郵政民営化スタート 2007年10月1日

次々と民営化されていく日本の国営事業。私が始めて目の当たりにしたのは国鉄。今の生徒さんあたりだと、JRと言うほうが断然馴染み深いし、国鉄ってナンですか?なんて感じでしょうけれども、私にとっては結構懐かしい響きがあるものです。

民営化するということは、一つの時代の流れなのかも知れません。それにしてもちょっと前まで郵政事業が民営化するなんて夢にも思わなかったのですが。まあ民営化してより便利になるのであればいいのですがはたしてどうなるんでしょうね?

郵政民営化であらたに誕生したゆうちょ銀行、かんぽ生命保険郵便事業会社、郵便局会社。個人的には何がどう変わったのかは良く分かりませんが、とにかく巨大な事業体であることには違いないです。そんななかで今まで役所的な考え方が、民間企業と同じような立場となって果たしてできるのかどうか今後がちょっと見もののような気がします。

巨大と言うことでいえば、ゆうちょ銀行の預金残高は187兆円。これは三菱東京UFJ銀行の1.8倍以上。またかんぽ生命保険の資産も112兆円で日本生命の2倍以上。やはり図体はとてつもなく大きいですね。いままで官が担ってきたので、ハイリスク・ハイリターンな融資事業が禁止されていました。そのため郵貯銀行の07年度下半期の利益見通しは1300億円と他の銀行に比べると遠く及ばないのが現状。

ゆうちょ銀行もかんぽ生命も新規事業へ参入し利益確保へ動いているのですが、その窓口をになう郵便局はたの銀行や生命保険の商品も扱うなど競争が激化しそうなのです。

一番身近に関係してきそうなのが郵便局会社。早速今日その郵便局の前をとおってきましたが、オレンジ色のラインが入り「JP」のロゴが見えるくらいで後はとくに代わり映えしないかなという印象。まあ働いている人も基本的にはそのままですからなおのことです。基本的にはそのままなんでしょうけれども、全国網を維持しなくてはならないようなので、過疎地域などの不採算局をどう維持していくのかが問題かなと思います。

また仕事柄ゆうパックを利用することもあるのですが、こんごヤマトなどの宅急便との全面的な競争になるわけで、そういったときにサービスの面だとか料金がどうなるのか特に、代引きなどを利用している関係でこれから手数料があがることも聞いていますししばらく様子を見る形になりそうです。


今後郵政が民営化されて10年いや20年と経つうちにどうなっていくのかまだまだ将来が見えづらい面もありますが、今までと良い意味で変わらずやっていってもらえると助かるなあと思います。


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