「人々とともに生きていく住居」???

先日今和次郎展にいってきました。http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/12/120114/


開始そうそう魅力的な言葉と出会って、最後まで、というか今現在も頭でもやもやしっぱなしです。

今和次郎は民家という存在に対して、単に保存するべき過去の遺産ではなく、「人々とともに生きていく」存在として、これからの住居がいかにあるべきかという問題意識をつよくもっていた。


自分が目指すべき住宅(の要素)。
多分それは2〜6歳まで住んでた平屋なんだけど。
そんな平屋のどこに魅了されているかというと、それは
   「人々とともに生きていく住居」
ってとこなんだろな。と和次郎展で言語化してもらったわけです。


色々考えたんですけどね。
今のところ具体的にどんな家なんだろ・・・と考えると
・生物同様、時間がたてば「老いる(朽ちる)」こと
・その「老いる(朽ちる)」ことが専門家じゃない人の目で見てわかること
・住居に支障が出た場合、専門家じゃない人でも、手直し出来ること
だと思いました。今のところ。


僕みたいなめんどくさがり屋の素人は、20〜30年経ってもほとんどの建物に、
生理的に"手直ししよう!"と思わせる程の老いを感じられないんです。感じる素人もいるかもしれませんが
幼少期を過ごした平屋には、子供ながら"この老住宅を元気にさせたい"みたいに思えていたんだけど。
単なる「愛着」という言葉でも良いのかもしれませんが
どちらかというとやはり
「人々とともに生きていく住居」であり、「人々とともに老いる住居」
なんだと思う。あくまで仮説の段階ですけど


老いまで含めた住宅を設計するのか
今現在老いている住宅に血を通わせるのか
そういった住宅がどう地域にまちに影響を及ぼしているか、プラスの効果をもたらすのか
ここいらが修士のメインテーマになりそうです



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老い、ともに生きる住宅、愛着、住宅意識、セルフリノベーション、DIY、ホームインスペクター、