(9/10分)そりゃ弱音も吐けねぇわなぁ…。

息苦しいと主治医に言ったことが心理士さんにも申し伝えられていたようで、雑談に近い話が多かった。前回のカウンセリング時に辛くなる話はやめましょうと言ってたとおりになる。

心理士さん:「息苦しいって前にもあった?」
私:「何度か。どちらかというと、胸が締め付けられる感じが多かったですけど。」
心:「それって古い?」
私:「古い?ああ、そんなことないです。通院するようになってからですかね。」
心:「そうなの?どうしてだと思います?」
私:「って聞かれると思ってました。(笑)今回は思い出しだと思います。」
心:「文字通り思い出して辛いことを思い出して辛いのね。その上、睡眠不足で食欲もなくて体調万全じゃなくて大変でしょ?」
私:「うーん。でも、明日(11日)も出勤になっちゃいましたよ。あははー。」
心:「あははーじゃない!そこ笑うところじゃないからっ。」


で、何故か話題が妹のことに。

心:「○○さんにとって妹さんてどんな存在?」
私:「いてくれて良かった、一人っ子じゃ辛かったと思います。あと、幸せになって欲しいと思う存在ですかね。」
心:「幸せにねぇ…。(中略)一人っ子じゃ辛かったってことは、妹さんに愚痴言ったりするの?」
私:「向こうの愚痴は聞きますけど、私は『こんなことがあったんだけどね。』って事後報告するくらいで、それでこう思ってとかは話しません。ああ、親の話をぶっちゃけて話せるのは妹くらいですけど。」
心:「まぁ、親御さんの話は姉妹で共有できる話題だからね。それ以外の愚痴を言わないのはどうして?」
私:「一応、姉なので。」
心:「お姉ちゃんは愚痴を言わない?」
私:「ずっとそうでしたし。」
心:「そんなもんなのかねぇ。」


(ちょっと間を置いて)
心:「…泣き言って誰に言うの?あんまりここでも泣き言言わないでしょ?いや、○○さんなりに言ってるんだろうけど、ほとんど言ってないように僕には思えるのね。今すぐ誰かに話を聞いてもらいたいとか、どうにかしてって時はどうするの?」
私:「あーっ、もう逃げちゃいたいっ!!とか、自分でどうにかしやがれー!って思ってます。(Web上で愚痴吐いてますって言えませんでした。すみません。<誰に謝っているんだ?)」
心:「そういう時こそ誰かにそばにいて欲しいって思わない?」
私:「そういう時だからこそ頼りっぱなしになっちゃいそうで嫌です。頼ろうとして肩透かし食らうのはもっと辛くなりますし。」
心:「それって経験あるの?」
私:「あるって言えば…(中略)。それに親にもべったり頼るってできませんでしたよ。人に頼っちゃダメだ。一人で何でもできるようにならないとダメっだって思ってましたし、周りにもそれを要求されてましたし。もちろん一人で生きていけるなんて思ってませんけど。」
心:「お姉ちゃん気質なんだねぇ。」
私:「前の職場にいる時に『○○さんは体調崩してるからね。』って優しくしてもらうのが辛かったです。」
心:「それって当たり前の反応でしょ?そのお言葉に甘えればいいのに。」
私:「皆だってしんどいのに。そう思ったし、その優しさに応えられない自分が嫌で異動したんです。」
心:「それは功を奏した?」
私:「今のところは普通に仕事することを求められてますから、病気を理由に気遣われてはないかなぁと。休職してた事を知ってるのは課長(3月まで前の部署の課長だったので、最初の休職からの事情を知ってる。)と係長(職務上報告義務があるだろうと思って自己申告した。)だけですし、仕事量も前と比べると減ってて、体力的にも楽になりましたから。」
心:「でも、休職明けで普通の人と同じように普通のことをするって負担が大きいでしょ?そういう状態だと『もうダメ。もう嫌。』って気持ちにならない?」
私:「そういう時は、逃げたーい(実際はもっといけない発言をしてるんですが、自主規制してます。)と思ってやり過ごしてますが。」
心:「白旗揚げて人に甘えればいいのに。その方が自然だと思うけど。」
私:「2回休職した時点で十分甘えてますから。それに、こういう所に来ていてこういうこと言うのも変ですけど、自分で吐き出したものの始末って自分でするのが当たり前なんじゃないかなぁと。」
心:「はぁぁ…。」
私:「たまにお皿とか割りたい衝動に駆られますけど…。」
心:「やらないの?」
私:「やりませんよ。後片付けする自分が情けないと思うのが目に見えてるので。」
心:「そっかぁ…。情けねぇなぁって思っちゃうこと自体が嫌なんだね。そりゃ弱音も吐けねぇわなぁ…。」
私:「割った時はすっきりするかもしれないけど、すっごい対症的な気がするし、後始末も含めて費用対効果が低い気がするんです。」
心:「でも、それしか方法がない時は対症療法って必要だよね。理屈でしかないけど。薬も同じでしょ?症状を抑える薬と症状を除去する薬ってあって、痛い時に症状を抑えてくれるってだけでありがたいしょ。痛くて痛くて仕方ない時に根治の治療ができなくて、まずは痛みを抑えてからその後に手術をするとかね。」
私:「うーん。息苦しいなぁって思った時に手元に安定剤があって『飲もうかなぁ、でもどうせその場しのぎだしなぁ…』って思っちゃって。」
心:「飲みなさいってば。」
私:「飲みましたよ。こりゃ仕事行けんと思って。」
心:「しのいでなんぼでしょ。何とかかんとかしのいでいる内に状況が変わってくることもあるし。もちろんしのいでばっかりじゃダメだけど、取りあえずしのいでいるしかない時もあるでしょ。」
私:「…。」
心:「疲れちゃった?」
私:「ばんばかばんばか思い出すというか、フラッシュバックが酷くて。」
心:「ばんばかばんばかかぁ…。頼ったり、もたれたり、お言葉に甘えるってしのいでいく方法としては大事だと思うんだけどね。」
私:「頼るべき相手がいないです。このことに関しては。」
心:「うーん、そう言われると仕方ねぇなぁって言いたくなるけど。人に甘える習慣がない人にそうしなさいって言っても難しいしね。基本的には今までのしのぎ方でいいんですよ。でも、今はそれだとちょっともてあまし気味なんだよね。そういう時は今までのやり方にオプションをつけるとか今までのやり方を応用するとかするといいんだけど。楽になるのに禁じ手はないと思うんですよ。どんな方法でもいいはずなんです。(私がニヤッとしてるのを見て)ああ、1回使ったら終わりっていう究極の方法はダメですよ。厳しい時に敢えて厳しい方法を取るのが○○さんらしさなのかもしれないけど、だから仕方ないって言っててもしょうがないしね。他の手を使ってみると動きやすくなることもあるよってことも頭の片隅に入れておいてください。」


心:「こうやってお話すること自体がばんばかばんばか(心理士さん、この言葉気に入ったらしい)思い出すひとつの刺激になってるのは間違いないですから。ここに通いつづけることが忘れさせない要因になってるとも言えますし。大事なのは忘れるとか思い出すとかじゃなくて、自分で出し入れできるようになることだと思うんですね。今はそれができない時だから手に負えなくて辛いんだしね。そういう時にどうすればいいかを身に付けられるようにしたいよね。…なんていうことをコイツが言ってたなって覚えていてくれればいいかな。」


心:「あ、くどいようですが、最低限の健康管理だけは続けてくださいねっ!」


次回予約は3週間後。それまでにばんばかばんばか思い出すのが止んでくれればよいんだけど。