名張
11/3〜11/5で名張に行ってきた。
2年前に1度訪れているが、最初にアップで登った
直登(10a)でクリップに失敗してテラスへ激突、
それ以降も全く登れず、あまり思い出がない。
もう二度と来るものかと思っていたのだが、また来てしまった。
目当てはスネークマン(5.11a)、ゴジラパワー(5.11b)、そしてプルトニュウム(5.10c)。
花崗岩のフリクションクライミングに慣れた身体では、名張のクラックは厳しかった。
フリクションが花崗岩よりもなくて、スタンスも乏しいので、
純粋にジャミングの技術が必要となる。特にワイドでは、フリクションがない分、アームロックの効きが悪くてかなり戸惑った。ルートが長いので持久力も必要だし、カムが足元にあってもビビらない気持ちが必要。とてもいい練習になった。
- WING (5.9 45m)
- アップでトライ。上部は脆くて、ごっそり石柱が逝ってしまいそうな感じで怖かった。バックロープをひいていって、木で懸垂した。
- ゴールドフィンガー(5.10b 23m)
- 中間部のフィンガーがちょっと悪いが、それ以外はとても快適。適度に休めるし登りやすい。
- サブマリン (5.10a 25m)
- ワイドからのハング越えが厳しかった。ヘルメットがつっかえる。
- 直登 (5.10a 15m) (テラスあり)
- 前回はアームロックさえ知らなかったのだから、登れないのは当然だと思った。
- でかいつらダイレクト (5.10c 15m) TR
- スネークマンテラスへ上がるためにTRで。結構フェースムーブでパツパツ。リードとなると厳しいかな。
- スネークマン (5.11a 32m)
- これほどまでに長く綺麗なクラックはみたことがない。これでもかというくらいジャミングをさせられる。1回目ではRPできず。最終日にRPしたけど、最後のフェースに出たところで足の力が急に抜けて、落ちるかと思った。こういうのはさっくりと落とせるようになりたい。60mロープでもぎりぎりロアーダウン可能だが、すっぽ抜けに注意。
- マシュマロマン (5.10a 20m)
- アップでトライするには気合がいる。なんとか再登。
- ゴジラパワー (5.11b 38m)
- 惚れた。フィンガーから始まり、シンハンド、途中フェースムーブもあり、フィスト、そしてダメ押しのワイド。ルートも38mとかなり登りごたえがある。オンサイトできるかと思ったけど、最後のワイドで跳ね返された。これ、末端壁に欲しい。文句なしの3つ星。一生のうちに一度は登っておきたいルートだ。
当初はプルトニュウムをトライするつもりだっただけど、3日目にスネークマンを登ったら、もう身体がボロボロで、気力もなくなっていたので、やめておいた。ゴジラパワーとプルトニュウムをやりに、また来たい。