2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

《もぐら横丁》の幸福

午前中は大谷晃一『織田作之助 生き、愛し、書いた。』(沖積舎)の残りを最後まで。織田作の作品と並行して読むことで、いろいろ判ったコトが多い。 関係ないけど、織田作を読んでいて初めての言葉を知った。『六白金星』に、主人公が「テンプラらしき大学…

不忍ブックストリートweek、企画募集中

不忍ブックストリートの春の一箱古本市、今年は4月28日(土)、5月3日(木祝)に開催します。店主募集の告知は2月中、募集開始は3月上旬の予定です。出店される方は、「しのばずくん便り」をチェックしてください。 またそれに合わせて、4月20日(金)〜5月6…

《風流温泉日記》の白浜

この2、3日の朝晩の冷え込みはひどい。ひょっとしたら、この冬は上京してから一番の寒さなのかもしれない。 昨日の午前中は、根津の〈珈琲館〉でデザイナーのHさんと会ったあと、本郷図書館で資料を読む。いもづる式に目を通しておきたい本が出てくる。 今…

日比谷図書文化館に行く

先週は3日間かけて、雑誌特集の原稿をまとめる。6本のインタビューを合計で50枚以上でまとめたので疲れたけど、これぐらいの量を任せてもらえると全体像が把握できていい。 週末に神保町に行き、〈神保町シアター〉で中村登監督《三婆》(1974)を観る。原…

たいがいのことは今和次郎がやっていた

今日は朝からベランダの倉庫の撤去があるので、早めに出かける。JR新橋駅で降り、SL広場の近くにあった立ち食いの牛丼屋に寄ろうとしたら、ない。そういえば、数年前になくなったのだった。烏森口のさぬきうどんでぶっかけうどん。 汐留方面に歩き、〈パナソ…

矢部登『田端抄』を読む

午前中、まだ読んでなかった資料数冊にざっと目を通す。そのあと原稿を書きはじめ、3時間ほどで完成。萩原朔太郎についての短文だが、昨年から全集や関連書をかなり読み、朔太郎が好きになりつつあるので、入れられないエピソードが多かったのが惜しい。関連…

やっぱりスサミ・ストリート

昨日の日記で訂正。数の子の塩が云々と書きましたが、アレは塩抜きして食べるものだとツイッターで教えていただきました。物知らずに赤面。これまで自分で買ったことがないので、そのまま食べられるもんだと思っていました。 午前中、原稿を書く。三分の一ぐ…

舞台挨拶のほうが面白い

12日は府中市美術館の「石子順造的世界」展へ。何カ所かからの行き方があるが、府中駅からバスで行く。バス停の名前を前違えて、気づいたら小金井市に入っていた。慌てて降りて、反対側のバスに乗って戻る。間違えたほうが悪いのだが、行きも戻りも、そのバ…

やっぱりスゴかった、《ブラック・サンデー》

朝9時すぎに出かけて、千代田線へ。事故があったようで、途中で何度も止まってしまい、思ったより時間がかかる。六本木ヒルズの〈TOHOシネマズ 六本木ヒルズ〉。ここに来るのは初めて。この数年、各所の映画館で「午前十時の映画祭」というのをやっていて、…

人生初優勝!

7日、8日はわめぞの「外市」。〈古書往来座〉での同イベントが、鬼子母神商店街のキクガレージに場所を移して復活。7日の3時半ごろに行ったが、思ったよりも規模が大きく、かなりの冊数が出ていたので一回りしたら終了時間に。岐阜の徒然舎さんが持ってきて…

神保町、三ノ輪

昨日はことしはじめて神保町へ。〈神保町シアター〉で溝口健二監督《折鶴お千》(1935)を観る。サウンド版(音楽入り)で製作されたものだが、今日のこの回は柳下美恵さんのピアノの生伴奏が入る。風が吹く音などの効果音も入っていたが、これはもともとの…

初夢版・風流夢譚

昨夜は西澤保彦『スナッチ』(光文社文庫)読了。この著者が得意とするSF的設定のミステリ。あとがきにもあるように、著者は高知在住だが地元色の強い作品は少ない(ブラスバンド小説『黄金色の祈り』は高知が舞台だったはずだが)が、これは高知県が舞台。1…

町屋に正月なし

今日も朝から資料読み。その中の一冊に、高見順『昭和文壇盛衰史』(文春文庫)がある。手持ちの本は十数年前に古本で買ったものだが、この当時は気になった箇所に鉛筆で線を引いている。再読してみると、いまだったらココに引くだろうなという箇所に引いて…

飲み屋で本を語る人

萩原朔太郎関連の資料読みを続ける。『萩原朔太郎研究会会報』合本は、前橋で活動している研究会の会報で、講演の記録などが載っているが、この手の刊行物は会員の近況とか雑報とかがやたら面白い。3号に地元の詩人・東宮七男の「朔太郎と恭次郎」という文章…

暗闇の中での地震

あけましておめでとうございます。昨年はほとんどツイッターが中心になっていて、ブログには告知以外書くことが少なかったです。ただ、ツイッターに慣れてみると、毎分ごとに他の人のつぶやきが飛び込んでくるしくみというのがどうにもせわしなく、自分の書…