、北口にある古本屋を覗く。ひとりだと面倒なので、いままで寄らずにいた。梅が丘にある〈ツヅキ堂〉の支店で、映画本・サブカル本を中心にわりと品揃えがいい。外の100円均一で、遠藤周作『なつかしき人々1』(小学館)。梅崎春生山川方夫についての文章あり。中の1冊100円、3冊200円コーナーで、海『今日吉田茂』(中公文庫)、末井昭『素敵なダイナマイトスキャンダル』(角川文庫)、中野晴行球団消滅』(ちくま文庫)を買う。「古本屋ツアー・イン・ジャパン」さんにも訪れていただきたい、意外とイイ店だった。


いつものルート西日暮里へ。退屈くんと〈はやしや〉で飲む。ラジオの話が面白く、つい、「それでミニコミをつくれ」と焚き付けるが、いまいち効果なし。あと、ぼくの顔の記憶力がいかに悪いかについて、「わめぞ」の人たちを例に放したが、あんまりヒドいのでさすがにちょっと引かれていたような。この店で閉店の10時までいたのは初めて。退屈くんと別れて、仕事場に寄ってからウチに帰る。


「書肆紅屋」さんが、先日のシークレットワメトークのレポートを載せてくれています(http://d.hatena.ne.jp/beniya/20090607)。一つの間違いもない、見事なまとめ方です。紅屋さん、ありがとう。来られなかった方も、これを読んでいただければバッチリです。ただ、これは「正史」ではありません。あくまで2時間という枠での話せたことだけです。ほかにも、一箱にいたるいろんな流れがあるのです。

退屈退屈 2009/06/14 23:43 たしかに、「うるさい」なんて言ってないですよ。
「なんだよー、みんな寝ねぇのかよー!」
です。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20090612

2009-06-10 浦和ウロウロ

本日発売、『文藝春秋7月号で「『70点で人間失格太宰治検定」というのを書きました。8ページで50問。初級から上級まで、かなり差のある問題になっているので、ぜひチャレンジしてください。この歴史ある雑誌へのデビューが検定モノとは、まあ、ぼくらしいというか。編集部のMさんから依頼の電話があったのが、広島一箱古本市に出ている日で、翌日打ち合わせ、それから一週間で資料を集めて読み、原稿を書くという、太宰漬けの日々でした。この機会に未読の作品をたくさん読むことができて勉強になったのですが、せめてあと1週間早く依頼してほしかったよ。


先月から今月にかけて、『彷書月刊』の「古本検定」、この「太宰検定」、そして『yom yom』の「小説検定」と、検定仕事の日々。しかも、ほかにも検定がらみの仕事が入っているという……。セドローくんに「検定王って名乗ればいいじゃないですか!」と云われたが、その王、偉いのか?


朝8時起き。《つばさ》を観てから、仕事場へ。コンビニ宅急便を出してから、京浜東北線浦和へ。エルマガジン社のムックで、一日中、浦和の取材。浦和図書館の書庫を見せてもらったり、昼飯に入った〈ギンネコ〉というそば屋(戦前には洋食屋だったという)が美味しかったりと、いろいろ面白かった。〈須原屋〉では、小谷野敦美人好きは罪悪か?』(ちくま新書)、岩本ナオ町でうわさの天狗の子』第4巻(小学館)を買う。シライ&シライシのコンビは優秀で、一緒に仕事しやすい。しかし、ずっと歩き回ったので疲れた。最後にパルコの中にできたユナイテッドシネマ付設のブックカフェ〈Slouc Cafe〉で、取材終了。また京浜東北線で帰ってくる。


右文書院から美濃瓢吾『逐電日記』が届く。招き猫を描く画家にして、『浅草木馬館日記』の著者の、13年ぶりの2冊目だ。青柳さんから「美濃さんの本をつくってます」と聞かされたのが、2年以上前だったとおもうのだが、ようやく出たのだ。絵画、浅草、泡沫人間箱根種村季弘青梅などと、目次から単語を抜き書きするだけで嬉しくなってくる。装丁は意外にもハードカバー林哲夫さんのデザインも、いつもとは、どこか違っている。浅草的にキッチュというか。


夕方以降、旬公からなんども電話がかかってくるが、タイミングが悪くて出られず、かけなおすと今度は向こうが出ない。11時ごろにようやく話すが、「ブタがいるのでさびしくない」と断言され、ややしょんぼり。やっぱり、ブタと置き換え可能だったんだ……。明日から《つばさ》の、奥さんに気にかけてもらえない親父さんに感情移入してしまいそうだ。

halohalo7676halohalo7676 2009/06/11 00:58 さびしいとか思う暇がないんでーすーよーおおお。ま、どーせクサンチッペですけども。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20090610

