ナンダロウアヤシゲな日々

◎この日記は、ライター・編集者の南陀楼綾繁が書いています。
◎新刊『町を歩いて本のなかへ』(原書房)発売中です。
◎著書『一箱古本市の歩きかた』(光文社新書)、『谷根千ちいさなお店散歩』(WAVE出版)、『小説検定』(新潮文庫)、『ほんほん本の旅あるき』(産業編集センター)、『路上派遊書日記』(右文書院)、『ナンダロウアヤシゲな日々』(無明舎出版)、『老舗の流儀 戦後六十年あの本の新聞広告』(とうこう・あい監修、幻冬舎メディアコンサルティング)、編著『チェコのマッチラベル』(ピエ・ブックス)、共著『ミニコミ魂』(晶文社)。
◎ご感想・ご連絡は南陀楼綾繁 まで。
◎「不忍ブックストリートの一箱古本市」は毎年春に開催します。
詳細は不忍ブックストリート公式ホームページもしくは、しのばずくん便りをご覧ください。
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2010-10-24 怒涛の佐賀でした(その3)

朝8時起き。外は雨の様子。荷物をまとめてからチェックアウトし、傘を買って外に出ると、思っていたよりもつよい雨。旅行のときはホテルで朝食にせずに、近所で喫茶店を見つけてモーニングを食べることにしているので、今日もそうしようと歩きだす。が、駅前大通りを何分歩いても、まったく開いている喫茶店が見つからない。大通りなのに、火事で焼けたまま放置しているビルは見つかったけど。ますますスゲエ街です、佐賀は。ヨコの方に入ってみるも、やっぱりナニもない。昔ながらの喫茶店が見つからないんじゃなくて、チェーン系カフェファストフードも、とにかく朝から営業している店が一軒もないのがすごい。日曜日ということもあるが。あとで聴いたら、佐賀には「喫茶店モーニング」という習慣がまるでなく、モーニングを出したら受けるとやってみた店もつぶれたそうだ。大雨のなか、ずんずん先の方に歩いていってしまい、気づいたら佐賀城跡まで来ていた。しかたないので、タクシー拾って中心部に戻る。


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昨日の一箱古本市の会場近くの〈エスプラッツ〉という複合ビルにも喫茶店とかなく、隣接したアーケードも真っ暗。昨日行った喫茶店は日曜もやってたはず、と行ってみれば、11時開店。完全に途方に暮れる。それで、まだ集合時間には早いけど、「656広場」に行ってみる。雨の場合は、ここで一箱古本市をやることになっている。スタッフの皆さんが必死でテントを建てたりしているが、屋根はあるものの、風がつよいので横殴りの雨が激しく降ってくる。一時はこれは中止だろうなと諦めた。前の肉屋が「佐賀牛カレーパン」というのがウリなので、それでも食べてしのごうと思ったら、「配達中なのでつくれません」という返事。どこまでもついてない(30分後にやっと買えた。アツアツでうまかったけど、380円はイイねだんだ)。しかし、出店者らしき人たちは集まって来るし、ステージでは子どもワークショップが始まるしと、決行の様子なので、一箱用の箱を使わずに、テーブルに本を並べて売ることに。案の定、客はまったく来ない。


トークの打ち合わせがあるので、店番を頼み、神社の方へ。〈一休軒〉が開いていたので、ふらふらと入る。相当昔からやっている店だろう。L字型のカウンターと奥にテーブルが数席の店。メニューはとんこつラーメンおにぎりいなり寿司だけ。550円だったかな。朝から冷え込んでいた腹に、温かい麺とスープがしみわたる。この味、好きだなあ。


川沿いに歩くと、3スクリーン映画館が空きビルのまま残っており、そのすぐ近くに、やっぱり3スクリーン映画館だったビルの3階に、〈シアター・シエマ〉という映画館がある。エレベーターを降りると、そこは廊下でチラシ置き場になっている。奥に入ると、右手バーカウンター左手奥にはテーブルがある。映画館ロビーにしてはずいぶん広いしシャレている。ココを運営している芳賀英行さんに挨拶し、しばらく話す。福岡を中心に映画館以外の場所での上映活動を行なう「69′nersFILM」を設立し、2007年にこのシエマをつくったのだという。見た目は若いお兄さんだが、バイタリティあるヒトなのだ。いまは2スクリーンで一日数作品を上映しながら、真ん中のスペースで様々なイベントを行なっている。お金がないために、以前の設備を最大限に生かしている。入り口のところは薄いカーテンで仕切っていて、これは消防法上で勝手に直せないためだが、お客さんがトイレに行くために勝手にそれを空けて入っていくのに、苦笑していた。


博多から車でやって来た「ブックオカ実行委員藤村興晴さんも合流。彼は自他共に認める晴れ男で、二年前のブックオカ一箱古本市も開始直前に雨がやんでいる。それをしきりに自慢するのがなんかむかつくが、たしかに彼が来てから1時間ぐらいで雨が小ぶりになり、トークの最中には日まで差してきた。

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2時前に会場に行くが、スタッフ一箱古本市の店主がいるほかは、ステージ前の椅子には誰もいない。いや、子どもが4、5人遊んでいて、ステージの上を走りまわっている。まさに、売れない芸人の営業みたいな感じになって来た。それでも、西海洞の増本さんや、ブックオカ関係の女性、明らかにスタッフサクラ(だって、後ろの方で「おーい、サクラでそこ座っとけや」とデリカシーのない大声で指示が飛んでたもん)など20人ほど。こちらに背を向けている一箱の店主さんも勝手に聴衆に勘定すると、40人ほどが集まった。トークの司会は藤村さんにお願いする。芳賀さんが佐賀でシエマをはじめたきっかけから、ブックマルシェ佐賀について、ぼくがもっと佐賀の街の現状を生かしたイベントにしてはと要望を述べた。そのあと、一箱古本市ブックオカの話をして、最後にいまの自分につながっている本を紹介。ぼくは筒井康隆の『みだれうち涜書ノート』と『東京百話』を(後者はダブリ本を一箱で売るつもりで持ってきたら、藤村さんが買ってくれた)。1時間ちょっとで終了。

