ビットとアトムの読書目録 RSSフィード

2014-04-09

[]『ぼくは数式で宇宙の美しさを伝えたい』0445

原題は「THE SPARK」。そして副題「a mother's story of Nurturing Genius」とあります。ストレートですね。

本書は、2歳で自閉症と診断され人とのつながりを失いつつあった少年、ジェイコブ・バーネット君が、天文学との出会いから内なる才能を開花させるドキュメントです。

7年飛び級して9歳で大学に入学とか、12歳で論文の著者となりPhDをめざすとか、それだけでも信じがたいのですが、「16歳になっても靴ひもも自分では結べない」とまで言われたジェイコブ君は13歳でTEDの講演までこなしている!

原題の通り、その才能が目覚めていくさまはまさにSPARKそのもの。感動さえ覚えます。

しかし、その過程は紆余曲折。通常のカウンセリングプログラムでは発達障害の改善でしかないところを、ジェイコブ君の才能の片鱗を信じ、普通のこどもとしての経験も積ませたいと願う母親とその周囲のサポートが、奇跡的な才能の発現を呼んだとしか思えません。

著者はそのジェイコブ君の母親クリスティンさんです。自らの決断と行動力で、「今すべきこと」をジェイコブ君に与え、そのの才能を開花させていく姿は、まさにアメリカの母(?)という感じです。そのノウハウを同じ悩みを抱える自閉症の子供たちのために「ボランティア」というかたちでシェアしている姿も素晴らしい。

本書は自閉症という心の病を通じたストーリーになっていますが、もちろん健常な人にとってもクリスティンさんの取った方法、すなわちこども本人が興味をもった分野を惜しみなく伸ばしてあげる、というやり方は重要だと思います。人間あらゆる分野に精通するなんてことがそうそうあるわけではありません。むしろ、興味をもったらとことんのめり込むのが当たり前。特にこどもにとってはそうです。

なず、その片鱗に触れてみたければ「jacob barnett」をYoutubeで検索してみてください。とにかく驚愕の才能です。ジェイコブ君がこの先どうなるか、楽しみでなりません。

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2014-03-25

[][]『氷川清話 付勝海舟伝』0444

晩年の勝海舟=勝安芳伯爵新聞記者がインタビューしたものが本書です。

現代語訳されていて読みやすく、まるで明治の時代にタイムスリップして時事放談を聴いているようです。

内容的には『それからの海舟』で予習済みだったのですが、本人の言葉で語られる幕末明治のなんといきいきとしていることか。半藤氏のいう「ホラ話」がたぶんに含まれていると思って警戒しながら読んだのですが(笑)、そんな必要は全い面白い読み物でした。

反対勢力である薩摩長州の人々と交流し、フランスロシアイギリスと裏交渉し、徳川家存続のための工作を重ねている姿は、動乱の時代を知略で乗り切る政治家の姿そのものです。そして明治になってからも、表に裏にいろいろやっている。まさにフィクサーという感じです。本書は、そんな人物の晩年の言いたい放題の自慢話といえますね。

でも特筆しておきたいのは、勝海舟の立ち位地が常に人民のため何が最善かという点にあったということです。巻末に収録されている「勝海舟伝」でも海舟を「私」よりも「公」に依って行動した人物、と評しているように、それは幕末の行動から徳川主従の世話、そして日清戦争への批判へと繋がっています。勝海舟という人は、幕末明治という時代において相当の変わり者というか、近代人だったんだと思います。

それにしても気になるのは福沢諭吉との関係。咸臨丸で一緒に米国にいっているのに、その後は福沢先生は一貫して勝海舟を批判しています。勝海舟贔屓になりつつある塾員としては微妙なところです。

この辺りの事情をもっと知りたいと思いました。

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2014-03-23

[]『それからの海舟 (ちくま文庫)』0443

江戸っ子である著者による江戸っ子勝っぁん愛の1冊。

西軍嫌いの徳川贔屓の立場を鮮明にして幕末維新明治を語っています。

一般的には江戸城無血開城で歴史から退場してしまい、小説や時代劇で勝海舟が描かれるとどうしても脇役という感じになりますが、

なかなか波瀾万丈で主人公にしてもめっぽう面白いと思います。

本書は相当に偏った視点から描かれていますので、これを歴史と捉えるとどうかと思いますが、

革命で頭に血が上った時代において、勝海舟は国家統合や外交という視点にたって冷静に対処したことがわかります。

本書を読むと、海舟の「それから」は、徳川家のお守りみたいなものだったことがわかります。

徳川慶喜の助命、都落ちから家臣八万人の静岡移住の実務を取り仕切り、その後は名誉回復に努めていきます。

それと同時に、再三明治政府から呼び出されて国事にも関わっていくことになりますが、本書では拒みながらも仕方がなくというスタンスで描かれています。

結局、海軍卿そして伯爵にまでなってしまうので本当に「拒みきれずに」なのかどうかは疑問ではありますね。本人の言ではそうかもしれませんが、そのあたりが福沢諭吉から批判されているのでしょう。

