ヘイトスピーチ対策法について

最近、ツイッターネトウヨネット右翼)らしきアカウントが次々と凍結されていて、何が起きたんだろう?と思っていたら、どうやら、ヘイトスピーチ対策法の施行に伴って、そういったアカウントが凍結されているようだ。

ちなみに、凍結とは、アカウント使用停止のことである。使用者からすると、運営から一方的にログインできなくされてしまう現象のことだ。

そして、なぜ、私がそれが分かるかと言うと、電子書籍を宣伝するツイッターアカウントを管理しているからだ。宣伝用なので相手の素性は一切関係無しでフォローをしている。この上で、凍結をされると、強制的にフォロー0になるため、こちらとしても、どのアカウントが凍結されているのか分かるわけである。

最初は、フォロワー増殖ツール、つまり、自動的にフォローとリムーブ(フォロー解除)を繰り返すようなプログラムを使っていると凍結の対象になると思っていたのだけど、どうもそうでもないような感じなので、よくよく観察してたら、上記のことが分かってきた。

そうゆうアカウントはたくさんあったので、ツイッターの運営もけっこう大変だろうなぁと思う。

またこれと関連して、この前、桜井誠氏(橋下氏と胸ぐらをつかむ討論をして少し話題になった人)というネトウヨの親玉みないなのが都知事選に出ていたので、なんで出るんだろう?と不思議に思っていたのだけど(というのも、知名度はまあ高いが絶対に当選しないから)、この法律の施行が関係していたのか、とちょっと腑に落ちたのだった。

次にネトウヨネット右翼)が何か、という問題であるが、「偏重なナショナリストで、やたらと政治関連の発言をして、よく人に突っかかるのだが、発言の内容は、誰かの受け売りか、わけの分からない陰謀論が多く、ネトウヨ同士では仲が良いのだが、基本的にまともな議論や会話はできず、普通の人は関わりたくない感じのネットユーザー」と言うと少し分かりやすいかもしれない。

また、俗に言うサヨクは、「偏重なナショナリスト⇒偏重な平和主義者」という感じになる。とにかく、どちらも対話ができなくて、人の話を聞く気がないというのが共通点と言える。

次にヘイトスピーチが何かという問題であるが、これは、「勝手な決め付けが根拠の言いがかりな上に大げさな悪口」と言うと分かりやすいかと思う。これに、加えて差別がある、つまり、出自や国籍だけで相手を決めつけて攻撃的な悪口を言うのがヘイトスピーチだ。「偏重」「対話ができない」「人の話を聞く気がない」という点で、ヘイトスピーチそれ自体、ネトウヨサヨクのネット上の発言と共通点も多い。

ヘイトスピーチに関する私の考えは以下
http://d.hatena.ne.jp/keigossa/20140806/1407295281

ヘイトスピーチ対策法の条文はまだ官報でしか公開されていないが、以下のサイトでいつか全文公開されるはずである。
http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxsearch.cgi