ナンダロウアヤシゲな日々

◎この日記は、ライター・編集者の南陀楼綾繁が書いています。
◎新刊『町を歩いて本のなかへ』(原書房)発売中です。
◎著書『一箱古本市の歩きかた』(光文社新書)、『谷根千ちいさなお店散歩』(WAVE出版)、『小説検定』(新潮文庫)、『ほんほん本の旅あるき』(産業編集センター)、『路上派遊書日記』(右文書院)、『ナンダロウアヤシゲな日々』(無明舎出版)、『老舗の流儀 戦後六十年あの本の新聞広告』(とうこう・あい監修、幻冬舎メディアコンサルティング)、編著『チェコのマッチラベル』(ピエ・ブックス)、共著『ミニコミ魂』(晶文社)。
◎ご感想・ご連絡は南陀楼綾繁 まで。
◎「不忍ブックストリートの一箱古本市」は毎年春に開催します。
詳細は不忍ブックストリート公式ホームページもしくは、しのばずくん便りをご覧ください。
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2009-11-30 いろいろともがいてます

数日書いてませんが、いろいろやってはいます。映画も《イングロリアス・バスターズ》をはじめ、ずいぶん観てますが、いずれ書きましょう。


一箱古本市の歩きかた』が〈三省堂書店神保町本店の週刊売上・新書部門で7位に入ってました。また、岡崎武志さんが「ブックジャパン」で同書の書評を書いてくださいました(http://bookjapan.jp/search/review/200911/okazaki_takeshi_02/review.html)。心強い援護射撃です。ありがとうございます。


また、「紀伊國屋書評空間」でも近代ナリコさんが書評を書いてくださいました(http://booklog.kinokuniya.co.jp/kodai/archives/2009/11/post_55.html)。コレがいい文章なんですよ〜。ナリコさんとはやっていることの方向性もセンスもまるで違うけど、こんなに判ってくれていてたんだな、とちょっと泣けました。それにしても、終わりのあたりにビックリする告白が。まったく知りませんでした、というか、忘れてました。


気まぐれPOP屋(いつも勢いで描くと約束するも、忙しさにまぎれてなかなか描いてくれない)内澤旬子画伯POPを描いてくれました。書店さんで使ってやろうという方は、上部のメールアドレスからご連絡ください。よろしくお願いします。


12月6日(日)に名古屋で開催する向井透史さんとのトーク、まだ席に余裕があるようです。ぼくはともかく、セドローくんは初の名古屋上陸ですので、どれぐらい器と体がでかいかを確かめに来てください! 会場の〈カフェパルル〉もいいお店ですよ。予約はこちらからできます↓

http://www.libro.jp/news/#entry_id_685

misakimisaki 2009/12/07 10:59 せっかくの初名古屋、予約しておきながら、お伺いできず、まことにもって申し訳ありません。別件で名古屋には行き、リブロで村上春樹新刊購入。

lafslafs 2009/12/11 20:28 作家の佐々木譲さんがブログで『一箱古本市の歩きかた』を取り上げておられましたよ、というおせっかいなご報告まで。http://sasakijo.exblog.jp/9273320/

kawasusukawasusu 2009/12/13 14:53 lafsさん
ありがとうございます。記事が載ったときに見つけてうれしかったです。

2009-11-25 耳鼻咽喉科を聴きながら

昨日の疲れで朝寝坊しているうちに、いつの間にか雨があがっていた。西日暮里へ向かう途中、すずらん通りの〈ヴァルガー〉でハンバーグカレーコーヒー。美味しいけど、ココのカレーってこんなに辛かったっけ? 汗が噴き出てくる。


仕事場に着くと、アマゾンから[耳鼻咽喉科 はずかしく偉大なる2年 ANTHOLOGY1981-1983](2CD+1DVD)が届いていた。カーネーションの直枝政太郎(とつい書いてしまうが、いまは政広)がやっていたバンドボックスセット。「夜の煙突」の初期バージョンカーネーションというバンド名の由来になった「花の運河で溺れたい」も収録。若さゆえの未熟な音も混じっているが、28年経ってみると、それも含めてカッコよくとんがっている。しばらく愛聴しそうだ。ブックレットも分厚いが、ぜんぶ読む気力はないかも。新潮社から、遠田潤子『月桃夜』届く。今年の日本ファンタジーノベル大賞の大賞受賞作。〈蟲文庫〉からは、フリーペーパークラッシュジャパン』の最新号(食堂特集)を送っていただく。


早稲田古本村通信」の原稿。今回は「古本屋ツアー・イン・ジャパン」さんに教えてもらったある店について。そのあとべつの原稿に難渋。書評の本に逃げる。ううう。4時半に出かけて、〈ジュンク堂新宿店へ。資料本を数冊買い、年末イベント担当のMさんに挨拶し、チラシを渡す。〈ディスクユニオン〉地下に行くと、やたらと欲しいCDが並んでいる。中古で、ラリーパパ&カーネギーママ[グッド・タイムズ・アー・カミン][LAST ALBUM]、[ムーンライダーズ・イン・サート・オブ・ロストタイム]VOL.1、新品で、渡辺勝フェイドレス]、にかさや[ワンサマーハイム]を買う。[フェイドレス]は品切れだったはずだが、再プレスしたのか? にかさやは二階堂和美テニスコーツユニット


中央線お茶ノ水へ。Tさんと会い、某社の資料をお借りする。そのあと〈赤津加〉で飲み、福岡から帰って来た旬公を駅まで迎えに行くが、3人は入れないので、〈万世〉地下のビアホールへ。カツサンドはやはりウマい。ウチに帰る旬公と別れて、仕事場であれこれ。明日はカタつけてしまわないと……。

みさきたまゑみさきたまゑ 2009/11/27 19:03 『〜歩きかた』購入しました。月刊12月号も届いています。
今から読みます。わくわく。
さて、このたび人口30万人で徳川家康の生地である岡崎市(みさきの住む町)で来年2月28日一箱古本市を開催することになりました。
中心市街地にど〜んと図書館を核にした市民のための施設【りぶら】ができてちょうど1年。当日はりぶらまつりの期間中です。みさき頑張りますので暖かく見守ってやって下さい。

kawasusukawasusu 2009/11/29 12:12 みさきさん
岡崎市での一箱、いいですね〜。どんな感じになりそうか、大枠が決まったら教えてください。よろしくお願いします。

2009-11-24 『彷書月刊』連載100回記念・ミニコミ特集ができました

彷書月刊』での連載「ぼくの書サイ徘徊録」の100回記念として、12月号で特集をひとつ任せてもらいました。題して、「ミニコミ設計図」。竹熊健太郎さん、堀内恭さん(入谷コピー文庫)との2本の対談を軸に、以下の方に寄稿していただきました(カッコ内は発行しているミニコミ名)。小沢信男佐藤健二串間努(旅と趣味)、遠藤諭東京おとなクラブ)、野中モモ枝川公一(WAVEtheFLAG)、橋爪節也(新菜箸本撰)、岡町高弥マンスリータカミツ)、生野朋子&酒井理恵子(ふるほにすと)、扉野良人(ドノゴトンカ)、本多博行(そらあるき)、橋本倫史(HB)、林舞(ぱんとたまねぎ)。この中の名前のどれかにピンときたら、すぐ買いに走ってください。ぼくの連載は「お好み本ひろしま」について。ぜんぶで46ページの特集になりました。晶文社から出した串間努編『ミニコミ魂』からちょうど10年ということで決めたテーマでした(野中さん、扉野さんは同書の執筆者)が、届いたのを手に取ってみて、『一箱古本市の歩きかた』と対になる内容だな、とも思いました。全面的に好きにさせてもらったので、久しぶりに編集者心が騒ぎました。なないろさん、皆川さん、ありがとうございます。


「BOOKRIUM」さん(http://bookrium.exblog.jp/13022364/)が、「秋も一箱古本市2008 リンク集」をつくってくださいました。「モンガ堂さんの日記にあるブログ集で、2008年一箱古本市リンク集がなく、気になってたので個人用につくってみました(秋だけ)」ということです。そーなんですよ、この年は春も秋もできてないのです。ありがとうございます。あとは2008年春だけです。どなたか奇特な方がでてくれないでしょうか(始から他力本願)。


〈ブックエキスプレスディラ〉上野店のHさんから、フリーペーパー『季刊めくる』が送られてきました。女性がつくっているものだから、という先入観を大きく裏切られて、無骨な書体での手書きにホチキス止め、巻頭には宮武外骨言葉、という、非カワイイ系のつくりだったのでびっくり。中身も文字数が多くてあっさりしていないところがイイです。ぼくが気に入ったのは、「貧乏書店員すーちゃんの貧乏日記」で、自業自得金欠生活に共感してしまう。第3号まで発行されているが、在庫がなくなっている模様。次はいつ出るのだろう?(ちなみに、どこかに発行年月を入れておいてください!)。Hさんは千葉県内の書店員の集まり「本toちば」(http://www.bookchiba.com/)にも関わっているそうです。


11月23日付の東京新聞に「メルヘンだけじゃない! 森ガール」なる記事が。女の子写真を載せ、「アクセサリーイヤーマフやファー、毛糸素材など」「重ね着でゆったりしたシルエット」「動物柄や民族調が好み かばんの中にはカメラ」「個性的な柄のレギンスタイツ」「ぺたんこで先に丸い靴」と説明が。森ガール定義のみこめたが、昔みた「コレがおたくだ」などの図解を思い出す決めつけ方だ。


5時半に出かける。トークのメモはつくったのだが、直前にはいつも不安になる。表参道で降りる。〈青山ブックセンター〉に向かう途中、〈オヨヨ書林〉の看板路上に出ており、そこに「20パーセント引き」の紙が貼られている。店に着き、奥のカルチャーサロンへ。予約は20数人と聴き、店や光文社には悪いがちょっとホッとする。リラックスして話せそうだ。同じフロアにある喫茶店津野海太郎さんと会い、7時に会場へ。植草甚一一箱古本市がどうつながるかと思ったが、津野さんのほうから植草さんの歩きかたと、一箱古本市特質を重ねてくれて、そこから話がうまく転がった。だいたい過不足なく話したな、と思った頃に時間となる。その後、質疑応答があるが、鶴見俊輔さんのことになると、津野さんの話が流暢でなくなり、考えながら話していたのが印象的だった。


終わって、希望者にサインを書く。「ぶーやんさま」「とみきちさま」など、半分ぐらいは本名じゃない名前を書かされて笑う。ドンベー夫妻は、もう何冊も買ってくれ親戚に配っているそうだ。ありがたし。そのあと、津野さんとテレビマンユニオンのIさん、光文社の方々と打ち上げ映画の話で盛り上がった。店を出ると小雨が降っている。千代田線千駄木で降りると、けっこう激しくなっていて、急いでウチに帰った。

マドレーヌひよこ堂マドレーヌひよこ堂 2009/11/24 15:54 南陀楼さま
『彷書月刊』の12月号!定期購読をしているので、届くのが楽しみでなりません。ぜんぶで46ページの特集なのですね。読み応え有りますね〜。
ところで、遅ればせながら、『一箱古本市の歩きかた』を入手し、読み始めましたが、すでに付箋だらけとなっています。
南陀楼さんの世界のすそ野の広さに、いたく感動しております。

kawasusukawasusu 2009/11/25 15:19 >マドレーヌひよこ堂さま
ありがとうございます。登場するひとつひとつのミニコミが面白いものばかりなので、気に入ったら入手してみてください。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20091124

2009-11-23 「ミスター一箱古本市」のたすきは重かった

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朝8時起き。《ウェルかめ》を観てから、仕事場へ。短い原稿を1本書く。まだほかにもあるのだが、Twitterでのみちくさ市の中継を見ていると、手がつかなくなる。12時前に出かけて、池袋へ。サンシャイン通りにできたブックオフへ。本は3階で、たしかに広い。オープンから数日経っているので、思ったよりヒトが少なかった。105円を中心に数冊買う。


雑司が谷まで歩き、みちくさ市の会場へ。天気も良く、鬼子母神境内の手創り市も開催とあって、これまでに最高の人出のようだ。商店街の店もほとんど開けており、何らかのカタチで参加しているのがいい。取材があるので、先に〈風味亭〉に入り、海老チャーハンを食べる。そのあと、会場を一回り。「古本すずめ」さんで、『新しい日本東京編全3冊(国際情報社)を600円で。オリンピック前の1962年に出た、東京紹介のグラフ雑誌写真が多くて、使えそう。Pippoさんのところで、読売新聞社文化部編『戦後文壇事件史』(読売新聞社)500円、隣で『HB』の最新号、塩山さんのところで、熊井啓映画黒部の太陽」全記録』(新潮文庫)と買う。ガレージには、前回の外市で競った二人の箱が出ているが、さすがにいい品揃え。u-sen出品の青地晨編著『続ルポライター入門』(みき書房)300円、巌谷大四『随筆 父と子』(三月書房)400円、王子出品の伊東聖子風俗ドキュメント 新宿物語』(三一書房)400円、を買う。