2009-06-09 腹、無罪

昨夜遅かったので、寝坊して11時に起きる。しかも、まだ眠い。仕事場に行くも、なかなか原稿にとりかかれず、CDを聴く。いずれも発売前のサンプルで、松倉如子[パンパラハラッパ](P-VINE6月17日発売)、渡辺勝渡辺勝](ディスクユニオン6月24日)、図書館図書館新世界](ディスクユニオン7月24日)。松倉さん、渡辺さんはもうすぐレコ初ライブもあるので楽しみ。図書館田中亜矢、宮崎貴士近藤研二、イトケンによる新バンド。なんと、大半の作詞を足立守正が担当している。3枚とも何度も聴きたくなるアルバムだ。


3時ごろに催促の電話が入り、ようやく覚悟を決めて書きはじめる。何度か構成をやり直して、7時すぎにはなんとか完成する。8時すぎにウチに帰り、高菜チャーハンをつくって食べる。寝坊すると一日が終わるのが早いなあ。今日は早めに寝よっと。


本が好き!』最新号出ました。今回は不忍ブックストリートについて。自分の話を客観的に書くのは難しいです。そういえば、先日のシークレットワメトークについて、諸家の感想ブログで読むのが楽しい。なかでも、旅猫さんのがすごい、というか、怖い(http://tabineko.seesaa.net/)。わめぞの連中が「旅猫さんの云うことには絶対服従」なのが、なんか判った気がします。……ぼくの腹に悪気はありません。ノット・ギルティ!!!!!


あす発売の『文藝春秋』で「太宰治検定」を担当しました。よかったら、立ち読みしてください。

かねこかねこ 2009/06/10 19:01 いえいえ、わたしほど優しい人間はわめぞにはおりませんて。しかし手前が向井さんだったら完全に有罪でした(笑)。

kawasusukawasusu 2009/06/10 22:03 かねこさんのCGの技術で、腹の出っ張りを消せませんかねえ……。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20090609

2009-06-08 ブタはさぬきうどんが好きなんだって

コミケのブース、受かりました。8月16日(日)に出展。詳細はいずれまた。問題は新刊が間に合うかだなあ。旬公にハッパをかけねば。あと、7月4日(土)の「けものみち計画」の茶話会、残り5名様となりました。参加希望の方はご連絡ください。いらっしゃった方には、先日のワメトークで話題に出た、〈リブロ〉での『sumus』フェアの冊子を差し上げます。コレはレアですよ〜。


朝8時起き。三日間動き続け、飲み続けで、肩のあたりにどよーんと重い物が乗っかっている。《つばさ》を観てから、仕事場へ。ジュンコちゃんとおにぎりを食べる。昨日は終電で帰ってきたという。コレから早稲田に行くという彼女を送りだし、遅れていて『フリースタイル』の原稿を書く。600字のコラムなのに2時間近くかかってしまった。


12時前に出て、山手線新宿駅へ。今日が締め切りの原稿のために、某所を2時間ばかりうろつく。途中、〈ジュンク堂〉で、永島慎二黄色い涙』(マガジンハウス)と杉浦茂YELLOW MAN』(エンターブレイン)を買う。前者は『フーテン』が品切れなので代わりに買ったが、阿佐ヶ谷舞台で、新宿についての描写はなかった。3時頃に仕事場に戻り、原稿にかかろうとするが、体も頭もダルくてしょうがない。いったんウチに帰って横になる。


5時から「水族かんのん楽市」の店番の予定で、そのあと水族館劇場の楽日をジュンコちゃんと観ようかと思っていたが、この調子だととても無理。ちなみに、こないだミカコさんから、今回の芝居の初日あたりで、幕間の時にカッパくんが客席に生きたカエルを投げ込んでいたという話を聞き、顔面蒼白になったことも、今日、行く気力がなくなったことにいくぶん関係しているだろう。


ジュンコちゃんは今夜の夜行バス仙台に帰る。三泊四日、よく動いてたなあ。このところ一人暮らしなので、話せるヒトがいて楽しかったです。旬公に電話したら、嬉しそうに、「ブタさぬきうどんを食わせた話」をしてくれる。こないだ持っていった〈がもう〉のうどんをゆで過ぎて、三匹にあげたら食べる勢いがつきすぎて洗面器が割れたのだとか。ま、どうでもイイ話ですが。