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そのあと、しばらく店番するが、4時前には片付けに入る。新刊買ってくれた人がいたので、8000円ぐらいはいったかな。空港に出発するまで時間があるというので、ぶらぶらすることに。近くの喫茶店が開いていたので、そこでコーヒー飲み、〈玉屋〉という昔からあるらしい百貨店の上で佐賀長崎物産展を覗く。それでも時間が余ったので、まだ歩いてない一角を歩いて、銭湯だった建物などを見つける。ついにドコにも行くところがなくなり、20分ほど〈エスプラッツ〉のベンチで本を読む。


片付けがもう終わりそうな「656広場」でさらに待っていると、Wさんが迎えにくる。人形ワークショップをやられたプーク渡辺さんと、イラストレーター本秀康さんと同じ車で佐賀空港に向かう。本さんは中学から高校にかけて1年ほど佐賀で暮したそうだ。「佐賀を描いたマンガはないんですか?」と訊いたら、『アーノルド』(河出文庫)に「佐賀を知りたい」という作品が入っていると教えてくれる(あとで買って読んだけど、おもしろかった)。その後、飛行機の機内も三人一緒で、モノレールも本さんと一緒に帰って来る。『レコスケくん』を久しぶりに描いたと教えてもらったので、浜松町の〈文教堂〉によって『レコード・コレクターズ』を買って帰る。東京も雨が降っている。佐賀は蒸し暑いぐらいだったけど、東京の気温はずいぶん低い。いろいろと珍しく、思うところも多かった怒涛の佐賀、2泊3日でした。主催ユマニテさがのスタッフの皆さん、お世話になりました。トークでも話した通り、もっともっと佐賀の良さ、おもしろさを前に出す企画が出てくればイイと思います。今後もブックマルシェ佐賀、続けてください!


下に岡崎武志さんのコメントいただいたので、もうちょっと追記。今回の佐賀での一箱古本市は、これまでぼくが参加した中では、米子商店街での一箱に近かったかな。町おこしの動きの一環に、ブックイベント一箱古本市が組み込まれているという感じだった。そこでは、「一箱」のコンセプトがどうのこうの云う前に、いつもは人があまり集まらない通りにたくさんの人通りがあり、地元の人も「なんか賑やかだ」という感覚を持ってくれれば成功、ということになるのはよく判ります。ぼくも実家のある出雲市で、こういうイベントやるときには、そのことを基準に置くでしょう。地方の街での一箱古本市の実例を体験したという意味では、とても貴重な機会でした。3回、4回と続けるうちに、店主さんにもいろんな工夫が出てくると期待します。


そうだ、書き忘れていたが、西海洞の増本さんと会ったのは「ブックオカ」の一箱古本市なのだけど、それ以前にやり取りがあったのだ。増本さんは佐賀の〈木下書店〉で働いていて、目録もひとりで書いていた。『日本古書通信』にも目録を出していて、それをぼくがよく注文していたのだ。「ざっしょ 木下書店」という文字面を覚えている。増本さんは「何か読みづらい字でよく注文くれました。河上さんとか◎◎さんから注文してくると、その本はそのあと注文が重なるので、めんどくさかった」と笑っていた。縁とは不思議なものである。

okatakeokatake 2010/10/28 23:15 おつかれさま。詳細な佐賀のレポート、ぼくも佐賀へ行ったときのこと、あれこれ思い出しました。東京の感覚を持ち込むと、地方はえらいことになりますね。スイッチを早めに切り替えないと。それを楽しまないと。それでも佐賀で一箱のイベントをやろうという気持ちがあること、またできることに、「一箱」というシステムの融通性と優秀さを感じます。こんどは広島か。ナンダロウくん、寅さんに見えてきました。

謎の大男謎の大男 2010/10/28 23:29 怒涛の佐賀というよりは、憂きこと多き肥前路の三日でいらした模様、
しかし、本当に書縁と申すものの不思議さをワタクシも感じております。
一箱なんて、、、、と正直軽く見てましたけど、なんとも面白いものです。
伝道師さま、さまざまな苦難?にも負けず、東奔西走、ずっと応援しています!

kawasusukawasusu 2010/10/29 01:01 >岡崎さま
ありがとうございます。愚痴めいた文章だったら、ごめんなさい。佐賀の人たちがブックイベントを盛り上げようと頑張ってらっしゃることには、つくづく感謝した上での、上記の記述であります。広島ではお会いできますね。岡崎さん、nanakikaeさん、私と「彷書月刊」連載陣が3人も揃う機会はあんまりないですよ。

kawasusukawasusu 2010/10/29 01:13 >謎の大男さま
本当に「書縁」ですよね。初日の古本屋さんとの合宿は、忘れられない思い出になりました。

2010-10-23 怒涛の佐賀でした(その2)

夜中に目が覚めたりして、4時間ぐらい眠ったか。7時すぎにはもう、台所で朝食の準備をする音がして目覚める。昨夜も料理の腕をふるった叢林館さんが、残った食材スープをつくってくれる。美味しいんだ、これが。昨夜の余韻が残っているのか、朝から古本屋の今後みたいな話をみんなしている。ハナシに熱中し過ぎて出かける時間を忘れてなけりゃいいけど、と思ったら、やっぱり動き出すのが遅くて、片付けに時間がかかる。別荘の前で、みなさんと別れて、西海洞さんの車で佐賀市内へ。


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10時すぎに会場に到着。道路わきの幅の広い歩道に箱を並べるようだが、あまり人が通りそうな雰囲気ではなく、やや不安。送っておいた荷物を受け取り、出店準備。隣は西海洞さんだ。10時半ぐらいからぼつぼつ人が前を通りはじめる。驚いたのは、年配の人たちの多いこと。というか、若いヒト、全然通らないよ。販売開始してもそれは変わらず。どこの地方でも一箱の客は若い世代、とくに女性が多いのだが。西海洞さんは佐賀歴史関係の本や古文書、掛け軸、絵葉書などを並べており、老人が4人も5人も取りつくように覗きこんでいる。それに比べて、ぼくの箱はチラ見されるだけでなかなか手に取ってくれない。立ちどまって箱を見たおばあさんが、「なんか、難しか本ばかりやね…」とつぶやいて去っていく。そんなコトないはずなんだけどなあ。しかし、売れるのは100円、200円の文庫ばかりだった。