出店者の「文庫善哉」さんから、12月23日(水・祝日)に〈キアズマ珈琲〉前でひとり青空古本市をやることや、「古本Tさん」たちから12月12日、13日に京島の〈ラブガーデン〉で古本市「本の庭」が開催されるとのことなどを聞かされる。また、洋書アジアグッズを並べていた「くしゃまんべ」さんは12月中旬王子駅近くに古本雑貨の店兼カフェ開店すべく準備中とのこと。一箱古本市みちくさ市に出している人たちが、独自で新しい動きを見せてくれるのはとても嬉しい。


途中、NHKBSブックレビュースタッフと落ち合う。インタビューは後日になったので、今日適当に歩いてくれと云われる。これがけっこう難しいんだよな。必然的に知り合いの箱を覗いて、話しかけるコトに。最後に短いコメントを撮って終了。ミカコさんがつくってくれた(というか、押しつけられた)「ミスター一箱古本市」のたすきは出すヒマがなく、あとで岡崎さんたちの箱の前でちょっと着用する。吉上智子さんに写真を撮られた。なんか、復員兵みてえ。


打ち上げに参加したかったが、時間ありすぎるので帰る。〈往来座〉と〈リブロ〉に寄り、後者永江朗『書いて稼ぐ技術』(平凡社新書)を買う。少しは売れるライターになれるよう、この本を読んで勉強しよう。などと云いつつ、西日暮里に戻って、仕事の本を読みだすと眠くなってしまった。ダメですなあ。


ウチに帰り、旬公と晩飯を食べてから、須川栄三監督けものみち》(1965)を観る。これまで二度のテレビドラマ版しか観てなかったが、これは心理サスペンスの傑作。2時間20分が長く感じられない。武満徹音楽不安さを盛り上げる。


明日は、19時から〈青山ブックセンター本店で、「本とともに街を歩こう」と題して津野海太郎さんとトークします。津野さんの新刊『したくないことはしない 植草甚一青春』と一箱古本市の話題が、どこでどうつながるか、われながら楽しみです。予約なくても入れるはずなので、どうぞおいで下さい。

junglebooksjunglebooks 2009/11/25 09:17 先日はTV取材なのに暫く気付かず、この間ちょっと同席しただけなのにずずしく
『ナンダロウさ〜ぁん』というとってもKYな間の悪い声かけをしてしまい、お忙しいのに本当に申し訳ありませんでした。
『一箱市の歩き方』発刊おめでとう御座います。夫婦で読ませて頂いてます。
私はまだ読むのが遅いので途中ですが大変面白く拝読させていただいております。
トークライブもいきたいですが、夫婦どっちが行くかで揉めてます。
今後も沢山機会がありそうなので楽しみにしています。益々のご活躍をお祈りします。
(因みに南陀楼ブログは大変楽しみにしておりますが、先日の不毛地帯のコメントに大爆笑しておりました。感想は全く一緒で共感します。でも文句言いながら私は見始めたドラマはついつい最後まで見てしまいます)

kawasusukawasusu 2009/11/25 15:22 >junglebooksさま
みちくさではどうも。知っている人から声をかけてもらえると嬉しいです。「不毛地帯」は録画失敗で何度か見逃してしまいまいたが、いちおう最後まで見るでしょう。しかし、なんでエンディングがトム・ウェイツなのか判りませんね(雰囲気は合ってるけど)。

okatakeokatake 2009/11/25 17:21 この写真を参考にして、誰か銅像を作ってくれえ! 夕焼けだんだんの上が似合うかなあ。

junglebooksjunglebooks 2009/11/25 19:21 どうでも良い話を長引かせて済みませんが、私もトム・ウェイツは気になってました。良い曲なのでしっかりエンディングは見ていますが、唐沢の身体の薄さ細っこさが目に付き、『これでシベリア生還〜!?あり〜!?』と突っ込みを入れながらでもどんな俳優なら適正なのか思いつきません。何にせよ突っ込みどころ満載のドラマです!ロッキードをラッキードというネーミングセンスも疑ってしまいます。笑。

岡崎様横はいりすみませんがナンダロウさんのお写真とミカコさんの手作り襷はやはり記録モノだと思います!良いお写真です!

2009-11-21 20年ぶりのスタジオで

朝8時半起き。録画で《ウェルかめ》を観てから、仕事場へ。『進学レーダー』の原稿を1本書く。ほかにも書かねばならない原稿があるが、どうにも手がつかない。諦めて11時半に出かけて、渋谷へ。道玄坂上で、久しぶりに麺もスープも救いどころのないつけ麺を食べてしまい、げんなり。


久しぶりの〈シネマヴェーラ渋谷〉で、会員証を更新今日から山城新伍特集。今日は、内藤誠監督不良番長 出たとこ勝負》(1970)と渡辺祐監督喜劇 トルコ風呂王将戦》(1971)。どちらも山城のいい加減なところがうまく生かされているが、トルコ嬢のヒモに扮する後者は、口八丁手八丁でののし上がり方が、山城自身の芸能界での生き残り方に重なる感じでオモシロかった。菅原文太が必要以上にキザな演技で笑わせる。


終わって、〈ブックファースト〉で、東直己『旧友は春に帰る』(早川書房)、東村アキコひまわりっ』第12巻(講談社)、福満しげゆき『僕の小規模な生活』第3巻(講談社)、『映画秘宝』を買う。それから高田馬場へ。「古本屋ツアー・イン・ジャパン情報で、〈マイルストーン〉へ。これについては、「早稲田古本村通信」に書きます。


大塚に移動して、〈あおい書店〉で仕事の資料を数冊買う。駅の改札前で待っていると、退屈男くん、瀬戸さん、u-senくん、コウノさんがやってくる。今日はこのメンバーで、貸スタジオに入って演奏するのだ。前は「u-senバンド」と仮称されていたが、いつの間にか瀬戸さんが「ススムズ」と云いはじめた。どうも困った名前だ。まあ今日は、とにかく音を出してみるだけだ。


Pippoさんがよく使うというスタジオに入る。思ったよりかなり広い。ギター瀬戸さん、ベースがコウノさん、ボーカルがu-senくん、口笛とコーラスが退屈くん、そしてドラムがぼく。スタジオに入るのは、大学生のときにバンドに所属して以来だから、20年ぶり。最後にドラムに触ったのも10年より前だろう。「こう叩きたい」というイメージはあるが、案の定、手が付いて行ってくれない。


それぞれが音を出しているうちに、なんとなく合わせてみたくなり、瀬戸さんが楽譜を用意してくれた高田渡の「自転車に乗って」にチャレンジ。ところが、ところどころモタつくし間違いも多いけど、いちおう最後まで通すことができた。u-senの声は高田渡のとらえどころのない歌い方にけっこう合っているし、退屈くんの口笛もなかなか。もったいないので、受付でMDを買い、演奏を録音する。その後も、高田渡楽譜から、2曲をやってみる。うち1曲を速いテンポでやったら、後半に手が疲れてしまい、汗でスティックがすっぽ抜けてしまった。ヘタなのは判っているが、ほかの人と一緒に合わせるのはすごく楽しい。また、やりたいものだ。終わって、近くの〈さくら水産〉で打ち上げ。コレもバンドっぽい。


11時すぎに解散し、西日暮里に寄ってからウチに帰る。3時間も叩いたので、明日は筋肉痛が出そうだ。


明日は、7時から高円寺コクテイル〉で「古本ジェットストリーム」です。2年ぶりにお送りする、古本音楽のぐだぐだ話。ゲストは〈リブロ〉精鋭軍団です。気が向けば来てみてください。


モンガ堂さんがまたしても、ありがたいものをつくってくださいました。

南陀楼綾繁著【一箱古本市の歩きかた】光文社新書 刊行記念感想ブログ集」http://d.hatena.ne.jp/mongabook/20091120

塩山さんにいじめられても、ニコニコしているモンガさんはえらい。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20091121

2009-11-20 トークツアーのページができました

光文社新書サイトの中に、「南陀楼綾繁トークツアー2009」の一覧ができました(http://www.kobunsha.com/special/hitohako/)。7回もやるほど、話がうまいワケでも面白いワケでもないのですが、なるべく多くの人にこの本を手に取っていただきたいことと、この本をネタに語りたい人たちが多いために、こんな感じになりました。もし、すべてのトークに顔を出した方がいれば、何かプレゼント差し上げます。チラシに、スタンプラリーの欄をつくっておけばよかったな。

hanashimahanashima 2009/11/21 00:57 仙台在住のhanashimaと申します。
マゼランの近所に住んでおります。
『一箱古本市の歩きかた』、本日楽しく拝読、読了しました。
山手線の駅で唯一?駅前に本屋がない西日暮里には、約10年もの思い出が詰まっています。
千駄木駅前の《千駄木倶楽部》では、学生時代にどれだけコーヒーを啜ったか。
そんな懐かしの街が一箱古本市の故郷だったとは知りませんでした。

仙台での6月の古本市は、私も満喫しました。
岡崎武志さんのお店でも二冊ほど買いました。
jazzフェスに肩を並べるイベントとして定着してほしいものです。
ちなみに、p124〈昭和堂書店〉は、〈昭文堂書店〉です。念のため。

kawasusukawasusu 2009/11/21 09:29 >hanashimaさま
こんにちは。西日暮里には十数年前、数年だけ新刊書店があったのですが、つぶれてしまいました。〈昭文堂書店〉のこと、転記ミスです。ご指摘ありがとうございます。

hanashimahanashima 2009/11/23 10:35 〈ブックス・サングリーン〉ですね・・・。閉店の理由は「○引き」だという噂を聞いたことがありますが。そのころ、新三河島駅近くに小さい古本屋さんがありましたが、今はどうでしょう。

kawasusukawasusu 2009/11/23 10:54 >新三河島駅近くに小さい古本屋さんがありましたが
鈴木書店ですね。いい店でしたが、3年ぐらい前に閉店しました。あの一帯、再開発されるようで、ほとんどの店が撤退しています。

YozakuraYozakura 2009/11/23 17:00 > ブックス・サングリーンですね----。閉店の理由は「○引き」だ---

 店名を読んで、当時の状況をパッと思い出しました。
 当初は、道潅山通りに面したビルの1階フロアー全部が書店で、利用し易く、ちょくちょくと立ち寄っておりました。
 ところが、そのうち売り場の半分が食品スーパーに改装され、やがて書店が全面的に撤退。フロア全体がスーパーになったのです。
 まぁ、西日暮里と云う街の雰囲気からして、書店が成立しないのも止むを得ないのか----と落胆したのですが、「そう云う事情があった」のですね。
初耳です。

YozakuraYozakura 2009/11/23 17:35 hanashimaさま、綾繁さま
 局地性が強いものの、貴重な情報の提供、有難う御座います。

> 鈴木書店ですね。いい店でしたが、3年前くらいに閉店----

 確か、京成電鉄が常磐線を跨いで新三河島駅に至るまでの間が、高架線路となり、その下が住居や店舗、倉庫として利用され、宛ら、高度経済成長前の1960年代の日本が凍結保存されたような趣すらありました。

 鈴木書店も、そうした高架下の一画に位置し、「如何にも古本屋らしい佇まい」に魅かれ、時に立ち寄っていました。
 品揃えも、下町の古本屋の定番である通俗書やエロ本の他に、辞書や文学関係の専門書も結構置いてあり、取り合わせの意外性に誘われた面もあります。
 「再開発される」との由、馴染みの店が消滅したのは、一寸淋しい話です。お元気で。

2009-11-19 トーク出演者変更のお知らせ

「第2回モクローくん感謝祭」のトーク2に出演を予定されていた黒岩比佐子さんが、都合で出演できなくなりましたので、急遽、出演者とテーマを変更します。突然の依頼に応えてくださった栗原さんと、なぜか「そのテーマなら喋りたい」と入ってきた内澤さんです。すでに予約済みの方には、ほうろうから連絡が行くと思います。よろしくお願いします。


第2回モクローくん感謝祭

◎トーク2 なぜか、原稿料の話


栗原裕一郎ライター

内澤旬子イラストルポライター

南陀楼綾繁


原稿料はなぜ何十年も上がらないのか? 原稿料歴史から、この摩訶不思議システムの謎に迫る。出版危機、雑誌休刊ラッシュの今後、原稿料とわれわれのゆくえは? いつの間にか因果生き方を選んでしまったフリーの物書きの現状を赤裸々に語ります。担当編集者は入場禁止!?


