1887年5月の、オペラ=コミック劇場火災現場の写真。ナダール撮影。
死者84人を出す大惨事であった。

http://www.culture.gouv.fr/public/mistral/memsap_fr?ACTION=CHERCHER&FIELD_98=SERIE&VALUE_98=Incendie%20de%20la%20Salle%20Favart&DOM=All&REL_SPECIFIC=1


オペラ=コミックはその後再建されて現在も同じ場所にある。

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ちょうど10年後の1897年5月には、慈善バザー(Bazar de la charite)の会場で火災が発生し、約120名の死者を出す。発明されたばかりのシネマトグラフ装置からの発火であったために、映画史に暗い影を落とすことになった。

現在のその場所(Rue Jean Goujon)をストリートヴューで探していたら、そこにバイヤール社(出版社)があったのでびっくりした。

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87年の火災では多くの者が身元不明のまま埋葬されたが、97年の際には、すべての死者の身元が判明しているのである。3名の遺体は身元の分からぬままペール・ラシェーズに埋葬されたようである。


ついでにモルグのあったシテ島のアルシュヴェシェ河岸の、現在の様子。今は公園になっている。

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こちらは1895年12月28日にパリでのシネマトグラフ初上映が行われた、ル・グラン・カフェ。ただし当時は同じ通り(Boulevard des Capucines)の14番地にあったようだ(現在は4番地)。

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