紫色のクオリア(うえお久光)

紫色のクオリア (電撃文庫)

紫色のクオリア (電撃文庫)

なんか、けっこう評判が良かったので読んでみました。
女の子の紫の瞳が印象的な表紙。
その、不思議な瞳に吸いこまれるように物語は始まっていきます。
「人間がロボットに見える」
という、ほんの小石のような設定が、
水面に波紋を広げていくかのように、
ストーリーは大きく飛躍していきます。


って、あれ? こ、これ以上はなんて語りにくい!
ネタばれになるよ!
とにかく、とても素敵な小説なので、おすすめです。

ヤングガン・カルナバル・スペシャル ファイトバック・ホンコン(深見真)

カルナバル後の話とか、昔の話とかが詰まった短編集。
いや、良い深見汁でした。
毒島、虚、ソニア3人の過去のストーリー──ファイトバック・ホンコンが良かったなぁ。
この3人がどうなるか?がわかってるがだけに、少し、切ないけど……
そう、まるで、質の良い映画を見てるみたいな、ね。


あと、弓華がとある女子校に潜入する「ブーゲンビリアを、愛をこめて」も良かったなぁ。
二人の別れが、もう、なんとも言えないよ……弓華かっこいいよ……


で、すべてをふっとばす勢いのボーナストラック!
いや、毒島さん、あんた最高だよ……
フカミン、本当にノリノリだなぁ……嫌いじゃないぜ!


というわけで、少しお休みな感じのヤングガン。
ソニアさん好きなので、良かったよ!

[Today's tune]Target/Addiction Crew