とにかく勝海舟という人物を知るにはとても面白い本でした。

次に読むのはもちろん『氷川清話』です。子母沢寛の『勝海舟』も読まなければいけませんね。

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2014-03-16

[]『ゴミ情報の海から宝石を見つけ出す これからのソーシャルメディア航海術』0442

ソーシャルメディアを中心としたメディアとの接し方についての津田マガのQ&Aコーナーをピックアップして書籍化したものだそうです。

メルマガをとっていないのでとても参考になりました。

ソーシャルメディアとの距離感に迷っている人にはとても役に立つノウハウが詰まっているので価値ある1冊といえると思います。

結局は情報の信頼性を確認するのは自分の知識や行動なので、本を読む、人に話を聞く、ここに集約されていくわけです。そのためのツールとしてもソーシャルメディアを活用すべし、ということでしょう。

それと、巻末のドワンゴ川上量生氏との対談。川上氏のキャラクターはいつも通りだけど、津田さんの政治への関わり方をしつこく聞いているのとてもよかった。ポリタスも面白かったし、その運営資金だとすればメルマガにお金を払ってもいいかな、と思えました。

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2014-03-09

[]『定本 黒部の山賊 アルプスの怪』0441


永らく入手困難だった山岳の名著が「定本」として再発売されました。いままで三俣小屋にいかないと入手できないと言われてきましたからね。ヤマケイGJです。

著者は三俣小屋や雲の平小屋のオーナー、そして「伊藤新道」でも有名な伊藤正一さん。

戦後すぐの時代に三俣小屋を購入してから60年山にかかわり、いまだにお元気でいられるようです。

本書が舞台とする黒部源流の山々は私も学生時代から一時毎年のように訪れていた思い出深い場所です。高い山と深い谷に隔てられた北アルプスの最深部に位置していて、その地に立つと本当に下界から離れた山の世界に来たんだなあと特別な気持になれる場所でした。

本書が描いているのは、その地で私が逍遙していた20数年前からさらに30年くらい前。山賊と呼ばれるような居付きの職猟師がいて、クマ、タヌキ、カモシカウサギなど獲って暮らし、そこここに化け物の影が蠢いていた時代です。伊藤さんの語るそんな人々や自然にワクワクしないわけがありません。ましてや自分も知っている場所が舞台なんですから。

黒部川の薬師沢出合を本書では「カベッケヶ原」と読んで、化け物の出る場所。そして遭難者が「呼ばれる場所」と言っています。解説で高桑さんも書いていますが、私も「カベッケヶ原」は河原ではなくてもう一つ上の台地だと思っていました。このあたりの話、河童や化け物がリアルに息づいていた時代が、じつはそう遠い昔の話ではなく書かれている、のも本書の魅力の一つになっていると思います。

こんな素晴らしい本が何十年も一部の人にしか読まれていなかったとは、なんてもったいない!こうしてメジャー刊行されたからには一人でも多く読んで欲しいと思います。

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2014-03-02

[]『ジェフ・ベゾス 果てなき野望 アマゾンを創った無敵の奇才経営者』0440

Amazonのタコ社長じゃなかった、カリスマCEOであるジェフ・ベゾスの評伝。

ヘッジファンドから独立して、

自転車操業のような黎明期からあっというまに世界市場を席捲して行くスピード感は圧巻です。

米国のIT起業家としてのし上がっていく様は、スティーブ・ジョブズビル・ゲイツと同じような才気を感じます。

そして当然ながら急成長する企業にありがちなブラックぶりも本書は余すところなく描いています。

とにかく必要に迫られて事業を拡大し、買収し、人材を引き抜いていきますが、

ベゾスの強烈な個性についていければよし、ついて行けないものは自ら去り、無能と見なされたものは情け容赦なく切り捨てる。

同じように成長していくライバルであるGoogleに対して人材流出がとまらない、というのもわかるような気がします。

ワークライフバランスは禁句....面接で言おうものならサヨウナラだそうです。

とりあえず、働きたくない企業No.1決定ですね!