12月17日(木)

開場18:30/開演19:00

入場料 1000円(飲み物持込み可)


あと、年内のトークのチラシもつくりました。今夜の〈コクテイル〉で配布します。


ちょっと早いけど、忘れないうちに告知を。12月はみなさん忙しいでしょうから、いまのうちに予定に入れておいてください。


12月不忍ブックストリートの茶話会を開催します。

場所はいつもの<ブーザンゴ>です。

いつも通り、気軽に参加して、自由におしゃべりしてください。


21時ごろから30分ぐらい、実行委員の茂木淳子さんがお話してくださいます。テーマは、「ヨーロッパ旅行よもやま話」です。

「音の台所」http://homepage3.nifty.com/oto-kitchen/index_bis2.htm

ご興味のある方はぜひ。

みなさまお誘い合わせのうえ、お越しください。


日時 2009年12月16日(水)20:00〜23:00頃(出入り自由)

場所 ブックス&カフェブーザンゴ

〒113-0022 東京都文京区千駄木2-33-2

TEL & FAX: 03-3823-5501

http://www.bousingot.com/


参加費 各自オーダーのみ

問い合わせ 不忍ブックストリート実行委員会

shinobazu@yanesen.org

2009-11-18 ジュンコちゃん、ありがとう

ジュンコと云っても、旬公ではありません。〈ジュンク堂仙台ロフト店の佐藤純子ちゃん。「Book! Book! Sendai」のイラストレーター兼酔っぱらいです。彼女が『一箱古本市の歩きかた』について、とてもイイ文章を書いてくれました。

「私は本になりたい」http://flat.kahoku.co.jp/u/junko/QilZ4BjtpwNFgYHof29G/


この本については、いろんなヒトが感想を書いてくれてどれも嬉しかったけど、ジュンコちゃんの文はなんだかすっと胸にしみていく感じで、とりわけよかったです。この本を書いてよかったなあ、と思える感想でした。ありがとう。


朝8時起き。《ウェルかめ》を観てから、仕事場へ。いまいち調子でず、光文社から届いた本にサインをして11時に出る。西荻窪に行き、〈音羽館〉にサイン本を届ける。南側に出て、〈信愛書店〉で、久米田康治さよなら絶望先生』第19巻(講談社)、すぎむらしんいち(画)・リチャード・ウー(作)『ディアスポリス』第14巻(講談社)、『界遊』第3号(特集「奇書」)、『映画時代』第3号(特集「アウトロー」)を買う。『映画時代』には《ドキュメンタリー頭脳警察》の監督瀬々敬久さんのインタビューが。久しぶりに入る店で、長崎ちゃんぼんを食べる。


仕事場に戻り、中川六平『ほびっと 戦争をとめた喫茶店 べ平連1970-1975 in イワクニ』(講談社)を読む。岩国にあった〈ほびっと〉という反戦喫茶の記録。六平さんはその初代マスターだった。ひとつの場所とそこに関わった人たちの姿を、不忍ブックストリートにダブらせて読んでしまった。もちろん、時代もシチュエーションも違うし、六平さんからは「そんな軽いモノじゃないよ」と云われるかもしれないが。7時前に読了。〈往来堂書店〉に行き、新書サインをする。ちょっと押し売り気味だったかも。『ダカーポ』特別編集の「最高の本!2010」を買う。


8時に〈ブーザンゴ〉に行くと、ライター濱野奈美子さんが来ていた。今日彼女が取材から執筆まで行なった『はじめての神保町』(飛鳥新社)について聴くのだが、他にヒトが誰もいない。カリプソ文庫さんが来てくれたが、用事があって先に帰った。そのうち、〈古書ほうろう〉の宮地夫妻、トンブリンさん、やまがらさん、三五さんと集まった。聴衆が少ない分、かなりディープなハナシが聞けたな。濱野さん、わざわざ来てくれてありがとうございます。

ジュンコジュンコ 2009/11/19 11:25 ナンダロウさん
つたない文章ではずかしいのですけれど、読んでいただいてうれしいです。とっても。
いただいた本、大事に大事に読みますね。
ありがとうございます。ほんとうに。
またお会いできるのをたのしみにしています。
仙台にもまたぜひぜひいらしてくださいねー!

はまのはまの 2009/11/22 17:44 いえいえ、こちらこそ呼んでいただきありがとうございます。来ていただいた方々もありがとうございます。久しぶりに皆さんにお会いできて嬉しかったです。

2009-11-17 本日発売です

新刊『一箱古本市の歩きかた』は、都内では昨日から並んでいるようですが、今日にはほかの地域でも並ぶのではないでしょうか。いち早く読んでくれた関係者から感想をいただいていますが、直接イベントに関わってない読者がどんな感想を抱くかを知りたいと思います。


一箱古本市の歩きかた (光文社新書)

一箱古本市の歩きかた (光文社新書)


続いて告知です。年内のトークは、これで全部のはずです。



JUNKU トークセッション

2009年12月23日(水・祝)

光文社新書一箱古本市の歩きかた』刊行記念

読書からはじまること」


南陀楼綾繁ライター編集者

内沼晋太郎(ブック・コーディネーター)

橋本倫史(『HB編集行人


不忍ブックストリートわめぞブックオカBOOKMARK NAGOYA、お好み本ひろしま、Book! Book! Sendai高遠ブックフェスティバル……。いま、全国各地でブックイベントの動きが盛んになっています。その現状をレポートした『一箱古本市の歩きかた』(光文社新書)の刊行を記念して、著者で一箱古本市仕掛け人でもある南陀楼綾繁さんが、本や雑誌についての新しい試みをしている20代のお二人と、読書の可能性と未来を語り合います。


□日時…12月23日(水・祝) 18:30 open/19:00 start

■会場…ジュンク堂書店新宿店 8階喫茶

□料金…¥1000(1ドリンク付)

■定員…40名

□受付…7Fカウンターor電話予約


ジュンク堂書店新宿

TEL.03-5363-1300


刊行記念イベント時系列に整理してもう一度お伝えします。そうしないと、自分でもよく判らなくなってくるので。とりあえず第1弾は22日(日)コクテイルでの「古本ジェットストリーム」です。オヨちゃんのほか、ゲストリブロ精鋭軍団を迎えます。なるべくご予約いただけますと助かります。そのあと、24日(火)には青山ブックセンター本店津野海太郎さんとのトークです。こちらは「予約の仕方が面倒くさい」と聞きました。当日いきなりでも入れると思うので、来てください。なにしろ会場が広いらしいので……。


朝8時起き。雨の音でユウウツになる。《ウェルかめ》を観てから、千駄木の〈サンマルクカフェ〉へ。肩に袋をかけたまま、トレイを席に運ぼうとしたら、袋が滑り落ちて、その表紙にトレイの中でコーヒーがひっくり返る。店のお姉さんに布巾を頼んだら、拭いてから、コーヒーのお代わりを持ってきてくれて恐縮。1時間ほど資料本を読み、仕事場へ。


11時半ごろ、思いついてネットチケットを購入したうえで、有楽町へ。マリオン上の〈日劇〉で、犬童一心監督ゼロの焦点》(2009)を観る。大劇場で、公開から5日目なのにガラガラ。100人も入っていただろうか。あんまりイイ前評判が聞けなかったので、期待せずに観たが、清張映画(とくに松竹系)の定番である、風景音楽上野耕路の堂々たるオーケストレーション)で押しまくる演出が踏襲されていて面白かった。清張の原作ミステリーと云っても、論理よりも情緒に重きを置かれたものが多いので、映画化するときにはこういうやり方がベストだろう。広末涼子も抑えた演技でいいし、木村多江も影のある女をうまく演じていた。これだけだったら、いいスタッフキャスト製作費をかなり掛けた、よく出来た映画で終わっていたかもしれないが、ココにとんでもない異物が投入されていた。社長夫人役の中谷美紀の怪演ぶりがスゴイのだ。日常風景の中におかれたフリークスというか……。ところどころで見せる白塗りの顔が、ジャミラ妖怪人間ベラのようで怖すぎる。これは後世に残るカルト作品になるかもしれない。


終わって、丸の内まで歩く。再開発が決まった東京中央郵便局は、前の外観だけ残して、後ろがごっそり削り取られている。〈丸善丸の内店へ。本の本コーナーで、『一箱古本市の歩きかた』が面出しされていた。先日から話題になっている「松丸本舗」を覗く。ひとつひとつテーマごとの本の揃え方はなかなかのもので、いまやっている仕事の本がごっそり見つかったのはありがたい。だけど、どことなく押しつけがましい感じもあるな。ぶらぶら回ってみたが、「こんな本あったのか!」という喜びとともに買いたい本は、今日のところはなかった。


西日暮里に帰り、資料本読みの続き。9時にウチに帰り、DVD野村芳太郎監督ゼロの焦点》(1961)を観る。いちど観ているけど、加藤嘉が出ていること以外にほとんど印象の残らない映画だった。新作と比べながら再見すると、旧作の構成のヘタさや説明不足がよく判った。新作はたぶん原作にもない要素を付け加えながら、登場人物ひとりひとりの行動に動機づけをしている。その点では、シナリオ・演出とも、新作がぜんぜん上だ。ただ、中谷美紀の存在がその調和をぶっ壊しているけど……。


旧版を観て思ったのだが、新版の広末涼子の肌の露出は、旧版の久我美子とほとんど変わらないレベル。両作のあいだには48年も経っているのに。べつにヒロスエの濡れ場が見たいワケではないが、見合いで結婚して一週間後に失踪した夫を金沢まで捜しに行く理由として、その数日間の濃密な描写がなくては説得力が薄いのでは。

nozomaronozomaro 2010/02/15 16:45 はじめまして。知り合いのギャラリーの方が間貸ししているということを聞いていて何気なく手にとった「一箱古本市の歩き方」
面白くて一気に読んでしまいました。
本については全くの一読者ですが、ぜひ自分の蔵書を持って参加してみたいと強く思いました。谷根千やわめぞだけでなく、地方のイベントも面白そうですね。
なによりイベントに関わる人たちが多彩で、それぞれが楽しそうに参加しているのが
伺えてとてもよかったです。

kawasusukawasusu 2010/02/15 18:46 >nozomaroさま
ご感想ありがとうございます。
>なによりイベントに関わる人たちが多彩で、それぞれが楽しそうに参加しているのが
そうですね。結局は本が人のつながりを生み出しているんだなと思います。よかったら、春の一箱古本市に店主としてご参加ください。助っ人も募集していますよ。

2009-11-15 名古屋〈リブロ〉でセドローくんとトークです

毎日、告知ばっかりですいません。今度は名古屋です。


光文社新書一箱古本市の歩きかた』刊行記念

「不忍VSわめぞ 仁義なき戦い名古屋死闘編」


南陀楼綾繁ライター編集者、「不忍ブックストリート」発起人)

向井透史古書現世店主、「わめぞ」代表)


一箱古本市の歩き方』の刊行を記念し、著者の南陀楼綾繁氏と、早稲田古本屋古書現世の店主であり、早稲田目白雑司が谷にてブックイベントを開催するグループわめぞ」の代表を務める向井透史氏をゲストに迎え、東京谷根千不忍ブックストリートをきっかけに今や全国へとひろがった各地の「一箱古本市」や「ブックイベント」の様子、本との新しい付き合い方を深く楽しくお話し頂きます。


日時:12月6日(日) 14時30分〜(14時開場)

会場:カフェパルル(052-262-3629)

入場料 :500円 (ドリンク代別途) 定員30名


ご予約はこちらまで↓

リブロ名古屋店 

TEL : 052(264)8526

mail : pbc-nagoya@libro.co.jp

住所 : 〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄3-29-1 名古屋パルコ東館4F


朝8時に目覚まし鳴るが、止めて9時まで眠る。仕事場に行かねばならぬが、頼んでいたデータが遅れているのをいいことに、そのままウダウダ。テレビ東京森繁久彌追悼で再放送した《おじいさんの台所》というドラマを観る。妻に先立たれて、一人暮らしをすることになった森繁が娘のいしだあゆみ家事のやり方を指図されて、キレるシーンがある。どこから見たよなあ、と思ったら、最近我が家だった……。


