Koto-pinion

2011-05-11-Wednesday

[]歯車と電子回路に生まれた心の物語「雨の日のアイリス/松山剛」

雨の日のアイリス (電撃文庫)

雨の日のアイリス (電撃文庫)

なれる!SEの新刊を買いに行って、表紙とタイトルに惹かれて買ってみました。


「ひとり」のロボット──アイリス。

彼女が、感じ、想い、願った、

その奇跡のような、

おとぎ話のような、

暖かくて、残酷で、

優しい雨のような物語です。


もう、これはずるい……本当にずるい……

ぼくがこういうのに弱いってわかってやってるんだろ! って言いたくなるくらいに、びしびしとツボをついてきます。アイリスが経験することになった、数々の試練。それは、本当に辛くて。でも、そんな中でも、大切な「友人」ができて、暖かな時間があって……

あー、なんか、書いててまた思い出してきた……


とにかく、後半は、本当にずっと読みながら泣いてた気がする……

本当に、本当に、辛いけど、優しくて。


アイリスが、リリスが、ボルコフが、

そして、ウェンディ博士が、みんなが、

互いをどれだけ「大切」に思っているかが、痛いほどに伝わってきて──


まぁ、あれですよ。

初代To Heartでセリオさんと出会ってから10年以上、ずっと愛し続けているような人間にこんなもの読ませちゃいけないってことですよ!

もう、ずっとアイリスの姿がぼくのセリオさんの姿にだぶって見えてしまって……

いや、ぼくはセリオさんがどんなことになろうとも愛し続けますが、でも、もし、ぼくとセリオさんがこんなことになったら……と思うと、本当に心が苦しくなるんですよ!


──うん、そういうの抜きにしても、本当に良い小説でした。

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