市場を取りに行くときのライバル企業への攻撃もタブーなき焦土作戦のオンパレード。

法律の抜け穴を探して他社を出し抜く奇策を多用している感じです。法務部門は大変そうですね。

私のいる職場もAmazonとはガチで競合しているので.......いろいろ参考になります(笑)

全体として、ジョブズの評伝を読む時のようなワクワク感がないのはなぜなんだろうと考えたんですが、

やっぱりAppleが生み出す新しいモノやサービスには夢やヴィジョンがあるのに対して、

Amazonはやはり小売り業なので、拡大することが至上命題になっているから、なんでしょうかね。

ご同業の楽天とおなじ匂いを感じてしまいます。実体としてAppleも相当黒いので印象だけかもしれませんけど。

ともあれ、謎の存在だったベゾス氏についていろいろわかってよかったです。

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2014-02-25

[]『ロングトレイルを歩く 自然がぼくの学校だった』0439

2013年5月に亡くなった、日本のトレッキングの父ともいえる加藤さんの小品。実質的にこれが遺作になるのでしょうか?

加藤さんはジョン・ミューアを日本に紹介し、ジョン・ミューア・トレイルやアパラチアン・トレイルを実際に踏破し、そして日本でも信越トレイルなど魅力的なロングトレイルの整備に力を注いだ偉大な人。本書はALSで起きることもできなくなるなかでまとめられたそうです。最後のメッセージとでも呼べるような、とてもやさしい語り口が印象的です。

実は私も加藤さんの本を読むのは本書が初めてです。ウィッシュリストには沢山登録してあるんですが、やっと読んだのが逝去されたあとになったのは残念です。

もう新しい本が書かれることはありませんが、加藤さんの残したトレイルは受け継がれていきます。

本書を入口にして、多くの若い人たちが加藤さんの多くの著作に触れて、そして実際にトレイルに出ていくようになればいいですね。

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2014-01-28

[]『暗号解読』0438


かなり前に『フェルマーの最終定理』を読んで著者の作品の面白さには触れていましたので、本書も読むのを楽しみにしていました。できれば電子書籍で読みたいと思って、長い間電子化を待っていましたがなかなか出ず、ついに我慢しきれず紙の本で読みました。

暗号」という秘密を扱う技術についての、歴史と人間のドラマと言ったらいいのでしょうか?

とにかく暗号は、戦争や陰謀に直接関わり、しかもその裏側で蠢く権謀術数という後ろ暗い部分に結びついているので、その歴史を記述することは歴史の裏表を描くことでもあります。

本書はスコットランド女王メアリーの最期に関わる暗号、ルイ14世の大暗号鉄仮面など血なまぐさい歴史のドラマから始まって、ヴィジュネル暗号VSチャールズ・バベッジドイツエニグマ解読を巡るアラン・チューリングの物語、と進んでいきます。

古代から現代に至るまで、秘密の通信を行うための暗号は、常に秘密を解き明かそうとする暗号解読者によって破られてきました。上記のようなエピソードで「読ませ」ながら、その暗号アルゴリズムを判り易く解説し、そして解読者がどんなひらめきから「解読不能」とされてきた暗号を解き明かしてきたのかがドラマチックに描かれています。

後半は、第2次世界大戦中にアメリカが使用したナヴァホ暗号から始まり、ロゼッタストーン線文字Bなどの古代言語が暗号解読と同じテクニックで解読されたエピソードを経て、DES、RSAPGPといった現代の暗号に話は進んでいきます。ここまでくると暗号は完全に数学の世界になって、解説を読んでもどこまでわかっているんだかわからない状態です。エピソードも解読よりも作成者にスポットが当たっていきます。

現代の暗号は、鍵の受け渡し問題を解決した公開鍵ー秘密鍵システムになっていますが、いままで知ったつもりでいたことが、本書でその「発見」の過程を読むことで初めて正しく理解できたように思います!

それにしてもこのサイモン・シン著、青木薫訳という組み合わせは最強ですね。本当にクオリティが高い。もっと読みたいです。

訳者あとがきで、青木さんがオリジナルに掲載されていた懸賞暗号を解読チームを作って解いている過程まで載っていて、グリコのおまけ状態の面白さになっていますね。

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2014-01-07

[][]『雪崩リスク軽減の手引き―山岳ユーザーのための』0437


雪山で遊ぶ人なら誰でも知っておくべき雪崩に関する最低限の知識を、簡潔に判り易くまとめた素晴らしい本だと思います。

リスクとハザードの違い、雪崩のメカニズム、雪崩の要素としての地形、積雪、気象、行動を中心に、捜索や救助にも触れています。個々のテーマに関してはより詳しい本もありますが、全体が見渡し易くて概念を理解しやすいので、とにかく入門編としては最適です。ここを出発点にしてさらに知識を深めていけばよいのではないでしょうか?