1時間ほどして、スタッフのIさんに店番を頼み、ほかの箱を回る。出店者は12、13組ぐらいか。「箱」と云っても、ビニールシートの上に直接本を並べている人がほとんど。このほうが表紙が見せやすいし、売れるのかもしれないけど、店主の側に「一箱古本市」という概念がまったくなさそうなのは、やはりちょっと寂しいものだ。そのせいでもないが、今回は買いたい本が見つからなかった。


その近くに商店街があり、空き店舗を使って、子どもの本の展示とか雑貨出張販売などが行なわれている。明日のトークの会場である「656広場」(ムツゴロー広場と読む)では、新聞紙で人形をつくるワークショップが開催中。吹きさらしの野外ステージで、ひと昔前だったら、特撮ヒーローショーをやってそうな場所。こんなトコロでトークやって人が集まるのか、非常に不安だ。その裏に路地があり、入ってみると肉屋とか餃子屋がある。中央マーケットというらしい。奥のほうにもう一軒、餃子の店があり、奥のほうにテーブルが4つほどあった。かろうじて5人ほどが座れるスペースだ。焼き餃子水餃子が各400円、あとはご飯があるだけ。焼き餃子を食べたが、小ぶりで皮がモチモチとしており、ウマい。



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さらに裏のほうに行くと、松原川というのがあり、それに囲まれるように松原神社がある。その近くに〈ふくみ食堂〉とかラーメンの〈一休軒〉などがあり、往時はにぎわっていたんだろうなと思われる。松原川を西に歩くと、戦後闇市だったという一角があり、その外れには〈DXさが〉というストリップ小屋の残骸が。とにかく、街を歩いていて、廃業したまま取り壊しもされずに残された建物が多いことに驚く。看板もそのままなので、よく見ないと、営業している店との区別が付かない。街じゅうが秘宝館みたいなのだ。ちなみに、この下の写真の左が廃業、右は営業中(〈談話室 滝沢〉のロゴを堂々とパクっている)。


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松原川にはむかしカッパがいたとかで、川端カッパの像があり、触ると橋から水が噴き出す。子どもがそれをやっているのを見た。その数メートル先には、川のほとりで体を拭いている年季の入ったホームレスのおばあさんがいた。そのあと、ビルの地下にある〈アリユメ〉という喫茶店に入る。奥に広い店で、純喫茶っぽいが食事のメニューも豊富佐賀B級食と耳にした「シシリアンライス」があったので注文する。皿に盛ったご飯の上に、焼肉レタスをかけ、さらにマヨネーズたっぷり載っている。これを混ぜて食べるのだ。むちゃくちゃ素朴なスタミナ料理だなあ。餃子食べたあとなので、やっとの思いで食べ終える。なんか、腹ペコの学生が思いつくような料理だった。


一箱古本市の会場に戻ると、少しは売れていた。あとで、西海洞さんから「お留守のときにイイ話ありましたよ」とメールをいただいたので、以下にかいつまんで引用する。


ナンダロウさんの箱を覗いていますと、ちょっと中に一冊、異質な本が。新しい本の中で、あきらかに箱の色が浮いています。幸田文の『驛』。うーん、シブい、良い書香、これをあえて端に隠すように陳列なさる、このあたりの洒脱さが一箱の良さなんだよなあ、これがまあ、まったく理解されないだろうな、マルシェの現状じゃあ。と、値段を見ると、なるほど、だけれども、まず、この値では佐賀じゃ無理でしょ、残念ながら。


そうするうちに、絵本の〈ピピン〉、すなわちウチのブース右より、はっと、するような葉隠美人、年のころなら、40でこぼこ、色白、すっと伸びた背の姿勢の良さがなんとも印象的、ウチのブースを眺めつつ、河上さんの箱をちら見、すっと近づくと迷いもなく、上記の一冊をとり出だされたのでありました。【おお、シブいなあ、だけどなあ、あの値ではおそらく眉をひそめて(失礼ですみません)戻されることだろうな、なんとはなしに厭だなあ、、、、、、】などと、見ておりますと、なにげに裏見返しを確認され、鶴の一声、美しく、

「これを、いただきます、、、、」

おお、あの値段で、値切ることもなしかあ、、、、


(店番をしていた)Iさんは別になんの感銘もない模様で、いたって事務的に、「はい、じゃ、これ、、、」と終わりにしようとしているが、脇で見ていて(我ながらいじましい)なんともやきもき、つまりは、なんか一言でも話してみたいんだな、ああ、情けない男こころ、、、、

「あ、あのう、あのですねえ、これ、ブックマルシェのカバー宇野アキラさんのデザインで、いりません〜?」(もう少し、かっこよく話せないものかしら、、、、)

すると、にっこり受け取ると、

「とても素敵な、デザインですね、大事に使わせていただきますね」

丁寧に、手のバッグにしまわれて、エスプラッツ方向に去っていかれました。

この一冊、どうです、河上さん、街歩きも愉しかったでしょうけど、残念でしょおお、えへへへへ。(性格悪し)


だそうです。ドコに行った、その美人は!?


店番に戻ってからも、あんがい人の流れは途切れない。声をかけると、若い人や親子連れも立ちどまってくれるようになった。終了間際に、西海洞さんを見に来た中年男性がぼくの著書2冊を定価で買ってくださり、なんとか1万5000円ほど売れる。4時に終了。映画館〈シアター・シエマ〉を運営している69'ners FILMのひとで、ブックマルシェ佐賀の企画面を担当しているWさんが、駅前のホテルまで車で送ってくれる。


夜はそのシエマ松尾清憲×本秀康のトーク&ライブがあり、観るつもりだったが、昨夜の深酒がたたって、かなり辛い。しかも打ち上げライブ後の22時開始ということで、そこまで耐えられないと判断し、別行動にさせてもらう。部屋に入ってベッドにもぐりこみ、まずは7時すぎまで眠る。そのあと、ホテルの裏側にある24時間営業ラーメン屋に期待せずに入ったら、もつ焼きなどのつまみが多く、二日酔いなのにビール焼酎を飲み、ちゃんぽんを食べる。ホテルに戻ってからは、読みかけ小谷野敦現代文学論争』(筑摩選書)を読む。小谷野さんのクセのある文章が、このテーマにはぴったりで、ぐいぐい読ませる。12時には眠る。

