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2013-08-01 もはや日本では政権交代は起きないのか?

もはや日本では政権交代は起きないのか?

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 自民党が強い求心力を見せる中、日本ではもはや政権交代は起きないのでないかとの錯覚さえ覚える今日。最近は自民党が確りして、それをチェックする役として共産党あればいいという意見さえ見かけるのであるが、それはどうも腹が落ちないという人もいるであろうか、政権交代の可能性を前提とした野党再編についての意見もいろいろ散見される。

リベラル結集の困難さ

 民主党は自民党と変わらない意見の議員が多数いて、自民党と変わらない政治をしたから失敗したという意見は多く目にする。ただリベラル派だけで集結しても展望は開けないと考える。

そもそもリベラルな有権者の多くは既に、政権交代に期待せず野党専門の政党に期待している。そもそもリベラルに関しては有権者の質の悪さに伴うリスクが大きい。

  • 極度に妥協を嫌い、他党と妥協して一部政策を実現しても評価しないどころか激しく批判する。
  • 支持者がわすかな政策の違いを気にするため、他党との連携が拘束される。
  • 高福祉低負担を望むため、政権に耐えうる政策の遂行に障害が生じる。

 単にリベラルな政策を標榜するだけでなく、リベラルな有権者の考え方を変えるようなリーダーシップのある政治家が出現しない限りは、このリスクは打開できないだろう。

保守第2党の困難さ

 一方で、民主党の中にも保守派は多いので、彼らが離党して維新やみんなの党保守新党を作るべきとの意見も散見されるが、これも展望は開けないだろう。

左派を排除して自民党に対抗し得る保守第2党を作る試みはこれまで何度も試された。まず、自民党が幅の広い保守主義を網羅しているために、自民党との差別化に苦慮する。これまで試された差別化はだいたい以下の2つに収斂する。

 自由主義路線は都市部でしか勝てないということろで壁にぶつかる。極右路線は「右の共産党」化して他党との連携に障害が生じて壁にぶつかる。

 結論から言うと、リベラル結集も保守第2党もうまく行かない。自民党に対抗し得る勢力は作れないであろう。結局、民主党で失敗したと言いながら保守からリベラルまでを包括した政党でしか対抗できないのか?

もう一度この方法でチャレンジするしかないのではないか? ただむやみに野合しても失敗するだけなので、以下の方法を試してみるべきではないか。

  • 無理に新党を考えず、ゆるやかな連合体による選挙協力を視野に入れる。
  • もう少し焦点を絞り、左右で極端な主張をする政治家はお断りする、右で言えば歴史修正主義に与する政治家は入れない、左で言えば非現実的な政策を求める有権者に迎合してしまう議員は入れないと言った決めが必要ではないか

 それでも政権交代は難しいだろう。自民党の失政が続く。日本に良質なリベラル派の有権者が育つ。この2つが同時に起これば可能性はなくはないと考える次第。

kiya2015kiya2015 2013/08/01 17:02 ここ最近の自民党1強ムードは、リベラルの分裂に助けられている面が大きいように思います。
その分断を生み出した最大の要因は、原発事故とそれに伴う脱原発運動です。
この運動のなかで、もともと労働問題や再配分などで意見が一致していたリベラルの人たちの間に「定量的志向」と「定性的志向」という埋められない溝ができました。
前者は菊池誠氏などの科学者や理系出身者、はてなでは地下猫氏のような人たち、後者は山本太郎氏や坂本龍一氏のような人文系、はてなでは匡樹氏のような人たちです。
両者とも自民党やネット右翼の主張には辟易しながらも、前者は後者がデマをまき散らすことを許せず、後者は前者のテクノクラート気質を批判する。
これではいつまでたってもリベラルはまとまることはできないでしょう。
原発事故は政治的には自民党の失政によるものなのですが、結果的に自民党を利しているのが皮肉なところです。

ほっかむりほっかむり 2013/08/01 22:56 久しぶりにお邪魔します。

>有権者の質の悪さに伴うリスク

いえね。それほどのことでもないと思うんですよ。私の周囲の共産党支持者には原発容認派もいますし、消費税増税賛成派もいます。また中国の姿勢に批判的な人も多い。つまり支持者は多種多様な考えをもって、リベラルという大きな枠内に入っているわけです。
ところが受け皿となるべきリベラル政党はと見ると、それこそ些細な違いをあげつらっては批判合戦に明け暮れているわけです。

