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風の通りすぎる場所@あおいベーカリー

2033-02-14

お店の案内


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所在地 栃木県真岡市白布ヶ丘10-70
       県立真岡高等学校の南側の、住宅地の細い路地にあります。
       申し訳ありませんが、駐車場のご用意がありません。
       お近くに買い物に来た折などに、歩いてお越しいただけると幸いです。
        店の所在地について、こちらも参考までにどうぞ → 

電  話  090−5528−9793
       作業中や接客中で、電話に出られない場合がございます。
       一人で営業しているため、ご了承ください。
       電話が通じなかった場合には、少し時間を置いてもう一度おかけ直しください。
       なるべく、12:00〜17:00の間にお願いいたします。


営 業 日  毎週 金・土・日曜日
        季節による変更 臨時休業日あり

営業時間  11:30〜17:00

11時頃からパンが焼き上がり始め、12時頃にパンが出揃ってきて、
1時半頃までに おおよそのパンを焼き終えています。
開店直後は、まだあまりパンが並んでないこともありますので、どうぞ
のんびりとお越しくださいませ。




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営業日・営業時間について

 営業日は、毎週金・土・日曜日の週3日間
 開店時間は、11:30〜17:00 です。


 また、2014年10月中旬より、益子町のスターネットにて、スターネットオリジナルとしてレシピを作成した「地粉の食パン」「色々米の朝ごパン」などの販売をしていただくことになりました。
 こちらも主に週末に店頭に並ぶ予定です。どうぞご利用くださいませ。

 すべての作業を一人でこなしているため、営業日、営業時間等ご不便をおかけしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
 

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2018-07-26

戻り蜂

 巣を駆除した後に、軒先に頻繁に飛んできたスズメバチは、1週間を過ぎると本当に飛んでこなくなった。
 あんなにしつこいくらいにやってきたのに、ぱったりといなくなった。
 巣が無くなったことを悟り、どこへ飛んでいったのだろう。
 戻り蜂がすっかりいなくなる前に、軒先から家の中に入り込み、外に出られなくなって死んでしまったスズメバチが廊下に転がっていたことが、2回くらいあった。
 
 小さな生と死と・・・。
 世界の片隅で ひっそりと起こった出来事。

2018-07-22

ライ麦100%のパン

 皆さますでにお気づきのことと思いますが、こちら、パンの話がほとんど出てこないパン屋のブログなのだが、今日はパンの話である。(えっへん)
 昨日いらしたお客さまに、

 100%のライ麦パンを食べたいのですが
 作ってもらえますか?

と言われ、

 できなくはないと思いますが
 実は 100%のライ麦パンを作ったことが
 ないので・・・

と答えたら、

 100%のライ麦パンが食べてみたい

と、なぜだかとても食べたそうに言うので、一か八かで(!?)作ってみることにした。
 作り方を検索してみたものの、本格的なドイツパンを作るには難しすぎて一朝一夕にできるものではなかったので、考えた末に、単純に、最近商品化した「黒パン」(ライ麦粉50%小麦粉50%を、ライ麦粉の元種で発酵させて焼く)をライ麦粉100%にして作ってみることにした。
 形をどうするか迷ったのだが、生地を作ってみたところ、型に入れるよりは手成型で四角くした方がよさそうだったので、粘土細工のように四角く形作って焼いた。


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 小麦粉0%=グルテンフリーのため、ほとんど膨らむことなく、ずっしりと重い。

 固くなっちゃったかな・・・

と思いながら早速試食してみたところ、固すぎることもなく、酸味も強烈ではなくて程よい酸っぱさがあり、噛むほどにライ麦全粒粉の味わいが口の中にじわじわと広がってきた。
 ただ、使ったライ麦粉が粗挽きだったため、食感がざらついているので、細挽きの粉を混ぜた方が舌触りがよくなりそうな気がする。
 お客さまがイメージするものがどんなものかがわからないので、これでいいのか?と疑問なのだが、とりあえず、ライ麦粉100%を発酵させたパン、にはなった。
 ご注文のお客さまは、今度の土曜日に来店予定。気に入ってもらえるかな?

2018-07-21

真夜中に火星を見る

 コンビニに行くこともほとんどない私が夜中にわざわざ外に出る、ということは皆無に等しいのだが、パン屋になってからは、真夜中に仕込みをしているので、自宅から工房に行くためのほんの十数歩ほどの道のりではあるが、外に出ることになる。
 しばらくは曇りがちで星も見えないことが多かった7月の夜空、先週くらいからようやく、夜中に星が見えるようになった。

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2018-07-19

世界の“片隅”で、愛をさけぶ2

 少し前になるのだが、あるテレビ番組で、北海道で鳥専門の獣医をしている方の密着取材をしていた。
 鳥といっても、その獣医さんが関わるほとんどは、猛禽類、つまり、タカとかワシが多いらしいのだけれど、電線に止まって感電して落ちたり、交通事故にあって怪我をしたり、あるいは人間が捨てたビニールや魚の体に残っていた釣り針などを飲み込んでしまった鳥の手当てをするために、北海道の広範囲を車で回っている様子が放映されていた。
 休む間もなく飛び回っている獣医さんが、たぶん、テレビクルーの何らかの質問に答える形で話していたのだと思うのだけれど、

