出口戦略?日本はまだ入口にも入っていない。

日経新聞のエコノミクストレンド若田部昌澄早大教授が『大恐慌再来 防ぎ切ったか』と書いている。

FRBの非伝統的政策を分析した「大脱出?」論文も引用している。
また量的緩和政策を効果があったと結論づけた、関西大学の本多佑三教授も引用している。


大恐慌時は1936年にFRBがインフレを恐れ所要準備率を2倍にする引き締めた。
ルーズベルト大統領とモーゲンソー財務長官も経済が回復したとして財政再建を進めた。
その結果不況になったと引用している。

出口戦略はまだ早いというクルーグマンの認識と共通である。


そして大恐慌時と今回の物価水準を比較している。
アメリカは確かに物価上昇率はプラスであり低位で安定しているが、日本はリーマンショック以降右下がりである。

日本はまだ入口にも入っていないのである…
クルーグマンに"BOJ is not Fed"と叫びたい