6時過ぎまで布団でうとうと。そのあと資料を読む。晩は、ブタも食べた、がもうのうどんを、鶏肉やホウレンソウなどを入れたつけ汁で食べたら、おいしかった。そのあと、高橋洋二オールバックの放送作家 その生活と意見』(国書刊行会)を読み出したら止まらなくなる。テレビ映画についての時評的コラム集で、和田誠装丁とくれば、ちくま文庫小林信彦コラムシリーズを思い浮かべる。また実際、その愛読者なら絶対に面白いはずだということを、編集した樽本周馬さんは確信していると思う。詳しくは、読了してから書きたいが、久々に声をあげて笑いながら読んでいる。一本一本に丁寧な後記(なかには、どうでもいいのもある)が付いているのも愉しい。世界のナベアツ爆笑問題との対談も収録。


そろそろ本を閉じて寝ようと思いつつ、結局最後まで読んでしまう。前半は『小説新潮』の連載を時系列に並べているが、後半は放送作家仕事テレビについての長めの文章が収録されている。この一冊で言及されているヒトやモノはものすごく多いのだが、それが、自分の人脈の自慢や知識のひけらかしだとはまったく感じないのは、このヒトの中に、「本当な好きなもの」をウォッチし続けていることと、放送作家として世の中の半歩先を見据えることが同居しているからかもしれない。ちなみに、本書の大半が『小説新潮』に書かれていたものなので、ひょっとして、と思っていたら、あとがきで、担当が現『yom yom』の楠瀬啓之さんと判ったのは嬉しかった。そして、もう一人の担当である小林由紀さんは小林信彦の娘さんだと思う(たぶん)。あと、本文中に著者が近田春夫ラジオを愛聴していたという記述があるが、この部分の原稿を読んで、近田さんの『僕の読書感想文』の担当者でもある樽本さんはわが意を得たのではないか。最近ヴァラエティ・ブック」と云う言葉が安易に使われ過ぎている気がするが、本書は、著者と編集者ががっぷり四つに組んだ、本当のヴァラエティ・ブックだ。『TVブロス』では読んでいたが、単行本は未読だった『10点さしあげる』(大栄出版)を慌ててアマゾンマーケットプレイスで注文したりして。深夜に何やってんだ。

オールバックの放送作家――その生活と意見

オールバックの放送作家――その生活と意見

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20090608

2009-06-07 笑いが欲しくて……

8時起き。数日ぶりに陽が照っている。9時すぎに仕事場へ。書かねばならない原稿があるが、今日のトークのために少し古いことを思い出しておこうと、このブログ2004年末の日記を読み返したら、忘れかけていた記憶がよみがえってくる。わずか5年前のコトだし、人からは同じような生活をしていると見られるかもしれないが、ずいぶん変わったなあとしみじみした。


11時半に〈古書ほうろう〉へ。先に出ていたジュンコちゃんと待ち合わせ、池袋書店を案内する。〈リブロ〉で高橋哲雄『本、註多きがゆえに尊からず 私のサミング・アップ』(ミネルヴァ書房)を買う。装丁和田誠レジフリーペーパー『KAZIE KAZINE』を見つける。以前愛読していて、取材もしたコトがあるが、まだ続いていたとは。119号に達していたとは立派だ。〈往来座〉で、『日本経済新聞にみる広告三大史』(日本経済新聞社)を見つけて買う。こんな本あったのか。カバーなしだが1200円は安い。うどん屋で、かしわぶっかけうどんを食べたあと、〈ジュンク堂書店〉。『山下洋輔文字化け日記』(小学館文庫)、烏賀陽弘道『「朝日」ともあろうものが。』(河出文庫)、森銑三著・小出昌洋編『落葉籠』上巻(中公文庫)、天野郁夫『大学誕生』上巻(中公新書)、小畑健漫画)・大場つぐみ原作)『バクマン』第3巻(集英社)、川島よしお『おちけん』(双葉社)。中公新書を1冊買ったので、サービスカウンターで冊子『中公新書の森 2000点のヴィリジアン』がもらえる。やっと手に入れた。それにしても、ジュンコちゃんを案内がてら、ずいぶん買ってしまったものだ。


ビックリガードをくぐって反対側に出て、上がり屋敷会館へ。ここまで来るだけでずいぶん汗をかいたが、この会場には冷房がないので、熱気が充満している。そこに30人以上のお客さんと10人以上の「わめぞスタッフが入るのだ。そんな状況で、「シークレット・ワメトーク」開始。向井透史さんの司会で、〈火星の庭〉前野久美子さん、〈ジュンク堂仙台ロフト店〉佐藤純子ちゃん、そしてぼくが、一箱古本市仙台の状況について話す。今日はマジメに一箱の経緯を話そうと思っていたのだが、つい、セドローくんが突っ込んでくれるような云い方をしてしまう。だって、笑いが欲しかったんだもの……。書肆紅屋さんが公式レポートを書いてくださるそうだが、ぼくの発言には多少の誇張があったことをあらかじめお断りしておきます。


