成人年齢を18歳引き下げ 急に議論が白熱

 とうとう自民党成人年齢を18歳に引き下げるべきか検討を始めた。

 成人年齢を18歳に引き下げる案は民主、公明、共産、社民各党がかねてから主張していたが、自民党は終始消極的であった。やはり小泉総理の登場が自民党の態度を変えたと思う。
 選挙権を18歳から付与することに対し、自民党内では長らく「野党に有利だ」というのが定説であった。かつては2自民党は年齢が下がるほど支持率が低下していたのでそういう想定が成り立つ。
 ところが郵政選挙で、20代の自民党への投票が異常に高かった。その傾向は安倍内閣時代も続き、20代は70代に次ぐ自民党のお得意さんになっている。福田政権になって20代の自民党支持率に翳りは見えているものの、小泉時代の遺産から30台〜50台に比べると依然として高い。
 また大阪府知事選挙では20代で極端に橋下知事に傾斜した投票傾向が見られた。今後自民党麻生太郎のような若者受けする総裁が現れれば、「若者に支持される自民党」はすぐに復活するであろう。
 その意味で、そのすぐ下の世代も、潜在的自民党支持世代という可能性が高いという期待も強いはずだ。