2時に出て、阿佐ヶ谷へ。〈ラピュタ阿佐ヶ谷〉の佐藤慶特集にやっと。深作欣二監督ギャング同盟》(1963)は再見。80分と短いが、ラストの銃撃戦がすごい。内田良平はなんかガアガアがなっているだけだが、佐藤慶ニヒリズム漂う演技はよかった。


急いで西荻に移動。〈マーレ〉での西荻ブックマーク平出隆扉野良人師弟対談。冒頭、平出さんが「私は井上くん(扉野さんの本名)に教えてもらったことが多い、どちらが師か判らない」とおっしゃる。ふたりとも饒舌ではなく、沈黙を恐れずに、ひとつひとつ言葉を選びながら話して行く。この師にして弟子あり、という感じだった。川崎長太郎の話もよかったが、ぼくにとっては後半が興味深かった。平出さんが自分にとって本を書くことは「工法」だと云い、これまでに出してきたワープロ打ち・コピーの詩誌を見せた。そして、これから自分でつくった本をネット流通させることを考えていて、そのときのカタチは「書籍と云いはるけど冊子みたいなもの」になるだろう、と云われた。また、「いまの流通のしかたが、はやくつまづいてほしいと思います」とも。ぼくは、『季刊・本とコンピュータ』で平出さんにエッセイを書いていただいたことがある(2004年春号、「私の読書習慣――あるいは読むことの純潔さについて」)。そういえば、そのときに書かれたことも、いわば読書の「工法」についてだった。この辺のことを、もっとじっくりと読みたいと思う。


ゆっくり進んだ時間も終わりに近づき、質問タイム文学的な質問が多かったので、つい下世話な質問をしてしまう。ごめんね、扉野さん。聴きに来ていた河出書房新社のTさんから、宮沢章夫時間のかかる読書』(1600円+税)と武田一顯ドキュメント政権交代』(1600円+税)をいただく。前者は『一冊の本』で連載されていたもの。河出で本になったのか。


仕事が終わってないので、打ち上げは遠慮して、ドンベーさんと〈音羽館〉に寄ってから、仕事場へ。こんど某所で再開する「文豪擬獣化計画」のキャラをどうするか、旬公とあれこれ頭をひねり、なんとか決定。そのあと、西日暮里の〈王将〉に行くが、行列が凄いのであきらめて、適当韓国料理屋に入ったら、久々の大ハズレだった。味のない石焼ビビンバって、初めて食べたよ。旬公は海鮮チゲを頼んだが、豆腐アサリしか入っておらず、「やっとエビがあったよ」と、カップヌードルに入っているような小さなエビを見せられて、涙する。ウチに帰り、資料を読んでいるうちに眠くなって、1時に眠る。


古本屋ツアー・イン・ジャパン」(http://blogs.dion.ne.jp/tokusan/)が、黄金町の〈猫企画〉をレポートしている。ぼくのリクエストに応えてくれたもの。やっぱり、ぼくが書くのより正確です。店主とのやり取りに笑う。

tokusantokusan 2009/11/17 00:04 古ツアです。この度は面白いお店をご紹介いただきありがとうございました。また街で何やらお見かけの際は、ぜひともお知らせください。そして現在「一箱古本市のあるきかた」、熟読中です。とどのつまりは「たくさんの人の話」ということが面白くてなりません。

kawasusukawasusu 2009/11/17 10:47 古ツアさま
>とどのつまりは「たくさんの人の話」
そうなんですよね。イベントのことよりも、そこに関わっているヒトのことを聞くのが、しだいに面白くなっていきました。

2009-11-14 海文堂でトークします

今日も告知です。

光文社新書一箱古本市の歩きかた』刊行記念

「ブックイベントのたのしみ」


出演

南陀楼綾繁ライター編集者

石川あき子(Calo Bookshop & Cafe

郷田貴子真治彩・次田史季(貸本喫茶ちょうちょぼっこ


誰でも一日だけの「本屋さん」になることができる一箱古本市や、日本各地のブックイベントの現状をレポートした『一箱古本市の歩きかた』が光文社新書から11月17日に刊行されます。それを記念して、著者で一箱古本市仕掛け人でもある南陀楼綾繁さんが、ブックカフェベースにさまざまなイベントを行なってきた、大阪の「カロ」と「ちょうちょぼっこ」の皆さんとともに、ブックイベントの進めかたや面白さについて具体的にお話しします。「本のイベントやお店をはじめたい」というヒトは必見かも!?

なお今回のトークショーは、開催中の「第6回 海文堂の古本市」(12月23日1月11日1月1日・2日を除く)会場でおこないます。古本好きにはたまらない、大量の古本に囲まれてのイベントになります。


南陀楼綾繁(なんだろうあやしげ

1967年島根県出雲市生まれ。ライター編集者古本、新刊、図書館ミニコミ

など、本に関することならなんでも追いかける。「不忍ブックストリートの一箱

古本市」発起人。著書に『ナンダロウアヤシゲな日々』(無明舎出版)、『路上

派遊書日記』(右文書院)、『老舗の流儀』(幻冬舎メディアコンサルティン

グ)、共著に『ミニコミ魂』(晶文社)などがある。

http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/


Calo Bookshop & Cafe

大阪肥後橋で2004年4月にオープンした、コンテンポラリーアート写真・デ

ザインを中心としたビジュアル書の専門店カフェギャラリーを併設。

http://www.calobookshop.com/


貸本喫茶ちょうちょぼっこ

2001年春、本好きな4人が自分たちの本を持ち寄って開設した、小さな私設図書

室、貸本喫茶

http://www.geocities.co.jp/chochobocko/


日時 2009年12月27日(日)

開場14:30/開演15:00

参加費 500円

ご予約方法  電話FAX、メール海文堂書店までお願いいたします。

50名を超えた場合、立ち見になる可能性があります。あらかじめご了承ください。


海文堂書店

〒650-0022 兵庫県神戸市中央区元町通3丁目5番10号

電話:078-331-6501

FAX:078-331-1664

http://www.kaibundo.co.jp/

books@kaibundo.co.jp


一箱古本市の歩きかた』でも取材させて頂いた、関西ブックカフェ界の論客石川あき子さんと、ちょうちょぼっこの3人(東京在住の福島さん以外)という、にぎやかなゲストです。ちょうちょの真治さんからは、「ごうださんとつぎたさんを、なんだろうさんがどう扱うか、個人的にはそこが楽しみでなりません!」とのお言葉をいただいています。せいぜい頑張ります。関西では、この日だけのイベントになるかもしれないので、たくさんの方にいらしていただきたいと思います。


朝8時起き。雨が降っていて、出かけるのがめんどくさい。《ウェルかめ》を観てから、浅草行きのバスに乗る。台東区中央図書館に着いたのは、9時15分。すでに、リサイクルフェアがはじまっていた。今回は、ほかに回るから10冊以内と決めて、人込みへ。実際、今回はいつもより本が少なめ(とくに文庫が少ない)で、一回りしても8冊しか拾えなかった。小林信彦対談集『映画につれてって』(キネマ旬報社)、鈴木晰也『ラッパと呼ばれた男 映画プロデューサー永田雅一』(キネマ旬報社)あたりが収穫か。


当然のごとくご精勤の右文書院青柳さんと〈合羽橋珈琲店〉でモーニング雑談しばし、また会場に戻る青柳さんと別れて、入谷から日比谷線上野山手線池袋へ。〈ビックカメラ〉で、名刺用の紙を買い、〈新文芸坐〉へ。中村錦之助特集。まだ早いのでロビーでボーッと立っていると、亜紀書房編集長に声をかけられる、今回の特集にはよく来てるそうだ。列に並んで映画のハナシをしていたら、前に並んでいたおばさんがいきなり「洋画は好きですか?」と訊いてくる。「はあ」と答えると、「『グラン・トリノ』よかったわねえ〜。歳とってからのイーストウッドが好きになっちゃって」と話す。よっぽど、誰かに話したかったんだろう。


入場すると、60代以上がいっぱい。今日沢島忠監督の2本立てだ。まず、《森の石松鬼より恐い》(1960)。マキノ正博の《続清水港》のリメイクで、現代で次郎長の芝居の演出をしていた主人公が、気がつくと江戸時代にいて石松になっている。その状況を飲み込むまでのとんちんかんなやりとりが、マキノ版よりしつこく、盛り上がる。しかし、いざ旅に出てからは、あんまり変わったところはなく、20分ほど眠ってしまう。


それが終わると、沢島監督のトーク。誰かが聴き手になってのものではなく、原稿を用意して、1時間ぐらい一人で話す講演だった。「さっきの石松、旅に出てからが面白くなかったでしょう? オーソドックスにやれと、会社に命令されたんです」と、今日の二作品のエピソードからはじまり、中村錦之助との出会い、その人情の厚さや勉強家ぶり、そして亡くなったときのことと話が進む。沢島監督の語りは、ときに見えを切り、ときに脱線して笑わせる、まさに沢島作品の感じそのままで、いささか感激。


そして2本目は、《一心太助 男の中の男一匹》(1959)。錦之助自身が「自分らしさが最もよく出たシリーズ」と云ったというだけに、威勢のいい太助とノーブルな将軍の二役がどちらもウマい。大久保彦左衛門役の月形龍之介、新妻役の中原ひとみもいい。沢島の演出は、カットから次のカットへの転換が、それ以前の時代劇よりも急激で、ジャンプしていような躍動感がある。20代の頃、このヒトの時代劇ミュージカルにハマり、ビデオを探したりしたが、改めて主な作品を観てみたくなった。満ち足りた気持ちで、館を出る。


リニューアルなった〈リブロ〉をぐるっと一回り。客は多いが、まだ店として固まってない感じ。奥の1階が人文書フロアになり、エスカレーターを上がって外に出る手前が、メディア関連の棚になったのは、ぼくとしては便利。『一箱古本市の歩きかた』はココにも並べてほしいなあ。バスに乗り、白山で降りる。〈南天堂書店〉で、今田洋三『江戸本屋さん 近代文化史の側面』(平凡社ライブラリー)を買う。NHKブックス版は長く品切れのはず。著者が1998年に亡くなっていたコトをはじめて知った。


ウチに帰り、黒藪哲哉『「押し紙」という新聞タブー』(宝島社新書)を最後まで。この本を読みだすと止まらなくて、読みかけジェフリー・ディーヴァーの新作をストップしてしまったほど。「押し紙」のことを知ったのは、今年の『週刊新潮』で著者が書いた記事だった。著者は「はじめに」で、新聞ジャーナリズムプロパガンダの道具にされてしまうことについて、記者ジャーナリストとしての自覚のなさが指摘されるが、それは違うと云う。そして、「日本新聞社ビジネスモデルの中に、公権力の介入を許してしまう重大な欠点があるから、政治利用されるのではないか」と述べる。精神論ではなく、ビジネスモデルとしての根本的な欠陥をえぐっている本書は、だから、たとえば烏賀陽弘道『「朝日」ともあろうものが。』(河出文庫)よりも刺激的だった。「インテリがつくってヤクザが売る」と云われるが、その「ヤクザ」が比喩ではなかったことなど、衝撃的なエピソード多し。そして、新聞の問題が、出版界にとって決して対岸の火事ではないコトは、最終章まで読むと判る。ただ、後半、新聞業界政治家との癒着について書いた部分は、ちょっと話が大きくなりすぎるような気がした。前半が実証的だった分、後半ももう少し丁寧に論じてほしかった。


一箱古本市の歩きかた』について、岡崎武志さんと林哲夫さんのブログで、過分な評価をいただきました。コメント欄でやりとりしていると、塩山さんが「仲間ぼめもいい加減にしろ」などとウルサイでしょうから、ここでお礼を。ありがとうございます。岡崎さんは本書でぼくに次いで名前が出てくる(つまり、各地のブックイベントに参加されている)人ですし、林さんは産経新聞大阪版でいちはやく一箱古本市について書いてくださいました。『sumus』の人たちには、いつも後ろから支えてもらっているという気がします。そういえば、明日はその『sumus』にぼくを誘ってくれたひとでもある扉野良人さんと、平出隆さんのトークが、「西荻ブックマーク」であります。満員御礼だとか。ぼくも聴きに行きます。

ぎゅうにゅうぎゅうにゅう 2009/11/16 20:30 リブロ1階のそこの棚の担当です。きょう、入荷したので、ちゃんと平積みしました!即席ですがポップもつけております。またのご来店お待ちしておりますー!