もちろん雪山のリスクは雪崩ばかりではありません。本書を読んだだけでOKとならないのは当然です。でも本書にもあるように、経験に頼らないデータに基づく気象判断と積雪評価が場合によっては生死をわけることになるので、この分野への投資は足りるということはありません。一家に一冊、マストです。

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2014-01-05

[]『獣の奏者 外伝 刹那』0436

本シリーズを読んでからしばらく経っていますが、コミック版も刊行されていて再読中みたいな感覚でした。そんな時に本書が電子化されたのが実にタイムリーでした。

本書はまさに外伝というのにふさわしい作品です。

主要な登場人物の「愛」にまつわる短編を収録していますが、あの人のあの頃はどうだったんだろう?という読者の妄想に答えてくれる贅沢なプレゼントをもらったような気分です。

私としては、エサル師のエピソードを描いた「秘め事」が外伝っぽくて良かったかな。

2巻と3巻の間の出来事を書いた「刹那」もいいけど、本編に近すぎて。

やはり外伝は本編とは別物だと思います。本編との適度な距離感があると、読んでよかったという気分になりますね。そいう意味では、本作のちょっと大人な雰囲気はグッドです。

もうこれで本当に『獣の奏者』も終わりなんですね。

っと、まだアニメを見てなかった!

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2013-12-23

[]『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ〔新訳版〕』0435


ル・カレの世界を堪能させていただきました!

荒木飛呂彦風にいうならば、男が泣ける、男の悲哀を感じさせるサスペンス、というところでしょうか。★5つでは足りません!

実は、紙の本で積ん読数年。その間に新訳が出て、電子化されて、やっと読みました!何でもっと早く読まなかったんだろう?

まあ、確かに本をパラパラっとめくった時に感じる重苦しいオーラに、つい本棚に戻してしまう、ということを繰り返していました。

電子書籍にはその拒絶感がありませんね(笑)。

内容に関しては随所で語り尽くされていますが、とにかく暗く,重く、緻密でスリリング。

組織に潜む2重スパイを捜し出すことを命じられた、老いた元諜報部員スマイリー。

彼とその仲間たちが、ひたすら資料と聞き込みで真実に迫っていく姿が、この長い小説を通じて全く緩むことのない緊張感を持続させます。

派手なアクションはほぼありませんが、なにより人物描写がすばらしい。特に、弱さも見せながらも冷徹なプロフェッショナルを貫くスマイリーの造形は完璧です。

そして縦横に張り巡らされた伏線。1回読んだだけでは、話のつながりを理解できない部分も多々あって、ちょっとモヤモヤしますけど。なんたって最大の伏線はタイトルですから。

ところで某所のレビューでは、新訳がヒドいと話題ですが....

新訳はとにかく読みやすいので、どうせ何度も読むなら入口としては良いのではないでしょうか?

最後の部分を旧訳と並べて読み比べましたが、確かに旧訳のほうが「雰囲気」はあります。次は旧訳を読んでみようと思います。

その前に映画!ですね。『裏切りのサーカス』という残念な邦題になっていますが、評判は素晴らしく高いので見ないわけにはいきません。トレイラーをみると、もうスーツなオヤジばかりで渋すぎます。

というわけで長い積ん読を後悔しながら、3部作の残り『スクールボーイ閣下』『スマイリーと仲間たち』もあせらず読んでいこうと思います。

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2013-12-18

[]『ジヴェルニーの食卓[電子特別版]』0434

モネマティス、ドガ、セザンヌ

あの絵が描かれたシーンってどんなだったんだろう?という空想が、美しいフィクションに昇華していて素晴らしい!

