米国横断フォトエッセイ9 : 西部到着

ABQ(アルバカーキ)到着。ニューメキシコだ。ここからアリゾナ辺りが、いわゆる西部劇の舞台。

雨上がりだからか、神々しい空からの光が降り降りている。



Leica M7, 50mm Summilux F1.4 (以下同じ)


緑などほとんどない砂漠の大地だが、かえって神の土地といわんばかりの眺めだ。


この日はあまり走らずに、一時間半ほど離れたGrants(グランツ)という小さな宿場町に泊る。



こんな感じの一見おそろしくしけた感じのモーテルなのだが、砂漠の中を抜けてきているとこれが本当に安堵の空間になる。ちなみに写真の左の方にある変なネットがこの辺りの特産である、ドリームキャッチャーの大型版。どこかでチャンスがあれば述べるが、手のひらに乗るようなコンパクトなのがどこに行っても土産ものとして売っていて、ネイティブアメリカンたちの大きな収入源になっている。


モーテルなんてラブホじゃないのか、ぐらいに思っている人のために付け加えると、これがなかなか便利。クルマを停めたその前が寝る部屋なので(だから普通二階建てだが、1階の方がちょっと値段が高い)、ホテルのチェックインからカバンを運ぶ、あるいは運んでもらってチップを渡すなんていうけったいなことがない。しかもこの看板を見て分かる通り、激安。高い部屋でも80ドルぐらいだ。


BEST VALUE UNDER THE SUN (このおてんとさんの下で最高の価値!)というニューメキシコらしいコピーが泣かせる。

クルマで走り続ける旅には、それにふさわしい寝床があるんだなということが分かったりする。


で、到着して腹が減ったと思うと周りに何もないことがちょっと不安になる。


でも大丈夫。こんなときには必ずあるのが、コレ



中華五千年の歴史。こんなに小さな集落でも、人さえいればあるのが中華料理。

でひさしぶりに醤油を使った料理にありつき、就寝。

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朝起きてみると、まぶしくもあり肌寒い青空だ。



朝食を食べたところで出発する。


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