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2010-10-22 怒涛の佐賀でした(その1)

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朝9時起き。11時前に出発。西日暮里駅の立ち食いそばを食べて、羽田へ。今日(?)から羽田空港国際線が就航するとかで、新しい駅ができている。それにしてもいつも思うのだが、なんでモノレールの車内やアナウンスで、「ターミナル1はJALターミナル2はANA」と一発で判るようにしないんだろう? この数年ずっと変わってないのに。日本人はともかく、外国人不安だろうな。佐賀行きの飛行機は小さめだが、満席だった。


2時過ぎに佐賀空港到着。唐津古書店〈西海洞〉の増本さんが車で迎えに来てくださる。増本さんとは昨年の「ブックオカ一箱古本市で出会い、その後メールをやり取りしてきた。佐賀に行くことを伝えると、知り合いの古本屋に声をかけて、古本について語り合う一夜をセッティングしてくれたのだ。その前に市内の古本屋に案内してくれることに。県庁の辺りを走っていると、道沿いにやたらと古い建物が目に入る。この近くに、明日一箱古本市の会場となるエリアがあるそうだ。


住宅街の中にある一軒家で車は止まる。ココは〈坂田賛化堂〉東佐賀店といって、80代の店主がやっている。といっても、店はほとんど倉庫に近く、営業時間もまちまちだという。幸い今日は、店主のおじいさんがいらした。外に坐り込んで、何やら本をいじっていた。中は店舗というよりフツーの家みたいだが、靴のまま上がる。わずかな隙間を空けて、棚が林立している。本はかろうじて棚に収まっているが、店主が座る机の前の床には、エロ雑誌などが散乱している。店主も増本さんもそれを踏みつけて移動している。ジャンルごとの整理などされてないので、最初は目が付いていかなかったが、しばらく見るうちに面白くなる。とはいえ、値段が付いておらず店主に聞くしかないので、あんまり気楽に抜き出せない。30分ぐらいかけて見て、花森安治装丁の南川潤『掌の性』(美和書房)、ヒチコック選『私が選んだもっとも怖い話』(徳間書店)、『郷土史輝く人びと 森永太一郎黒田チカ』(佐賀県青少年育成県民会議)、日野康一『KUNG FU! ドラゴン全集』(芳賀書店シネアルバムカバー欠)を選ぶ。値段は1冊300〜500円といったところで、適価だった。森永製菓森永太一郎佐賀出身。ほかにもグリコ江崎利一佐賀出身で、菓子産業が盛んな土地だと教えてもらう。


次にその〈坂田賛化堂〉の県庁前店へ。さっきのおじいさんの娘さんが店主。地方都市らしい間口の広い店。その近くの骨董屋兼古本屋もちょっと覗く。そのあと、〈洋学堂書店〉へ。東京でも知られている洋書会計学文献の古書店で、店売りはせず、通販専門だ。自社ビルに入れてもらい、書庫を覗かせてもらう。店主の小宮さんは〈石神井署林〉の内堀さんと大学時代同人誌仲間だったという。目についた『冒険世界』増刊の「明治書生気質」号(明治42年10月)を安く譲っていただき、また、佐賀出身の『劇作家三好十郎』(書肆草茫々)を頂戴する。後者には小宮さんや〈三月書房〉の宍戸恭一さんが寄稿されている。


そこから車は一路、北へ。どんどん山のほうに向かっていく。古湯温泉の近くにある貸別荘に集まることになっているのだ。まずは温泉でひと風呂浴びてからという予定が、遅くなったので、増本さんがほかのメンバー電話するが、「いまから博多を出ます」とか、「途中で迷ってます」という返事ばかりで、時間通りにたどり着いたひとがいないようだ。「古本屋はこれだから…」と増本さんは苦笑している。けっきょく温泉センターに着いても、だれとも会えず、外で待つ増本さんを残して、ぼくひとり温泉に入らせてもらう。ココのお湯はびっくりするぐらいぬるい。それで隣の温度が高い方に入ったが、地元の人はぬるいほうで隣の人と話しながら何十分も浸かっていた。風呂からあがると、やっと頭数がそろったということで、さらに山のほうにある貸別荘へ移動。それでも、ひとりがまだ迷っていたり、昼間一度来たという増本さんが夜で目的地が分からなくなったりと、あれこれあった末にたどり着く。なにしろ、携帯が圏外になっているという場所なのだ。


ログハウスみたいな貸別荘に入り、ベランダ椅子を並べて、食事の準備。炭火をおこして佐賀牛や豚肉を焼いたり、モツ鍋をつくったり。今日メンバーは、増本さんをはじめ、博多の〈徘徊堂〉、〈クレアブック〉、香椎の〈あい書林〉、長崎の〈あ〜る書房〉、宮崎の〈叢林館〉という6人の古本屋さんとぼく。ぼくが面識があったのは徘徊堂のMさんだけだが、話しているうちに打ちとける。みなさんの年齢も経歴も性格も、店の専門や形態もそれぞれ異なるが、市場でしょっちゅう顔を合わせる仲だそうで、シビアな話からしょうもない失敗談まで話は尽きない。お互いがお互いの才能を認め合っている様子が、見ていてとても気持ち良かった。ぼくもけっこう突っ込んだ質問をさせてもらったが、真面目に答えてくれた。ビールから焼酎日本酒へと進み、気づいたら2時前に。さすがに外気も冷え込み、ちょっと気持ち悪くなってしまった。片付けも手伝わずに、先にベッドに寝させていただく。こうして佐賀の一日目は古本尽くしで終わったのだった。

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2010-10-21 ついに北海道上陸! 札幌で一箱古本市&佐々木譲さんとトーク

