Googleの新卒採用

Googleが日本でも新卒採用を開始した.従来も新卒を採っていなかったわけではないのだが,新卒採用を前提に活動するのはこれが初めてだろう.

http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/flash_rss/419800
http://www.google.co.jp/intl/ja/jobs/university.html

噂では,今頃エンジニアが日本各地の大学に現れているらしいので,大学生・大学院生は楽しみに待て!

nekkeibp.jpの記事を読むと,ものすごい専門家が求められているように読めるが,それよりもどんな問題でも的確に分析・対処できるソフトウェア技術者が求められているようなので,出身分野をあまり気にする必要もなさそうである.

またGoogle中国には入社希望者が殺到しているらしいが,日本人技術者は奥ゆかしいからか,Google日本への応募はまだ少ないそうなので,新卒じゃなくてもチャレンジしてみてはどうだろうか.

ところで,今日のasahi.comの記事では,工学部を目指す大学志願者が,1999〜2004年の5年でなんと21%も減ったらしい.

http://www.asahi.com/life/update/0117/007.html

現在の日本企業では,技術者の命はせいぜい40歳までで,技術者のままでは上まで昇進したり巨額の収入を得ることは考えにくい状況なので,技術者の間にもある種の閉塞感があるのは否めないし,学生が志望したくない理由もわかる.しかし,海外ではDistinguish EngineerやFellowなどの技術者のままで評価される制度があったり,逆にGoogleのようにいくら偉くても肩書きは単なるSoftware Engineerだったりする会社もある.できれば,この日本をがんがん活性化して頂きたいものだ.

最後に,Googleに入社したメンツを見ていると,今の日本で一番お買い得なのは,超一流エンジニアだという気がする(笑)