6月8日追記】あの場で話せなかったことを少しだけ補足。「不忍ブックストリート」については、ぼくが発起人だけど、関わっている人たちの動機や考えはそれぞれ違うはずです。だからこそ、面白いとも云えるでしょう。それと、ぼくのブログ2004年6月にはじまっているのだが、12月26日の「不忍ブックストリート」結成宣言より前、7〜8月に〈古書ほうろう〉で「第一回モクローくん感謝祭」を開催していることが大きかったです。店内で蔵書を販売するとともに、自分が書いた雑誌などを展示、さらにはトーク「古書目録の遊び方」(河内紀向井透史佐藤真砂)まで行なっている(http://www.yanesen.net/horo/info/1358/)。個人的には、このあたりに「一箱古本市」のアイデアの萌芽があったように思う。ぼくのコトだけじゃなくて、古本をめぐる状況の変化は、短期的にはこの五年、長期的にはこの十年間に起きていると考えている。そういった見取り図は、『本が好き!』連載をまとめる光文社新書で示すつもりだ。だから、年内に出したいものだ。また、具体的な事例は『彷書月刊』連載で取り上げてきた。こちらもある人がコピーを読んで検討してくれるコトになったので、出せればいいと思う。


会場に次の予定が入っているということで、5時に終了。後ろの窓から陽が照りつけてきて暑かったので、外に出ると涼しく感じる。池袋西口の〈土間土間〉で打ち上げ。30人以上参加。こういうとき、積極的にほかのテーブルを回って交流を図ることができないタイプなので、もっぱら豆惚舎くんやu-senくんと話す。今日もu-senくんをいじってしまい、あとで反省する。でも、彼は、『ぼのぼの』のシマリスくんみたいに「いぢめる?」と云いながら責められるコトを期待しているような眼をしているのだった。例によって、三次会に行くようだったが、三日続きの飲み会でさすがに疲れた。まだまだ元気なジュンコちゃんに「自力で帰ってね」と云い渡し、先に帰る。

2009-06-06 有楽町イトシアに〈ユニクロ〉はありません

朝8時起き。《つばさ》を観てから、千代田線に乗って国会図書館へ。雨がしとしと降っている。ぼくの前を小学生女の子が二人歩いていて、そのまま図書館に入っていく。20歳以下は入館禁止だが、見学なのだろうか? と思ったら、案内の女性に呼びとめられていた。その場のノリだったのか、初めから目指してきたのかは不明だが、入れてあげたくなった。先週、新宿区歴史博物館で見られなかった資料をまとめて閲覧。書籍雑誌電子資料室(フツーの本にソノシートが付いているとこの部屋扱いになる)と即日複写を行ったり来たりして、12時までに予定の調査を終える。いまのシステムになってから、ずいぶんスピーディーになった。ジュンクのジュンコちゃんに電話してみると、「昨日、沖縄料理屋の途中から記憶がないんですよ〜」と。豪傑だなあ。


有楽町線有楽町へ。履くズボンが少なくなったので、〈ユニクロ〉で買おうと、駅前のイトシアへ。ココにユニクロがあると思い込んでいたが、全然ある気配なし。なんでそう思いこんだのか。銀座五丁目にあるようだが、面倒になり、〈中園亭〉へ。2階に上がり、ビールシューマイエビチャーハン。値段はチョイ高めで、味もすごくウマイわけではないが、いまやこの店だけが再開発関係なくて、くつろげるのだ。もしなくなったら、たいへん困る。


西日暮里に帰ると、国書刊行会より高橋洋二オールバックの放送作家 その生活と意見』が届いていた。読み応えありそうなコラム集。装丁和田誠。雑用を片づけ、いちど千駄木に戻って洗濯


17時半に汐見地域活動センターで、不忍ブックストリートの実行委員の反省会担当者によって感じ方が違っていることがけっこうあり、こうして話し合ってみて気づくことが多し。8時に終わり、打ち上げに移動。不忍通りからちょっと入ったところの〈晴れ晴れ家〉へ。昔は中華料理屋だった場所。野菜料理ワイン日本酒を飲む。「水族かんのん楽市」が終わって参加する人や、ジュンコちゃんも参加して、総勢16人になった。11時半までわいわい騒ぎ、ジュンコちゃん(今日は酔っぱらってなかったです)を仕事場に送ってウチに帰る。二日続きで飲んでいるので眠い。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20090606