遅くなりました! 半年前から相談していた、札幌での一箱古本市とその前夜祭としてのトークがようやく決定しました。お相手は、なんと、直木賞作家佐々木譲さんがつとめてくださいます。もちろん、私が大の佐々木作品のファンということもありますが、佐々木さんが一箱古本市について以前から興味をお持ちになって、ブログで書かれていることを知って、お願いしたところ快諾していただきました。作品の話に加え、佐々木さんがお考えになっているこれからの出版についてもお聞きしたいと思います。満席が予想されるので、早めにご予約を。また、翌日には同じ会場で一箱古本市を開催します。だれでも一日だけの「本屋さん」になれるイベントです。店主になりたい方、ふるってご参加ください。


一箱古本市の歩きかた』南陀楼綾繁トークツアー

本で街を元気に! 一箱古本市が繋ぐ本と仲間のネットワーク


2005年東京谷根千ではじまった “一箱古本市 ”は全国に広がり、いつもの街角を、

一箱の本を中心に人と人をつなぐ場所に変えています。その魅力は誰でも気軽に参加でき、

新しい出会いが生まれること。皆さん、札幌でも本のおまつり「 一箱古本市」がはじまりますよ!


オープニング記念対談「街と人、本のこれから」

佐々木譲×南陀楼綾繁


数々の作品で北海道東京の街とそこに生きる人を描いてきた、直木賞作家

佐々木譲さんと、街を舞台にしたイベント一箱古本市」の提唱者・南陀楼綾繁さん。

このお二人が、読書出版の新たな可能性をめぐって語り合います。


【日 時】11月13日(土)14〜16時(開場13時半)

【会 場】OYOYOまち ×アートセンターさっぽろ

札幌市中央区南 1条西 6丁目 第 2三谷ビル/TEL: 011-211-1299 )

【定 員】70名(先着順。事前にお申込いただければお席を確保いたします)

【参加費】500円


【出 演】佐々木 譲さん(作家

1950年北海道夕張市生まれ。自動車メーカー勤務を経て、1979年、『鉄騎兵、跳んだ』でオール讀物新人賞を受賞。2009年、『廃墟に乞う』で直木賞を受賞した。著書に『ベルリン飛行指令』、『警官の血』、『暴雪圏』、『北帰行』、『カウントダウン』などの小説、『わが夕張わがエトロフ』などのルポエッセイなど多数。

http://www.sasakijo.com/


南陀楼綾繁さん(編集者ライター

1967年出雲市生まれ。古本、新刊、図書館ミニコミなど、本に関することならなんでも追いかける。2005年まで、編集スタッフとして「本とコンピュータ編集室」に在籍。著書に 『ナンダロウアヤシゲな日々』(無明舎出版)、『路上派遊書日記』(右文書院)、『一箱古本市の歩きかた』(光文社新書)など。

http://d.hatena.ne.jp/kawasusu


【申込方法】 先着順での受付です!

(1)氏名 (2)住所 (3)電話番号 (4)メールアドレス携帯不可)

(5)参加人数を明記の上、E-mailにて rpg.hori@gmail.comにお申し込みください。


一箱古本市参加希望者は

■お店の名前・申し込み箱数(出店料 500円 /箱)もお書きください。


主催札幌ブックフェス実行委員会

財団法人出版文化産業振興財団(JPIC)

 後援:北海道書店商業組合


一箱古本市

11月14日(日)10時〜16時頃

OYOYOまち×アートセンターにて開催!

みなさん来てね!!

札幌ブックフェス実行委員会 yokoso@sapporo-odori.jp

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20101021

2010-10-13 出版者ワークショップ、次回ゲストはW木村!

10月17日(日)15時〜の出版ワークショップゲストには、木村衣有子さん(文筆家)+木村敦子さん(盛岡「てくり」)のW木村さんをお招きします。本(雑誌)づくりへのつよい情熱をお持ちのお二人なので、かなり突っ込んだハナシをするつもりです。場所は神楽坂の〈シアター・イワト〉2階です。当日のみの聴衆を若干名募集します。参加費1000円です。このブログの上部のメールアドレスまで。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20101013

2010-10-11 いろいろやります、秋のしのばず

秋も一箱古本市、無事終わりました。みなさまに感謝します。レポートはもうちょい待ってください。一箱が終わったばかりですが、この地域ではまだいろいろとありますので、ご紹介します。時系列ではないので、ご注意。まずは不忍ブックストリート関係から。


まずは、10月の茶話会のお知らせ(http://d.hatena.ne.jp/shinobazukun/20101011)。


恒例の不忍ブックストリートの茶話会ですが、10月は20日に開催します。場所はいつもの<ブーザンゴ>です。

いつも通り、気軽に参加して、自由におしゃべりしてください。

9時ごろから、千代岡伸佳さんがお話してくださいます。根津会社経営しながら、「カリプソ文庫」の屋号で一箱古本市に参加。2009年からは実行委員にもなっています。

テーマは「ひとり会社のつくりかた」

雇われず・雇わず、自分リズム会社経営して生活する楽しさや苦労を話してくださるそうです。

一箱古本市不忍ブックストリート谷根千界隈についての話題も出ます。ご興味のある方はぜひ。みなさまお誘い合わせのうえ、お越しください。


10月の茶話会  千代岡伸佳「ひとり会社のつくりかた」

【日時】 2010年10月20日(水)20:00〜23:00頃(出入り自由)

【場所】 ブックス&カフェブーザンゴ http://www.bousingot.com/

     〒113-0022 東京都文京区千駄木2-33-2

     TEL & FAX: 03-3823-5501

【参加費】 各自オーダーのみ

【お問合せ】 不忍ブックストリート実行委員会 shinobazu@yanesen.org


次に、一箱古本市常連店主さんで、実行委員助っ人としても頼りになる4人の古本市が、神保町ヒナタ屋〉で開催されます。それを記念して、4人のトークを行ないます。もちろん全員トークは初体験です。4人を知っている人も知らない人もおいで下さい。この告知書いている間に予約がどんどん入り、椅子席は残席1つらしいです。立ち見も若干出そうなので、とりあえず問合せをしてみてください。


美術雑貨古本リトルエキスポ 参加企画

2010年カフェヒナタ屋「のほほん ふるほん ふぇあ」


<参加店>

ドンベーブックス

モンガ堂

たけうま書房

やまがら文庫


<場所>

カフェ ヒナタ屋

千代田区神田小川町3-10 振天堂ビル4F

営業時間:11:30~22:00(ラストオーダー 21:00)

