あどけない話

Internet technologies

フラッシュの文字化け

年賀状のシーズンなので、プリンターを買いました。EPSONカラリオ PM-990 です。

昨日の夜は、Mac からいろいろテストしました。年賀状の宛名書きは問題ありませんでしたが、写真印刷で問題がありました。Easy Photo Print で用紙を選ぶ際に、選択肢が文字化けするのです。とりあえず印刷してみると、たまたま L サイズが選ばれており、たまたま用紙の設定も合っていたらしく、奇麗に印刷できました。

再インストールしても文字化けは直らないので、しかたなく Mac の言語環境を英語にして Easy Photo Print を起動し、必要な項目を英語で読み取りました。そして、日本語に戻して再び起動すると、文字化けはなくなっていました。。。

しかも、Firefox で Weathernews を見に行くと、フラッシュの文字化けも直っていました。MacOS 10.5.1のソフトウェアアップデートの際は、この文字化けは直りませんでした。リリースノートに

特定の Adobe Flash ベースの Web サイトおよびアプリケーションでのテキスト描画に関する問題が解消されています。

と書かれているのにです。。。

単なる推測

原因はこんな感じでしょうか。(自信なし)

  • フラッシュの問題は、10.5.1 で直った
  • しかし、10.4 から 10.5 へアップグレード・インストールしたので、変な言語設定が残っていた
  • 言語環境を英語/日本語と切り替えることで、その変な言語設定が刷新された

博士の愛した数式

博士の愛した数式は、この世で最も美しいオイラーの公式でした。

e^{i\pi} + 1 = 0

小川洋子さんは、この式を情緒的に表現しています。

果ての果てまで循環する数と、決して正体を見せない虚ろな数が、簡潔な軌道を描き、一点に着地する。どこにも円は登場しないのに、予期せぬ宇宙からπが e の元に舞い下り、恥ずかしがり屋の i と握手をする。彼らは身を寄せ合い、じっと息をひそめているのだが 一人の人間が1つだけ足し算をした途端、何の前触れもなく世界が転換する。すべてが0に抱き留められる。

博士の愛した数式 (新潮文庫)

博士の愛した数式 (新潮文庫)

この公式は、三角関数を使えば自明です。しかし、虚数平面で直感的に理解する方が、より豊かになれるでしょう。オイラーも「優れた数学者とは、この公式の意味が分かるもののことだ」という感じの言葉を残しているようです。

"e" を π 乗することは理解できても、i 乗することは理解できない人がほどんどでしょう。

残念ながら、"i" は虚数という訳語が与えられ、実際には存在しない数字のような先入観を多くの人は与えられています。

でも、考えてみて下さい。"0" は存在する数字でしょうか? マイナスは存在する数字でしょうか?

"0" やマイナスが、x軸という線分を左方向に広げてくれるように、"i" は世界を二次元(y軸方向)に広げてくれるのです。

もし、博士のようにオイラーの公式を愛したいなら、ぜひ「物理数学の直観的方法」という本を読みましょう。(学生のころ読んでいれば、テストでもっとよい点がとれたこと間違いなし。)

物理数学の直観的方法

物理数学の直観的方法