2009-06-05 めぐたん以上、ムトー以下

朝8時起き。《つばさ》を観てから仕事場へ。今日からココにジュンクのジュンコちゃんこ佐藤純子ちゃんが泊まることになっている。電話すると、深夜バスで今朝早く新宿に着いたとのこと。10時頃に西日暮里に到着。荷物を置いたあと、谷根千散歩に出かける。こっちはその合間に今日レジメをつくったり、ゲラを見たり。12時になんとか仕上げ、〈イアナック〉のパンを食べて出かける。


1時半に鶴川駅で〈火星の庭〉の前野久美子さんと待ち合わせ。雨が結構降っている。バスに乗って、白洲次郎と正子の家の「武相荘」へ。もともと白洲正子には興味がないのだが、入口のグッズ売り場から内部の展示まで、趣味を商売に換えることに熱心な場所だと感じる。座敷にかかっている軸に「野趣」と大書されているので、さらにげんなり。自分で云うな。書斎や書棚も残されていたが、あんまり興味なし。谷中朝倉彫塑館の方が100倍イイよ。ただ、門の脇や道具置き場に白洲次郎日曜大工でつくったらしい「シラス」と入った物入れなどがあり、これはヨカッタ。反対側のバスに乗って駅に戻る。まだ時間があるので、スターバックスに入り、仙台の現状をいろいろ聞く。


歩いて大学へ、資料をコピーしたりしていると、武藤良子登場。そのあと、教室に行くとモンガ堂さんが来てくれていてビックリ。すごい行動力だなあ。前回のお題を聞いたあと、前野&佐藤コンビに、仙台書店事情や「Book Book Sendai」の活動、仙台タウン誌ミニコミについて話してもらう。二人とも現場でさまざまな試みをしてきただけに、非常に説得力がある。さて、前野さんのアジテーションが、学生に届いていればイイのだが。それにしても、仙台のチラシ、『わめふり』その他と、この授業ではじつに配布物が多い。タダで紙モノがもらえる授業としては、日本一だと自負している。終わって、ハナシを聞きたいという学生と8階に行くが、鍵がかかっていた。バスで駅まで出るも、ドトールスタバ満席。諦めて新宿へ。


ムトーが行きつけだという〈三平〉隣りの沖縄料理屋〈やんばる〉へ。珍しい料理が多く、安くてうまい店。あとから向井透史、岡島一郎のセド&牛コンビも参加。例によって、いろんなヒトを肴に楽しく飲む。わめぞと不忍と仙台で、誰と誰とをトレードしようかなどの罪のない(?)ハナシ。ここでもu-senくんは大人気だった(もちろんトレード候補)。そのうち、ムトーとジュンコちゃんとどっちが酔っぱらいか、みたいな話になると、ジュンコちゃんが立ち上がって不審な動きをする。そのまま12時近くまで飲むが、ジュンコちゃんが「眠いです〜」とむずかりだす。前野さんの娘のめぐたんなら、まだ宵の口の時間だぞ。ともかく寝つかせるところまでは責任あるので、山手線で一緒に帰る。池袋止まりなので、乗り換えようとしたら、「ナンダロウさん、降りるんですか? おやすみなさい」などと云う。君も降りるんだよ! そこから一駅ごとに眠い眠いというのを、いろんな話で気をそらし、なんとか仕事場まで連れ帰ってソファに寝かす。次の瞬間、すやすやと寝息が……。手間かかるなあ。それにしても、各地の「一箱古本市関係者で酔っぱらいはだいたい女だと決まっているのが不思議


千駄木に帰り、問題の案件について退屈くんと電話で話す。なんで、オレがフィクサーみたいな立場になっているんだと思う。とりあえず、いま一番やりたい仕事は、Pippoさんからオファーを受けている毒キノコの役です! 嘘です。ちなみに、今日タイトルは最初「ムトー以上、めぐたん以下」でしたが、さすがにムトーが気の毒なので、差し替えました。

PippoPippo 2009/06/07 02:30 うわぁ〜〜めちゃくちゃ嬉しいです〜笑
Viva!ナンダロウさん!マンセー!

とゆうか、光栄すぎて鼻血でそうです…

kawasusukawasusu 2009/06/07 23:48 Pippoさん
いや、まだ決心できてないので…。というか、なぜ毒キノコ役がぼく指名なのか、そのうち教えてください。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20090605