休日: 日曜日月曜日祝日

10月31日(日)は特別営業しています。

11:30~18:00(ラストオーダー17:30)

http://www4.plala.or.jp/HINATA-YA/


<フェア開催期間>

10月16日(土)〜11月13日(土)まで


座談会「ふるほん四銃士、大いに語る」

「のほほん ふるほん ふぇあ」の4人は、各地の一箱古本市に参加するなどの「一箱好き」です。その実態が、司会の名手・南陀楼綾繁により引き出されます。お気軽にお越しください。


出演:ドンベーブックス、モンガ堂、たけうま書房、やまがら文庫

司会:南陀楼綾繁


日時:2010年11月2日(火)PM7:30~9:00

入場料:1ドリンク要オーダー

場所:カフェ ヒナタ屋

募集人数:15名


予約・お問い合わせ・主催:やまがら文庫

heno3ban●w9.dion.ne.jp

*●には、@を入れてください。

*予約メールには、お名前、参加人数、連絡先(できましたら携帯番号)をお書きください。

*予約は先着順で行います。応募いただいた時点で定員に達していた場合はお断りする場合もございます。ご了承いただきたくお願いいたします。


不忍ブックストリート関係では、11月21日(日)によみせ通り、29日(月)に旧安田邸でのイベントが決まっていますが、これについては改めてお知らせします。


先週末から谷根千地域では、恒例の「芸工展」(http://www.geikoten.net/)が開催中。10月24日(日)まで。とにかくイベントの数が多いので、地域の店で100円で売って入るパンフレットを買ってから回ることをオススメします。ぼくもいくつかは覗くつもり。公式ツイッターは @geikoten です。


また、10月23日(土) 11:30〜16:00 には、貸しはらっぱ音地にて、第一回「谷根千おしょくじ市」を開催します。谷根千おしょくじに参加頂いているお店の美味しいお菓子をまとめて販売します。ハーブティーも販売。


10月31日(日)には「ながしの乙女」を開催。お菓子、パン、カバンアクセサリーなどを販売する乙女行商人たちが、谷中の街を自転車でめぐります。時間により、貸はらっぱ音地、深セン中華料理)、TOKYO BIKEなどのスポットに出現します。春に続きまったく乙女じゃないのに〈不思議〉(はてな)さんがメンバーにいます。

このはな文庫このはな文庫 2010/10/12 08:22 おはようございます。いつもお世話になりありがとうございます。Twitterでご覧いただいているかと存じますが、奈良の一箱古本市「大門玉手箱」10月30日(土)開催いたします。「一箱古本市」のお名前拝借いたします。
コメント欄からで失礼ながら、ご挨拶まで、
どうぞよろしくお願い申し上げます。
http://tamatehako.exblog.jp/

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2010-10-09 秋も一箱古本市、開催です!

今日は一日雨が降り続つづくようですが、明日はさらに強い雨が予想されるとのことなので、秋も一箱古本市2010、本日開催いたします。しっかり雨対策、防寒をしてお出かけください。

それでは、不忍ブックストリートでお会いしましょう! (I&N)

2010-10-08 佐賀でトークします

明日はいよいよ、「秋も一箱古本市2010」です。今回は8カ所で開催。雨が心配で、昼からずっと天気予報ばかり見てますが、なるようにしかならないですね。順延予定の日曜も雨予報なので、なんとか明日開催できるといいのですが。開催するかどうかは、明日朝7時過ぎに不忍ブックストリート公式サイトhttp://sbs.yanesen.org/)をはじめ、実行委員ブログツイッターでお知らせします。


さて、もう10月に入ってしまいましたが、今月、佐賀で「ブックマルシェ佐賀」があります。2回目です。一箱古本市は23日(土)、24日(日)で、私も店主として参加します。また、以下のトークに出演します。


ブックマルシェ佐賀+BOOKUOKA共同企画

街に出て本と遊ぼう


東京活躍されている、古本ミニコミに詳しいライターであり、「不忍ブックストリート一箱古本市」発起人である南陀楼綾繁さんと、福岡のブックイベント「BOOKUOKA」実行委員藤村興晴さんが、本にまつわる楽しいお話や本の世界で起こっている、楽しい動きについてお話いただきます


10月24日(日) 14:00〜

会場:656広場

入場無料  申し込み不要


トークゲスト

南陀楼綾繁(「不忍ブックストリート一箱古本市」発起人)

藤村興晴(「ブックオカ実行委員

芳賀英行(69′nersFILM代表取締役


ゲストプロフィール

南陀楼綾繁(なんだろうあやしげ)

1967年島根県出雲市生まれ。ライター編集者

早稲田大学第一文学部卒業明治大学大学院修士課程修了。

古本、新刊、図書館ミニコミなど、本に関することならなんでも追いかける。

一九九七年から二〇〇五年まで、編集スタッフとして「本とコンピュータ編集室に在籍。「不忍ブックストリート一箱古本市」発起人。著書に『ナンダロウアヤシゲな日々』(無明舎出版)、『路上派遊書日記』(右文書院)、『老舗の流儀』(幻冬舎メディアコンサルティング)、共著に『ミニコミ魂』(晶文社)『一箱古本市の歩きかた』(光文社新書)などがある。

http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/


藤村興晴フジムラオキハル)

1974年兵庫県尼崎市生まれ。高校時代は落研所属。九州大学法学部卒。1992年より福岡海外医療協力団体「ペシャワール会」の運営に携わる。1993年より地元出版社石風社編集、営業実務に従事。これまで約140点の書籍、および「ペシャワール会報」などの機関誌編集を手がける。2000年から地元出版社合同のフリーペーパー「はかた版元新聞」(現在18号まで発行)の編集実務に携わる。2006年地元書店出版関係者有志とともに本のお祭り「bookuoka(ブックオカ)」の実行委員会を立ち上げ、各催事の企画・運営・広報・渉外部門を担当現在、図書出版石風社・副編集長

BOOKUOKA(ブックオカhttp://www.bookuoka.com/


芳賀英行(ハガヒデユキ)

1974年福岡県出身福岡大学商学部卒業医療機器販売会社などを経て2004年有限会社69′nersFILM設立西日本を中心に移動上映活動を各地で開催しながら、2007年には佐賀市内の閉館した映画館を復館し、カフェイベントスペースなどを併設した新しいコンセプトの映画館 シアター・シエマオープン2009年大分県日田市映画館シネマテークベルテのプロデュースも行う。

シアター・シエマ http://ciema.info/


ブックマルシェ佐賀 http://book-marche.com/


広場での開催、しかも無料、予約不要ということで、どんなお客さんが聴きに来るかちょっと見当が付きません。なるべく愉しく、判りやすくやりますので、佐賀の皆様、ぜひ聴きにいらしてください!


