塗装1@8日目

補修もほどほどに色塗り開始。
部屋のコンセプトカラーはホワイトです。今回選んだのはグレーの入ったホワイト。一緒に仕事を進めているリノベーション会社のオススメもあって、サンプルを見せてもらいましたが、なるほど、確かにしっくりします。いわゆる純ホワイトとは違い、かなり落ち着いて見えます。この塗料を壁や天井など、あらゆるところにローラーを使って塗装します。油性塗料なので有機溶剤のかほりに包まれながらのスタートです。

ベタッと

左官工事@7日目

解体した後は補修が待っています。
部屋の壁を叩くと、中身の詰まっている壁とそうでない壁があります。前者は仕切り用の壁、後者は構造もしくはモルタルの壁です。仕切り用の壁を解体で撤去した際、一部モルタル壁との間に隙間ができてしまいました。この隙間を埋めるためにモルタル補修が必要です。粉末状のモルタルに水を注いでこねると、パン生地のような硬さと粘りになります。これをコテで補修箇所にかぶせて段差を整えます。作業は単純ですが、隣り合う面と高さが揃わず難儀です。シンプルな作業ですが、奥が深く、うまくいかないからこそ熱中します。結局、残念な補修跡を見た職人さんが手助けしてくれ、それはもう見事に平坦に揃いました。そこで職人さんにコツを尋ねると「重力に逆らわない」とポツリ。腑に落ちるとはこういうことだと思います。重力だけに。
プロ

キッチン解体@5日目

前回が2日目、今回は5日目の様子と日付が飛んでいますが正常です。
定点観測の写真を振り返って確認すると、間の日付は実に細かい作業(飛び出した釘の排除など)が多く、変化の程度がわかりづらい上に、そもそもカメラの設置位置からでは見えない玄関周辺の作業であったりしていました。というわけで5日目はキッチンの解体です。このキッチン、設置してから10年と経っていないため継続使用が前提でした。しかしながら、解体を進めていくうちに、キッチンのデザインが部屋のイメージと思うように重ならず、オーナーとの相談の上で解体が決まりました。後ほどわかったことですが、キッチンは高い。上を見るととんでもない金額になります。新規キッチンの見積もりにびっくりしましたが、快くOKを出してくれたオーナーに感謝です。

ウォーリー

片付け@2日目

スッキリ。
部屋いっぱいに広がっていたゴミも、今では綺麗に片付いています。様々な職種の職人さんが出入りする現場は、常に整理整頓ができていないとスムーズに仕事がまわりません。割れ窓理論ではありませんが、汚い環境では仕事の質も下がるでしょう。

ガラーン

解体4@初日

ゴミいっぱい。
解体すれば当然ゴミが出ます。初日だけで4tトラックの荷台が一杯になるほどです。ずいぶんな量になりましたが、それもそのはず、この部屋は過去にリフォームした形跡がありました。通常のリフォームでは、部屋の間取りを変更しない限り、元あった壁や床、天井をベースとして新規造作するそうです。そのため、今回のように間取りごと変更する場合は、以前の壁や天井が解体物に含まれているため、膨大な量となりました。そういえば、仕切り壁が妙に厚かったなぁ、なんて呑気に思い出しました。

日が落ちたらおしまい

解体3@初日

躯体出現。
天井が落ちると部屋の雰囲気がガラッと変わります。いい意味でスッキリ、悪く言えば投げっぱなし。築40年弱を迎えるマンションですが、躯体そのものに腐食痕や白華などはなく、状態に気になる点は見受けられません。しかしながら、躯体に打ち込まれた釘やその他の金属は腐食し、いかにもな雰囲気を漂わせています。

崩落

解体2@初日

天井が落ちる。
想像するに恐ろしい事態ですが、今回は既存の天井を排除し、躯体そのままの仕様にリノベートします。やり方は至極シンプルです。支えとなっている柱を壁とともに剥がした後、空洞となった隙間に手を差し込み、体重を徐々にかけつつ、しつこく粘る梁を排除していけば大体落ちてきます。ただし、大量のホコリその他もろもろ(なんやらの糞など)もバッチリこぼれます。解体のダイナミズムを味わう貴重な体験でした。

おりゃ!