2009-06-04 三匹のブタと一匹のモクロー

昨夜は12時ごろに眠り、朝8時に目が覚めた。旬公は朝方まで仕事していたらしいので、一人で本を読んだり、日記を書いたりする。10時ごろ旬公が起きだしてきて、鳥だしのスープに餅を入れたので朝食。ブタ小屋から、外の囲いにブタを出して運動させる。伸は体が大きいので、小屋にいるのがキツイようで、外に出すと嬉しがってすごい勢いで走り回る。掃除をして小屋に戻そうとするが、嫌がって逃げ回る。ブタを抱えた写真を見て、旬公が「違和感がまったくない」と云う。こいつらを食うのかぁと、早くも感情移入しつつある。「モクローが三匹を連れて逃げるかも」と旬公が予想したとおりになるかも。まずいなあ。


f:id:kawasusu:20090604101517j:image f:id:kawasusu:20090604101928j:image f:id:kawasusu:20090604101540j:image

f:id:kawasusu:20090604101657j:image f:id:kawasusu:20090604101820j:image



12時にまた海岸に行き、食堂へ。カキフライ定食を頼むが、でかいカキが三つついていて、ジューシーですごくウマイ。これで800円。刺身定食もウマそうだったので、また来たい。そのあとに図書館へ。県立図書館の分館なので、蔵書数が多く、館内が新しくて棚が見やすい。専門書が多く入っているし、人が少ないので、ゆっくり調べものができそう。ココなら一日いても大丈夫かも。しだいにエエ市がエエところだと感じ出しているのが、我ながら単純。ぼくの好きなところを熟知している旬公の罠にハマったのかも。


バス停まで送ってもらうが、その手前の交差点で降りて、ダッシュで〈ブックオフ〉へ。10分しかないので一回りして出てしまうが、じつは20分あとだったので、もっとゆっくり見ればよかった。バスでは例によってぐっすり眠り、ディズニーランドのあたりで目覚める。首都高に乗っていると、〈中日本印刷〉という看板がいつも見える。「中」は「中部日本」という意味なのだが、なんか大日本印刷に遠慮して中日本印刷としたみたいで、ほほえましく思ってしまう。3時半に東京駅着。西日暮里に戻り、連絡あれこれ。某社でやった仕事原稿料が入ってないので問い合わせたら、別の人に振り込んでしまったとのこと。そりゃイイが、経理の都合で1ヶ月先でないと入金できないというのは、勝手理屈だ。このパターンは先月にも一件あったが、フリーランスと違って社員編集者は基本的に「会社の金」だと思っているから真剣味がないのだ。


5時半に出て神保町へ。〈東京堂書店〉で、外山滋比古『新エディターシップ』(みすず書房)、奥泉光×いとうせいこう世界文学は面白い。 文芸漫談世界一周』(集英社)、大倉崇裕『福家警部補の再訪』(東京創元社)、唐沢俊一×岡田斗司夫オタク論2!』(創出版)を買う。半蔵門線永田町で乗り換え、有楽町線月島。何年ぶりか。改札で岸川真さんと『ぐるり』の五十嵐さんと待ち合わせ。ここに住んでいる岸川さんに案内され、まず昔の喫茶店でいまはハンバーガーサンドイッチの店に行く。完全に昭和30年代の内装がそのまま残っていて嬉しくなる。ハンバーガーも美味しい。そのあと居酒屋へ。チューハイ飲みながらアレコレと。岸川さんは相変わらず熱いヒトであり、目指す方向が定まっている。ときどきすごい音を立てて脱輪するコトもあるが、またしっかり走り出す。だから信用できる。あれで、もうちょっと説教癖が抜けるといいんだけど……。盛り上がって11時半まで。西日暮里に着いたら12時過ぎ。資源ゴミを出してウチに帰り、風呂に入ったりして寝たのは2時。じつに濃い一日だった。

kshinshinkshinshin 2009/06/05 23:27 昨夜は楽しうございました。
説教癖か……(汗)。気をつけまする

kawasusukawasusu 2009/06/06 09:03 5日の東京新聞夕刊第4面の「書物の森」で『半ズボン戦争』が紹介されてますよ。

kshinshinkshinshin 2009/06/09 10:58 うわ、またあとで知ってる! …… 新聞 ……Tくんに教えなくてはっ。
ありがとうございます!

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20090604

2009-06-03 九十九里で砂にはまる

朝8時起き。《つばさ》を観てから、仕事場へ。そこから「小説検定」一本勝負。だいたいメモの通りに進んだので、2時には原稿アップ。資料を引き取りにきたバイク便に渡し、スグに出かける。東京駅で降り、〈R.S.BOOKS〉を覗く。京橋りそな銀行ATMや〈八重洲ブックセンター〉に寄ってから、高速バスに駆け込む。1本早いバスに乗れた。1時間眠って目覚めたら、延々と田園風景が。あるところで、「インターネットで発信する町 ◎◎」という仰々しい看板があり、ゆるキャライラストが添えられている。うんうん、発信しているのね、で、なにを?


