鶴岡八幡宮 蓮ひらく


朝早く、鶴岡八幡宮に蓮をみに。
地元の人は、はちまんさまと呼んでいる。
段葛(だんかずら)は鎌倉駅から八幡様へ向かう
長い桜並木のことで、この春に植替わったばかり。
大きくなるのだから、
木と木の間をもう少し広くしてほしかったなあ。
ごめんね、窮屈だね。


だれもいない段葛なんて、初めて。




先日閉館した、神奈川県立近代美術館
この一階にあったカフェは、
緑と源平池を見渡せてとても居心地がよかった。


あ、屋上になにかいるね。



青鷺が高みの見物をしている。
置き物みたいにずうーっと動かない。



源平池の蓮。
つぼみが、ふあっと開きかけているのを
もっと開くかなとしばらく眺めていた。


本宮を挟んで源氏池と平家池があって
ふたつ合わせて源平池と呼ぶのです。
片方には白、もう片方には紅と決まっていたけれど、
前に池の掃除をしてからかしら。
紅の池もほとんど白の蓮になってしまって。
三、四年前くらいの話です。


毎年蓮の写真を撮りにきている年配の女性は、
少し残念そうに教えてくれた。







かわいい台湾リスが、ちょこまか忙しく駆けまわっていた。


青鷺、リス、カメ、コイ、カモ、ハト、スッポン。
この日出会った鎌倉の動物たち。

おそうざいとおやつ 夏


暑さと、てきとうな食事。
ダブルパンチで
早くも夏ばて気味なのを打開するべく、
簡単なおそうざいをいくつか用意する。


新生姜の甘酢漬け、
ゴーヤの佃煮。
きゅうりとにんじんとハムのサラダ。
祖母のきちんと酸っぱい梅干しは必須。
ゴーヤの佃煮は、
お菓子教室していた頃の生徒さんに教えていただいたもの。
なつかしいー。
きゅうりのサラダは、
シンプルにマヨとこしょうで和えただけで、
朝パンにのせても、さわやかで元気がでそう。


おやつはウィルキンソンソーダのフルーツゼリー。
ポテトチップス、アルフォート、アイス、の
無限ループから抜け出すために作ったの。
シュワっと断ち切れるといいんだけど。

材木座海岸〜妙本寺


七月、夏の材木座海岸
サーフボードも日焼けしそう。
海の家の建設がはじまっていた。





鎌倉駅からすぐ、妙本寺。
のうぜんかずらが咲きほこっていた。




ゆれたいの。




木の内側に入って、
みあげて、
のうぜんかずらの気持ちになってみる。

東慶寺 梅雨明け


六月最後の日、東慶寺


まだ美しく咲くあじさいだけをのこして、
終わりかけの花を落としていた。
自然に朽ちて色あせていく姿も風情があるので、
少しさみしい気持ちになる。


来年の花付きがよくなるんですよ、
もう下から新しい葉がどんどんでてきて。
お寺さんによっては七月一日に切ると
決めているところもあるけれど、
東慶寺では枯れたものから切るようにしています。


と、教えていただいた。




緑は深く青々として、
太陽を映しただいだい色が眩しい。
ああ、夏がきたのね。

源氏山公園〜化粧坂〜海蔵寺


日々楽しませてくれた今年の紫陽花に
またねって伝えたくて、源氏山公園へ。




たくさんの色と形と移ろいを
ありがとう。




今年初めてみる蓮、葛原岡神社にて。




化粧坂の切り通し。
体を使って、のぼって、おりて。




海蔵寺の一六井戸。
中には、金たらいくらいの大きさの井戸が
一六あったニャー。

星降るよるに

東慶寺
イワタバコのものがたり



こどもたちが寝静まるころ
空の向こうの向こうの
もっととおく
宇宙では
星たちが
飛んだりはねたり
楽しそうにダンスをしています


どの星も気ままなので
ときにはごっつんこ
ぶつかって
星のかけらがうまれます


さーっとかけていく星のうしろでは
いっしょうけんめい
光のつぶてがおいかけます


小さい星のかけらと
置いてきぼりの光のつぶては
真っ暗ななかに残されました
いま とても自由なのです
さて これからどこに行こう
とワクワクしてきました


「あの星には緑のふさふさしたものがあるよ」
星のかけらがいいました
それはきっと山のことです
「青いちゃぷちゃぷしたものもあるよ」
光のつぶてがいいました
それはきっと海のことです


「楽しそうだよ あそこにいこう」
「わあい」
「わあい」
みんなで地球をめざして
きらきら光りながら降りていきました


地表でひえた星のかけらたちは
きれいなむらさきいろの花になりました
それがイワタバコ
宇宙から降りてきたしるしに
星の形をしているのです