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2007-08-28 「小さな政府」という言葉の魅力は失われていない

「小さな政府」という言葉の魅力は失われていない

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有権者に支持される訳のない新自由主義を支持させる為には

 そもそも庶民に厳しく、企業に有利にしましょう等という政策が普通の民主主義国家で有権者の支持を集める訳がない。このような政策を導入するために、様々な手段が使われた。南米に於いては軍事独裁政権を利用し、先進諸国に於いてはメディアによるプロパガンダが行われた。

 日本においては「STOP!税金の無駄遣い」「小さな政府」「財政再建」の3枚のオブラートで国民に浸透していったのである。だが、為政者の目的がオブラートの中にある苦薬にあるというのが最近バレてしまい、その結果が参院選での与党惨敗であると言っていい。

新自由主義者の思惑から外れ独り歩きするオブラート

 20年間、庶民を騙すために使われてきた「STOP!税金の無駄遣い」「小さな政府」「財政再建」という言葉は全く否定されていないのである。否定されたのは企業に都合のいい社会を作るという新自由主義の本質だけであって、本来オマケであったはずのオブラートが独り歩きし、国民の強い要求として根付いてしまっている。その証拠に、今でも地方自治選挙で「STOP!税金の無駄遣い」を唱える候補者が無党派層に支持を集めて当選している。

また消費税UPを支持させるための出汁であった「財政再建」も、そのプロパガンダの『子供たちの世代にツケを払わせてはいけない。』というコピーが独り歩きし、ベタでコミットしている国民が多いのである。もちろん増税による財政再建でなく、歳出カットよる財政再建を望んでいる。

 今の新自由主義者はよく「大きな政府に戻っていいのか」と遠吠えするが、多くの国民はそんなこと思っていない。新自由主義者は自分たちのどの部分が国民に否定されたのか理解できていないのである。

 今後与野党とも国民の支持を集めるには、独り歩きしたオブラートを具現してゆくしかないのである。社会保障切り詰めによる歳出削減でなく、本当に小さくできる部分を小さくする提案のできる政党が次の総選挙の勝者となるであろう。

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