?>「•高福祉低負担を望むため」

これはリベラル派に限らないと思います。日本人はこの幻想を持ち続けている人が左右問わず非常に多い。だから脳味噌お花畑なみんなの党のようなポピュリズムなんかにコロッと騙されるんです。

>kiya2015様

原発に関してはまことに頭の痛いことになっています。私も脱原発派ではありますが、特にネットで叫ばれるカルト的反原発論(いわゆる放射脳)のために、左派はバラバラになってしまいました。
左派が指摘し続けた原発危険性が現実のものになった時、左派を衰弱させる原因になってしまったのは何とも皮肉なことです。

両者が歩み寄るというのは現実的ではありません。kiyaさんの言う「定性的志向」の人が考えを改めるしかないと思います。なぜなら明らかに科学的に間違ったことを主張しているから。科学的に、というのは「どちらでもいい」という問題はありません。真か偽いずれしかないのです。ですから「偽」が「真」に合わせるしか道はありません。

でも彼らは頑なですから簡単に自分の考えの誤りを認めないでしょうね。

そもそもそもそも 2013/08/01 23:03 政権交代や対立軸なんて必要なんですか?
議論するならまずそこからだと思うんですが

 2013/08/02 02:02 自民って、経済政策見るとリベラルなんですよね。
民主含めた多くの野党は保守に回ります。

自民は保守から改革まで、一党でいろいろやりすぎなので、
日本の野党って変なカラーがくっ付いて何したい人たちなのか分からなくなってるんですよね。
今の自民の様にカラーを絞ってくれると、野党的には有難いんじゃないかなと思うわけです。

ジャネイロジャネイロ 2013/08/02 09:34 すっきりとしたエントリです。

一義的にはリベラル有権者の質が問題という点には同意できます。ただ、保守有権者の質が高いかと言えば、そうとも言えない気がします。

要は、有権者の質が悪くても、そこを取りまとめる政党があるかどうかが次のポイントになるんではないでしょうか。極右のような人も自民党を支持するし、大きな政府派な人たちも自民党を支持しています。自民党にはそうした懐の広さ、悪く言えばあいまいさがあるんだと思います。

翻ってリベラル勢力は潔癖で細かな違いに敏感ですね。昔の左翼過激派が無限に細胞分裂をしていく様を思い出します(私は生きてませんでしたが)。そして原発事故によって生まれた放射「脳」が、リベラル勢力を分断してしまったのは本当に悲しいことだと思います。「定量的志向」の脱原発派が「定性的志向」の脱原発派を説得して取り込むことができればいいのですが、すでに宗派・教義と呼べるような段階に入っていて無理な気がします。

ただ、自民党も一部の人は除いて基本的にはややリベラルな考えを持っている人が多いと思います。そういう意味でややリベラルを自称する私は自民党の行う政治に強い不安を持ってはいません(今の自民党の憲法草案はダメですが!)。私が心配しているのは、対立できる野党がいないことが与党を鍛えてくれないという点ですね。「そもそも」さんが言う政権交代が必要かという問いに対する答えにもなると思います。有権者にできることと言えば、自らの「質」とやらをあげることだ、ということになるんでしょう。民主主義は民衆に継続的な勉強を強いていると思います。

j_whiskeyj_whiskey 2013/08/02 14:32 結局マスコミが啓蒙しないのが悪いので、それを有権者の質とか言って責任転嫁しても仕方ない。

ChronojpChronojp 2013/08/02 18:16 私の息子は幸せな誕生日です。。。我々は彼を祝福するために一緒に働く。。また彼の息子、ウェブサイトのトラフィック多くに、自分のビジネスをサポートします。

Social_BookmarkerzSocial_Bookmarkerz 2014/09/05 01:31 自民党に対抗する政党を育ててこなかったので
育てる必要はあるでしょうね。

何回か政権交代した方が育ちやすいと思います。

育てるのは国民ですね。

そして国民もまた政治に育てられる。

相互関係です。

Social_BookmarkerzSocial_Bookmarkerz 2014/09/05 01:34 あと個人的には
政党政治ではなく
国民が法案に直接投票する政治にした方がいいと思います。

インターネットが出現した時代ならではの政治です。