許容される日本語

日々変化する日本語。すでに許容されたのか、まだ誤用と扱うべきなのか。徒然なるままに考えます。

*当blogより引用する際は出典を明記してください。

ポルトガル語名前を現地発音に近いカタカナで表記してみる

RWC2007:第6回ラグビーW杯開催記念番外篇「W杯出場国の主要言語のカナ表記に挑戦」その5、ポルトガル語ポルトガルポルトガル語とブラジルのポルトガル語では発音がかなり違うようなのですが、そこまで難しいことも説明できないので基本的なところを。ほかの言語と同様、例外的な読み方もたくさんあります。
母音は、カナ表記するに際しては‘a’‘e’‘i’‘o’‘u’=「ア」「エ」「イ」「オ」「ウ」で良いでしょう。
ただし、英語表記では欠けていることが多いのですが、母音の上に‘~’が付くと鼻音になります。‘ao’の‘a’の上に‘~’が付いていれば「アン」。
子音は、お隣のスペイン語よりもフランス語に似ています。
‘c’は、‘ca’‘co’‘cu’が「カ」「コ」「ク」、‘ce’‘ci’が「セ」「シ」。‘c’の下に鉤を逆さにしたような符号が付けばサ行。‘ch’はシャ行。
‘ga’‘go’‘gu’は「ガ」「ゴ」「グ」、‘ge’‘gi’は「ジェ」「ジ」。‘gue’‘gui’は「ゲ」「ギ」。
‘h’は読まない。
‘j’はジャ行。
‘l’はラ行ですが、音節の最後にくると「ウ」。
lh’はリャ行。
‘nh’はニャ行。
‘que’‘qui’は「ケ」「キ」。
‘s’は母音と母音に挟まれたときと有声子音の前は「ズ」、それ以外は「ス」。‘ss’はいつでも「ス」です。ポルトガルポルトガル語では語末はとりわけ「シュ」になるようなので、‘Mateus’は「マテウシュ」でしょうか。
‘ti’‘tu’は「ティ」「トゥ」、‘ta’‘te’‘to’は「タ」「テ」「ト」。
‘x’は、母音の前と語頭は「シュ」、子音の前は「ス」、母音と母音のあいだは「クス」、例外も多々あり。
‘z’は語末で「ス」、それ以外は「ズ」。
かんたんですがこんなところで。ポルトガル語は英語表記では判断し難い発音が多いようです。