文学と毛鉤

凍
文学と毛鉤って似ているなぁと思いました。すなわち、作者=釣り人、現実=虫、作品=毛鉤、読者=魚 () というワケです。文学作品は必ずしも読者に読まれる必要はありませんが、読者に読まれない作品はその存在を知るのが作者だけなので存在しないも同然です。

続きを読む

流線型のフライリール

流線型のフライリールが存在するのかどうか私はよく知りません。現代的なデザインを強調したリールや、機能美を追求したリールでも基本は円形です。私が唯一思いつく変な形のフライリールといえば、アブのおむすび型リール、Deltaだけです。しかしこれは三角形であり、流線型とは呼べません。
ルアーの世界に目を向けてみるとどうでしょう。現代のベイトキャスティング・リールは流線型が中心ですが、これは私がこれからウダウダ書く文脈とはあまり関係ない気がします。80年代以前に目を向けると流線型のリールは少ないです。私がとっさに思いつくのはpfluegerの2600ぐらいです。それからクローズド・フェイス・リールやスピンキャスト・リールには流線型的なテイストが感じられます。

続きを読む