池内美絵池内美絵 2009/11/17 02:48 海文堂行きます!早速予約しましたー

kawasusukawasusu 2009/11/17 10:49 >ぎゅうにゅうさま
ありがとうございます! 近々見に行きますね〜

>池内さま
ご予約どうも。石川さんの隠された過去(があるのかは知らないけど)が明らかになるかもしれません。乞うご期待。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20091114

2009-11-13 「古本ジェットストリーム」ゲスト決定!

再告知です。

オヨちゃんとモクローくん古本ジェットストリームvol.5 

東京地方、どっちがイイ!?


2009年11月22日日曜日) 19:00〜

古本酒場コクテイル

高円寺北2-24-13 TEL 03-3310-8130

http://koenji-cocktail.com/

チャージ 800円

※予約優先


出演:山崎有邦オヨヨ書林

   南陀楼綾繁ライター編集者

ゲストリブロ精鋭軍団(荒木幸葉、辻山良雄、栗田朋子)


オヨヨ書林山崎有邦(オヨちゃん)と、ライター編集者南陀楼綾繁モクローくん)による、古本テーマとする実況ぐだぐだ話。久しぶりに開催です! 第5回となる今回は、全国各地のブックイベントルポした南陀楼の新刊『一箱古本市の歩きかた』(光文社新書)の刊行と、オヨヨ書林のなんと金沢への移転を記念して、お送りします。お題は、「東京地方」。ゲストに、新刊書店リブロ地方都市支店で働き、現在東京近辺の店に勤めている3人をお呼びして、東京地方の違いをお聞きします。


アラキは池袋金沢春日部、辻山さんは東京福岡広島名古屋池袋、栗田さんは福岡東神奈川、とリブロのヒトはけっこう地域を超えての異動が多いようです。辻山さん、栗田さんはブックイベントにも関わっているし、アラキは池袋時代に『sumus』フェアの担当でした。その辺のハナシも出るかもしれません。この日は、来場者で希望される方には抽選で5名様に、その『sumus』フェアの小冊子を差し上げます。ぼくの手元にも残り少なくなってきた貴重品です。欲しいヒトはコクテイルGO


朝8時起き。《ウェルかめ》を観てから、残りもので朝飯。自転車南千住へ。東部古書会館の「泪橋古書展」の第2回目。10時すぎていたが、ほかの会場ほどヒトが多くなく見やすい。外の台で〈古書ことば〉が文庫を90円均一で出している。田中小実昌乙女島のおとめ』(集英社文庫)、川端康成『反橋・しぐれ・たまゆら』(光文社文芸文庫)、川端康成高原』(中公文庫)、戸板康二久保田万太郎』(文春文庫)、『ちくま日本文学全集 永井荷風』『同 芥川龍之介』(ちくま文庫)、山崎豊子『花紋』(新潮文庫)を引っ張り出す。


会場に入ると、ココも安い。なんかスカスカな感じがした第1回に比べると、量も質も充実。全体に軟らかい本が多いのも、下町古書展らしくてイイ。〈峯尾文泉堂〉、〈白鳳書院〉などのベテランがいい本を安く出しているのも嬉しい。長新太キャベツだより』(旺文社文庫)、尾辻克彦少年オブジェ』(角川文庫)各100円、村上知彦黄昏通信』(ブロンズ社)200円、『ノラ』1977年8月号、300円『日本映画戦後黄金時代4 東宝喜劇』(日本ブックライブラリー)500円、高田保人情馬鹿』(創元社)300円、森繁久彌『見て来たこんなヨーロッパ』(雪華社)400円、和田邦坊『世渡り問答』(大日本雄弁会講談社、1936)1000円、『東京路線バスの旅』1、2(トラベルジャーナル)各200円、糸井重里責任編集ヘンタイよいこ新聞』(パルコ出版)300円、と買い込む。このうち数冊は、12月に〈古書ほうろう〉で開催の「第2回モクローくん感謝祭」に出そう。泪橋古書展来年からは定期開催してほしいものだ。


雨が降りそうなので、急いで西日暮里に戻る。仕事場で、光文社PR誌『本が好き!』のテーマエッセイ。同誌は次号で休刊。『一箱古本市の歩きかた』は、この雑誌に連載することができなければ、今年出すのは難しかっただろう。感謝の気持ちで、ある本について書いた。B社からある全集60巻届く。置き場所が……。


2時前に出て、山手線有楽町。〈中園亭〉は、この時間なのに結構込んでいた。ルースチャーハンを食べて、有楽町線麹町。B社で「◎◎検定」の打ち合わせ。ネタはいろいろあるが、完成までにいったい何冊読まねばならないのか。自分から提案したとはいえ、気が遠くなりそう。終わって、〈ブックセンター麹町〉でその資料を探す。そのまま、日テレ通りを下りて、市ヶ谷の〈文教堂書店〉へ。来年手帳、『本の雑誌』と、この前から探していた、黒藪哲哉『「押し紙」という新聞タブー』(宝島社新書)をやっと棚で1冊見つける。これだけ問題になっているテーマなのに、書店平積みされたのを見たことがない。勘ぐりすぎかもしれないが、なんか、新聞社への遠慮を感じる。


西日暮里に帰ると、昨日に続き、清流出版から本が届いている。『徳川夢声小説漫談これ一冊で』(本体2400円)。タイトル通り、あまたある夢声の本から、夢声研究家のハマびんこと濱田研吾くんが面白いのだけを選んだ、ユーモア小説集。付録として、64分の「徳川夢声SP盤音源集」のCD付き。巻末には解題や著書目録もついている。素晴らしい。『女優 岡田茉莉子』の編集者に、この本を見せてやりたい(まだ云ってる)。


アマゾンからは、ヒカシュー日本笑顔+水に流して]、[あがた森魚とZIPANG BOYZ號の一夜]、かしぶち哲郎[ル・グラン]届く。最近CDショップに行っても、どこから見ていいか見当がつかず、アマゾンで買ってしまうことが増えてきた。元晶文社のTさんからハガキで、同僚だったMさんとともに、S社への入社が決まったとある。おめでとうございます。よかった、よかった。あとは、Mくんが決まればいいのだが。


雨が降っているので、歩いて千駄木へ。〈ブーザンゴ〉で「お好み本ひろしま」の財津正人さんと会う。東京出張のついでに寄ってくれたのだ。「ひろしまぶっくでいず」の様子を1ページで特集した、11月12日中国新聞をいただく。同新聞の守田靖さん、渾身の記事だ。守田さんはこの数年、「活字の底力」として、読書出版についての取材を続けている(http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/katsuji/index.html)。これはいずれ一冊にまとめてほしいと思う。新大阪行きの新幹線に乗る財津さんと別れて、旬公と不忍通りのイタめし屋へ。新書の刊行記念に御馳走してもらう。うまく表現できない料理が並び、どれも美味しかった。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20091113

2009-11-12 第2回「モクローくん大感謝祭」のお知らせ

告知です。


第2回モクローくん感謝祭


5年半ぶりのご無沙汰です。新刊『一箱古本市の歩きかた』(光文社新書)刊行を記念して、不忍ブックストリート結成のきっかけとなった、あのイベントが〈古書ほうろう〉に帰ってきます。

古本大好きのモクローくん南陀楼綾繁の「けものみち」から発掘された古本を販売するとともに、各地のブックイベントに関する資料を展示します。期間中、2回のトークも行ないます。


2009年12月5日(土)〜27日(日)

月〜土 11:00 〜 23:00

日・祝 11:00 〜 20:00

毎週水曜日定休 ただし、23日(水祝)は営業します


古書ほうろう

〒113-0022 東京都文京区千駄木3ー25ー5

tel./fax. 03-3824-3388

http://www.yanesen.net/horo/


◎トーク1 本を売るだけが古本屋仕事じゃない!?

広瀬洋一(古書音羽館)×瀬戸雄史(古書往来座)×南陀楼綾繁


さまざまな人たちのトークを行なう西荻ブックマーク」。タイプの違う古本イベント主催する「わめぞ」。古本イベントに関わるふたりと、これからの古本屋について語ります。


12月11日(金) 開場18:30/開演19:00

入場料 1000円(飲み物持込み可)


◎トーク2 古本が先か? 仕事が先か?

黒岩比佐子ノンフィクション作家)×南陀楼綾繁


仕事に必要だからと古本を買い、古本を買うために仕事をする。気がつけば、周りには本の山……。いつの間にか因果生き方を選んでしまったフリーの物書きの厳しくて、ちょっとだけ楽しい生活とは。


12月17日(木) 開場18:30/開演19:00

入場料 1000円(飲み物持込み可)


※ご予約は電話メールで。

 古書ほうろう 03-3824-3388

        horo@yanesen.net

(トーク1か2か、お名前、人数、当日ご連絡できる電話番号をお書き添えください)


モクローくん」というのは、ぼくと旬公が出していた古書目録についてのフリーペーパーモクローくん通信』にちなんだぼくのあだ名です(そこから生まれたのが、セドローくん=向井透史さん)。『モクローくん通信』はもう何年も出ていないので、今回に合わせて出したいのだけど、難しいだろうなあ……。2度のトークは、ゲストがまったく違うタイプなので、話もまったく違うものになるでしょう。「トーク1」では、わめぞ前衛詩人こと瀬戸さんの夢物語を、どうその場で通訳するかが、成否の分かれ目になるような気がします。とってもリスキーな企画です。


7時に起きるつもりが、目覚ましを遅らせて8時起き。《ウェルかめ》を観てから、仕事場へ。「小説検定」のゲラを戻し、『本の雑誌文庫増刊の原稿にとりかかる。W文庫わめぞ文庫ではない)について書くが、けっこう分量を与えてもらったので、一気に書けた。2時前に出て、王子へ。目に付いた店でつけ麺を食べ、例によって「古本屋ツアー・イン・ジャパン」で知った〈山遊堂〉王子店へ。2階は単行本文庫の品揃えがよく、次回の「小説検定」に使える本を何冊か買う。駅の反対側に出て、某校の図書館取材。


終わって京浜東北線に乗るが、西日暮里で降りずに上野まで。駅の構内に〈ディラ〉上野店という書店があり、店員がつくったフリーペーパーを配布していると聞いていたが、これまで寄らずにいた。行ってみると3階の入谷口で、ふだん通らないあたりだった。たしかに品揃えがよく、見やすい。ジェフリー・ディーヴァーソウルコレクター』(文藝春秋)、『カラスヤサトシのでかけモン』(芳文社)、『コミックビーム』を買い、レジ女性フリーペーパーの在りかを訊くが、「いまはないですねえ」と云われる。残念。


西日暮里に戻り、メールいろいろ。清流出版より、虫明亜呂無仮面の女と愛の輪廻』(本体2400円)届く。虫明エッセイ集の第2弾だ。第一章の山内義雄伊丹十三らについての文章も読みたいが、第二章は日本女優についての文章で、とくに気になる。奥さまの虫明敏子さんの巻末文も含めて、女性活躍している一冊のようだ。


カフェ・ド・パルク〉で、ライターの渡邊裕之さんと右文書院青柳さんと会い、ちょっと相談ごと。うまく行けばイイが。〈一寸亭〉で、煮込みと上海焼きそばを食べ、ウチに帰る。

2009-11-11 津野海太郎さんとトークします

告知です。

光文社新書一箱古本市の歩きかた』刊行記念

南陀楼綾繁さん×津野海太郎さんトークイベント

「本とともに街を歩こう」


誰でも一日だけの「本屋さん」になることができる一箱古本市や、日本各地のブックイベントの現状をレポートした『一箱古本市の歩きかた』が光文社新書から11月17日に刊行。それを記念して、著者で一箱古本市仕掛け人でもある南陀楼綾繁さんが、新潮社から『したくないことはしない―植草甚一青春―』を上梓した津野海太郎さんと、古本の楽しみ、読書散歩の関係などを語り合います。


2009年11月24日(火) 19:00〜20:30(開場:18:30〜)  

■会場:青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山

■定員:100名様

■参加費:500円(税込)


■ご参加方法:2009年11月11日(水)10:00より

[1] ABCオンラインストアにてWEBチケット販売。

[2]青山ブックセンター本店店頭にてチケット引換券を販売。

※入場チケットは、イベント当日受付にてお渡しします。当日の入場は、先着順・自由席となります。

電話予約は行っておりません。


■お問い合わせ:

