ザ・マインドマップ
- 作者: トニー・ブザン,バリー・ブザン,神田昌典
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2005/11/03
- メディア: 単行本
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年収10倍アップ勉強法 & 時間投資法 - Lucid Dreamで書いたとおり、さっそくマインドマップの原典を読んでみました。
マインドマップを書く上でのポイントは以下の通りです(p.103から抜粋):
- 強調する
- 中心イメージを置く
- イメージ(絵)を使う
- 中心イメージには3つ以上の色を使う
- イメージと言葉を立体的にする
- 感覚を使う
- 字・線・イメージの大きさに変化を付ける
- スペースを整理して使う
- 適度な余白を残す
- 連想を行う
- ブランチの中で、あるいは、ブランチを超えて連結させたいときは矢印を使う
- 色を使う
- 記号を使う
- わかりやすく書く
- 1本の線にキーワードをひとつだけ配置する
- 文字をきれいに、はっきりと書く
- キーワードを線上に記入する
- 単語と線の長さを同じにする
- 線は、中心イメージから伸びる大きなブランチや他のブランチから伸ばす
- 中央ラインを太くする
- 境界線でブランチの輪郭を「囲む」
- イメージをできるだけわかりやすくする
- 紙は自分の前に水平に置く
- 文字はできるだけ水平に書く
- 自分のスタイルを発展させる
本書は318ページのボリュームがありますが、実際のところ、典型的なマインドマップを見たことのある人であれば、上に引用したポイントが説明してある数ページに目を通しただけでも、マインドマップを書き始めることができるのではないかと思います。
ただし、筆者曰く、初心者は見た目はマインドマップになっていても、本物のマインドマップとは似て非なるものを作ってしまいがちであり、「マインドマップではないマインドマップ」を書かずに済むためには、本書を読んで、マインドマップの哲学を理解する必要があるのかもしれません。
そのマインドマップの哲学、あるいは、背景にある考え方として、
- 人の脳は大きな力を発揮できるが、適切な使い方を知らなければならない
- 快適な環境に身を置き、自由でポジティブな気持ちでいるときに、人間の記憶力や想像力が最大限に発揮される
という2点が特に重要なポイントであるように感じました。様々な実例を大量に引用しつつ、本書全体を通して、これらのことが繰り返し強調されています。
自分自身、ものを考えるときに、図を書いて整理する癖を付けないままに育ってしまったので、これを機に図で考えられるビジネスマンになりたいと思いました。