お前には告らないから安心しろ

何人かの人のはてなブログをいつも楽しく読ませてもらっています.しかし,そのブログは男性が書いているものと女性が書いているものによって大きく異なっています.読んだこちら側のリアクションというたったひとつの側面において.
男性が書かれているものには殆ど気にせず,こちらからの素直な反応を示せます.何の気兼ねもなくスターだって連発できるし.でも女性の書かれたものだと僕の反応は全然違います.コメントやトラックバックなどもってのほか.はてなスターだって連発はできません.


なんで?と思うかもしれませんが,男性だったらみなさん頷けると思います.その理由がわからない女性になぜかと問われれば「女性は勘違いしやすいから」と答える以外にありません.
僕は人間が好きです.それほど嫌いな人もいません.というよりも人間に興味がある.「この人はどういうことを普段考えているんだろう.何が好きで,何が嫌いで…」ということを老若男女問わず考えてしまいます.ま,キモいといえばそれまでなんですが,詮索というヘビーなものでもなく,特定の誰かというわけでもなく,じろじろ眺めることもなく,絶えず誰彼構わず会話と共感を求めているのでライトで幅広い感じなんですよ.しかしこんな自分はいつも誤解を生みやすいんだろうなぁと.そんなことはよくわかっています.
たとえばこんな話.「ごめん..別に私はあなたに特別な感情をもっているわけじゃないから…」と一方的に言われたことは一度や二度ではききません.これ,自分の名誉のために言うわけじゃないですけど,僕はこのセリフを言われた女性に恋愛感情を持っていたとかそういうわけでは決してないですよ.一方的に勘違いされているんです.でも「は?僕だって別に君のこと何とも思ってないよ」と彼女の自尊心を傷付けず言える奴がいたら見てみたいものです.それほど「私はあなたのこと恋愛対象としてみていない」と,告ってもいないのに,ましてやこっちだって恋愛対象とも見ていないのにそのセリフを言われるというのは,一方的なことであるし傲慢でもあるし,こちらの反論さえ遮断する物凄いダメージですよ.
だから僕はあるときから,女性にはにこやかに軽口たたきながら「××ちゃんはそういうところかわいいよね〜」と普段から思っていることを素直に言うようにしました.そしてなるべく身なりは小奇麗に,髪型もこざっぱりと.くどくなくウザくなく冗談っぽく.それがいかにも日常のひとコマ挨拶のようなかたちで.
すると効果はてき面でした.僕がそのセリフを吐くということがなんら重い雰囲気を作り出すことはなく,「ハイハイハイハイありがとね」と軽く流してくれる女性陣のリアクションも引き出すことに成功するようになりました.これは慣れてしまうと異性に対する円滑なコミュニケーションを生み出す道具になり得るし,自分が「やべえこいつ私のこと好きかもキメエ」と勘違いされるということもなくなりました.


もうほんとにバカじゃないって思うのですよ.勘違いする女性がですよ.確かに世の男性は女性よりも遥かに惚れっぽい.そんなのわかります.だからストーカーやブログの粘着コメントの被害に遭われた方は,ファイヤーウォールが必然的に高くなってしまうことは当然のように理解できますよ.ただ,女性は男性以上に容姿で左右されるような存在であるということも事実として認識しないと.「女性だから」という理由だけで男性に好かれたりすることは絶対にないですよ.全ての女性がモテモテなんて有り得ない.こういうことを書くと女性支持率低下しちゃいますかね(ひとつフォローでもしないといけませんな…).
僕にはわかります.男性からの好意を受けるということが苦手な女性は優しい人なんですよ.だって恋愛感情がなかったら,せっかく自分に好印象を持ってくれている人をフラなきゃならない.「残念ながら私はあなたを愛していません」って毎度死刑宣告を言って回らないといけない.だから不特定多数の男性に恋愛感情をもたれないようにしなきゃと思うんじゃないかな.モテる女性は辛いし,振るのも体力いるよねそりゃ(何知ったような口を叩いているんだお前は)
男性全員から好かれようとしている女性は少ないですよ.自分が好きな人にだけ好かれればもうそれで満足なんだよね.そう考える人が男性のそれよりも遥かに女性の方が多いような気がします.だからブログを書いている女性は女性のコメントやトラックバックを求めているわけです(ここに書いた通りですよ→ http://d.hatena.ne.jp/kazunosuke/20070925/p3 ).




まったく嫌になっちゃいますよ.男性は少数のイケメンを除くと殆ど需要がないですからね.非ケメンは道化にならない限り女性とのコミュニケーションもままならないなんて!! 「お前には告らないから安心しろ」なんて日常生活で言えるわけないもんね.