B <2枚目>

B

B

SUPERCAR






買ったばかりのスパカのアルバム『B』

引き続き2枚目を勢いよく聴きました。

ほぼ初聴きの曲だらけ。

聴いたことのない曲がまだこんなにも。

ワクワクドキドキしながら

ものすごく偏りのあるレビューを書いてみました。





RAINBOWRAIN(StrobolightsB面)
このシングルは3曲。どれもピコピコしたサウンド
この曲は歌詞が1行!ミキちゃんのボーカルが透明で
澄んだ声がとてもきれい。イヤホンすると分かりやすいけど
音が右から左から流れて行きます。

FREE YOUR SOUL(StrobolightsB面)
前曲からのつながりで始まるFREE YOUR SOUL。
このイントロ聴くとドキドキします。始まる〜〜!!みたいな。
ダンサブルなリズムとは裏腹にミキちゃんのだる〜んとした
歌が合わさって不思議ワールドへ突入します。
映画「ピンポン」の挿入歌としても使われていました。
ライブの中でも結構私はお気に入りの曲でした。

WAYDO(YUMEGIWA LAST BOYB面)
宇宙を思わすユメギワのカップリング。
ゆったりナカコーのボーカルが印象的。ピコピコサウンド
多いこの時期、珍しくギター、ドラムでしっかり作られた曲。
でもやっぱり意識は朦朧となります。トリップ注意。

UNIVERSE(AOHARU YOUTHB面)
これこそ別世界というアオハルのカップリングには
デジタル音でアオハルの不思議感を微妙に残しつつ、
ポップなメロディーによって救済されるような感じです。

SORATOBI(RECREATIONB面)
マイナーなギターイントロが始まりドラム、ベースが入る。
ふわぁんとしたナカコーが歌うAメロが終わると別の音が混じり
何かを期待させる。ドキドキさせて終わってしまってしまいました。

Rou(RECREATIONB面)
ドキドキして終わっているためかベースが響く。
何が始まるのか期待。やがてナカコーのゆったりした歌。
終始ペース乱れず。後半にまるで別曲であるかのように
民族楽器のような音が流れる。非常にFAIRWAYっぽかった(笑)

INTERVISSION(BGMB面)
デジタルテレビを思わすBGMのB面はやはりデジタルサウンド
未来都市を連想。「愛・地球博」とかで流れてても違和感ないと思うよ。

HIRAMEKI INSPIRATION(BGMB面)
この曲も未来感漂ってます。TOYOTA NETZのCMでも使われてました。
SUPERCARのメンバーからの熱いラブコールがありKAGAMIさんという
方にリミックスされた曲です。

ANTENNA(LAST SCENEB面)
テクノやデジタル音の多いこの時期に懐かしいギターがやさしい。
解散の意向など何も知らずにリリースされたシングル「ラストシーン」に
含まれたカップリング。温かさを感じる曲に新曲の喜びも混じり
いい曲過ぎて泣けてきます。

SCALE(LAST SCENEB面)
マイナーバラード。壮大な音とナカコーの声が合わさって泣きそうです。
リズムやイメージや形を合わそうとして合わそうとして・・・・。
泣けます。スパカの解散もじわじわ感じ取れる歌詞がまた・・・。

ALIVE(WONDER WORD ep)
アルバムANSWERがリリースされた後にだされたシングルカット。
もう解散決定していた頃なんですね。ファンにとっては複雑です。
メロディーもどこかせつなくて。

VOICE(WONDER WORD ep)
ポップなメロディーとは裏腹に歌詞に含まれたジュンジの叫び?

ROLLIN' ROLLIN'(WONDER WORD ep)
がっしりしたサウンドとスペースの音が混ざった曲。
アルバムを通して聴くと中だるみぃな感じ・・。

FOX, DOGS AND DOVES(WONDER WORD ep)
スーパーカーとしてリリースされた一番最後の曲。
アコースティックなギターが奏でるバラード。
あぁ、終わりなんだな。終わったんだな・・・。


※総合的にスーパーカーは何を歌っているかわからなかった。
ジュンジの哲学的な詩はナカコーあってこそのものだと思っていた。
たとえジュンジが書いた詩通りに歌わずにでたらめ英語を
口ずさんでいたとしても。

スーパーカーの曲は世間的にメガヒットした曲はない。
それでも今のチャートにランクインされた曲よりははるかに名曲で
最高の音楽を私たちに届けてくれていた。

かといってスーパーカーが爆発的にヒットして東京ドームで
ライブをする姿は到底想像つかない。これでよかったのか。

私はスーパーカーと同世代に生まれ育ち、彼らの音楽に出会えた。
これからも彼らの残した曲たちを聴いていくだろう。
そして彼らの音楽に影響された次の世代がいて、もっと違うところから
すばらしい名曲が生まれていくことに期待したい。


※あくまで一個人として書いています。スパカの思い出を振り返って
 あーだったこーだったと回想して楽しんでますので許してください。
 ミキちゃんとかに「分かってない!」とか言われそうな文章ですよね(^^;