エエ市のバス停の向かいにある大きなホームセンタースーパーの前で待つうち、旬公が車でやって来る。以前ほど、手に汗握る運転ではなくなっていた。そのまま九十九里浜へ。「ここでよく仕事やってるの」と波打ち際まで車で乗り込む(それができる唯一の砂浜だとか)が、砂にタイヤを取られて立ち往生。ぼくが後ろから押しても動かず困っていると、犬をトラックの後ろに積んで散歩させに来たおじさんが手伝ってくれ、脱出できた。


この通りにはやたらと飲食店が多い。100メートル中に中華料理屋が3軒あったりする。すごいぞ、エエ市。最初に入った魚料理食堂はもう閉まっていて、〈R〉というお好み焼屋へ。角川映画とかアニメポスターが貼られていて、おもちゃ看板もそこここにあるという『日曜研究家テイストの店。呼び出しのインターフォンは、ファミコンリセットボタンだ。しかし、料理うまいシラス入り卵焼きがとくにウマかった。隣にヤンママ同士の客がいて、すごい会話が飛び交っていた。

f:id:kawasusu:20090604114756j:image

旬公ホームに着く。外に柵ができていて、そこに豚小屋からブタを連れ出す。3頭のブタ、夢、秀、伸とご対面。それぞれに個性があって、カワイイ豚小屋にいる時も、風呂場の窓から見れるので、旬公に呼ばれて何度も覗きに行く。旬公にとっては、無料ストリップ小屋が家の中にあるみたいなもんで、これじゃ、仕事が手に着かないだろう。


パソコンを持ってきたので、遅れていた原稿を書き、旬公のパソコンから送信。そのあと、ゲラを読んでいたが、眠くなったので、布団を敷く。エンタメノンフ文芸部部長宮田珠巳さんが以前発表した『通学路』という短編を読むが、あまりに上手いので驚く。風景描写に味があるのはさすがだ。この路線でもっと書けばいいと思うのに、本人はまったく別のテーマを書きたいのだとか。12時前に眠る。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20090603

2009-06-02 南陀楼ブログ5周年企画のお知らせ

告知です。


南陀楼綾繁ブログナンダロウアヤシゲな日々」5周年記念

けものみち計画」茶話会のお知らせ


このブログは来る6月26日で5周年を迎えます。また、そのしばらくあとには150万ヒット(でいいのかな)に達します。ここまで続けられたのも皆様のおかげです。つきましては、愛読してくださる方々と茶話会を開きたいと思います。参加資格は、このブログを読んでいることと、何らかの公開メディアブログmixi【全員に公開】、サイトメールマガジンミニコミフリーペーパー)を持ち、後日感想を載せてくださることです。私の方もこの日の模様を『彷書月刊8月号に書くつもりです。老若男女は問いません。私との面識のない方も歓迎します。9人様までご招待します。


当日はまず西日暮里喫茶店(貸切り)に集合して、2時間ほど雑談をし、そのあと、南陀楼事務所けものみち計画」に場所を移します。内澤旬子は不在なので、鬼の居ぬ間の集まりです。ビールなど飲みつつ、私の本棚や蔵書をお目にかけます。場所が狭いので、立食になるかもしれません。また、整理が行きとどかず古本屋のように「触らないで」という山も出てくるかもしれません。予めご了承ください。準備が間に合えば「一部屋古本市」も開催するかもしれません。2005年に開催した「一部屋古本市」のレポートはこちら(http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20050917 からの3日間)。こんな感じで、ざっくばらんに、楽しくやりたいと思います。有料ですが、損はさせないつもりです。


日時 2009年7月4日(土)15時集合、19時頃まで

参加費 2500円(飲食代、お土産込み)

申込方法 以下の項目にご記入の上、メールkawasusu@nifty.com)でお申し込みください。

1)ハンドルネームとご本名

2)ブログなどご自分メディア名前URL

3)メールアドレス

4)携帯電話(当日以外は連絡しません)

5)ご覧になりたい本のジャンル(見つかれば用意しておきます)

6)「ナンダロウアヤシゲな日々」でいちばん面白かった記事とその理由を挙げてください


ご招待する方は私からご連絡させていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。


また、ヒマなコトを思いついて……と呆れられそうですが、たまにはゆっくり古本のハナシをするのもいいかと思いまして。


8時起き。今朝は久しぶりにイイ天気。《つばさ》を観てから、西日暮里へ。今日も、「小説検定」のための仕事場籠り。今回のテーマ設定は面白いのだが、本の選択が難しく、やっているうちに思いついて、谷中コミュニティーセンターの図書室に走って借りてくる。午後、坂出の〈がもう〉からうどんが届く。最近通販が人気らしく、注文を受けてくれない時期が結構あった。久しぶりに食べるぶっかけうどん、メチャクチャうまい


夕方にアウトラインができるが、細部を詰めるために、まだ何冊か目を通さねばならない。ひと揃い持って、ウチに帰る。夜は手羽先の煮物と、釜玉うどん。明日は「小説検定」を上げないと……。

2009-06-01 男なら『アダルトビデオ革命史』を読め!