 怪我した鳥がかわいそうとか
 動物がかわいいから
 ということで
 この仕事をしているんじゃないんです
 人が作った 自然界にはないものが原因で
 傷ついた鳥がいる
 それを救うのは
 ヒトとしての責任だと思うんです

というのを聞いて、そういうことなんだよなぁと思った。

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2018-07-17

世界の“片隅”で、愛をさけぶ

 雑事に紛れてなかなかできなかった玄関脇の草刈りを、ちょっとした時間のすきまにやっておこうかなぁと腰を上げて鎌を持って出陣したのは、先週の水曜日の夕方だった。
 とにかくどこもかしこも草が伸び放題で、どこから手をつければいいのかわからなくなっているのだけれど、うちの入口を入ってすぐに目に入る場所だし、その一角だけなら短い時間で終わるはずなのでやってしまおうという意気込みで草刈りの体制になったところ、上の方でぶんぶんという羽音がしているような・・・。

 ん?

と思って、家の外壁に沿って見上げた瞬間、

 うわっ!
 
思わず後ずさりした。
 なんと、頭上でスズメバチが忙しそうに巣を作っているではないか!
 春先からやけにスズメバチが家の外周を飛び回っていたので、どこかに巣を作っているのではないかと気をつけていたのだが、今の今まで、こんな大きな巣になるまで、全く気づかなかった。
 そういえば、洗面所に立った時に、何となく複数の羽音がするなぁと思って、洗面所近辺の外壁を見に行ったことがあったのだけれど、その時にはハチの巣はなかったので、気のせいだったのかな?とその後気に止めなくなったのだが、作られていたのは洗面所のある北面ではなく、西側だったのだ。
 巣は、作られている途中のようで、しきりにスズメバチが巣のまわりを回って壁土(?)を張りつけているように見える。
 
 これ・・・
 どうすればいいんだ・・・

どうするもこうするも、このままにしておくわけにはいかない、とにかく駆除しなければ。かといって、自分で駆除できる範囲ではない。
 結局のところ、インターネットでハチ駆除業者の紹介窓口を探して、翌木曜日に電話をして、金曜日に来てもらえることになった。

 金曜日の9時に来てくれたハチ駆除の業者の人が巣を見たところ、

 これ
 作っている途中じゃないですよ
 もう かなり大きな巣です

 そうですか・・・
 なんか
 一昨日 気づいたんですけど
 ものすごいスピードで大きくなっている気がする

そこから、ハチの生態についてのちょっとした説明をしてくれたので、生物系の話には目のない(いや、耳のない…か?)私は興味津々で聞いていたら、大きな巣の隣にできている三角フラスコをさかさまにしたような、とっくり型の小さな巣のようなものが、女王バチが最初に作る「作りかけの巣」なのであった。初めてそんな実物を見たことにひそかな感動を覚えつつ、話がはずんでしまったところ、

 立ち話していても 何なので
 防護服に着替えて
 始めます

ということになり、駆除に取り掛かってもらうことにして、私はパン工房の方で仕事を始めた。
 それから30分くらいして、作業を終えた業者さんが来て、巣を取ったあとの確認と、取り外したばかりの巣と死んでいるハチの撤去物を見せてくれた。

 3層かと思っていたら
 4層できていました
 写メとか 撮ります?

 いえ
 いいです

 ですよね〜

人間の都合のみで殺されてしまったスズメバチと、作られたばかりのハチの家。どちらも殺虫剤まみれになって、ゴミ袋の中に入れられている。
 
 戻り蜂といって
 巣を取ったあとに 外から戻ってくるハチもいるので
 それも できるだけ駆除したんですが
 全部は 駆除できなくて・・・
 1週間くらいは 戻り蜂が飛んでくるので
 このあたりには 近づかないようにしてください

それから、作業の完了と請求に関する書類を作成しながらも話が続き、ふと気になって、

 どうして ハチの仕事を始められたんですか?

と聞いたら、そこからまた話が盛り上がってしまった。ついには、

 だめだ!
 お客さんの話 面白くて
 長話になる!!

と言い残して、この後も2件ハチの駆除があるという業者さんは、次の仕事に出かけて行った。

 巣が無くなったあとに戻ってくるスズメバチは、頻繁に家の軒先を飛び回り、家の縁側まで入ってきた。
 家の中に入ってしまったスズメバチは、ホウキでそっとガラス戸の開いているところに誘導して外に出した。
 そんなハチを見て、ふと思った。

 仲間や家族や家を失くした戻り蜂は
 このあと どうやって 生きていくんだろう?

何気なく、ハチ駆除のポータルサイトに書いてあった「戻り蜂」についての記事を読んでみたら、巣を駆除したあとに戻ってきたハチは、巣が無くなっていることに混乱するが、1週間くらいで巣がないことを悟り、どこかへ飛んでいく・・・らしい。
 女王蜂を中心に成り立っていたスズメバチは、1匹になって、帰る家もなくなってしまったら、

 みなしごハッチになるのか・・・(わかる人は、昭和の人ですね)

まさか、よそのハチの巣で傭兵になるとか、残った働き蜂が集まって女王蜂を創りだして新たな巣を作る、なんてことはないのだろうなぁ。(ちなみに働き蜂は、ほとんどがメスなのだそう)
 戻り蜂は、帰る場所を失くしたまま、冬になって死を迎えるまでさまよい続けるのだろうか・・・。なんだかちょっと、切なくなった。