「ウォンテッド」を見る

 やあ。素敵にうらぶれて陰鬱でじめじめしてて派手派手しく動いて、命の軽い映画でございました。
 ええと、感想ポイントを箇条書きにするならば、

  • うらぶれてカモられてて卑屈な主人公は、後頭部にケリ入れてやりたくなるような感じでとても良い。(でもリアルに近くにいたら厭だろうなあ、こういうやつ。彼女の気持ちはよくわかる――が、どうしてこういう男に同棲する彼女がいるのか、そもそも二人がどうして同棲を続けてるのかがわからない;)
  • 冒頭でクロスとやりあって向かいのビルに飛ぶ暗殺者は、ガラスを突き破った段階で死ぬか全身打撲で身動き取れなくなるか何かすると思うんだが。そういうことを可能にするような何か訓練とかって描かれてたっけ?;
  • アンジェリーナ・ジョリーは無駄にセクシーで不敵でサドっぷりもよろしい。でも一時期よりちょいと痩せたんじゃないかな? もっと肉感的でもいいような。出産ダイエット?
  • 元は城塞かなんかと思しい紡績工場の建物は大変良かった。こういうものがあるならアメリカも悪くない、と思ったけども、ロケはプラハでやってたらしい……あの建物はどっから?;プラハかその周辺で見つけたんか、全くのセットか、それともモデルだけでも米国国内にあるんか?
  • キーボードでぶん殴ったシーンで、私はお友達の奥歯が一緒に飛んでるのに大笑いしたけども、あのシーンはキーで作る言葉の方をちゃんと見るべきだったらしい; 奥歯は'Y'の字にあたるんだそうな。ああ、惜しいことを;
  • 「回復風呂」は全部ワックスで出来てるものなのかなあ。ちょっと最初の見た目が拷問っぽかったけども。あの時って服ごと浸けられてなかった? あれは洗って取れるのか?
  • ネズミは可哀想でしたね。ロシア人はネズミを愛してるんだか玩具にしてるだけなんだか。
  • あの電車は酷いことになってましたなあ。まさかあそこまでするとは。鉄橋で気がつくべきだったか。私は、司令通りの殺しが遅れたからああいう惨事が起こっちゃったのか、と思ってましたが、どうやらそうではなかったらしい。というか、そういう因果関係があるとしたら、もっと別の奴を早めに殺さなかったためだったのかと。
  • 最終的には殺しちゃうんだなあ、という主人公の変貌ぶりがなんとも。訓練前のヘタレさ加減から比べて、というのもあるけども、訓練や生活をともにしての仲間意識とかそういうものは結局一切関係なしか、と。

昼酒部〜夜宴会

 いつもながら馬鹿話に興じる。たのしうございました。ほほほほほほ。
 まず昼酒部。私は朝一の「ウォンテッド」を寝過ごしたので、二回目を見てから、「ウォンテッド」の後に「アルビン/歌うシマリス3兄弟」(どうなんだこれは?;)をハシゴした皆様に合流したのだった。場所がやや離れたところにあるイタリアン/ハワイアン?料理屋だったのだが、通り沿いだったので割と楽に見つかった。問題は人数の割にやや卓が狭めであったことと、店員の対応がやや不慣れであったことか。(いや、あんな大人数でがさがさ入って昼から腰据えて酒飲むことはあんまりない店なのかも;)味は悪くなかったのだが、飲み物等の注文が人数分揃うのに手間取り、また会計にも手間取り、更に出ようとしたら会計が間違っていたというので追いかけて来られたのだった。や、そんなに離れてなかったからいいけども。幹事さんはかなり困惑のご様子であった。
 その後飲み足りねえ、話し足りねえ、ということで(そうか?;)何度か入ったことのある「バールのようなもの」(スペインバルらしき構えではある店)に入る。当初は大人しくちびちびワインなぞ飲んでいたが、折角だからパエリヤ食べようね、サラダも頼むか? オリーブとプロシュートも取るだろ、とか言い出したらやはり本格的な宴会/夕食になり、11人でワイン7本空け(ヲイ;)デザートまで平らげたのだった。
 結局この日は昼酒部ではおさまらず(まあ映画を上がったのがお昼には遅い時間だったというのもあるが)夜までちゃんと飲んでしまったのだった。
 愉しかったから良いけど。大人って大人ってこれだから。