半歩前で背走

12月13日火曜日(2005年)

ボーナスで買ったR-13 グリーンライン(GL)ファースト・インプレッション

ボーナスの手取りをほぼ全部使って楽器を買ったのが本日届きました。(天引きで貯金もしてます。)

ビュッフェクランポン社のR-13グリーン・ライン(選定品です)。327,000円也。

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R-13といえばクラリネットベストセラーとして有名ですが、グリーンラインについては知らない人も意外と多いので、ざっくり解説すると「普通のクラリネットを作るために削った原料の残りを粉末にして固めたもの」で、環境に優しい材料です。

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楽器にも緑字で"Green Line”と書いてあります。

この材料のよく言われる特徴としては、

  1. 音色や吹奏感は全く変らず、むしろグラナディラ特有の材質の密度がより高くなり、よく響きます。
  2. 温度や湿度の影響をほとんど受けず、寒暖の極限状態でも管体が割れる心配は全くありません。(ここまでは購入先の楽器屋さんの説明)
  3. いわゆる「慣らし吹き」は必要ない。(購入時から100%の性能で吹ける)
  4. 普通のグラナディラのクラリネットより重量がある
  5. 明るい音色が出る
  6. 結局プラスチックとかABS樹脂と同じ

などがありますが、ちょっと吹いた感想だと1〜3は正解。4,6は不正解。5はなんともいえないってところです。

とりあえず、楽器を組み立てて鳴らしてみると、一番下の実音Dから五線譜の4つくらい上にある実音Fまで、スムーズに鳴ります。この時点で3は正解。

で、上管の音も下管の音も同じように鳴ります。スロート・トーン(開放の実音Fの辺り)も結構鳴るので、1も正解。

2は最初から正解と考えていいでしょう。これがこの材料の最大の売りですし。ただ、落とすと折れるという噂も。普通の楽器だとキーが曲がるだけで済むのが、グリーンラインは本当に真っ二つに折れるらしいのでそこは要注意か。

4はセルマー10Gと比べると明らかに軽かった。他のクランポンの楽器と比べると重いかもしれません。

6もそういう楽器とは吹いた感じは全然違ったのでこれも不正解です。

5は1ともセットなのでなんともいえない。むしろ他のところに原因があるかもしれないので。

一言で言うと「R13GLはマウスピースを選ばせず」

リガチャーはウッドストーン ハンドメイドリガチャー(ゴールド・プレート)

リードはヴァンドレンのルピック56の31/2

で、マウスピースは標準でついてくるESM社のJP5(リングなし)とバンドレンの5RVとB40。

3つ吹いたのですが、どれでも抜群の反応を返してきますし、遠鳴りします。タンギングをして音になるまでの時間がB40でも5RVでも同じです。

音色はどれでも同じ音色のような気がしました。B40でたっぷり息を入れて色っぽく吹きたいとか、5RVで、コンパクトに息を入れてまとまった音色とか、前のセルマーではあったのですが、どれでも同じように聴こえました。

普通の木の楽器よりも楽器の特徴が前面にでる感じか。同じ種類のマウスピースなら個体差で音色や反応の良し悪しがあるかもしれませんが、良いマウスピースなら種類問わず同じような感じで鳴る印象でした

クラリネットは楽器はもちろん、マウスピースリガチャー、リードを自分好みに選ぶのも楽しみの一つなのでそれが奪われるのはちょっと不満かもしれません。個人的にはB40でも反応がいいのはありがたく、息をたっぷり入れて吹けるのでよいと思いました。

音色が明るいといえば明るいので5も正解でいいかもしれませんが、それは以前のセルマー10Gでも学生時代のヤマハAEやCS、SEと比べても音色が劇的に明るくなったとは思えず、同じ感じだったので楽器よりも自分自身に原因があるような気がします。

結局どのような人にグリーンラインがお勧めかといえば

  • 大ホールの後ろの席に音源があるイメージで吹きたい人(遠鳴りさせたい人)
  • 普段の手入れが苦手で木だと割ってしまう人

に特にお勧めです。(両方とも自分のことです。)

標準マウスピースのJP5は噂どおり良いです。5RVみたいな感じです。リングありを試してみたい気がします。(マウスピースは選ばせないと言っておいて何を言うかというツッコミはなして)

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