 青山ブックセンター本店

  03-5485-5511 

 (受付時間: 10:00〜22:00)

http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_200911/20091124.html


津野さんとのトークは、昨年12月の〈古書ほうろう〉以来です。あの時は、『おかしな時代』について話しましたが、こんどは『したくないことはしない』です。この1年の津野さんは、すごくハイペースで本を出されているのですね。〈青山ブックセンター〉でのトークは初めてで、会場も広いので緊張しています。お知り合いも誘って、いらしていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。


昨夜は大雨の中、タクシーで帰ったが、今朝も大雨続く。新刊の見本ができたのと、ここ二週間ほど移動続きだったこともあり、体に力が入らず。昼近くまで寝て、仕事場に行こうとするが、ダメだった。差し迫った原稿の資料を読み、掃除洗濯など。夜は、鳥じゃがをつくる。明日は早起きして仕事場に行かねば。


古書モダンクラシック〉がついに実店舗に進出。

古本雑貨手紙舎]

手紙舎は図書館のような空間です。古書モダンクラシックが選んだ100年後も残したい麗しい古本と、毎日の暮らしを豊かにしてくれる手仕事の道具や雑貨を販売します。


営業時間

12:00-18:00(水、木、日曜日

12:00-23:00(金、土曜日


休日:月・火曜日

tel 042-426-4383


ごはん屋[ヒバリ

旬のお野菜やからだに優しい食材をつかって、ほくほくのごはんを作ります。ヒバリは春を告げる鳥。みなさまのこころに、春のようなあたたかい気持ちをお届けします。


営業時間

昼ごはん 12:00-14:00(水〜日曜日

お茶おやつ 14:00-18:00(水〜日曜日

ごはん 18:00-23:00(金、土曜日のみの営業、ラストオーダーは22:00 です) 


休日:月・火曜日

tel 042-426-4472

所在地

東京都調布市西つつじヶ丘4-23-35-101(神代団地内)

京王つつじヶ丘駅南口より徒歩10分


http://mc-books.blogspot.com/

モダクラモダクラ 2009/11/12 23:42 ナンダロウさんご無沙汰してます。お店の告知、ありがとうございます!来店のときは、是非一声おかけください。ビールをおごります。ハハ(^ ^

kawasusukawasusu 2009/11/12 23:48 ん? モダクラさんは毎日お店にいるの? 委託だと思ってたけど。

モダクラモダクラ 2009/11/13 00:01 週一で棚詰めに行く以外は、基本的にいません。ので、是非いらっしゃる時はお声をかけてください。いろいろ感想などお聞きしたく。

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2009-11-10 ついに見本ができました

新刊『一箱古本市の歩きかた』(光文社新書)、ついに見本ができました。さっき担当のKさんから受け取りましたが、通常の新書よりちょっと厚みがあります。その厚みの分だけ、読みごたえのある本になっていればと思います。書店に並ぶのは、来週17日(火)以降です。アマゾンでの予約も受け付けています。オビの内澤旬子イラストが目印です。どうぞよろしくお願いします。


一箱古本市の歩きかた (光文社新書)

一箱古本市の歩きかた (光文社新書)


朝8時起き。《ウェルかめ》を観てから、仕事場へ。10時に出て、東中野へ。久しぶりに〈ポレポレ東中野〉。この館のカラーからは考えられないのだが、ココで特集「女優 岡田茉莉子」をやっているのだ。自伝女優 岡田茉莉子』(文藝春秋)が並んでいたので買ったら、サイン本だった。それは嬉しかったのだが、とりあえず今日観る作品のデータを知ろうと巻末を見たら、フィルモグラフィーが載ってない。主演作が多いので、スタッフキャストストーリーまでの詳しいものをつくれとは云わないにしても、出演作リストすらないのはオカシイ。本文中にも作品の年度が略されているものが多いようだし、索引もない。映画本のつくりかたはいろいろだと思うが、一人の映画監督、役者の全体像をたどる本を出す場合、しかも、他に類書がない場合には、フィルモグラフィーは必須だろう。「企画協力」の四方田犬彦はなんにも云わなかったのか? それとも、岡田茉莉子自身がリストは要らないといったのか? いい本らしいので、よけいに惜しい。


今日観たのは、中村登監督《河口》(1961)。昨日に続き、中村作品だ。冒頭の沼津のシーンで、しばらく前に観ていることに気付く。〈神保町シアター〉の中村登特集だったか。東野英治郎杉浦直樹田村高廣らを手玉に取っているように見えて、じつはどっぷり浸かっている女を岡田が好演。はらはらしながら見守る、三枚目山村聡もいい。成瀬巳喜男監督山の音》の枯れかけた老年とは別のヒトみたいだ。客は15人ほどだったが、そのうち2人がガサガサとしつこくビニールを開く音をたててうるさい。なんで、あれで平気なんだろう? 館を出てから、近くのラーメン屋でつけ麺。新規開店のようだが、もういちど食べたいと思う味ではなかった。


高田馬場で降りて、ビッグボックス古書市を覗く。初日に来るのは珍しい。次回「小説検定」の資料探しが目的だが、山本薩夫『私の映画人生』(新日本出版社)500円、が買えたのは収穫。ウチに帰ると、郵便物いろいろ。『フリースタイル』最新号。ベスト3で、ぼくは、『野田と申します。』、[図書館新世界]、『東京骨灰紀行』を選んだ。金沢から『そらあるき』も到着。


2時半に電話があり、光文社のKさんと待ち合わせ、〈花歩〉へ。出来上がった見本を手渡される。パラパラ眺めるが、大きな間違いはなさそうで一安心。依頼から長くかかったが、よくここまでたどり着けたものだと、お互いをたたえ合う。帰りに、お店の奥さんに1冊手渡す。毎年一箱古本市大家さんになってくださっているので、せめてものお礼だ。そのあと、〈古書ほうろう〉で宮地さんに手渡す。B5判時代の『プレイガイドジャーナル』を1冊いただき、「オルタナゴヤ」を特集した『TRASH‐UP!!』第4号を買う。この表紙の中原昌也の眼がすごい。〈往来堂〉にも寄り、笈入さんに手渡し。書評用の文庫本と、佐々木譲巡査休日』(角川春樹事務所)を買う。


7時半に西日暮里駅で、書肆紅屋さんと待ち合わせ。〈大栄〉へ。あとから退屈男くんも合流。この二人には新書の年表部分を手伝ってもらったのだ、また、紅屋さんには再校の校正もお願いしてしまった。できあがった本を渡し、完成を祝う。いろいろ雑談していると、テレビで、整形して逃げていた市橋達也容疑者逮捕されたニュースと、森繁久彌死去のニュースを交互にやっている。店のおばさんが、モリシゲには無反応なのに、市橋のハナシになると、やたらとコーフンしているのが面白かった。11時にお開きになり、外に出ると雨が降っている。西日暮里に戻り、旬公の仕事が一段落するまで待つ。

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2009-11-09 『バクマン』は『サルまん』より疲れる

今月の茶話会、ゲスト濱野奈美子さんです。


今月も不忍ブックストリートの茶話会を開催します。

場所はいつもの<ブーザンゴ>です。

いつも通り、気軽に参加して、自由におしゃべりしてください。


21時ごろから30分ぐらい、ライター濱野奈美子さんがお話してくださいます。テーマは、濱野さんが取材・執筆された『はじめての神保町』(飛鳥新社)をめぐるエピソードです。

ご興味のある方はぜひ。

みなさまお誘い合わせのうえ、お越しください。


日時 2009年11月18日(水)20:00〜23:00頃(出入り自由)

場所 ブックス&カフェブーザンゴ

〒113-0022 東京都文京区千駄木2-33-2

TEL & FAX: 03-3823-5501

http://www.bousingot.com/


参加費 各自オーダーのみ

問い合わせ 不忍ブックストリート実行委員会

shinobazu@yanesen.org


朝8時に目覚まし鳴るが、眠くて1時間寝坊。旬公と千駄木の〈サンマルクカフェ〉へ。あとからH社のSさんやってくる。旬公との打ち合わせだが、しばらく雑談に参加。仕事場に行き、不在中に溜まった連絡、あれこれ。林哲夫さんから『spin』第6号届く。特集「宇崎純一の優しき世界」。図版、論考、年譜と、いつもながらの充実ぶり。林さんはたぶん意識されてそうしているのだろうが、『spin』は『sumus』に比べて、遊びの部分を排して、一冊一冊がそのテーマの決定版になっている。


餅屋ブック(http://www.mochiya.nu/mb/)からメール便が届いて、おおおと思う。藤本和也漫画を刊行するためのレーベルだから、当然、藤本さんの新作、『ふらふらふらり』の第3部だと思ったら、第1部に短編を加えたリイッシュー版だった。名作だし、未入手の人にはこの機会に手に入れてほしいけど、やっぱり続きが読みたいよなあ。第2部刊行からすでに7年。いい加減、重い腰を上げる時期じゃないですか、藤本さん?


4時に出て、神保町へ。特集「日本文芸散歩」。今日が初めて。中村登監督『わが恋わが歌』(1969)。歌人吉野秀雄を描いたもので、本人のほか、山口瞳や息子(?)の本が原作になっている。それらを読んでないが、映画での吉野中村勘三郎)は、子どもたちをとことんまで追い込む強権親爺にしか見えず、かなりつらい。途中、20分ほど眠ってしまった。緒方拳山口瞳はいかにもという感じで、よかった。


高岡書店〉で、大場つぐみ(作)・小畑健(画)『バクマン』第5巻(集英社)を買い、〈三省堂書店〉で、『本の雑誌文庫増刊の関連本を買う。ウチに帰り、録画していた番組を見ながら、資料に目を通す。そのあと、『バクマン』を読む。面白いけど、ネームの多さになかなかページが進まず、読むのに疲れる。『サルまん』(サルでも描けるまんが教室)のような、極端な省略と整理を求めるのは、無理だろうか。2時すぎに眠る。

財津正人財津正人 2009/11/10 08:25 ブーザンゴさん、今週末の東京出張でいければと思います。13日金のジェイソン君の日です。 チャルメラのちゃんぽんうまいですよね。ちなみに横の平和園は、元イエモンの吉井和哉がチャーハンを食べた店です。大変お世話になりました。うれしい3日間を過ごせました。私は10月31日に亡くなった実父のお通夜と葬式の間にも、イベントの準備をしていた親不孝者ですが、どうかこれからも、ストレートなアドバイスをよろしくお願いいたします。

kawasusukawasusu 2009/11/10 09:40 お父上のこと、ブログで拝見していましたが、結局最後まで云えませんでした。イベントが無事に終わったので、あとは存分にご供養なさってください。13日、何時頃にいらっしゃいます? 夕方だったらお会いできるかも。ブーザンゴは開店時間がまちまちなので、ご注意を。

財津正人財津正人 2009/11/10 16:10 17時に打ち合わせが終わり、そこからお店に向かいます。秋葉原発ですので、
ブーザンゴさんまでどれぐらいかかるでしょう。17時半にはちょっと、きつかなあ、ぐらいでしょうか。どちらにしましても、お店でちょっとお酒をいただきたいと思っています。ご都合がつくようでしたら、会えればうれしいです。

kawasusukawasusu 2009/11/10 18:07 財津さま。15時から2、3時間打ち合わせがあるので、18時半ごろにはブーザンゴに着けると思います。その頃までいらっしゃれば、お会いしましょう。

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2009-11-08 怒涛の広島3連戦・最終日

朝8時起き。フロに入ってから、朝食へ。部屋に戻って、荷物をまとめてから、出る。チェックアウト不要でそのまま外に出ればいいのだが、なんか忘れているようで不安広島駅の方へ歩き出すが、途中で方向が判らなくなる。大通りに出たら、まだだいぶ先だったので、路面電車に乗る。駅のコインロッカーに荷物を入れ、集合場所へ。今朝の中国新聞に、昨日の一箱古本市の記事が出ていることを教えてもらい、キヨスクで買ってくる。


これから路面電車を貸し切ってのイベントがある。地元情報誌『TJ Hiroshima』の冠イベントということで、「TJ Hiroshima号」。今日落語をしていただく平々亭青馬(へいへいていぶるま)さんに挨拶広島生まれ、広島育ちで、師匠を持たずにプロ落語家として活動しているという、珍しい存在。


11時に貸し切り電車が入線。通常運行の電車の発着を縫って、空いたホームから発車するのだ。1車両で30人ほどが入る。進行方向の前の方をステージとして、ビールケースを並べて、その上に毛氈と座布団を置き、高座の出来上がり。発車と同時に落語スタート電車がホームに止まるたびに、窓からヒトが覗きこむ。演目は広島にちなみ、「吉田拓郎物語」という創作落語。拓郎のことはあまり知らないぼくでも、その半生がよく判る構成になっていた。相当苦労されただろう。ただし、ギャグダジャレが多くてちょっと……でした。終点の江波に着く直前に、噺を終えたのはさすが。