絵そのものがテーマの小説ってそんなにないので、美術好きにはたまりません。

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2013-12-17

[]『日輪の遺産』0433

終戦に際しての、架空の(?)秘宝をめぐるドラマ。

現在と終戦時という二つの時間軸で話は進みます。

同時に、さまざまな登場人物の視点が複合的に描かれてストーリーの厚みを感じさせます。

GHQ側の視点でも話は進みますが、

マッカーサーってそんな人だったのか?という大いなる疑義が心に湧き上がってとても落ち着かない気分にさせられます。

ありそうな気もする、ってところがロマンなのでしょうね。

でも、やはり少女たちの運命の扱いが.....自分にとってはちょっと痛かったです。

映画は未見なのですが、そこがどう扱われているのかも気になりました。

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2013-12-16

[]『信念 東浦奈良男 一万日連続登山への挑戦』0432

1万日連続して登山続ける。目標を立てること自体が想像を絶する。

そして実践。

雨が降っても、車にはねられても、オペル冒険大賞の授賞式に出席するために上京するときにも、どんなに低くても一日一山を26年のぼり続け、それを膨大な日記に残した。

これはもはや趣味ではなくて人生をかけた「行」だ。

小さな「行」を積み上げて、奈良男さんは聖者になったんだと思う。

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2013-12-15

[]『千里眼 完全版 クラシックシリーズ1』0431

言わずと知れた大ヒット作。臨床心理士にして元自衛隊F-15パイロットというヒロインが、

日本の支配をもくろむカルト教団と対決するシリーズ第一作(の改稿版)。

序盤のつかみも良し、後半の怒涛のアクションにも度肝を抜かれます。

ありえねー、と叫ぶこと数度ですが、そんなことは忘れて楽しむのが乙。

教訓:大風呂敷は広げたもの勝ち。

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2013-12-14

[]『万能鑑定士Qの事件簿 IX』0430

ついに映画化!綾瀬はるか主演!

ますますメジャーになりますね。

映画化されるのがこの9巻のエピソードということで、5巻に続けて読みました。(フランスつながりで)

相変わらず序盤から中盤、つまり莉子がその才能をいかんなく発揮して人々に認められていく過程は抜群に面白いです。

しかも今回はルーブル学芸員相手だし。

謎解きの「そ、そんなぁ(゚ロ゚;)エェッ!?」も相変わらずですが、そこも含めて楽しめます(笑)

映画ではどう演出するんだろう?

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2013-12-13

[]『蹴りたい背中』0429

オサーンになってしまうとリアルに感じることは難しいけど、たしかにこういう自意識のかたまりみたいな時期もあったような。

思い出すとこそばゆい。

このストーリーに反発を覚える人の気持ちもわかる気がする。

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2013-12-11

[]『すずちゃんの鎌倉さんぽ―海街diary』0428

というわけで、本書を携えて鎌倉にいってしまいましたよ。

本書自体鎌倉のガイドと、『海街diary』『ラヴァーズ・キス』のシーン解説を兼ねたような本でしたが、かなり判り易くて参考になりました。

本書と『海街diary』のおかげで、何気ない坂道や路地、そして江の電の駅をわくわくしながら楽しめました。

これまでの観光とはひと味違う鎌倉を味わうことができてラッキー!

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2013-12-10

[]『海街diary 1 蝉時雨のやむ頃』0427

数十年ぶり(!)に吉田秋生作品を読みました。

こんな絵だったっけ?というのは置いておいて(笑)、

離婚や死別といった家族をめぐる重いテーマを、軽く、明るく、面白く描いています。それでいて深い。

素晴らしい作品に出会えました。

主人公が4姉妹というのもいいですね。

家族それぞれの事情が複雑なストーリーとして絡み合って、物語に厚みがあります。上質な家族ドラマを見ているよう。

ちょっと出来過ぎなくらい絶妙に交錯する登場人物たちの日常に、鎌倉という「場所」がリアリティを与えてくれています。

そう、やっぱり鎌倉という土地があってこその物語なんですよね。久々に訪ねてみたくなりました。

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2013-12-09

[]『荒木飛呂彦の超偏愛! 映画の掟』0426

偏愛というと独善的な感じがしますが、本書は荒木氏流の「映画の見方」といえるんじゃないでしょうか?

自分はこの映画をこう観る、というのを延々と熱く語っているわけですが、まったく押し付けがましくないところがいいです。マンガの参考にするために長年研究した成果ともいえるでしょう。

前作はホラーでしたが、本書のテーマはサスペンス。

有名作も無名作もTVドラマもアニメもあり、というところが荒木氏らしくて楽しいです。

良い映画の判断基準に「泣ける」が入っているのがイイ。

そしてなにより、あのメインキャラのモデルがクリント・イーストウッドだという事実を明かしていて、しかもイーストウッドにあった時にジョジョ立ちをしてもらったというエピソードまで披露しています。

読んでいると、映画が観たくなってウズウズしてきます。ホラーよりは取り付き易いので、まずは『96時間』あたりから観てみようかと思っています。

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