ブックマルシェ佐賀では、10月23日(土)の松尾清憲×本秀康トーク&ミニライブが聴きたい。また、佐賀では先日、岡崎武志さんが体験した古本屋さんとの合宿をぼくも体験することになってるし、浅生ハルミンさんに教えてもらった餃子屋にも行かねばならぬ。もちろん、古本屋も回りたいものだ。

安美会社安美会社 2010/10/12 08:48 弊社は安価 販売ルイヴィトン(LOUIS VUITTON)、シャネル(CHANEL)、グッチ
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2010-10-07 帰ってきたら本の山

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2泊3日で関西取材に行って来た。目的は中高図書館3校と大学図書館1校の取材。どの館も面白かった。初日は大阪泊まりで、天満橋ホテルをとったので、その近くの〈花月書房〉と〈ON THE BOOKS〉に寄った。どちらも『Sanpo magazine』第4号で紹介された店。そのあと、西に移動して肥後橋まで歩く。〈calo bookshop&cafe〉で音楽ライター毛利眞人さんと待ち合わせ。カロの石川さんに連れられて、近くの居酒屋へ。狭い店だが、つまみの一つ一つが美味しい。あとから、ちょうちょぼっこの3人も来る。同じ団地引っ越したハナシなどを聴く。郷田さんが厚生省村木厚子さんに似ていると盛り上がるが、水木しげるマンガにも自然に溶け込みそうな、いい感じのキャラになってきてる。12時前に解散して、京阪天満橋まで戻る。


翌日は午前は大阪、午後は京都で取材。そのあとタクシーホテルへ。休憩したあと、目の前にある京都御所を通り抜ける。ほとんど明かりがなく、虫の音がよく聞こえる。反対側に抜けるのに30分ぐらいかかった。〈hakobaka(ハコバカ)〉のギャラリーに行くことになっていたが、そのビルの2階にメンバーの一人・オノさんに会う。同じフロアに入っている雑貨古本の〈moshi moshi〉の店主さんもそこにいる。今日休みだという噂を聴いていたので、嬉しい。あとから『ぱんとたまねぎ』のハヤシマイさんも来て、店主さんの小声での紙芝居を見せてもらう。今回もイイ本あったなー。そのあと、ハコバカへ。ハコガカことオノユキエさんの個展が開催中。フリーペーパー『ごびごび』をもらい、コルク入れの小箱を買う。


そこからけっこう歩いて、古本バー〈トリペル〉へ。バーというか、マンガ喫茶みたいな雰囲気だなと思ったら、以前はそうだったと。トリペルと〈はんのき〉を共同経営している、ネット書店古書ダンデライオン〉の中村さん(ああ、説明がめんどくさい)、ハコバカの一人・中井さん、扉野良人さん、〈ガケ書房〉のうめのさんが集まり、7人に。この店オススメ新潟ビール乾杯。そこから北にかなり歩いたところにある、名を秘す店の二階座敷でコースの料理をつつきながら、焼酎を飲む。京都古本屋事情やさまざまなイベントのハナシなどで盛り上がる。話は尽きず、中村、うめの、ハヤシと〈白木屋〉で1時過ぎまで。


10月30日(土)開催の「一箱古本市inえいでんまつり」(http://gakegake.blog.eonet.jp/default/2010/10/post-8351.html)のチラシをもらう。本を詰めたトランク電車のホームに置いた写真を使っている。このトランクの中の本のセレクト山本善行さん(『一箱古本市の歩きかた』も入れてくれて嬉しい)、写真はうめのさん、デザインはハヤシさん。いいチームでいいチラシになりました。


今日は午前中に京都南部で取材。旧街道沿いの古い通りが面白かった。200メートルぐらいに昔からの定食屋うどん屋が4軒もあったよ。写真はその入口で見かけた喫茶店建物。営業しているかは不明。京都駅に戻って、新幹線東京へ。現金を使い果たしたので、ナニも買えずに帰って来た。蓬莱豚まん買うのも忘れていた。


帰って来ると、郵便物がたくさん。『彷書月刊休刊号(300号)は192ページ。終わったんだなあ、と思う。ぼくの連載、最終回金沢一箱古本市や龜鳴屋さんのことを枕に、あとがき的な文章を書きました。藤木TDC場末酒場、ひとり飲み』(ちくま新書)はタイトルにやられる。オビのコピーは「踏み込めば、先は極楽」。本間さんから、『高校生はこれを読め!』(北海道新聞社)と発寒商店街古本市メンバーでつくった雑誌『TABULA』創刊号を。亜紀書房から森まゆみ『明るい原田日記』。河出書房新社から近代ナリコ編『宇野亜喜良 少女画六つのエレメント』、日本文芸社から栗原裕一郎村上春樹音楽で読み解く』。


小学館から佐藤敏章(インタビュー)『神様の伴走者 手塚番13+2』をいただく。各社の手塚担当編集者へのインタビュー集。『ビッグコミック1』連載中に何度か読んでいる。インタビュアー佐藤敏章さんは同誌の編集長で、ぼく好みのマンガ家単行本を多く編集してきた方。『力道山がやって来た はるき悦巳短編全集』を子のブログで紹介したのを見てくださったとのこと。『力道山がやって来た』は『フリースタイル』13号のコラムでもちょっと紹介しています。