江波は、向こうに高い山のある、とても広島市内とは思えないところだった。電車基地があり、車庫内にある被爆電車に乗らせてもらう。原爆に遭ったにもかかわらず、修復されて戦後も走っていた車両だ。いまでも2両現役だというのに驚く。


復路は、岡崎さんとぼくのトーク。マイクが断線しやすくて、ちょっと喋りにくかったが、どうやら声は届いたようだ。広島の印象から入り、岡崎さんが昨日行った岩国のこと、買った本の披露など。ときどき窓からどの辺りかを確認していたが、あっという間に終点の広島駅に着いてしまった。休憩も入れて、1時間半。ちょうどよい長さの小旅行だったのではないか。


岡崎さんとまた路面電車に乗って、紙屋町東で降りる。そこで別れて、本通へ。昨日の〈圓屋〉の両隣りに、〈平和園〉と〈チャルメラ〉という中華料理屋があり、しばし迷った末に〈チャルメラ〉に入る。80すぎだろうおばあさんが新聞を読みながら、孫か娘かの店の女性と話をしている。ビールギョーザ、チャンボンを食べる。チャンポン野菜たっぷりでじつにウマかった。また来たい。


しょうこりもなく、またパルコ前の古本市を覗くが、さすがに三回目だから欲しい本はなかった。一箱古本市の会場で、ざっと箱を見る。ガレージに戻り、販売を頼んでいたドンベーさんと交代。今日は、器と道具のお店〈LOUTO〉(http://louto33.blog33.fc2.com/)も出店。ぼくと同じ小学校出身のご主人としばし話す。3時頃にドンベーさんの弟さんが、4つと2つの姉妹を連れてやってくる。はじめはモジモジしていた二人だが、いつもマスコットに連れているプレーリードッグぬいぐるみを見せると、大喜び。帽子を着脱したり、腹に触ったりして遊んでいた。カワイイねえ。4時に販売終了。売り上げは、二日で1万5000円ちょっと。やっぱり本人がいないと、売り上げは極端に低いな。


荷物をコンビニから出し、あとは帰るだけ。また路面電車に乗って、広島駅へ。駅前の純喫茶パール〉に寄ろうと思っていたが、残り30分しかないので次の機会に。5時半ののぞみ号に乗り込む。車中ではほとんど寝て、9時半に東京着。ウチに帰り、日記を書いていると2時になった。泥のように眠い


お好み本ひろしまは、盛況のうちに終わりました。トーク三連戦はいずれも好評で、やった甲斐はありました。一箱古本市も、路面電車イベントという試みもよかったです。地元メディアも大きく取り上げたようで、今後につながったのではないでしょうか。財津さん、加井さん、津組さんら実行委員、ボランティアの皆さん、お疲れさまでした。財津さんには「やたらと全身像をサイトに乗せたがる男」だとか、「ぜんぶ女性陣に頼っていて使えない」などとずいぶんイジってしまいましたが、あなたが先に動かなければ、ナニもはじまりませんでした。今後もみんなを引っ張っていってください。ぼくも(ときどき文句と皮肉は交えつつ)できる限り応援しますから。

津組津組 2009/11/09 19:14 3日間お世話になりました。津組です。
路面電車では自分自身の拙い司会と音響の不具合でヒヤヒヤしました。被爆電車の車内はかっこよかったですね。広島電鉄さんのサプライズにも感謝です。
岡崎さんとのトークでは、旅行に本を持って行くお話が特に興味深かったです。
今朝、初めてウェルかめを観ました。…なるほど、蟲文庫さんですね。

okatakeokatake 2009/11/09 23:58 ナンダロウくん、お疲れさま。一箱の会場で、ナンダロウくんが留守のあいだ、ドンベーさんが、ずっと「一箱」の成り立ちと、それが不在のナンダロウくんによるものと、その栄誉を、来る人、来る人に伝えていました。キリストの弟子のようでした。

kawasusukawasusu 2009/11/10 00:06 >津組さま
3日間お疲れさまでした。仕切り役が実質3人というのは大変だったと思いますが、次に向けての成果が得られましたね。また、飲みましょう!

>岡崎さま
ドンベーさんとモンガ堂さんがいてくれると、ホッとします。キリストの弟子というよりは、一箱の助さん、角さんです。

マドレーヌひよこ堂マドレーヌひよこ堂 2009/11/10 10:06 南陀楼綾繁さま
広島の一箱古本市で初出店をしたマドレーヌひよこ堂です。
一日とても楽しく本を売ることができました。
これも一箱古本市を生み出された南陀楼綾繁さんのおかげです。
本当にありがとうございました。
路面電車の古本トークもすごく面白かったです。
本の厚さと紙質だけで、本のタイトルを当てる技に、さすが!と感動しました。
なんだか一箱古本市、病みつきになりそうです。今後もどうぞよろしくお願いします

加井加井 2009/11/10 23:42 お世話になりました、加井です。
準備をする以前より、大変お世話になり、時には相談に乗っていただき、とても心強かったです。ありがとうございました。
今回の開催を次回につなげていきたいとおもいます。これからも宜しくお願い致します。

kawasusukawasusu 2009/11/11 00:16 >マドレーヌさま
完売おめでとうございます。次回はもっと出す本が増えそうですね。

>加井さま
大阪と広島との往復、大変だったでしょう。こんどは大阪で飲みましょうか。12月末に神戸でトークやりますよ。

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2009-11-07 怒涛の広島3連戦・二日目

朝8時15分起き。《ウェルかめ》を観てから、2階で朝食。サービスのものだからショボイだろうと思っていたら、けっこうしっかりとした和食だった。ホテルを出て、平和大通りをぶらぶら。喫茶店を探すが、チェーン店しか見つからず。本通にある〈うつわ〉というカフェで、30分ほど本を読む。


10時に袋町市民交流プラザへ。一箱古本市出店者が集合。送っておいた荷物を受け取り、台車で会場へ。袋町の裏通り、通称「裏袋」のお店の前が今回の舞台。初日の今日は30箱ほどが参加。ぼくは、岡崎さん、蟲文庫さん、ドンベーブックスさん、モンガ堂さんとガレージの中で出店。今日は天気が良くて、汗ばむほどなので、日差しが避けられるのはありがたい。ぼくの隣の男性は、前に書店バイトして、今はネットショップをやっているという人だった。モンガ堂さんは朝イチの新幹線に乗ってくるので、広島在住の元部下の男性に朝の開店準備を頼んでいた。重役出勤だ。


11時にスタートすると、つぎつぎに人がやってくる。やっぱり蟲文庫さんの箱を覗きこむ女子が多い。このあたりはブティック雑貨店が多いし、土曜日のせいか、気合いを入れてオシャレしてきました、という風情の女子が多い。広島女の子可愛いな〜。


トークの準備があるので、11時40分に岡崎さんと路面電車に乗り、〈カフェパコ〉へ。二人のトークだが、お客さんは15人ほど。蟲さんの半分以下で、松浦弥太郎氏の4分の1だ。この差が読者層の差なんだよなあ、と岡崎さんと嘆きあう。お客さんが集まりだした頃、「こども新聞の取材です」と小学2年と3年の女の子が3人やってくる。「こどもの頃、どんな本が好きでしたか」「何になろうと思っていましたか」など。一生懸命手元のメモに書いているが、ぐちゃぐちゃであとで読めるのだろうかと心配になる。「どうやって本をつくるのですか」という質問では、ぼくが書いた文章をパソコンプリントしたものを本屋に並べていると思っているらしいので、印刷製本のことを説明するのに汗をかく。「会社出版社)にメール原稿を送って……」「それをプリントして本にするんですか?」「いや、違って……。印刷所で機械で何千枚も印刷してそれを綴じて」などと話すが、たぶん通じてない。どんな記事になるのか、不安で楽しみ。


12時半にトーク開始。1時間なので、いろいろ詰め込む。岡崎さんがいいトスをあげてくださるので、こちらはそれを打ち返すだけでとても話しやすかった。新書のいい前宣伝にさせてもらった。


岩国に向かうという岡崎さんと別れ、歩いてもとの方向へ。〈陽気〉というラーメン屋が目に入る。なんだか記憶に残っていたが、前にこの店のラーメンがお土産として買って食べたことがある。広島ラーメンの定番だというしょうゆトンコツスープに、チャーシューが何枚も乗っている。ヘンな主張のない、ごくフツーのラーメンうまい


一箱古本市の会場に戻り、ほかの箱を見て回る。名古屋から参加の〈五っ葉文庫〉がまた妙な本ばかり並べている。古泉智浩青春金属バット』(秋田書店)と、鼻の高さと形で好色度が判るという円形のカード(裏は「ガールハント手引集」)を買う。買ったからといって、どう使えばイイかわからんのだが……。古沢さんは、今回の痕跡本ツアーへの参加者が二人(うち一人は知り合い)という事実にもまったくめげることなく、相変わらず喋りまくっていた。


それと、ガレージの前に出ていた箱を覗いて驚愕。マンガ同人誌跋折羅バサラ)』のバックナンバーが何冊も並んでいる! なぜ広島に? と思ったら、箱の主の栗栖直哉さんはこの雑誌同人で、評論も書いているのだ。また、勝川克志さんの『のんき新聞』でタイガー立石のことを書いておられる。ぼくが『季刊・本とコンピュータ』に書いた『跋折羅』のルポも読んでくださっており、「自分が出てこないことを除けば、内容的にはほぼ正確」とお墨付きをいただいた。栗栖さんは、ぼくもときどき見ていた「栗カメの散歩漫歩」(http://d.hatena.ne.jp/kurisu2/)というブログの主でもあったのだった。広島ですごい出会いがあったものだ。跋折羅社が出した勝川克志作品集『にこにこ影法師』を買わせていただく。


持ち場に戻り、4時まで。人が多く来てくれるので、飽きない。しかし、やはり他人に販売を変わってもらった分、売り上げは悪く、1万以内にとどまった。蟲文庫さんとドンベーさんは1万5千円ぐらい売れていた。荷物を預かってもらい、田中さん、ドンベーさん、モンガさんと、またパルコ前の古本市へ。今日も人が多い。追加の本もあって、何冊か買う。夏野清三郎『フリーライターになって稼ぐ本!!』(東邦出版)300円、は西原理恵子イラストオビが半分以上を占めている典型的有名人あやかり本。


広島バスセンターの7階にある、田中さんお気に入り居酒屋〈源蔵〉へ。前にぼくが来たときは、改装中で見つけられなかった(その代りに、広島駅近くの本店に行った)。このフロアは半分が装飾品で、半分が食堂オープンカフェなどしゃれた店が並ぶ奥に、治外法権のごとく、大衆居酒屋が。入った瞬間、ココは落ち着く店だなと判る。奥の座敷に座って、ビールを飲む。つまみはどれも量があってウマい。田中さん荻原魚雷さんと同じく声が小さいから居酒屋では要注意と思っていたら、案の定、周りの客の声が天井反響して、3分の1ぐらいは聞き取れない。しかし、ココでもコケのハナシになると、はっきり聞き取れるのが不思議田中さんはとても楽しそうで、トークや一箱古本市に引っ張りだしてしまったぼくとしては、嬉しかった。二人で源蔵という日本酒をくいくい飲んでしまった。


そのあと、本通の〈圓屋〉の打ち上げに移動。店構えが判りにくいので迷うが、今朝コーヒーを飲んだ〈うつわ〉の隣だった。今日トークをした北尾トロさん、作家湊かなえさん、岡崎さんらが先に飲んでいた。北尾さんから〈高遠長藤文庫〉が閉店するという、衝撃のニュースを聴く。えーっ、新書に店のことを書いたんだけど……。あとでブログhttp://blog.livedoor.jp/kaguradon/)を見たら、11月23日(祝)に閉店とあった。まあ、いろいろ事情はあったのだろう。とりあえず、お疲れさまでした。


田中さん倉敷に帰り、6人ほどでカラオケへ。岡崎さんと中国新聞の守田さんは吉田拓郎しばりで歌っていた。久しぶりのカラオケだったが、なんだか年々歌が下手になっていく気がする。周りがウマいので、よけい下手がひきたつ。疲れてきたので、先に失礼して、タクシーホテルへ。今日午前様だ。すぐに眠る。

