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はてなダイアリーで書いてた「スティルハウスの書庫」を移転してきました。

appengine ja night #26 が開催されました #gaeja

appengine ja night #26Googleオフィスでの開催でした。今回は日本に一時帰国している松尾さんがひさびさにajnに登場、同じくdeveloper program engineerのBrian Dorseyさんと二人でのセッションとなりました。

  • Brian Dorseyさん:Compute Engine について

Google Compute Engine 担当 Developer Programs Engineer の Brian Dorsey が Compute Engine の最新情報をお伝えします。

  • 松尾さん:VM-based backends (VM Runtime) について

VM-based backends という新しいタイプの App Engine Runtime は、今まで Google App Engine が持っていた制約のほとんどを取り除いてしまうすぐれものです。VM-based backends を使えばすべての Python module や Java library を使えるうえ、ネットワークに関しても制約がなくなり、なんと Google App Engine で Websockets を使うこともできます。 VM-based backends について、デモ、開発の動機などを含めてお話しします。

Brianのセッションでは、Google Compute Engineで利用可能なCPUのタイプやストレージのタイプ、それぞれの特性などが紹介されました。GCEは一般公開もされて次第にその実力がじわじわと理解されつつあるようで、例えば最近公開されたHadoop on Google Cloud Platformのページでは、GCE上で動いているMapRのHadoopによってMinutesSortやTeraSortの世界記録が更新されたことなどが紹介されています。

松尾さんのセッションでは、App Engineで提供予定(現在はTrusted Tester向けのみ)の新機能、VM-based Backends(仮称)について解説されました。これは簡単に言うとPaaSであるApp EngineとIaaSであるGCEをいいとこ取りしたサービスで、GCEインスタンスの管理をApp Engineにおまかせでき、かつApp Engineの豊富なAPIサービス群をGCEから利用できる、というもの。 これまでのバックエンド型インスタンスであるBackendsと同様の使い方ができるほか、、Linux上で動作する様々なアプリケーションをインストールして使うことも可能になる予定です。

今回はBeerTalkはなしで、皆でビールやピザをいただきながらたっぷり歓談してました。

皆さんのまとめ

どちらも資料は今のところ公開されていないのですが、@thorikiri さんのとても詳しいレポートappengine ja night #26 #ajn26 に行ってきましたを見ればおおまかな内容は把握できると思います。@sinmetalさんによるTogetterまとめappengine ja night 26も合わせてご覧ください。

今回は準備面で松尾さんにすっかりお願いしてしまいました。ありがとうございます! セッション参加してくれたBrian、そして運営面でいつもお世話になっている西村さん、横田さん、ありがとうございましたm(__)m