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2013-05-09 左派が自滅した今、焦点は穏健保守(自由主義者)VS右翼の主導権争い

左派が自滅した今、焦点は穏健保守(自由主義者)VS右翼の主導権争い

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 脱原発運動の盛り上がりを過信したり、左派にとって自民党より多少はマシなはずの民主党政権を右派と一緒になって潰したり、左派の自滅はお粗末としかいいようがない。もう彼らにはチャンスは巡ってこないだろう。焦点は穏健保守(自由主義者)VS右翼の主導権争いに移る。

 現時点では、両方とも安倍政権を支持している。前者は安倍政権に、安倍カラーを封印して経済優先の政策を継続することを期待し、後者は参院選の前か後かは議論はあるが徐々に安倍カラーを鮮明にして欲しいと期待する。この両者の綱引きが始まっているのである。

参院選に持ち込まれる主導権争い

 選挙結果は安倍自民の圧勝で決まっているので、選挙結果を以ってどちらが勝った負けたという判断はできない。選挙戦の争点設定や選挙期間中に安倍総理が何を多く語ったかで決まる。当然安倍総理も周囲のいろいろな人に相談しながら決めることであり、その綱引きは既に始まっている。

 現段階では、穏健保守層が安倍政権が徐々に右傾化を始めていることに警戒心を強め反転攻勢に出ているところであろう。この中でアメリカの動きも無視できない。アメリカの意向を受けて政権に圧力をかけるエージェントのような組織や人が日本には多数あるからである。

不確定要素の大きいネット選挙

 不確定要素が大きいのはネット選挙の解禁である。このことによって、有権者が直接、実際には右翼的な政策を語った方がネットは盛り上がるし、穏健保守なんてのは今は安倍政権を支持していると言っても右翼層ほど熱心に支援しない。ネット選挙解禁は右翼の利益になる可能性が高い。

 ただネット選挙が単純に安倍総理の右傾化の後押しになるかは断定できない。右翼層は左翼や中韓を批判するのは得意だが、現実的なライバルである穏健保守層や安倍総理の右傾化阻止を企むアメリカを批判するのは苦手である。右翼層は真のライバルの存在に気付かずに、相変わらず既に弱体化した左翼(民主党に左翼のレッテルを貼って叩く行為も含む)や、中韓叩きに邁進してしまい、シャドーボクシングに終わる可能性があるからである。

今後のアジェンダ

 今後は以下のテーマで、右翼と穏健保守(自由主義者)の意見が対立。安倍総理は両者の支持を得ることで高い支持率を維持したいところだが、両者にいい顔をしようとすると、「育休3年」みたいなピンボケな政策が出てくる。さすがに曖昧にできないテーマも多く、今後綱引きが活発になるだろう。

 右翼穏健保守(自由主義)左翼
外交中韓に毅然たる外交Win-Win、米国に迷惑をかけないアジアと友好
貿易国益第一自由貿易が是保護主義
女性伝統的家族感女性の活用女性の活用
外国人労働者排斥積極的活用労働者の賃金が下がるから反対

 ただネット言論がこの現実に追いついていない。右派は自分と違う意見の人を何でも左翼に仕立て上げて、55年体制時代から使い古されたロジックで批判し、左派は自滅して存在感が希薄化した自省もないまま右翼と穏健保守を一緒くたにし批判。今のところ穏健保守(自由主義者)が右翼を警戒し批判する言説に見るべきものがあるというのが現実。左派には期待しないが、少しは穏健保守(自由主義者)を上手に批判できる右翼の意見を聞きたいところだ。

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