五っ葉文庫五っ葉文庫 2009/11/10 23:52 広島ではタイヘンお世話になりました…!痕跡本イベントは、同じ会場での岡崎さんと南陀楼さんのトークの前イベントにもかかわらず空気をあたためる事ができず(自分はあたたまりましたが)それだけが無念でなりません…。落ち込む事もあるけれど、私は元気です。by魔女の宅急便

kawasusukawasusu 2009/11/11 00:14 >五っ葉文庫さま
今日いただいたメールが相変わらず長いので、メゲてないなあと感心したところです。今後も話半分に聞きますので、どんどん話しかけてください(笑)。

2009-11-06 怒涛の広島3連戦・初日

2日午前中に東京に戻ってからは、怒涛のような仕事。午後に『彷書月刊』用にTさんとの対談。翌日はひたすら「小説検定」の本読み。そして4日は光文社での新刊プロモーションの打ち合わせがあり、フリースタイルマンガベスト本やミニコミ原稿もあってパニックに。夜に行くはずだった、〈古書ほうろう〉での田村七痴庵独演会には顔すら出せず。5日はいよいよ待ったなしなのだが、ざっと目を通すつもりで読みはじめた小説が面白く、この期に及んで、午後までかかって読了した。そして夕方から「小説検定」の問題をつくりはじめる。招待していただいていたマーガレットズロースライブにも、行けるはずがなく。午前3時にようやく完成。バイク便に資料を引き渡したら、ウチに帰って数時間は眠れる。これで、昼から広島に向かって出発できる。


5時すぎにウチに帰り、10時まで眠る。フロに入って、荷物を用意して出かける。東京駅に思ったより早く着いたので、1本早いのぞみに乗ることができた。車内ではビール天むす。以前はいつもチキン弁当だったが、最近はコレが多い。いちばん安いし、そこそこ腹が膨れるので。原稿に使う本を読み、名古屋あたりから眠りに落ちる。広島に着いたのは4時。


路面電車に乗り、本通で降りる。適当に歩いているとパルコに行きつく。建物の前で、広島古書店5軒によるワゴンでの古本市をやっている。遠目にはちょっと少ないかなと思えたが、覗いてみると、かなりレベルの高い本が多く、しかも安いので驚く。なぜか、小泉喜美子が3冊もあり、『コメディアン』(新評社)300円、『殺人はお好き?』『暗いクラブで逢おう』(徳間文庫)各100円で、うち2冊は未所持のものだったので嬉しい。ほかに、サンリオSF文庫は300円で大量に出ており、アーサー・C・クラークスリランカから世界を眺めて』を買う。〈あやかしや〉と〈神鳥書店〉がとくにヨカッタ。


袋町に出て、前にも寄った大衆食堂〈こがね〉へ。ガラスケースからハマチ刺身おでん鍋から豆腐とスジを取る。ビール飲みながらそれを食べ、最後にかしわうどん。なんということもない料理ばかりだが、とてもうまい。あー、幸せ


また路面電車に乗り、3つほど先で降りる。ちょっと迷って、会場の〈カフェパコ〉にたどり着く。NPOが運営しているそうで、かなり広い店。蟲文庫田中美穂さんと、「お好み本ひろしま」のスタッフ挨拶。そのうちお客さんが入ってくる。女性が多い。岡崎武志さんやドンベーブックスさんの姿も。30人以上になる。


7時にトークを開始。田中さん人生初のトークで緊張しているとおっしゃっていたが、傍目にはとても落ち着いて受け答えしていた。古本屋になったきっかけ、店で扱っている本やCDミニコミのこと、店内ライブのこと、《ウェルかめ》のモデル疑惑、苔とカメの話など。田中さんの答えは短く、ほかの人ならもう少し突っ込んで訊くところだが、あえて寸止めにして次に進むと、いい感じの流れになった。ぼそぼそと話していた田中さんが、コケのハナシになったとたん、明らかに声のトーンが高くなりテンポも速くなったのが面白い(会場にいた人みんなが判ったはず)。終わってからその場で懇親会。蟲文庫さんに憧れているらしき女子が何組か、田中さんに話しかけていた。


そこが終わってから、タクシーで〈ヲルガン座〉へ。明日の路上電車ライブで店主のゴトウイズミさんが出演されるのだが、それを見ることができなさそうなので。ほぼ満員で、中二階の座敷に座るが、頭も横幅もつっかえてしまう。あとでテーブルが空き、財津さん、加井さん、津組さんも一緒になる。今日は別の場所でライブだったというゴトウさんも帰ってきて、はじめて話をした。


まだ宵の口と思っていたら、12時回っており、タクシーで〈スーパーホテル〉へ。暗証番号を入れないとなかに入れないのが面倒だが、フロントは親切で、部屋も結構広い。LAN接続できるのもありがたい。テレビをつけると、ちょうど《探偵!ナイトスクープ》をやっている。それを観たあと、フロに入って眠る。


東京堂〉で中川六平さんのトークがあります。


◆「中川六平氏トークショー」

 『ほびっと 戦争をとめた喫茶店ベ平連 1970-1975 in イワクニ』講談社刊 出版記念講演会

中川六平 (なかがわ・ろっぺい)

 1950年新潟生まれ。同志社大学卒業大学時代ベ平連活動に参加。在学中、哲学者鶴見俊輔さんと出会う。75年、東京タイムズ入社。85年退社後、ライター編集者となる。

 著書に『「歩く学問」の達人』(晶文社)、『天皇百話・上下』(鶴見俊輔共著、ちくま文庫)がある。また、晶文社編集者として『ストリート・ワイズ』(坪内祐三)、『月と菓子パン』(石田千)、『全面自供』(赤瀬川原平)、『小沢昭一随筆隋断選集』全6巻などを担当した。

中川六平さんは京都学生時代ベ平連の活動として山口県岩国市で「ほびっと」という反戦喫茶店のマスターを二年間していました。『ほびっと 戦争をとめた喫茶店』(講談社)は、その活動に関わっていく1970年から、去っていくまでの日々を描いた作品です。

ひとりの青年が、それまで縁も所縁もない土地基地のある場所」へやってきて、地元で生活しているひとたちの中で自分たちの思想を表現し行動する―。それはどんなことか。

<ベ平連>とは、<反戦>とは、70年代とは―。

飾らずに描かれた日常は真正面から気持ちに飛び込んできます。

当時の話から現在まで、中川六平さんのお話をぜひお楽しみください。


★11月7日(土) 15:00〜17:00(開場14:45)

◇場所:東京堂書店本店6階(東京都千代田区神田神保町1-17)

    http://www.tokyodoshoten.co.jp/

☆参加費:500円

ご予約、お問い合わせは東京堂書店1階カウンター

電話(03-3291-5181)でも承ります。

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2009-11-03 本郷ぶらぶら

朝8時起き。今日はイイ天気だが、気温がかなり低い。《ウェルかめ》を観てから、部屋の掃除。ウチに義父母がやってくるが、入るなり、「なにコレ、本ばっかりね〜」と云われてしまった。その後も、三人の毒入りの会話に入り込めず。


自転車で出かけて、本郷へ。こっち方面に来るのは久しぶり。ギャラリー〈ヴァリエテ本六〉で、「AUTUMN SONGS」という展覧会を見る。平面、立体、写真陶器など11人のアーティストの作品を展示している。白石えこさんが、鶏卵紙で焼き付けた富士吉田写真を出していたが、街の風景が幻のように見えてとてもいい。7日(土)まで開催。このギャラリー、以前来たときより、本棚がずいぶん増えていた。これも久しぶりに入る〈万定〉で、ハヤシライスを食べる。850円。戦前から使っているレジはいまだに健在。


菊坂あたりを適当に流し、裏道を通って、〈文教ふるさと歴史館〉に着く。今日文化の日なので、入館料は無料だった。特別展「実録!“漫画少年”誌 昭和の名編集者加藤謙一伝」を見る。加藤講談社の『少年倶楽部』の編集長で、戦後の追放時代に『漫画少年』を創刊し、手塚治虫らの漫画家を起用した人。講談社の創業は千駄木、『漫画少年』の学童社は本郷弓町(このふるさと歴史館の近所)、加藤の自宅は動坂などと、文京区に縁のある人生だった。学童社は1950年以降、小石川一丁目の〈善隣学生会館〉(通称・満州会館)内に移っているが、ここは現在の〈日中友好会館〉で、小石川植物園の隣にある。「本とコンピュータ」時代、終電を逃すと、タクシーでこの建物のヨコを通って、ウチに帰ったものだ。加藤手紙日記を見て、名著『少年倶楽部時代 編集長の回想』(講談社、1968)を再読したくなった。展示では、文京区内の出版社についてのコーナーがあり、興味深かったが、図録(500円)では地図も含めてこの部分が載っておらず、不満。12月6日まで開催。また関連企画として、〈豊島区立郷土資料館〉では「トキワ荘ヒーローたち」が12月6日まで開催中。こっちも見ておきたい。


本郷三丁目の〈ブックスユニ〉で、石黒正数それでも町は廻っている』第6巻(少年画報社)、『たばこ屋の娘 松本正彦短編集』(青林工藝舎)を買う。東大の中を通って、弥生門から出る。〈弥生美術館〉の前を通る。先日、館長の鹿野琢見氏が90歳で亡くなったそうだが、同館には今後も頑張ってほしい。


根津に出て、不忍通りを走る。〈往来堂〉近くのお茶屋〈喜多の園〉へ。「古本屋ツアー・イン・ジャパン」(http://blogs.dion.ne.jp/tokusan/archives/8751855.html)で報告されていた店。たしかに、店頭ワゴンが出ており、そこにパラフィンを巻かれた古本が並んでいる。店の中にも、壁際に本棚があり、単行本が並ぶ。思ったより、かなり多い。本は、一人の著者につき十数点の本が出ていて、いかにも個人の蔵書という感じ。2冊500円で、「小説検定」に使える本を買う。


ウチに帰り、本を読みながら眠ってしまい、気づいたら5時すぎ。押し寄せる締め切りに頭を抱える。それを乗り越えても、年内はあといくか山がある。新刊のプロモーションもあるしなあ。晩飯は冷蔵庫にあるもので、適当に済ます。旬公が神保町で買ってきた卵をかけて、ご飯を食べる。ウマイ。

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2009-11-02 新刊のタイトルは『一箱古本市の歩きかた』です

一部のブログで、今月刊行予定として私の光文社新書を紹介してくださっているのですが、それが『一箱古本市、仕掛け人は私です』という仮題のママになっています。取次への情報提供までに正式タイトルが決まらなかったからです。この仮題、恥ずかしいなあと思いつつ、いかにも光文社新書っぽいタイトルではあるので、受け容れる覚悟をしたのですが、別のタイトルに決まりました。いちど身を任せる覚悟をしたのに、手を出されなかったみたいで、拍子抜けでした。ですので、正式タイトル一箱古本市の歩きかた』です。サブタイトルはありません。お手数ですが、ご紹介いただくときは、こっちでお願いいたします。仮題のままコピペで広がると、ちょっと困るので。


朗報です! 故・草森紳一さんの蔵書の受け入れ先が決まりました。出身地である帯広大谷短期大学が3万冊をすべて所蔵することになったのです。「うまくいけば、来春の三回忌までには、大学内に「草森紳一記念室」がオープンして、生原稿などの資料とともに、順次、蔵書も公開されていく予定です」と、「崩れた本の山の中から 草森紳一蔵書整理プロジェクト」(http://d.hatena.ne.jp/kusamori_lib/)で報告されています。よかった、よかった。理想的なところに落ち着きましたね。整理プロジェクトの皆さんも、肩の荷が下りたことでしょう。コレまでお疲れさまでした。あとは、蔵書目録の公刊が実現すれば、云うコトありません。どこかが手を挙げてくれるとイイのですが。


ブックオカアイデア工場ことfookの生野朋子さんと友人の本田嬢が以前から温めていたという、期間限定スナックが、今週末にオープンします。店名は〈SNACK フォーシーズン〉。「今週末の土日限定です。しかも昼過ぎから営業、夜は早じまい。全席禁煙健全すぎるスナックです」とのこと。古本販売もあるそうです。ロゴカードデザインは、完璧までに昭和50年代風。今回は行けないけど、12月にまたやるつもりらしいので、ママに会いに行きたいです。


★SNACK フォーシーズ

11.7(土)・8(日)

15:00〜20:30(その後アフター)

at/BARIQUAN(バリカン

福岡市中央区警固2-6-2

http://fook.in/blog/2009/11/snack.html

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