昨夜は資料本を読む合間に、藤木TDCアダルトビデオ革命史』(幻冬舎新書)を読了。「外市」で塩山さんと話したが、これは労作だ。ちょっと変わったテーマを浅くさらったものや、著者のキャラクター(知名度)に頼ったものが多い最近新書においては珍しく、本来なら分厚い本が書けるだけの知見を、エッセンスとして新書のボリュームに収めている。元手がかかった仕事なのだ。新書って、本来そういうものだったはずなのだが。藤木さんは、思い込みや誇張の多い当事者の証言に頼らずに、アダルトビデオ現物や当時の撮影現場の取材記事、あるいは自身で見聞きした事実をもとに、アダルトビデオの伸長が、ビデオ機器をはじめとする撮影技術の発達による面が大きいことを検証。また、アダルトビデオ製作者が「アングラポルノスタイル自主映画の方法論」から、女優との距離感の近いドキュメンタリースタイルを実現させたことを明らかにする。本書で、初めて知った事実も多い(「ハメ撮り」の命名者が、あの本の著者だったなんて……!)。


本書は決してハデな本ではないが、その記述無味乾燥なものではまったくないし、社会学研究者がときどき出す性愛研究本のように理論に調査を当てはめていくような強引さもない。頭と下半身を同時に刺激してくれる本なのだ。ぼくだけでなく、現在30〜40代の男性なら、どこかで必ず自分の見聞と関わってくるはずだ。今年のベスト10には必ず入る一冊。この本は積極的に書評を書きたいので、載せてくれる雑誌があればご連絡ください。ミニコミでも可。ついでに云えば、本書の背後にある膨大なエロメディアの事件を取り上げている『アダルトメディアランダムノート』(ミリオン出版)は必読。いまこそ、ちくま文庫あたりが文庫化すべきでしょう。


8時起き。《つばさ》を観て、9時すぎに出かける。JRお茶の水駅聖橋口前の立ち食いそば屋でコロッケそば。だしが凄くからいんだね、ココは。飯田橋駅北口の肉そばにしとけばヨカッタか。飯田橋にちょっと早く着いたので、〈ドトール〉でコーヒー。『彷書月刊』の皆川さんと落ち合い、ある図書館の取材。こんなトコロにこんな素晴らしい図書館があったとは! 次から次へと見せられる資料に、二人してワクワク。たちまち2時間が過ぎる。こんな取材は楽しい。次号で書きます。〈ブックオフ〉隣の中華料理屋で昼飯。編集長田村治芳さんの様子を聞く。最近は安定しているようで、まずは良かった。あとは「古本検定」の裏話など。


皆川さんと別れて、ブックオフをちょっと覗き、南北線四谷へ。そこから歩いて、新宿区歴史博物館へ。常設展示を駆け足で覗く。田辺茂一関連の展示があったが、ちょっと少なすぎ。もっとイロイロあるはずでしょう。2階の閲覧室に入り、某誌で書くことになっているテーマの資料調査。2時間、社史や区史の類を見て、アウトラインは大体つかめたが、そのものズバリの資料は見つからず。逆に云えば、コレから面白くなるテーマなのかも。たった一人で閲覧室で本を積み上げていると、まだまだいろんな本を閲覧したくなる。資料調査はホントに楽しい。コレで原稿を書く必要さえなければもっと……。帰りに受付で図録を2冊買う。うち1冊は最近展示のあった『新宿風景 明治大正昭和記憶』。各期間に所蔵されている新宿に関する写真を年代・テーマ別に集成したもので、初めて見る風景がたくさんある。編集もいいが、235点入って1000円は激安。そのうち売り切れるから、いまのうちに買っておくほうがイイ。


曙橋から都営新宿線に乗り、小川町経由で西日暮里へ。アマゾンマーケットプレイスで買った『いがらしみきお自選集』全5巻(竹書房)がバラバラに届く。同じ店で2点注文して向こうが一括して送ってきているのに、送料は別々に取られるのが納得いかない。「小説検定」の資料読みをしていると、一冊足りない本に気づき谷中コミュニティーセンターの図書室で借りる。ここは小さいが、1980年代エンターテインメント文庫が意外に充実しているのだ。〈Ryu〉で和風ハンバーグ膳を食べて、ウチに帰り、あとはひたすら資料読み。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20090601