陽気なピエロのコインロッカー

2018-04-30-Mon 2018年4月に読んだ本

<14>笹沢左保『流れ舟は帰らず 木枯し紋次郎ミステリ傑作選』創元推理文庫 ★4.5

10編収録の文字通り傑作選。渡世人生き様や当時の風俗のみならず紋次郎のキャラクターはもちろん、ミステリとしても上質。


<13>今村翔吾『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』祥伝社文庫 ★4

当時の火消しに関する蘊蓄のみならず王道ともいえるストーリに熱さと勢いがトッピングされていて美味。


12>一木けい『1ミリの後悔もない、はずがない』新潮社 ★4

いやー、新人とは思えない筆力。物語を紡ぐ力を感じる連作集だった。由井は忘れがたい人物

1ミリの後悔もない、はずがない

1ミリの後悔もない、はずがない

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2018-03-31-Sat 2018年3月に読んだ本

<11>柚月裕子『盤上の向日葵中央公論新社 ★4.5

いやー面白かった。読ませる読ませる。さすが柚月裕子。将棋の名駒をめぐる哀切の骨太物語だが、終盤やや拙速だったかなと。

盤上の向日葵

盤上の向日葵


10日影丈吉『内部の真実創元推理文庫 ★3.5

今読むと若干読みづらいのが難点だが、物語構成には唸った。こういう作品が読めたことに感謝

内部の真実 (創元推理文庫)

内部の真実 (創元推理文庫)


<9>望月拓海『毎年、記憶を失う彼女の救いかた』講談社タイガ ★4

メフィスト賞しかストーリーだが、明かされた秘密の「愛」の形には驚嘆。感動の恋愛ミステリという看板に偽りなし。


<8>櫻田智也サーチライトと誘蛾灯』東京創元社 ★3.5

好みの作風で期待が大きすぎたのかやや拍子抜け。ただ、今後も追いかけていきたい作家さん。

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2018-02-28-Wed 2018年2月に読んだ本

<7>蘇部健一小説X あなたをずっと、さがしてた』小学館 ★4

さすが蘇部健一(笑) いやー恐ろしい小説を読んだ。ラスト一行、やられました。

小説X あなたをずっと、さがしてた

小説X あなたをずっと、さがしてた



<6>花形みつる『Go Forward!櫻木学院高校ラグビー部の熱闘』ポプラ社 ★4

青春スポーツ小説王道ストーリーラグビーがわからなくても全く問題なく楽しめる。ちと最後が尻すぼみな感がするのが残念。

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2018-01-31-Wed 2018年1月に読んだ本

<5>町田そのこ『夜空に泳ぐチョコレートグラミー新潮社 ★4

デビュー作の連作短編でこの出来栄えはすごい。間違いなく書ける作家さんだと思う。次作が楽しみ。

夜空に泳ぐチョコレートグラミー

夜空に泳ぐチョコレートグラミー


<4>伊吹有喜『彼方の友へ』実業之日本社 ★4.5

設定もテーマの作風も好みど真ん中。ただ、もう少し深く長く掘り下げてくれたらもっと良かったのにな、と。

彼方の友へ

彼方の友へ


<3>近藤史恵『インフルエンス』文藝春秋 ★4

張り詰めた緊張感が半端ない小説。3人の少女女性)の極上の心理サスペンス

インフルエンス

インフルエンス


<2>霧島兵庫『信長を生んだ男』新潮社 ★4

信長の弟を描いた小説だが、今までの人物像とは全く異なった切り口が面白い

信長を生んだ男

信長を生んだ男


<1>遠田潤子『オブリヴィオン』光文社 ★4

初読みの作家さんだったけど熱感溢れる小説だった。哀切の物語

オブリヴィオン

オブリヴィオン

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2017-12-31-Sun 2017年12月に読んだ本

<53>フィルナイト太田黒奉之訳『SHOE DOG』東洋経済新報社 ★3.5

ナイキ創業者の半生を綴った自伝経営理念的なものというよりストーリーが主な感じ。知らなかったことが結構あってそういう意味では面白かった。


<52>阿藤玲『お人好しの放課後創元推理文庫 ★3

軽妙なタッチは良いけどこの作風であればもう少しわかりやすさがほしいな。

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