入谷コピー文庫から宮前栄平岡海人大川渉『新・呑んべえ巡礼日記 鳥取大阪東京篇〜柿の若葉に誘われて』届く。大川さんは東京に戻ってからの荒川区近辺での巡礼日記。ぼくもちょっと出てきます。もう一冊は、『入谷コピー文庫図書目録2010』。これまでのリストに加え、濱里史明さん、赤穂貴志さんがメッセージを書いている。呑んべえ本で41冊に達したのか。


著者の皆さんから献本いただくのだが、ぼくのほうがなかなか本が出ないので、もらってばかりで申し訳ない。とくに近代ナリコさんにはこのところいただきっぱなし。少しでも紹介するようにしたい。

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2010-10-01 この秋、各地で一箱古本市

会う人ごとに「最近ブログ更新してないので、心配してます」と云われる南陀楼です。フツーに生活して仕事してるので、ご心配なく。最近はもっぱらツイッターに書いてます。だけど、日によってはツイッターを一切見ないこともあります。ネットでなにか発信することに、やや疲れてるのかもしれません。ナニも書いてないからといって、ちゃんと生きてますからご心配なく。


そんなワケで、いろいろ告知しなければと思いつつ、遅くなりました。この秋も各地で一箱古本市が開催される旨、主催者の方からお知らせいただいていたんですが、なにしろ月に1、2件連絡があるので、その応対だけでけっこう大変でした。以下、現在把握している一箱系イベント一箱古本市を名乗るか、それに類したイベント)の名前、場所、URLをまとめておきます、ココに漏れているものあるでしょうから、主催者かご存じの方はトラックバックなり、メールなりいただけますか。追加します。【10月16日追加】


10月9日(土) 不忍ブックストリート・秋も一箱古本市谷根千エリア8カ所】 ※雨天順延 10日(土) http://d.hatena.ne.jp/seishubu/


10月19日(火)〜24日(日) 猫実一箱古本市浦安・猫実珈琲店前】 http://nekozane-coffee.com/nc-hitohakobook.html

 

10月23日(土)、24日(日) ブックマルシェ佐賀一箱古本市佐賀市】 http://book-marche.com/


10月23日(土)、24日(日) まちとしょテラ一箱古本市長野県小布施町】 http://terrasowichi.blogspot.com/


10月23日、24日(日) 「公園de本の楽市〜本と手作りアートお祭り〜」【高円寺公園・庚申会館】

http://kouenjishorin.jugem.jp/?eid=1299/


10月24日(日) 一箱古本市@源法院【金沢市】 http://nyancafe.exblog.jp/


10月30日(土)、31日(日) 勝手一箱古本市大阪雑貨屋+ギャラリー dix ann'ees(ディザネ)】 http://dix-annees.com/?mode=f8


10月30日(土) ひねもす古本市 at からほりまちアート大阪空堀商店街】 http://d.hatena.ne.jp/hasu777/20101001


10月30日(土) 向島鳩の街・ふるほん日和墨田区向島】 http://furuhonbiyori.seesaa.net/


10月30日(土) 大門玉手箱@初宮神社奈良市】 http://tamatehako.exblog.jp/


10月30日(土) 一箱古本市 in えいでんまつり【京都叡山電車修学院車庫】 http://gakegake.blog.eonet.jp/default/2010/10/post-8351.html


10月31日(日) ブックオカ一箱古本市inけやき通り福岡市】 http://www.bookuoka.com/


10月31日(日) 一箱古本市大村で【長崎県大村市】 http://omurabook.exblog.jp/


10月31日(日) 美郷古本市秋田県美郷町】 http://ichi.bricolab.net/


11月3日(水・祝) 一箱古本市岐阜県各務原市】 http://www.city.kakamigahara.lg.jp/new_topics/20100910154227.html


11月6日(土)、7日(日) ブックスひろしま・一箱古本市広島市】 http://bookrainbow.com/okonomi/


11月6日(土)、7日(日)  オリオン一箱古本市宇都宮市】 http://t-bookfes.jugem.jp/


11月6日(土) ほたるの里一箱古本市長野県辰野町辰野図書館】 http://www.town.tatsuno.nagano.jp/


11月7日(日) 大垣ブックウォーク大垣市http://d.hatena.ne.jp/tsurezuresha-diary/20101002


11月14日(日) 本toちば・一箱古本市津田沼・ワイがや通り】 http://www.bookchiba.com/


【暫定】11月14日(日) 郡上八幡・小さな青空古本市岐阜県郡上市八幡町) 


11月28日(日) 一箱古本市@源法院【金沢市】 http://nyancafe.exblog.jp/


これだけで21カ所。このほかにも、まだ詳細が固まってない一箱古本市があります。私が店主で参加するのはこのうち佐賀広島ですが、初めて開催する場所には足を伸ばしたいものです。


ほんとはもっときちんとまとめて、不忍ブックストリート公式サイトhttp://sbs.yanesen.org/)に反映させたいのですが、もっぱら私の怠慢で実現していません。そのうち! それと、最近は私たちが把握してなくて、いきなり「◎◎市で一箱やるみたいですよ」と教えてもらうことがあります。なので、この機会にひとつお願いがあります。


これから地元一箱古本市を開催したいと考えられている方にお願いです。

一箱古本市は2005年に東京谷中・根津・千駄木不忍ブックストリートが開催したものが最初で、その後、地方に広まっています

http://sbs.yanesen.org/

その経緯は南陀楼綾繁一箱古本市の歩きかた』(光文社新書)に記しています


一箱古本市」という呼称はまだ一般名詞として定着しているものではなく、あくまでイベントのための固有名詞です。そのため、新しく一箱古本市を開催したい方には不忍ブックストリートまで連絡いただくようお願いしております。連絡がないからといって、べつに法的規制力はないのですが、少なくとも「やります」ということだけはお伝えいただきたいのです。


その上で、以下の2点をご了承いただけますか

★チラシあるいはサイトの告知文のどこかに以下を入れる

2005年から東京谷中・根津・千駄木で行なわれている「不忍ブックストリート

一箱古本市」を参考にした

http://sbs.yanesen.org/


★開催の詳細が決まったら知らせてください。こちらでも告知します。また終わったら、レポートを載せたサイトブログなどを教えてください。もしくはメールなどで簡単な報告を頂けますか。せっかく協力しても、その後どうなったかを連絡されない団体があるので……。